関野 愉氏が国内外の重要論文から、患者説明に役立つ論文を厳選してその解釈の仕方、情報の取捨選択の仕方を解説する。パート1では「メインテナンスの重要性」を伝える14編、パート2では「口腔と全身疾患との関係」を伝える18編をピックアップ。「プロービング検査」や「定期メインテナンス」が重要な理由、「口腔と糖尿病」「口腔と心疾患」「歯周病とCOVID-19の重症化」の関係などについて、自信をもって説明できるようになれる1冊。これまでの主要論文の考えかたの変遷をまとめた年表も付属している。
PART1 エビデンスで伝える!メインテナンスの大切さ 編
PART2 イマココ!がわかる 口腔×全身疾患のエビデンス 編
本書はインプラント治療における審美的合併症を、患者選択および治療計画、埋入ポジション、インプラント周囲の硬・軟組織、インプラント補綴装置、リカバリーに細分化し、画一化しにくい審美症例30ケースを解説した意欲的1冊。さらに、巻頭特別企画「現在のインプラント審美の到達点」では、臨床医4名による審美的アプローチが奏功した症例をグラビア特集。インプラント審美を日夜追求する歯科医師に贈るバイブル。
1章 患者選択および治療計画に関するトラブル
2章 インプラント埋入ポジションに関するトラブル
3章 インプラント周囲の軟組織に関するトラブル
4章 インプラント周囲の硬組織に関するトラブル
5章 インプラント補綴装置に関するトラブル
6章 審美的合併症のリカバリー
やるべき基本をシンプルかつ徹底的に取り組み"長期に歯を残す"成果を上げてきたスウェーデンの歯周治療は、日本の保険診療にマッチするとの認識のもと、歯周基本治療を中心に同様な結果を残すために必要な知識やテクニックを、図と写真を交えてわかりやすく紹介。さらに保険で歯周組織再生療法までカバーする歯周外科治療や、病状安定後のSPTでの対応まで網羅。保険の一般的な歯周治療で患者の期待に応える、開業現場の歯科医師&歯科衛生士座右の1冊。
Chapter1 保険でペリオを取り組むにあたっての心構え
Chapter2 保険診療におけるペリオの実際
Chapter3 歯周治療トピックス 歯科医師&歯科衛生士の疑問に答える
本別冊は「PART1:歯周組織再生療法編」「PART2:根面被覆術編」の2部構成。総論では各治療法の変遷や確実に施術するためのノウハウが、各論では適応症の判断基準、術前準備、患者説明、材料選択、テクニックからメインテナンスまでの臨床的なポイントが症例とともに解説されており、著者愛用のマテリアルも写真付きで掲載。この1冊で再生療法や根面被覆術の両方を学ぶことができ、治療を成功に導くためのヒントが満載となっている。
PART 1 歯周組織再生療法編
PART 2 根面被覆術編
インプラント業界をリードする世界のエキスパート75名が、その知識、技術、そしてフィロソフィーを惜しみもなく披露している一冊。内容としては、適切な埋入ポジション、硬・軟組織の増生、サイナスフロアエレベーション、無歯顎補綴、インプラント周囲炎、長期メインテナンス、合併症など、全分野を網羅。もちろん、最新の情報とテクニックも掲載されており、最高水準のインプラント治療を提供しようとしている臨床家必携の書である。
1章 臨床における意思決定:歯の保存か、それともインプラント埋入か?
