幼い頃に生き別れた双子の妹が、河童と共に現れた!! しかも龍に変身するなんてーー!? 愛すべき妖たちのアクション・ヒーロー・コメディ、コミックス未収録エピソードを網羅した特厚完全版!
四季折々の追憶、遠藤周作や須賀敦子らとの日々、そして数々の本との出会いーーレインボーブリッジを見渡せる病床で綴られた随想を短歌とともに贈る珠玉のエッセイ集。以下のメディアで紹介されました
●読売新聞(2020年11月6日付)「詠んで生きる<2>延命より人生の満足度」に、有沢蛍著『虹の生まれるところ』が紹介されました。
●長崎新聞(2020年9月7日付)「『短歌と生きる』歌人 有沢蛍さん」の記事で本書が紹介されました。
目次
1 レインボーブリッジ
1 橙の色
2 春の湖
3 雛の顔
4 四月の旅
5 祈りの薔薇
6 水無月の夢
7 シジフォスの神話
8 月の兎
9 ぶどう園
10 古典の日
11 生まれてバンザイ
2 忘れえぬ人々
12 返されし命
13 春の坂道
14 間違い電話
15 桜ばな
16 木に登ったザアカイ
17 棘のいろいろ
18 希望の光
19 枝豆と罪人
20 天に還ったひばり
21 ぜんぶよろしく
22 クリスマスイブ
3 記憶の図書館から
23 『さざなみのよる』
24 『愛の妖精』
25 『きもの』
26 『すらすら読める徒然草』
27 『青少年のための小説入門』
28 『文学はおいしい。』
29 『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』
30 『宇宙からの帰還』
31 『額田女王』
32 『氷点』
33 『飛ぶ教室』
あとがき
二〇二〇年、人工知能と恋愛ができる人気アプリに携わる有能な研究者の工藤は、優秀さゆえに予想できてしまう自らの限界に虚しさを覚えていた。そんな折、死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。試作品のモデルに選ばれたのは、カルト的な人気を持つ美貌のゲームクリエイター、水科晴。彼女は六年前、自作した“ゾンビを撃ち殺す”オンラインゲームとドローンを連携させて渋谷を混乱に陥れ、最後には自らを標的にして自殺を遂げていた。
晴について調べるうち、彼女の人格に共鳴し、次第に惹かれていく工藤。やがて彼女に“雨”と呼ばれる恋人がいたことを突き止めるが、何者からか「調査を止めなければ殺す」という脅迫を受ける。晴の遺した未発表のゲームの中に彼女へと迫るヒントを見つけ、人工知能は完成に近づいていくがーー。
持統天皇が即位して、はや6年。次期天皇を決める時期が近付いてきた。律令制定、国史編纂。近代国家の基盤が整ってきた中で、誰もが納得する人物を選ばなければ、国の乱れに繋がりかねない。孫の珂瑠皇子を推したい持統天皇は、敢えて合議制という賭けに出た!
1:ドライフラワー
2:うっせぇわ
3:猫
4:虹
5:怪物
炎暑がつづき、江戸が夏の盛りを迎える頃、深川六間堀、金兵衛長屋に住む坂崎磐音は、相も変わらぬ浪々の日々を送っていた。そんな折り、楊弓場「金的銀的」の朝次の口利きで行方知れずの娘芸人探しをすることに…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十弾。
ガラス工芸作家のルーシーは、思いもよらない出来事で哀しみに暮れていた。あてもなくひとりフライデー・ハーバーを訪れると、その浜辺で犬を散歩に連れたサムと出逢う。サンフアン島でブドウ園を営む、太陽と海の香りが似合うサム。その後も自分を元気づけてくれる彼と心を通わせていくうちに、ルーシーは彼への想いが今まで感じたことのないものだと気づく。しかし自信をなくしている彼女は、その先に進む勇気を出せずにいたー。そんなある日、ルーシーは交通事故に遭ってしまう。足にけがを負い、日常生活を送ることが難しくなってしまったルーシーは、完治するまでのあいだ、サムが兄と姪と3人で暮らす家で過ごすことになって…。NYタイムズ・ベストセラー、“フライデー・ハーバー”シリーズ第2弾!鮮やかに紡ぎ出されるときめきの世界を。
斉藤すみ、函館孫作、前田長吉…近代競馬の黎明期を支えた競馬人たちが架けた虹とはー。男装の騎手がいた。悲運の天才騎手がいた。時代に翻弄されるホースマンを描いた競馬歴史小説!!
「私は色のない虹を見て歩いてきたように思います。……私が書いてきた作品世界そのものであります」
預言者・石牟礼道子が最晩年の2年間に遺したことば、そこに凝縮された思いが光る
◆俳句とその自句自解、そして水彩画と鉛筆が静かに語りかける◆
【俳句52句(21句に自句自解を付し、31句は単行本未収録)、カラー絵15点】
I 色のない虹 二十一句と自句自解
II 創作ノートより 三十一句
解説 石牟礼道子の俳句とその世界(岩岡中正)
取材ノート 右田和孝
編集後記
亡き夫・大海人(天武天皇)との夢であった藤原京を完成させ、遷都を果たした持統天皇。
だが、為すべき国家事業は山積していた。その性急ともいえる政策は周囲の反発を招く。
さらに後継者を、我が子・珂瑠皇子ではなく高市太政大臣に、と望む声が高まっていき…。
亡き夫・大海人(天武天皇)との夢であった藤原京を完成させ、遷都を果たした持統天皇。だが、為すべき国家事業は山積していた。その性急ともいえる政策は周囲の反発を招く。さらに後継者を、我が子・珂瑠皇子ではなく高市太政大臣に、と望む声が高まっていき…。
あなたの胸に飛びこみたいのに、
暗い過去が私を尻込みさせる……。
病身の母を抱え困窮するフェイは、意外な報せを受けた。
いまは亡き継父が、彼女に財産を遺していたらしいのだ。
伝えに来たマチェオ・フィオレンティは大企業の経営者で、
相続には、彼の部下として短期間働くことが条件だという。
傲慢だけれど魅惑のオーラを発するこの男性の下で……?
