部分日食、皆既月食、火星の接近。今年も見ものがいっぱい。
小津安二郎、成瀬巳喜男、フェデリコ・フェリーニ、レヴィ・ストロース、蒋介石、毛沢東、孫文…さまざまなテキストを援用しながら世紀末台湾の時代精神を描きだした、現代版地下室の手記。侯孝賢監督の脚本家として知られる女性作家の代表作。
小・中学校で学ぶ天文学の知識を完璧マスターするための基礎的な知識と考え方が身につく本。ステップ1〜17へと順序立てて学べる「ステップ学習方式」。課題に対して自分の考えを書き込む「チャレンジ」と簡単な観測や実験を紹介する「クイックラボ」に挑戦しながら退屈せずに理解を深められる。
小・中学校で学ぶ天文学の主な内容、星や星座の見かけの位置や動き、北極星を探し出す方法、季節ごとの星座、月と太陽、月の満ち欠けなどが24のステップで無理なく理解できる。授業では理解や納得ができなかった種々の天文現象の疑問が、天動説的な見方を中心にした分かりやすい解説で氷解すること請け合いである。
私たちが住む天の川銀河は、どうなっているのだろう?いきいきとした銀河系の素顔を、最新の知見をもとにえがく。
石川ゆかりの偉人たちの少年時代に焦点をあてたシリーズ。「Z項」を発見した天文学者、木村榮の少年時代。
海上保安庁刊行の「平成19年天測暦」から、航海の海技国家試験受験者のために特に必要な部分を抜粋したものであり、実際の天文航法用のものではなく練習用のもの。
写真や図を用い、科学用語や概念を詳しく解説。隕石の分類、起源から、隕石の探し方、隕石を追い求める魅力的な人々の姿まで、幅広く網羅。プラネタリウム館長、科学者、隕石コレクターとしての著者のエピソードがちりばめられ、科学書でありながらも、肩肘を張らずに読めるよう工夫されている。有名な隕石ハンターを取り上げたはじめての本。
その向こうには何がある?巨大な装置で誤差を抑え天体の運行を観測した時代。レンズで対象との距離を縮め、間近に天体を覗こうとした時代。電波や宇宙線など、人間の五感を超えた情報で宇宙を探った時代。宇宙は人間の持てる道具とともに、その広がりと奥行きを深めた。この先、人間は宇宙にいったい何を発見するのだろう。先史時代の天文遺跡に始まり、コペルニクス、ブラーエ、ケプラー、ガリレオ、ニュートンら偉人の業績をひもとき、量子力学と相対論によって劇的に変貌した20世紀天文学へ、宇宙物理学へといたる。研究最前線の学者による壮大な天文学通史。写真・図版多数。
中国語訳『電車男』から『三国志』とUFOの関係まで、中国4千年の歴史が生んだオタク的素材をオタク的にとりあげて語る中国学の入門講義。
約5000項目の見出し語は、文部科学省の『学術用語集天文学編』をはじめとする天文学関係の各種辞典類、用語集から選び、また欧文の書籍・雑誌も参考にし、それらに掲載されていない最新の用語も適宜採り入れてある。「準惑星」、「太陽系外縁天体」などあらたに提案された天文用語から、「あかり」、「ひので」といった日本の観測衛星、計画中のプロジェクトまで、可能な限り最新の用語も採り入れた。最先端の科学用語とはいえなくなったが、現在でも広く天文学の分野で使用されている星座名、星の固有名、各種天体の通称名などは積極的に採用した。原則的に小項目主義を採用し、各項目の定義的説明のあとに重要度に応じて解説を加え、適宜中項目、大項目として扱っている。特に現代の天文学に大きな位置を占める「パルサー」や「ブラックホール」といった用語については、その歴史的経緯を含めて解説してある。「北アメリカ星雲」、「ふくろう星雲」など天文ファンになじみ深い星雲星団も数多く見出し語として採用し、これらの天体の物理的機構もわかりやすく解説した。