生きる術がここにある。幾つになっても明日は未知ー。「二十四節気」が教えてくれる、人生のより深い味わい方。
ーーそれは、永久の別れなのか。
《天子》の襲来からスラガヤを護り抜いた末、《銀紋》の力を使い果たした二人。肉体は限界を迎え、《貪食の君》は深き眠りに就く。もう一度クロアを抱きしめたいという、淡く切なる願いと共に。
独り取り残されたクロアは、朽ち滅びた地下街エルラムで、《銀紋》を持たない謎の集団に囚われていた。一方スラガヤでは、クロアを聖女の再来と謳うリリアン教が街の変革に動き出す。滅び行く世界の歩みは、もはや止める術もない。
しかし二人に待ち受ける過酷な運命は、古き二つの記憶を呼び起こす。かつて一人の青年が手にした幸福と悔恨、一人の少女が残した想いと希望。その果てに、三百年の月日を超えた一つの奇蹟が蘇る。
異形なる恋物語、その結末は。
1:おあかさん
2:パパはママが好き
3:ママのそばで
4:四季の歌
5:翼をください
6:風がはこぶもの
7:真夜中のギター
8:夜明けの歌
9:切手のないおくりもの
10:若者たち
11:今日の日はさようなら
12:あのすばらしい愛をもう一度
13:アフトンの流れ
14:思い出のグリーングラス
15:エーデルワイス
16:なつかしき愛の歌
17:花の季節
18:娘さん
19:逃げた小鳥
20:野ばら
21:小さな木の実
22:モスクワ郊外の夕べ
23:すずらん
24:泉のほとり
25:ともしび
26:聖らに星すむ今宵
27:荒れ野にみ使い
28:もろびとこぞりて
29:いざもろとも
30:アベマリア
31:ほたるこい
32:ふるさと
33:雪の降る町を
34:秋はシャム猫のように
35:から松
36:荒城の月
37:ひつじ
38:忘れな草
39:風になりたい
40:時無草
〈小さな器に、沢山の旬が盛られた点心。お客様に目で見て味わって頂きましょう〉
〈茶会はもちろん、ご自宅にお客様を招いた際のおもてなしにもお薦めです〉
月釜などの茶会はもちろんですが、若い方や初心者の方が茶事をする際に、点心でおもてなしをする方も多いようです。ちょっとした虫やしないとはいえ、決して手抜きをしているわけではない点心。作り方はもちろんのこと、懐石との違いや器の使い方、美しい盛り付け方など、季節の食材や器を通して一年間連載します。今月の点心は、雛祭を献立に取り入れました。また季節の食材は赤貝、浅草海苔、和布、沢煮椀を取りあげます。
シュルレアリスム研究の第一人者が書くとびきり優雅で豪奢な映画エッセイ集!『映画の一季節』に、新たにカルト・ムーヴィー『狩人の夜』へのオマージュ、フェリーニ、ゴダール、タルコフスキー、アンゲロプロスの名作、ラオール・ウォルシュ、ブニュエル、オーソン・ウェルズ追悼などを大幅加筆!増補決定版。
新型コロナウイルスの影響もあり、人混みを避けてキャピングや山歩き、釣りなど、野外での活動を好む人たちが増えています。また、生活の場そのものを自然豊かな環境に移す人も少なくありません。そうした新・自然派人間のために、野遊び作家が旧暦の七十二候にちなんだ野草の楽しみ方を紹介します。人間の生活にとって何らかの役に立つ植物を「有用植物」といいます。著者はこの数十年間、主として植物の有用性の普及をテーマとした著作活動を続けてきました。日本には「七十二候」という自然の移り変わりを細やかに表現した素晴らしい暦があります。この「七十二候」と筆者の守備範囲である有用植物とを噛み合わせたのが本書です。巻末には「七十二候の野草を楽しむ基礎知識」を掲載しています。
切り絵作家大橋忍の美しい切り絵が季節を通して楽しめる大人の手帖です。
「眺めているだけでも楽しく美しい」「切り絵としても楽しめる」そんな毎日がときめく手帖です。
切っても楽しめる切り絵の図案は、切っても切らなくても、美しい切り絵を楽しめる仕組みになっています。
切り絵をする際に手帳からページを切り外す必要がなく、その後も手帖上で切り絵を楽しめます。図案の下にカッターマットをはさんで切っていくことで、用意された背景と共に絵柄が浮かび上がる仕掛けです。
注目の版画家アオヤマヤスコさんによる、消しゴム版画の図案集
消しゴム版画のきほんの彫り方、刷り方を丁寧に解説します
消しゴムで作られたとは思えない、美しく繊細な版画で人気のアオヤマヤスコさん。
これまでの消しゴムはんこのイメージを変える、
複数の版を重ねた、奥行きのある多色刷りの表現を紹介します。
消しゴム版画の基本と、版画ならではの刷りのテクニック・アイデアも解説。
個展やウェブで発表した人気の図案に加えて、描きおろし図案も多数収録!
