本書では、植物細胞のオルガネラのダイナミックな世界を、それぞれの分野の最先端で活躍している研究者に描いてもらった。動物細胞や酵母細胞ではみえてこない細胞の全能性やオルガネラの分化・多様性は、生命現象を分子レベルで語るための鍵を与えてくれる研究対象となることはまちがいない。
豊富なデータをもとにチームの多様性と独創性の関係を分析。独創的な個人がいなくともマネジメントによりチームが独創性を生み出すことが明らかになった。経営学の教科書としても好適である。
グローバル企業経営者は、何を考え、何を変え、そして今、何を目指すか。
地球の将来、そして人類の未来を決める正念場はつづく。わたしたち人間も他のいきものとのつながりのなかで生きています。
この本の主題である生物多様性ほど、今日人類に差し迫った科学的問題を想像することはできない。生物多様性は進化の中でどのように育まれてきたのか。なぜ人類にとって決定的な意味をもつのか。どうすれば守ることができるのか。ウィルソン博士は豊富な体験と驚嘆すべき博識にもとづいて情熱的に説きあかしていく。「生物多様性」を地球環境問題のキーワードにした名著。
下巻には第三部「人間の影響」を収めた。いま人間の活動によって、どれほどの生物が絶滅の淵に追いやられているのか。生物多様性という資源には、人間にとってどのような価値が潜んでいるのか。ウィルソン博士はこれらのことを豊かな具体例をあげて明らかにした上で、世界の生物多様性を守るための方策を明確に示し、地球環境のための新しい倫理を提唱する。
・薬理遺伝学検査は、薬物応答に関して生殖細胞系列の遺伝情報を扱う検査(遺伝学的検査)と定義され、日常診療で有用な検査である。
・本特集ではまず、当該研究分野における最新の情報について、がん化学療法、精神疾患治療、薬疹などの重症副作用の領域に焦点を当て、記述していただく。
・さらに、現状では臨床導入が限定的である薬理遺伝学検査の社会実装を推進するための、検査結果の返却に関するプロセスを含むゲノム医療体制の構築の現況について紹介していただく。
■ 診療における薬理遺伝学検査の社会実装に向けて
・はじめに
・がん化学療法におけるファーマコゲノミクスーー薬物代謝酵素の遺伝子多型にフォーカスして
〔key word〕ファーマコゲノミクス(PGx)、がん化学療法、薬物代謝酵素、遺伝子多型
・精神科領域の薬理遺伝学
〔key word〕Precision medicine、ヒト白血球抗原(HLA)、cytochrome P-450(CYP)、臨床的有用性
・HLA検査による重篤副作用の回避
〔key word〕ヒト白血球抗原(HLA)、重症薬疹、ジェノタイピング、特異体質性副作用(IDR)
・一般住民を対象としたゲノムコホート研究参加者への薬理遺伝学検査の情報回付
〔key word〕遺伝情報回付、薬理遺伝学検査、アミノグリコシド誘発性難聴
・院内における薬理遺伝学検査の体制構築に向けた取り組み
〔key word〕薬理遺伝学検査、電子カルテ、リアルワールドデータ、検体検査の品質・精度の確保
・日本臨床薬理学会「診療における薬理遺伝学検査の運用に関する提言」
〔key word〕薬理遺伝学検査、UGT1A1、NUDT15、ABCG2、包括同意
●TOPICS
病理学
・センチメートル規模の視野をマイクロメートルレベルの空間分解能でワンショット観察可能なトランススケールスコープ
脳神経外科学
・機械的脳血栓回収療法の最前線ーー急性期脳梗塞に対する血管内治療適応拡大
●連載
人工臓器の最前線
・12.肝機能代替のための多様なアプローチ:現状と課題
〔key word〕肝不全、機能代替、肝再生、生体組織工学
医療AI技術の現在と未来ーーできること・できそうなこと・できないこと
・7.医療AI・機械学習技術のシークエンスデータ解析への応用
〔key word〕シークエンスデータ、次世代シークエンサー(NGS)、人工知能(AI)、機械学習(ML)、深層学習(DL)
医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識
・はじめに
医師の働き方改革・労働負荷軽減、病院の経営改革に資するICT技術
・1.病院運営をデータ利活用で最適化する
〔key word〕ビッグデータ、病院運営管理ツール、AI開発、電子カルテ、徳州会メディカルデータベース
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・9.アフリカにおけるポジティブ・デビエンス
●書評
・『乳癌診療state of the art 科学に基づく最新診療』(戸井雅和 編)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
「緑の革命」に代表されるモノカルチャーが如何に人間と自然の共生を可能にする生産基盤を破壊しているか。生物多様性の原理をもう一度回復する必要性を実証的に説き明かし、エコロジーの原点を確立する
本シリーズでは、日本で植物の種多様性の研究に携わって、世界に伍した成果をあげつつある活動的な研究者が、自分自身の研究成果を軸に、当該領域の研究の現状のとりまとめと将来の展望を整理する総説をもので、それらを集成することをめざした。本巻では植物の種多様性の現在における地球規模の広がりを、植物相の研究を軸にまとめている。
植物を対象とした多様性研究を現時点で総括し、全体像を概観するシリーズ。第3巻では地球上における多様な生物の生きざまを、種を軸に、いろいろなレベルの生き物を対象として解析する課題をまとめ、それらを集成している。