インドを理解することは、至難といわれている。宗教、言語、種族をはじめ、類をみない多様性のなかで、国家として統一を保ちつづける。滞印一八年の外交官が、40年にわたる交流研鑽をもとに、八億人を超えるインドの全体像を簡潔に描く。
見た目はかなり違っても、パンとクラッカーのレシピの違いは大さじ一杯のイーストだけ。似たところなど何ひとつなさそうな言語どうしも、実はレシピがほんの一カ所違うだけかもしれない。言語学は、日本語や英語、アメリカ先住民の言語など、あらゆる言語の多様性の本質に迫りつつある。多様性と普遍性の矛盾を解くカギはパラメータだ。
カナダ出版賞(最優秀日本語訳部門)受賞!地球が、森が蝕まれている!カナダのレイチェル・カーソン、エリザベス・メイ(「カナダ緑の党」党首)が発する緊急メッセージ。この告発は、日本にも通じる。
刊行に寄せて 林 良博 1
序 3
Part1 危機に瀕した森林大国、カナダ
1 森林大国 カナダ 15
森林の実態を暴く 17
危機感の薄い当局 21
2 欺瞞に満ちた神話とプロパガンダ 29
3 神がかり的林業 61
樹木量の算定 62
伐採は今、代償は後で 64
神がかり的な森林管理の種明かし 66
継続可能である、ただし終焉を迎えるまでは 70
4 地球の心肺機能を担う森林 73
生命のエンジンを調整するシステム 73
気候変動とカナダの森林 76
炭素売買 86
5 汚染物質、農薬、そして政治的駆け引き 93
製紙・パルプ会社による公害 93
温室効果ガスの排出 99
農薬 101
6 針葉樹材貿易摩擦 103
争議の近年の推移 106
7 森林認証をめぐる論争 119
世界貿易機関 125
認証と規制撤廃 127
8 カナダの森林に対するその他の脅威 129
Part2 今は昔の木の国ー各州の現状と問題点ー
9 失われた森林 139
危機に瀕している森林 140
10 大西洋岸諸州 155
ニューファンドランド・ラブラドール州 155
ノヴァ・スコシア州 178
ニュー・ブランズウィック州 212
プリンス・エドワード・アイランド州 236
11 ケベック州 243
12 オンタリオ州 271
13 プレーリー 303
マニトバ州 303
サスカチュワン州 334
アルバータ州 352
14 ブリティッシュ・コロンビア州 375
15 準州 421
ユーコン準州 421
ノースウェスト準州 433
Part3 森林の未来
16 希望の光 439
統合的な土地利用計画 440
先住民族の林業の興隆 446
国家森林戦略 448
17 将来の方向 453
脚注 469
参考文献 544
ウェブサイト 547
組織の連絡先 549
訳者あとがき 557
謝辞 560
著者・訳者プロフィール 561
本書は、中小企業論を学ぶ人のための入門書です。中小企業経営、中小企業政策、中小商業、中小工業を専門とする4人の執筆者による一貫性をもった教科書です。多様で多面的な中小企業がどのような存在であるかを、多くの事例を通して具体的にイメージしてもらうことを念頭に書かれています。
本書では炭素材料、特に黒鉛と同じ炭素原子の六角網面を基本構造とした炭素材料およびそれらを評価するための基本的な評価技術のいくつかについて解説する。
進化劇の役者たち!博物学者の鋭い目が、個性豊かな動物たちのくらしぶりから、進化の謎の解き明かす。
「エメラルドの首飾り」にたとえられる赤道下の島々が発信する2億人の鼓動。政治に、若者文化に、スポーツに、この国のあふれるばかりの活力を紹介する。
都会では多くの建設工事がなされているが、それに先だって埋蔵文化財の調査が行われる。開発の少ない山村では、埋蔵文化財の調査もほとんど行われない。地下に埋もれている文化にさえこれだけ注目が払われているのに、今まさに消えようとする、生きている山村の文化には、注意が払われていないのである。こうした現状に立つとき、山村の果たした歴史的な役割を明らかにすることは大きな意味を持つ。山地に存在する集落に生きた人々から何が見えてくるのかを探る。
理論と実証の両面から分析。「制度」「調整」「補完性」および「階層性」-資本主義の現代像を問う。広く政治経済学的視点から現代資本主義の構造と動態についての分析を踏まえて、高度成長からポスト・バブルの今日までの日本経済の変容を浮き彫りにする。
国や企業による独占から、種子の多様性を守る!タネの保存に取り組む、地域事例を紹介。
法律の最新事情と、現場からみえる問題点を解説。
滝川クリステルさんが、初出版として、生物多様性を解説する写真集+対談集。ボルネオ熱帯雨林での撮り下ろし写真と、木村秋則さん、さかなクン、生物多様性条約事務局長アフメド・ジョグラフ博士らとの対談で構成
地域興し運動では地元のイニシアチブが重要であるが、同時に外部者の関わり具合が成否の鍵となる。外部者が積極的に関わった各地の運動で、その成果はどう現れたのか。
糖鎖を蛍光で標識し解析する手法として、世界ではじめて編者らが開発したピリジルアミノ化法の原理と特徴を詳説する。
【本書の内容】
1 糖鎖の構造決定
2 ピリジルアミノ化法の原理
3 ピリジルアミノ化法による特徴的な糖鎖解析
4 ピリジルアミノ化を用いた糖鎖解析
ガラパゴス諸島、マダガスカル島、イースター島……。大陸にはない独自の進化・発展をとげた島を写真とともに紹介。地球の魅力が満載。