中級後半〜上級日本語学習者向け。理解する、考える・話し合う・発表する、すぐに使える表現を覚える。口頭発表から質疑応答までスキルを身につける3つのステップ。
「言語表現」と推論が「個人概念a」と「個人概念b」の間に交わされることによって言語コミュニケーションが成立すると捉えるモデルを提案する。「言語表現」は形式と意味のペアによって、「個人概念」は概念によって構成される。話し手は、自身の概念を基に「言語表現」を産出(“言語化”)し、聞き手はその「言語表現」の意味を自身の「個人概念」に取り込む(“概念化”)。そのやり取りによって自然言語の秩序が成り立つ。
・近年、深層学習を中核とした機械学習技術の進歩、安価で高性能のGPUの登場を含む情報基盤技術の進歩、またパブリックデータベースの拡充などにより、大規模なデータを利活用することが容易になってきた。
・医療AIに対する期待および可能性は大きいものの、改正個人情報保護法の下で要配慮個人情報と定められた医療情報の取り扱い、また機械学習・深層学習技術に特有の問題点など、解決すべき課題も多いのが現状である。
・本特集は医学分野・情報科学分野のみならず、法律、生命倫理、プライバシー、医療機器の薬事規制など、さまざまな分野において国内第一線で活躍しておられる専門家に、医療AIの現状・期待・課題を論じていただく。
■ AIが切り拓く未来の医療
・はじめに
・特別提言ーーAI時代の“臨床医学のまなざし”
〔key word〕臨床のまなざし、第四世代AI、臨床医学オントロジー、知の構造化
●AI技術の動向
・人工知能研究のこれまでとこれから
〔key word〕人工知能(AI)、人工神経回路網、機械学習、深層学習、信頼される高品質なAI
・統計的学習機械の医療応用ーーPLRM、dPLRMの場合
〔key word〕機械学習、ベイズモデル、罰金付きロジスティック回帰機械(PLRM)、カーネル法
・深層学習の興隆と医療における今後の展望
〔key word〕深層学習、ニューラルネットワーク、個別化医療、タンパク質構造予測
・医用画像解析におけるパターン認識
〔key word〕医用画像解析、パターン認識、機械学習、深層学習
・スモールデータ深層学習とその医用画像処理・診断支援への応用
〔key word〕少症例学習、大規模学習ニューラルネット(MTANN)、コンピュータ支援診断、仮想画像化法、深層学習
●AI技術を用いた医用画像解析
・AIを用いた内視鏡画像診断
〔key word〕人工知能(AI)、深層学習(deep learning)、内視鏡
・深層学習技術を活用した放射線画像解析
〔key word〕深層学習、放射線画像、教師あり学習、教師なし学習、深層畳み込みニューラルネットワーク
・病理画像に秘められた可能性の探求ーーAIによる知識の拡張
〔key word〕人工知能(AI)、病理画像、ディープラーニング、教師なし学習
・AIを用いた超音波画像診断
〔key word〕超音波画像、手動走査、音響陰影、物体検知技術
・多施設データを用いたradiomics解析
〔key word〕Radiomics、深層学習、Domain shift、Segmentation
●AI技術を用いたオミックス解析
・機械学習を用いたゲノム研究
〔key word〕ゲノム・エピゲノム研究、新NP問題、機械学習、マルチオミックス、マルチモーダル学習、電子カルテ
・機械学習技術を駆使したエピゲノムデータの本質的意義の解明ーー多様化する機械学習法の利活用
〔key word〕経時的環境要因、モダリティ、多層オミックスデータ、予測精度
・人工知能技術による大規模ゲノムコホート・バイオバンク解析
〔key word〕バイオバンク、人工知能(AI)、機械学習、深層学習
・AI技術を利用したマルチオミックス解析
〔key word〕マルチオミックス解析、機械学習、深層学習、がん
●ビッグデータ時代における医療情報学分野
・次世代健康医療記録システムの共通ICTプラットフォーム構想
〔key word〕次世代電子カルテ、診療記録、Society5.0、HL7 FHIR【○R】、IoT
・ビッグデータ・AIがもたらす医療のイノベーション
〔key word〕ビッグデータ、人工知能(AI)、先制医療、システム医学
・AI解析を志向した医療情報統合プラットフォームの構築
〔key word〕AI、ビッグデータ、電子カルテ、標準化、個人情報保護
●自然言語処理と医療への応用
・言語処理とテキストマイニング
〔key word〕テキストマイニング、言語処理技術、オントロジー
・電子カルテデータを用いた診断支援システムの構築
