コロナ禍の前には、年に120ものライブを行い、自らの思いを歌っていた中川五郎。デビューから50年を超えた今も一線で活躍する彼が綴る「自伝的にっぽんフォーク史」。
明るく活発な小学4 年生の西村朝日、マイペースな父、母代わりのしっかり者の姉。
数々のとんでもない事件の末、母なき西村家は崩壊してしまうのかーー
1959年から79年まで、音楽家・大友良英が、幼少期から思春期までに影響を受けた、歌謡曲、ポップス、ロックやフリージャズの数々と、抱腹絶倒のダメダメ話。楽器なんて全然できないくせに尽きない音楽への憧れが巻き起こす、笑いと涙の青春エッセイ!
いつでも、どこでも、だれとでも。みんなでうたえる楽しい歌。初めての人でも弾けるやさしい2段譜。ちょっとおしゃれに弾きたい人に3段譜。ページを開くごとに新しい歌との出合い。
イランを代表する映画監督アッバス・キアロスタミと現代詩人アフマド=レザー・アフマディーが、ともに30歳のときに共作した幻の絵本、本邦初訳です!
「ぼく」は、兄へ宛てた手紙を書く。季節は夏から秋へと変わり、テラスに置いたままの手紙も色が変わってしまった。「ぼく」は季節のうつろいに驚き、その季節のひとつひとつを部屋へ取り込もう窓を作るが、灰色に塗った窓を春は素通りしていった。夢と現実、永遠と瞬間、色とりどりの風景と喪失の暗い影、さまざまに交錯する「ぼく」の記憶は、やがて迎えた朝にー。
詩的な言葉で少年の心理を幻想的に描写したアフマディーの物語に、作画を担当したキアロスタミは写真のコラージュに彩色を施して、そのイメージを見事に定着させました。ドキュメンタリーのような手法を駆使して、「ここにしかない今」を追求したキアロスタミの「一瞬」への執着を垣間見ることができる貴重な絵本でもあります。
そんとく、しょうま、げんちゃんの三人組は、ある日、川原で、作りかけの、ふしぎな像を見つける。石を積み上げて作ったそれは、やがて鎧をまとい、剣を、高くかかげた姿になっていった。いったいだれが、いつ、なんのために作っている?そんとくたちは、像を「勇者X」と名付けて探るうちに、思いがけないことがつぎつぎと…。
「食べてすぐ寝ると、牛になるわよ」ってお母さん。「そんなわけないじゃん」と言おうとしたら「モ?」としか言えなくなっていて!?
今すぐ自分を抱きしめたくなる物語。日本を代表するビジネスコーチが贈る心に響くお話。
毎日新聞書体、新ゴ、小塚明朝、小塚ゴシックのタイプデザインディレクターが語る、文字づくりのすべて。
田舎町の中学校に転校してきた橘伊央は、誰もが知る国民的女優。その天使みたいな可愛らしさと優しい性格に嘉次郎たちを筆頭に、学校中は大フィーバー! …だけど、クラスメートで隣人の海里だけは伊央のウラの顔を知ってしまって…? 美少女だけど超ひねくれ者の伊央が巻き起こす騒動が、刺激のない毎日を送る田舎町の中学3年生たちの運命を大きく変えていく! 『3D彼女』の那波マオが贈る、刺激いっぱいのスクール・デイズ、感動の最終巻!!
学校図書館は本や資料が置いてあるだけの場所ではありません。学校司書や図書委員がいて、読書が好きな子もそうでない子も、いつでもみんなを大歓迎してくれる場所です。ちょっとしたトラブルを抱えた子どもが学校図書館と出会い、前に進んでいく様子を描きます…文部科学省が定めた学校図書館の機能のひとつ、「心の居場所」をテーマに絵本にしました。オリエンテーションや読み聞かせなどでもご活用いただけます。
亡き兄のひとり娘、五歳の陽菜子を引き取って一年。音大を中退し、ピアノ講師とレストランでのピアノ演奏のバイトをかけもちしながら、圭一は慣れない子育てに必死だ。そんなある晩、陽菜子が腹痛を訴え圭一は救急外来を訪れた。怜悧な美貌の小児科医、末次は丁寧に診てくれたが、なぜかその強い視線に戸惑う圭一。それからまもなく、圭一はバイト先のレストランで偶然にも末次医師と再会し、彼の意外な夜の顔を知ることに…。
岐阜県高山市上宝町に、昔から伝わる「天神まつり」があります。このお祭りでは、天狗、奴さん、獅子や山車などで行列をつくり、舞いをまいながら、村はずれの天神さまにお参りし、そのあと2日がかりで、集落中の家をまわります。なかでも見所は、舞いのけいこから、山車づくり、お祭りの日の夜食の用意まで、すべてを子どもたちだけでやることです。お祭りの日の特別な時間を楽しむ子どもたちの姿をとらえた写真絵本。
ツイッターで話題となった「84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと」
本書は作家・辻仁成氏が自身の母の半自叙伝を、豪快な秘話とともに書き下ろした泣き笑いエッセイ集。
母の愛と人生訓にあふれた本書は、心に響くと大反響!
「ひとなり。人生は誰のものか、と常に考えることが大事ったい。
苦しい出来事にぶつかり、何かの選択を迫られた時、自分に言ったらよか。
それは誰の人生だよって。
誰の人生だ。それは自分の人生なんだよ。
これからの長い道のりの中で迷ったら、 自分に向かって言いなさい。
誰の人生だよって」
第一章
母さんとの出会い/旅は人生の道標/こころはどこにあるの?/
スーパーウーマンの涙/ぼくはひとなり/母さん、水を得る/
ひとなり、弾ける/いたずらっ子、改心する/母さんの才能が開花する/
母さんの教育理念/お別れの時がきた
第二章
新天地で考えた/母さんの味を受け継ぐ/いじめに負けるな/
ボウリング・ウーマン
第三章
函館山を仰ぎ見る/母さんに叱られた理由/今だ、今やれの法則/
高校はまさかの柔道部/人生の転機について/母さんとは何者か
あとがき
尾びれを失ったクジラとふれあい、白鯨の赤ちゃんの子守役になる。創作の現場から。