花や植物、文鳥やツバメなどの小鳥をはじめとする動物など、
年賀状やカードに使いやすい季節の図案を集めました。
初心者でも作りやすいミニモチーフと、
それだけでビジュアルが完成する一枚絵のモチーフを掲載しています。
アオヤマヤスコさんの作品集としても楽しめる、
消しゴム版画の魅力がつまった一冊です。
〈著者プロフィール〉
アオヤマヤスコ
消しゴム版画作家
2006年より消しゴムはんこの制作活動を開始。2010年に多色刷り消しゴム版画の制作を開始する。
日々目にするもののなかで美しいと思ったものや、感じた美しさを別のモチーフや模様に置き換
えて描き、層に分け版画用消しゴムに彫っている。夜、朝、水、木のある風景・鳥を好んで作品
のモチーフにしている。個展やTwitter(@nijinoink)にて作品を公開中。
もくじ
消しゴム版画のきほん
練習帖1ミニモチーフ
練習帖2一枚絵
★コピーして使える図案つき★
武蔵の国の里山巡り第二弾! 埼玉の桜名所約60か所を網羅。
埼玉県の魅力である里山歩き、低山ハイクのガイドブック「埼玉絶景散歩」の第二弾。第二弾の特集は一度は歩きたい埼玉の桜名所を網羅。四季折々の「花」めぐりが楽しい長瀞町、初夏に注目の嵐山町のあじさい寺のほか、行田市、羽生市、ときがわ町の散歩プラン、年に1度の新春越生七福神めぐりの楽しみ方も。ハイキングレポートは里山から低山、埼玉の名山「両神山」まで、歩く楽しみが満載です。
・臘梅、桜、ハナビシソウ、青モミジ、秋の七草… 長瀞町の花めぐり。
・桜、あじさい寺、里山の山野草、城跡のヤマユリ 嵐山町の花めぐり。
・埼玉桜散歩 千本桜・里山・城址・湖畔・寺院・公園・桜堤
埼玉の名所を歩く
・さきたま古墳と忍城をめぐる歴史散歩
・田園風景と水郷公園、そして農産物と鬼平という1日
・木の里・ときがわ町の古刹、古社と巨木をめぐる
・いつかは参加したい新春武蔵越生七福神めぐり
里山と低山を楽しむ
・天覧山と多峯主山を歩き、吾妻峡から飯能河原へ至る超低山コース
・関八州見晴台と不動三滝をめぐる高山不動コース
・日和田山と物見山に登り、五常の滝に立ち寄る絶景低山コース
・宝登山の山並みをのんびり歩く長瀞アルプス万福寺コース
・秩父の最奥部に座す両神山、古からの信仰が残る表参道ルート
大ヒットした前著『松尾潔のメロウな日々』(赤メロウ)から約1年。今一度、あの男と共に音楽史を追体験する季節がやってきた。R&Bヒストリーに輝くアーティストたちの光と影を見つめた珠玉のエッセイにして、真摯な音楽評論集。
寒さに肩をすぼめて迎える「新春」。梅雨の最中の「七夕」は天の川が見えない。「菊の節供」には汗だくで邪気払い…。明治五年の改暦で生じることになった季節の移ろいと日本人の暮らしの「ずれ」。忘れられた日本の豊かな四季の風情を江戸の昔の「旧暦」で思い出す。
中世ヨーロッパ各地域に残る、自然のめぐみを活かした魔除けやおまじない。
年間を通して“本書を真似して実践・体験できる”をコンセプトに、日本の風土&現代アレンジも加えながら、普段の生活の中でできる簡易なもの、実践期間が終了したら適切に還せるものをメインに紹介します。
また、魔除けの植物や身近な香りの魔除け、羊皮紙工房コレクションの解説なども掲載。
<月ごとの内容>
1 月 祝祭の装飾の片付け
2 月 灯火の祭壇
3 月 乾燥花の調合
4 月 ローズマリーウォーターの作り方
5 月 五月祭の一輪差し
6 月 夏至の魔除けグッズ スワッグ
7 月 緑の樹木のリースの作り方
8 月 豊穣の儀式
9 月 退魔のジンジャーシロップ
10月 秋の収穫占い
11月 御霊の儀式
12月 祝祭のリースの作り方 ほか
絵手紙でも人気のテーマである、春夏秋冬の花木、果物、野菜を題材にした絵に対し、季節や歳時にマッチする言葉(メッセージ)を綴るヒント集として、作例180点、2000語の言葉を収録。それぞれの題材の持つ、季語や花言葉といったうんちくをしっかり紹介することで、絵と言葉がよりマッチした、四季の情緒をしっかり感じられる絵手紙づくりを提案します。
1枚の紙に対してどんな題材をどう描くのかという基本をふまえ、言葉の選び方や文字の描き方までを指南しますので、初心者から上級者まで幅広く活用できる1冊です。
情熱的な夫は、本当に使用人を孕ませた上に殺したのか。
身重の体を抱えた幼な妻は、愛と疑念の狭間で揺れ……
不義の疑念は消えなくとも高まる想いには抗えず、レイリンは夫の求愛に屈し
た。夜ごと愛され、レイリンは子を宿したが、それは新たな試練の幕開けでも
あった。ジェフの子を産んだと言い張る使用人の娘が殺された夜、遺体の傍ら
にいたのは、ナイフを手に立ち尽くす夫と、その血まみれの姿を目撃したレイ
リンだったのだ。愛する夫は殺人鬼なのかーー混乱のあまり、レイリンは家を
飛び出す。着の身着のまま、身重の体で……。日本中のウッディウィス・ファ
ンが長らく待ち望んだバーミンガム家最後の物語、満を持してここに初刊行!
複雑な生い立ちへの負い目、政財界の鬼として一族に君臨する父との軋轢。反逆と挫折を繰り返しながら自らの生きる道を追い求める甫の青春を描く。作家・辻井喬の誕生を世に知らしめた自伝的デビュー作。