〔key word〕医療言語処理、自然言語処理(NLP)、人工知能(AI)、BERT、ヒトAI共生
・統合データベースのための専門用語を考慮した再帰的パラフレーズ検索
〔key word〕パラフレーズ、統合データベース、自然言語処理、医学専門用語、がんゲノム医療
●AI技術の創薬への応用
・人工知能(AI)を用いた創薬プロセスの加速におけるデータの重要性
〔key word〕創薬、機械学習、データ、予測モデル
・AIが拓くデータ駆動型創薬とリポジショニング
〔key word〕AI創薬、医薬ビッグデータ、機械学習、ドラッグリポジショニング、分子設計
●AI技術の実臨床への応用
・内視鏡AIでがんの見逃しゼロへ
〔key word〕人工知能(AI)、ディープラーニング、内視鏡、検出診断
・AI技術を用いたゲノム医療へ
〔key word〕ゲノム医療、シークエンス解析、ゲノム情報の臨床翻訳、人工知能(AI)
・精神医学へのAI技術の応用
〔key word〕精神医学、人工知能(AI)、機械学習、診断支援、治療効果予測
・慶應義塾大学病院における内閣府AIホスピタルプロジェクト
〔key word〕AIホスピタル、革新的イノベーション創造プログラム(SIP)
・眼科領域におけるAIの活用
〔key word〕Optos AI、充血Grading AI、白内障手術解析AI
・AI技術の実臨床への応用
〔key word〕人工知能(AI)、特許、厚生労働省、プログラミング、深層学習
・人工知能を用いた皮膚腫瘍予測システムの開発
〔key word〕人工知能(AI)、皮膚がん、悪性黒色腫、ディープラーニング
●医療AIの生命倫理、安全および法的整備
・医療AIと医療倫理ーー患者・市民とともに考える企画の試みから
〔key word〕人工知能(AI)、PPI、市民・患者、倫理
・医療AIとサイバーセキュリティ
〔key word〕医療AI、サイバーセキュリティ、安全管理、医療機器、アルゴリズム、電源機能、プレシジョン・メディスン・イニシアティブデータセキュリティポリシー
・ AI倫理とプライバシー
〔key word〕AI倫理、プライバシー、アカウンタビリティ、説明可能性、トラスト
・AIを利用した医療機器の薬事規制のあり方
〔key word〕医療機器、人工知能(AI)、深層学習、薬事規制、学習済みモデル
・医療AIと法律
〔key word〕薬機法、個人情報保護法、知的財産権法、損害賠償
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
「あくび」は声出しのベストフォーム!あくびに秘められた力を紐解く!現役アナウンサーによる実践に基づくテクニック!
教育運動家・谷川雁の「ことば、物語、表現」活動で育った著者が世に問う生き方と実践、「谷川雁ラボ作品」体験記、同時代表現者論考。
豊富な場面を網羅しているので応用自在。ポイントや注意点も解説されているから成功のコツがわかる。使える言葉、気をつけたい言葉もやさしくフォロー。
スライド作成から質疑応答まで実戦スキルが満載!
統語構造を地図(cartography)のように詳細に描き出すプロジェクト。カートグラフィーのプロジェクトが、どのように誕生し、どのような研究がどのような手法でなされるのか、さらには今後どのような発展の可能性を持つかについて解説。言語事実としては、英語を中心としながらも日本語やほかの言語にも目を配りながら、カートグラフィーの得意とする詳細な言語事実に焦点を当てられている。
現代言語学は、主に、自然言語の変化しにくい静的な側面をもとに、言語知識の中身の解明を目指している。しかし、言語には、変化を受けやすい動的な側面もあり、それを知ることではじめて見えてくる言語の本質もある。本巻は、認知言語学・生成文法統語論・日本語学の観点から、文法化・語彙化・構文化という言語変化の一般的な特徴が、それぞれ、どのように説明できるかについて、英語と日本語の豊富な実例をもとに解説する。
ことばは今この瞬間に動いており、獲得され、歴史的に変化し、ミクロ・マクロに渡って変異する。人はことばを通して、意味や、思考、感情、経験を形成する。そのプロセスの始まりから終わりまでが、ことばの動的な性質の解明への鍵となる。第2巻は、「歴史語用論」「言語獲得」「談話分析」「文脈研究」などの分野を横断し、理論と実証を経た、この新たな語用論の領域への挑戦。
言葉はなぜ、生まれたのか?ピダハン語の研究で世界を震撼させた、異端の言語学者ダニエル・エヴェレットが、言語学、人類学、考古学、脳科学の知見をもとに言語の起源をめぐる謎に挑む。
積み木方式で鍛えるネイティブに勝つための「論理力」。