2章 オッセオインテグレーションから予知性の高い長期安定へ
3章 インプラント外科手術について:インプラントの最適なポジション
4章 下顎臼歯部におけるインプラント埋入
5章 ショートインプラントの成功への道
6章 インプラント手術のためのイメージングと関連アプリケーションプログラムの進化
7章 上顎審美部位におけるインプラント治療の意思決定
8章 抜歯部位のマネジメント:ソケットグラフト
9章 抜歯窩へのインプラント埋入
10章 上顎前歯部における最適な審美的結果の追求
11章 インプラントおよび上顎結節移植片による予知性の高い審美的上顎前歯部再建術
12章 無歯顎患者ならびに部分欠損患者におけるインプラントの即時荷重
13章 側方アプローチによる上顎洞底挙上術
14章 歯槽頂アプローチによる上顎洞底挙上術の手順
15章 上顎無歯顎患者でのザイゴマインプラントの使用
16章 All-on-4とザイゴマインプラントを用いた無歯顎患者の治療
17章 水平的骨増生術式:GBR アプローチ
18章 フラップ進展デザインによる垂直的骨増生術
19章 成長因子:歯周病とインプラント治療への応用に向けた臨床開発
20章 骨再生のためのティッシュエンジニアリング概説
21章 インプラントの成功率を高めるための軟組織のマネージメント
22章 インプラントーアバットメントの接続:歯槽骨頂と軟組織の決定因子
23章 重度歯周病患者に対する矯正治療とインプラント治療の効果的な適用
24章 インプラント治療と顎矯正手術の連携
25章 荷重後の合併症の病因と管理
26章 インプラント周囲炎治療の再生プロトコル
27章 長期的成功に特化したメインテナンスの重要性
28章 長期的成功のためのインプラント周囲メインテナンス療法
29章 インプラントの合併症:予防策を必要とする現実
「咬合高径」はどう決めるのか? 「咬合挙上」はどう行えば最短ルートで患者の満足を得られるのか? どれくらい経過観察すればよいのか? 本来の咬合高径・咬合平面が失われた咬合崩壊症例の治療について、歯科補綴学の立場から検討を加えて指針を示し、臨床の疑問については口腔生理学の立場から根拠を示した。クラウン、クラウンブリッジ、クラスプ床義歯、テレスコープ義歯、インプラントブリッジなどの多くの治療症例を提示。
PART1 失われた咬合高径・咬合平面
PART2 咬合拳上のフローと臨床
PART3 咬合高径・咬合平面の回復の難症例
歯周病学を151のトピックでひも解いたDr.Hiroの集大成。科学的裏付けはもちろん、本書にしかない臨床に直結した情報、ネットにはない包括的・体系的な情報で歯周病を正しく理解できる。どんなややこしい話もDr.Hiroにかかれば楽しく簡単に。各トピックは見開き2ページでおもしろいイラストとともに図解。イラストを見るだけでもよし、短い本文をエッセイ感覚で読むもよし。毎日1トピック読めば半年であなたも“ペリオ通”!
第1章 組織の図鑑
第2章 病因の図鑑
第3章 分類の図鑑
第4章 検査の図鑑
第5章 治療の図鑑
第6章 薬の図鑑
第7章 メインテナンスの図鑑
第8章 その他の図鑑
日本ヘルスケア歯科学会代表である著者が、非切削う蝕治療を取り入れた新しいう蝕治療について解説した一冊。著者の医院での長期臨床データベースや、国内外での活動で得た知見をもとに、多くの臨床例を提示している。新しいう蝕の診断方法である「ICDAS」、「XR」、最新のフッ化物情報、カリエスリスクアセスメントの方法、口腔内写真撮影の方法などを実例とともに詳細に解説した、非切削う蝕治療の最新手引き書。
Chapter 1 なぜカリエスマネジメントか?
Chapter 2 カリエスマネジメントの実際
Chapter 3 咬合面のカリエスマネジメント
Chapter 4 隣接面のカリエスマネジメント
Chapter 5 前歯部のカリエスマネジメント
Chapter 6 根面う蝕のカリエスマネジメント
Chapter 7 長期症例
本誌は、Quintessenz Verlag( ドイツ)発行の「the International Journal of Esthetic Dentistry」の日本版。創刊8年目を迎え、今年も強力な著者陣に執筆を依頼。今回は国内論文3本がいずれも矯正歯科治療と深く関連した症例を採り上げ、CRやラミネートベニアだけではないMI時代の包括的審美歯科治療の訪れを感じさせる。また、本年の海外論文はドイツ本誌のAssociate Editorを務めるDr. Stefano Gracisによるもの。「審美」に特化した、国内随一の定期刊行誌。読者は今年も、最先端審美修復の目撃者となる。
Editorial
刊行にあたって
Interdisciplinary management of complex orthodontics patient
複雑な矯正歯科治療患者に対するインターディシプリナリーマネジメント
Comprehensive approach for an esthetic trouble: case report
審美的問題に対する包括的アプローチ:症例報告
Minimally invasive esthetic approach for a patient with a history of orthodontic treatment: a case report
矯正歯科治療歴のある患者に対する低侵襲の審美的アプローチ:症例報告
A simplified method to develop an interdisciplinary treatment plan: an esthetically and functionally driven approach in three steps
包括的治療計画を策定するためのシンプルな方法:3ステップによる審美的・機能的アプローチ
インプラント補綴の成否を分けるのは、「パーツの取り扱い」といっても過言ではない。本書では、元UCLA臨床教授の Schoenbaum氏が、アバットメントや印象用コーピング、各種スクリュー、ドライバーにトルクレンチをはじめ、インプラント補綴に用いられる器具・器材の扱い方を徹底的に解説。主要メーカーの製品をもとにした臨床ステップごとの説明に加え動画も付属する、インプラントパーツにフォーカスしたかつてない1冊!
第1章 インプラント補綴とは?
