人間生活にとって不可欠なコミュニケーションをさらに豊かなものへと高めることは情報デザインの重要な課題である。広告と出版をめぐって、これらの概念と社会的機能、また、周辺領域との関係を検証することによって、文化レベルでのデザインの可能性を探る。
芸術大学陶芸科の授業内容を1冊の本にしました。技術を学ぶのは上手につくるためというよりも、自分の感受性を磨くため。どういう表現をしたいのか。それにはどんな技法を使えばいいか。加飾材は、釉薬は、焼成方法は?土を捏ねながら考える。
風や水を利用したもの、音の出るもの、かちまけあそび、虫とりあそび、ままごとあそびのおもちゃなど、材料選びから作り方、あそび方まで、すべて図入りでわかりやすく紹介します。
本書は、絵本の特徴、種類、シナリオづくり、構図のとりかた、絵の描きかた、製本の方法を、だれにでもわかるように紹介しています。
本邦初『日仏現代詩共同翻訳』の記録。「世にも簡素な装い」を表面的に突きつめると「裸体」になる。だがこの表題の意味は、「純化された装置」ということだ。とすると、それはひいては「詩」そのものを指していることに気づかされる。翻訳不可能と目されていた現代フランスを代表する女性詩人の作品を、敢えて日本の詩人たちが日本語に移し変える。
中国、朝鮮半島、東南アジア、日本における最新の研究成果を反映したハンディな入門書。
伝統を継承し、新しい創造を続けてきた京都。それは複合文化都市であり、歴史と文化の豊かな集積の地でもある。そこにはさまざまな生活の知恵と日本独自の文化がいまも保持されている。京都の歴史的地域的特性を探ることは、ひとり京都にとってだけでなく、ひろく日本の歴史と文化がどうあるべきかを問うことであり、そこに京都学を学ぶ究極の意義がある。1200年の時を超え、いくたの消長を繰りかえしながら生き続けてきた都市、京都。本書では、その辿ってきた歴史と地域的特性を探る。
文化財を次世代に伝えていくために保存・修復作業に携わる最前線の技術者・科学者が書き下ろした初めての本格的入門書。
本書では、0〜5歳までを軸に、さまざまな手づくりおもちゃを作り、それらが人間関係の中でどのように役立つかを中心にまとめた。そして、その中で0〜5歳までのおもちゃの役割の位置づけを考えました。さらに、手づくりおもちゃのみでなく、既製のおもちゃとの関係、また障害のある人々のためのおもちゃの役割など、おもちゃに関するあらