緊急時に自信をもって対応するための必携マニュアル!
●緊急検査は専門外の検査も実施しなければならないことに加え、迅速さ・精確さも求められるため、検査者にとっては非常にプレッシャーのかかる検査です。
●いざという時に最低限とるべき対応や、知っておきたい知識に焦点を絞り、「次に何をしたらよいか」がすぐにわかるようまとめています。
●異常値が出た場合、臨床側に報告する前に何をチェックするべきか、具体的なリストなども記載し、緊急時に自信をもって対応できるよう解説した一冊です。
【目次】
CHAPTER 1 総論─緊急検査の目的と意義
CHAPTER 2 一般検査
CHAPTER 3 生化学検査
CHAPTER 4 血液検査
CHAPTER 5 輸血検査
CHAPTER 6 微生物検査
CHAPTER 7 病理・細胞診検査
CHAPTER 8 生理機能検査
CHAPTER 9 外注検体の保管
航空史から最新鋭機までを写真と記事で解説特集:航空自衛隊那覇基地(仮)---特集は軍事的動きを活発化させる中国空・海軍に、日本の“最前線基地”として対処する航空自衛隊那覇基地の現状を紹介する。F-15要撃戦闘機を擁する第9航空団第204、304飛行隊、早期警戒任務を実施する警戒航空団第603飛行隊、航空救難団那覇救難隊、那覇ヘリコプター空輸隊、第17高射隊など、那覇基地に所在する全空自部隊を現地取材、機材と隊員、訓練の現状を詳細報告する。特集関連記事として、台湾空軍が新たに配備した新型戦闘機F-16Vと台中情勢についても言及。
・日本集中治療医学会と日本救急医学会は、合同で「日本版敗血症診療ガイドライン2020(J-SSCG2020)」を作成し、2021年2月に正式出版した。
・J-SSCG2020は、多職種が関わる国内外の敗血症診療の現場において、ベッドサイドで役立つガイドラインとして広く活用されることが期待される。
・本特集では、なかでも注目すべきトピックスを取り上げ、ポイントを解説いただく。現時点のエビデンスを整理し、臨床現場で活用していただくとともに、新たな課題をピックアップする機会にしていただければ幸いである。
■ 敗血症診療を知る -J-SSCG2020のポイント
・はじめに
・J-SSCG2020が目指すもの
〔key word〕敗血症、ガイドライン、多職種、GRADE
・Sepsis-3における敗血症の定義と診断
〔key word〕Sepsis-3、日本版敗血症診療ガイドライン、敗血症診断
・感染症の診断
〔key word〕感染、血液培養、培養検体、グラム染色、バイオマーカー
・画像診断・感染源のコントロール
〔key word〕画像診断、感染源の検索、感染源のコントロール、ドレナージ、感染性膵壊死
・抗菌薬療法
〔key word〕敗血症、抗菌薬、適正使用
・初期蘇生・循環作動薬
〔key word〕初期蘇生輸液、血管収縮薬、強心薬、心機能評価
・ステロイド療法・免疫グロブリン療法
〔key word〕劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)、毒素性ショック症候群(TSS)、フルドロコルチゾン
・急性腎障害・血液浄化療法
〔key word〕腎代替療法、開始時期、エンドトキシン吸着療法
・敗血症におけるDIC診断と治療
〔key word〕播種性血管内凝固症候群(DIC)診断基準、血栓性微小血管症(TMA)、アンチトロンビン、リコンビナント・トロンボモデュリン
・PICSとICU-AW
〔key word〕PICS、ICU-AW、早期リハビリテーション、他動関節運動療法、神経筋電気刺激
●TOPICS
生理学
・脳内の硫化水素は正常な呼吸の維持に必須
神経精神医学
・事象関連電位:精神病性障害への臨床応用の可能性
臨床検査医学
・ポイントオブケア検査(POCT)の質保証
●連載
オンラインによる医療者教育
・13.G Suiteを用いた新たなオンライン教育システム「F.MOCE」
〔key word〕F.MOCE、G Suite、遠隔授業、オンライン教育システム、ユーザー本位
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・11.カイコを実験動物として用いた創薬研究
〔key word〕カイコ、創薬、体内動態、感染症、動物愛護
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・5.新型コロナウイルス感染症の臨床像
●フォーラム
子育て中の学会参加
・18.眼科医の視点から
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
トリチウムの危険性はなぜ軽視されているのか?内部被曝で健康をどう破壊していくのか?本書は、トリチウムの危険性と汚染水放出の問題点について、一般読者向けの概括的でやさしく分かりやすい解説書であると同時に、国の放出案を逐条的に批判し、汚染水の海洋放出に反対する人びとの手引き書でもある。