彼をただ見つめるだけでなぜか胸がざわめくというのに。
マチェオは意味ありげに「君が住むのは僕のヴィラだ」と言う。
フェイは気を引きしめた。彼に惹かれてはいけないわ。
だが屋敷で顔を合わせるたび、二人の性的緊張は高まりーー。
人気絶頂、マヤ・ブレイクの新作をお贈りします。謎めいた大富豪マチェオにいざなわれ、遺産相続のためイタリアを訪れたフェイ。彼女は過去の恋愛経験のせいで男性不信に陥っていましたが、完全無欠なマチェオの熱い誘惑には、抗いようもなく……。
外来語を調べる宿題のため、シルクのループ・ホールで、ユッコははじめてラビューランド王国にやってきた。シルクの注意も聞かず、勝手に宮殿の中を歩いていると、男の子が飛びだしてきて言い争いに。イケメンだけど、とっても生意気なその男の子の正体は、な、な、なんとシルクの弟のカシミア王子!?きらめきの「乙女チック」ファンタジー、第三弾。
いま知っておくべきダイバーシティの必読書
近年、LGBTQに関する様々な取り組みが増えている。
本書では、多くの企業で先進的な施策の推進を支援してきた認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」代表の著者が、職場・社会におけるLGBTQに関する施策の具体的な進め方、ノウハウを徹底解説。
実際に有名企業が実践している事例も多数紹介する。
LGBTQの当事者は日常生活でどのような困難を感じ、どのような社会を共に生きていきたいと望んでいるのかーー。
人事・労務・法務担当者から就活生まで、いま知っておくべきダイバーシティの必読書。
巻末には資料として「LGBTQの基礎用語」も収録。
四天王プロレスーー全日本プロレスの三沢光晴、川田利明、小橋健太、田上明。90年代、最大年7回の武道館を満員にし、全国津々浦々の会場のファンを熱狂させた闘い。激しい打撃、急角度の投げ技、エプロンでの危険な攻防……何度もマットの上に倒れ、何度も立ち上がる。そして続くカウント2・9の攻防。命がけの闘いを見つめ続けた元週刊プロレス全日本担当記者が当事者たちへの取材で解き明かす、四天王プロレスの真実。
父娘の愛に泣ける!原作本にはない書き下ろし『レット・イット・ビー』を収録。
【収録内容】
夢に破れ、離ればなれになったバンド仲間。本当の気持ちを伝えられない父と娘。孤独に打ちひしがれた岬カフェの店主。それぞれの人生に優しい光が射し込む感涙の物語──
■第5章 サンキュー・フォー・ザ・ミュージック
青春時代のバンド仲間と再び演奏することを夢見て、ライブハウスを建てた浩司。しかし、ヴォーカルのショーとの間には、あるわだかまりを残したままだった。いよいよライブ当日、果たしてショーは現れるのか……。
■第6章 レット・イット・ビー
母を亡くし、父と二人暮らしを続ける志帆。父は「早く結婚して家を出ろ」と急かすが、志帆はそれに反発。父の身体には脳梗塞による麻痺があるのだ。互いを想うがゆえに心がすれ違ってしまう父娘の愛の物語。
■第7章 岬の風と波の音
亡き夫を想いつつ、カフェを続け、多くの人々の心を癒やしてきた悦子。しかし、自らの心だけは癒やせずにいた。ある嵐の夜、孤独に耐えかねた悦子は、店を畳もうと決意するが、その翌朝、岬に奇跡が……。
著者自らの修行体験と自伝を通じゾクチェン(大いなる完成)の秘法を初めて公開する。恰好の入門書。
原著編集者の序文
六聯の金剛の詩
第一章 私の誕生、幼年時代、教育そして、いかにして根本ラマに出逢ったか
第二章 ゾクチェンの教えとチベット文化
第三章 いかにして、私のラマだったチャンチェプ・ドルジェが直接的導き入れの真の意味を私に示してくれたか
第四章 ゾクチェンとほかの仏教の教え
第五章 ゾクチェンのラマだったふたりの叔父たちとともに
第六章 土台
第七章 道
第八章 結果
ゾクチェンの三つ組のグループを理解するための鍵
補遺
一 鏡ー覚醒と知恵に関する教誡
二 著者の伝記的スケッチ
三 ロンデの部
注
訳者あとがき
兄に育てられた寂しがりやの颯太は凛々しく美しい青年へと成長した。子供の頃から可愛がってくれる市ノ瀬組組長の高科次郎が大好きで、次郎もまた恋人として颯太を愛してくれた。しかしある日、次郎が別の男と抱き合うシーンを目撃してしまう。「Hは大人になってから。それまで絶対浮気しない」と約束していたのに。次郎に裏切られたと悲嘆にくれた颯太は…。