ことばは今この瞬間に動いており、獲得され、歴史的に変化し、ミクロ・マクロに渡って変異する。人はことばを通して、意味や、思考、感情、経験を形成する。そのプロセスの始まりから終わりまでが、ことばの動的な性質の解明への鍵となる。第2巻は、「歴史語用論」「言語獲得」「談話分析」「文脈研究」などの分野を横断し、理論と実証を経た、この新たな語用論の領域への挑戦。
言葉はなぜ、生まれたのか?ピダハン語の研究で世界を震撼させた、異端の言語学者ダニエル・エヴェレットが、言語学、人類学、考古学、脳科学の知見をもとに言語の起源をめぐる謎に挑む。
積み木方式で鍛えるネイティブに勝つための「論理力」。
社会やモノやメディアが現代人に発信してくる記号の嵐。それに飲み込まれず日常を生き抜くためには、どのような力が必要なのか。本書は、現代思想の基礎となるソシュールやパースの記号論から始まり、テレビCMや雑誌広告・アートと建築・身体と権力・ニュース報道・スポーツイヴェント・サイバースペースにおけるコミュニケーションの各論へと、11のレッスン形式で構成される。それらを通して、読者はセミオ・リテラシー、つまり「意味批判力」を獲得することができるはずだ。東京大学での講義をもとに書かれた、新しい記号論の教科書。
新型コロナウィルス危機下、あらためて問われた「リーダーの指導力」。人びとを鼓舞する良いスピーチ、落胆させる駄目なスピーチの違いとは?当代随一の社会学者が、世界と日本の事例を読み解き明らかにする、人の心を動かし導く言葉の技法。
1%変えるだけで、仕事もお金も人間関係もバッチリ。口ベタ、人見知り、あがり症の人ほど大チャンス!
出来事、食べ物、歌など、春夏秋冬+新年のいろいろなことをテーマにしたクロスワードを、計43問収録した本です。カギの文章や思い浮かぶ言葉からにじみ出る季節感を、たっぷり味わってください。春夏秋冬のまちがい探しも、1問ずつお楽しみいただけます。
読む、書く、聞く、話す。理論言語学者による4技能×10レッスン。英語4技能レベルアップのためのアカデミック・アプローチ。
ことばとことばが出合うとき。異なる言語の出合いをとおして人間の言語とは何かを考える。著者が生涯にわたって追い続けた最大のテーマ、初の単行本化。
「論理的思考力」「説明力」「発想力」がすべて身につく。
(1)分野を絞る(2)原書を見つける(3)版権を仮押さえする(4)企画書をつくる(5)プロフィールをつくる(6)実績をつくる(7)出版社に持ち込む。仕事につながる道は“技術”の他にもたくさんあった!翻訳家・著述家・編集者インタビューも掲載。
パソコンやスマホばかりに向かい、声を出す機会が減っていませんか?声を出すことは全身運動。お腹、胸、喉、口、鼻を十分に使い声をからだで共鳴させることによって自然と筋力もついてくる。アナウンサーであり、大学や文化センターなどで朗読も指導している著者が、発声法、呼吸法などの基本から上級テクニックまでを解説。これから朗読を始めたいと思っている人、すでに実践されている人におすすめ。著者の朗読をめぐる人との交流、旅を紹介。詩を童話を小説を声に出して読みたくなる一冊。
語用論やポライトネス研究の第一人者の最後の著書。ポライトネス研究のこれまでの流れを概観するとともに、コーパスのデータを用いて「謝罪」「依頼」「感謝」などの発話事象を具体的に考察、さらには語用論の研究方法やリサーチ方法についても解説する。随所に日本語への言及もあるので、日本の読者も興味を持って読むことができる。語用論やポライトネスの研究者に大いに役立つ一冊。