臨床に密着した「研究と報告」「短報」など原著を中心に掲載。「展望」では、重要なトピックスを第一人者がわかりやすく解説。連載「継往開来」では、伝統的に使われてきた疾病の概念や症状を再評価している。
・1990年代、循環器内科領域における血栓止血領域への興味は少なかった。心筋梗塞などの血栓症を診ていたのに、血栓止血の視点が少なかったのは不思議であった。
・その後、抗血小板薬としてクロピドグレルが開発され市場が拡大した。さらに、心房細動の脳卒中予防に経口の直接的凝固因子阻害薬(DOAC)が開発され、数兆円の市場規模に至った。
・今回の特集では基礎的、臨床的視点から血栓止血学における最近の進歩をエキスパートに解説いただく。診療に役立つのみならず、読者の皆様の学術活動に資することを期待する。
■ 基礎と臨床の両面から挑む血栓止血学
・はじめに
・血小板と血栓形成ーー機序と臨床的意義
〔key word〕血小板、止血、動脈血栓、静脈血栓
・循環器領域における抗血栓治療の現状
〔key word〕虚血性心疾患、抗血小板薬、抗凝固薬
・血栓止血におけるプロコアグラント血小板の役割
〔key word〕血小板プロコアグラント活性、血小板第III因子、血小板、マイクロパーティクル、リン脂質、非活性化GPIIb/IIIa
・脳血管疾患発症制御における抗血栓療法
〔key word〕抗血小板療法、抗凝固療法、再灌流療法、経静脈的線溶療法
・血流下における血小板を中心とした血栓形成シミュレーター
〔key word〕血小板、GPIbα、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、血栓形成、シミュレーション
・血栓性疾患の病理
〔key word〕アテローム血栓症、プラーク破綻、静脈血栓症、癌関連血栓症
・COVID-19に伴う血栓症
〔key word〕新型コロナウイルス感染(COVID-19)、血管内皮細胞傷害、微小血栓、D-ダイマー、サイトカインストーム
・フォン・ヴィレブランド因子と血栓・止血
〔key word〕フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、フォン・ヴィレブランド病(VWD)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、血栓症、出血
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・26.シラミ症(この白くうごめくモノは?)
〔key word〕アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミ、殺虫剤耐性、心のケア
オンラインによる医療者教育
・12.診療科の魅力が伝わるオンライン実習ーー北海道大学産婦人科の事例
〔key word〕オンライン実習、外科基本手技の遠隔指導、シネメデュケーション、プロフェッショナリズム
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・10.ショウジョウバエから見出された非典型的ドパミン放出による学習強化モデル
〔key word〕ショウジョウバエ、ドパミン、オンデマンド放出、学習強化、一酸化炭素
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・4.血栓症と炎症:多臓器不全・多様な症状への進行機序
●特報
・ウイルス感染症の制御機構
・ヒトT細胞白血病ウイルス1型の生き残り戦略と病原性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
看護師の手を用いたケア「て・あーて」の実践、その成果を、現場(看護師ら医療スタッフ・患者・患者家族)から語る。
話し方・聴き方、人間関係の築き方、報告・連頼・相談のポイント、説得力の高め方ーコミュニケーションの本質を一冊に!新人から中堅、管理職から経営者まで、ビジネスパーソンのためのすぐに実践できる効果的な方法が満載!!研修指導歴30年の話し方のプロが伝授。
・2018年に発刊した「近未来のワクチン」(264巻5号)という特集からコロナ禍を経て、基礎研究から開発研究にかけて各方面から多くのシーズやイノベーティブなプラットフォームなどの発見、発明が生まれている。
・今回は、日本でも活性化されたワクチン開発の新展開、とくにワクチン設計のサイエンスともいえる内容を各領域で活躍されている先生に執筆をお願いした。
・本特集の報告が、次に何が来るかわからない感染症への備えの基盤となり、そしてその内容が若い研究者の好奇心をくすぐり、次なる破壊的イノベーションを引き起こしてくれる日が日本に来ることを切に期待する。
■ ワクチン設計のサイエンス 12月第1土曜特集
・はじめに
●総論
・新型コロナウイルスのパンデミック収束のためのワクチンサイエンス
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、mRNA(messenger RNA)ワクチン
・自然免疫アジュバントを用いた新規粘膜ワクチン開発
〔key word〕自然免疫、樹状細胞、免疫グロブリンA(IgA)、粘膜ワクチン
・COVID-19からみえた獲得免疫記憶の特性
〔key word〕抗体、記憶リンパ球、免疫指標、ワクチン予防効果
・粘膜面における獲得免疫と感染防御
〔key word〕IgA抗体、粘膜関連リンパ組織、共生菌、ビタミン、脂質メディエーター
・弱毒生ワクチンと不活化ワクチン
〔key word〕弱毒生ワクチン、不活化ワクチン、ワクチン開発
・SARS-CoV-2特異的T細胞クロノタイプとエピトープ解析
〔key word〕ペプチド抗原、濾胞性ヘルパーT(Tfh)細胞、TCRクロノタイプ解析、public TCR
・アジュバントーー in situワクチン、感染症予防、非感染性疾患への応用
〔key word〕アジュバント、ワクチン、in situワクチン、免疫予防薬(immunoprophylaxis)
・機械学習によって加速される次世代アジュバント開発
〔key word〕機械学習、systems vaccinology、Open TG-GATEs、アジュバントデータベース
・SARS-CoV-2 Spike L452R変異は、細胞性免疫の逃避と感染性上昇に寄与する
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、細胞性免疫
・安全性研究からのワクチン・アジュバント設計
〔key word〕アジュバント、ゲノミクス解析、インフルエンザワクチン、バイオマーカー、経鼻ワクチン
・有機合成化学研究からのワクチン、アジュバント設計ーーワクチンアジュバント開発における有機合成化学の貢献と新たな取り組み
〔key word〕ワクチンアジュバント、自然免疫、有機合成、コンジュゲートワクチン
●各論
【Non-viral vector】・プラスミドDNAベクターワクチン設計のサイエンス
〔key word〕DNAワクチン、細胞性免疫、エレクトロポレーション、投与デバイス
・新規創薬・ワクチンモダリティとしてのmRNA
〔key word〕メッセンジャーRNA(mRNA)医薬、mRNAワクチン、リポ脂質ナノ粒子(LNP)、ミセル型キャリア
・RNA創薬を支える縁の下の力持ちーーpH感受性脂質
〔key word〕Drug delivery system(DDS)、ワクチン、RNA、細胞内環境、脂質ナノ粒子(LNP)
【Viral vector】・アデノウイルスベクターワクチン設計のサイエンスーーCOVID-19に対するワクチン開発を中心に
〔key word〕アデノウイルス(Ad)ベクター、ワクチン、新興・再興感染症、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・ヘルペスウイルスベクターワクチン設計のサイエンス
〔key word〕単純ヘルペスウイルス(HSV)、アンプリコン、非増殖型HSV、弱毒型HSV
・麻疹ウイルスベクターワクチン
〔key word〕麻疹ウイルス(MeV)、ワクチン、ベクター
・センダイウイルスベクターワクチン設計のサイエンス
〔key word〕生ワクチン、抗原提示細胞、B細胞、細胞傷害性T細胞(CTL)、遺伝子組換え型ワクチン、アジュバント効果、ワクチン抗原局在化、粘膜免疫
・組換え多価ワクチンベクターとしての水痘生ワクチンの可能性
〔key word〕水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、ヘルペスウイルス、組換えウイルス、ウイルスベクター、多価ワクチン
・ワクシニアウイルスベクターワクチンの設計
〔key word〕ワクシニアウイルス、高度弱毒化株、相同組換え、ゲノム編集
・ヒトパラインフルエンザ2型ウイルスを用いた結核ワクチンの開発
〔key word〕結核、パラインフルエンザ2型ウイルス(PIV2)、Ag85B、ワクチン
【Bacterial vector】・BCGベクターワクチン設計のサイエンス
〔key word〕BCGベクターワクチン、組換えBCG(rBCG)、Th1
【Phage vector】・細菌に感染するバクテリオファージを担体とするファージワクチン設計
〔key word〕バクテリオファージ、ファージディスプレイ、ファージライブラリ、ペプチドワクチン、DNAワクチン
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
令和4年度試験対策。応用的な知識の確認と答案作成能力を養成!