第2章 インプラント補綴における患者管理
第3章 補綴器具の取り扱いとその準備
第4章 精密な印象のためのステップ
第5章 インプラント修復に関する必須項目
第6章 理想的な最終補綴装置へ導くプロビジョナルレストレーション
第7章 補綴的併発症とその対応
歯周病の病因論はすさまじく発展し、多くの治療法が開発されてきた。しかし、歯周治療の発展はいったいどんな朗報を歯周病患者にもたらしたのであろうか? 果たして、科学は正しく臨床に反映されているのであろうか? わが国の歯周治療にコンセンサスは得られているのだろうか? 科学的根拠に基づいた医療、多数かつ長期の経験に基づいた医療による歯周治療を通して、患者のQOL向上に貢献することが本書の目的である。
CHAPTER 1 これからの「ペリオ」の話をしよう
CHAPTER 2 Dr. Ramfjord の10のドグマ
CHAPTER 3 歯周組織の構造と役割
CHAPTER 4 歯周病とは
CHAPTER 5 ペリオドンタルメディシンーー口腔と全身の相互作用
CHAPTER 6 歯周炎の治癒とは
CHAPTER 7 歯周治療のフロー
大好評シリーズ『迷信と真実』本の第4弾。欠損補綴として定着したインプラント治療だが、いまだ科学的根拠が乏しいまま流布する言説も多い。そこで本書では、インプラント治療における、診査・診断、治療計画、外科・周術期管理、補綴処置、メインテナンス・経過観察、インプラント周囲炎に関する迷信と真実を、41編の解説・レビューで掲載。エビデンスに基づいた治療が求められる今日のインプラント治療を行ううえで必携の1冊!
Chapter 1診査・診断に関する迷信
Chapter 2治療計画に関する迷信
Chapter 3外科および周術期管理に関する迷信
Chapter 4補綴処置に関する迷信
Chapter 5メインテナンス・経過観察に関する迷信
Chapter 6インプラント周囲炎に関する迷信
本書2023年版「薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)ポジションペーパー2023」特集の続編として、抜歯の創処理や休薬のタイミング、手術法の選択など、実臨床でのヒントとなる、より実践的なテーマを第2報として収載。そのほか、インプラント埋入時の低侵襲抜歯、判断が難しい歯の矯正歯科との連携による対応、口腔がんの再発を減らす手術法の工夫、抗血栓薬服用患者の周術期管理、非歯原性歯痛への対応など、現場で役立つ情報を網羅した関係者必携の最新版。
「ニーズがあるはずのホワイトニング患者がリピート化しない」─。本書はその理由を明らかにするため、470,856名の患者データを徹底的に解析し、"クライアントが継続的に通いたくなるホワイトニング"とは何かを科学的に立証した。「どれくらい白くなるの?」「痛くないの?」「何回通えばいいの?」ホワイトニングのこれまでの常識が覆される。ベールに包まれていたホワイトエッセンスのホワイトニング&自費クリーニングがついに初公開される!
1章 なぜホワイトニング・自費クリーニングを導入したほうが良いのか、なぜ導入してもうまくいかないのか
2章 リピート化するホワイトニング
3章 リピート化するクリーニング
抜歯するだけが埋伏歯治療ではないーー埋伏歯治療には小児歯科、口腔外科、矯正歯科等がかかわるが、自家移植や矯正歯科治療による保存が可能だといえる。患者さんの利益のために歯科は何ができるか? また実際に矯正歯科医である著者は何をしているか? 埋伏部位別に示した症例に対する治療のベネフィット・リスクを考察しながらその適応判断を示した、埋伏歯治療にかかわるすべての歯科医師の指針となる1冊。
Part1 埋伏歯とは何か
Part2 埋伏歯非抜歯治療に必要な知識とメカニクス
Part3 埋伏歯矯正歯科治療の実際
近年のインプラント治療は、以前では想像もできなかった審美性と機能性をより確実に、短期間で行えるようになってきた。治療のゴールとなる補綴的要件は今も昔も変わらないが、治療戦略は刻一刻と変化する。1回法抜歯即時埋入、そして即時負荷に関するリスクへの対応が解明され治療概念が確立された現在、適切な症例選択のもと、積極的に治療計画に生かしていくことが、術者・患者双方に大きな恩恵をもたらす。本書は、即時治療を外科および補綴分野から余すことなく解明した大作である。
第1章 前歯部即時治療の概念とその有効性
第2章 臼歯部抜歯即時埋入の臨床的優位性
第3章 即時負荷の治療概念
第4章 前歯部上部構造製作
第5章 臼歯部上部構造製作
第6章 症例供覧