実在の人物をモデルとした、甘美なメロディに彩られたチレアの傑作。ルクヴルールをダニエラ・デッシー、ブイヨン公妃をオルガ・ボロディナという願ってもないキャストによる、豪華絢爛な舞台。
家庭用となったアーケード用格闘ゲームの追加音楽と登場キャラ二人のテーマ・ソングを収録。テーマ・ソング2曲は格闘ゲームらしいバリバリのハード・ロック調の曲だが、家庭用はストーリー部分が追加されたためか意外にもバトル風の曲は僅かで、状況BGM的な曲が多い。
旧約聖書の「出エジプト記」を題材とした、ロッシーニ後期のオペラ・セリア。最も気宇壮大な大作として知られる演目で、充実した歌手を得て披露されたフランス語のグランドオペラとして、ファンには見逃せない重厚な作品だ。
ボブをはじめ豪華な参加メンバーにキャリア30年の足跡が見える。「TEEN TOWN」「KURU」はジャコへの意識の端的な表われ。演奏や音色、節回しにもそれを感じるが、ジャコやマーカスの影響を語るのは無意味で、櫻井自身の手で蓄積してきた血肉が結実している。「TEEN TOWN」やドナ・リーがモチーフに聴こえる!? 自作「BRIGHT MOMENTS」が楽しい。
エリック・クラプトン、スティーヴ・ガッドらが1997年に結成した幻のグループ、レジェンズ。彼らがモントルーで披露したセッションの模様をパッケージ化する。クラプトンの楽曲「いとしのレイラ」など、名曲が並ぶ。
強欲都市ヴェルゼンハイムをわが物顔で支配する一族、その名もーマスケイン一家は一夜にして滅んだ。“マスケイン一家の暴児”として恐れられていたディクセリオ、通称ディックは死んだはずだったが、時空を超越する存在となり、都市を渡り歩いていた。なんの目的で、なにを為すために?ここで為すことがなにに繋がるのか。イグナシス。リグザリオ。二者の対立の中で、この不可思議な物語の中で、ディックは復讐を渇望する。そして、ディックは学園都市ツェルニに立っていたー。『鋼殻のレギオス』本編と前史『レジェンド・オブ・レギオス』シリーズを縦横に活躍する、謎の男ディクセリオ・マスケイン。彼の謎を明らかにすることは、レギオス世界全体の謎の解明につながるー。増殖する“レギオス・ワールド”の決定版となるバイオレンス・ファンタジー第二弾。
タイトルと装丁からは想像できない、執念すら感じさせる復刻アーカイヴ。ディスク1冒頭の1928年録音を皮切りに、多数の初CD化を含む60年代〜21世紀までの名演がずらり。ぎっしりと文章が詰め込まれたブックレットも凄味満点。日本の現場でジャズを聴いてきた人は、ぜひ持っていたい内容。★
プレスティッジに育てられたといっても過言ではないほど、同レーベルに初期の重要作を残したマクリーン。荒削りな部分もありながら、貪欲に自らのアルト・サウンドを追求したニューヨーカーの名演を集めたベスト盤。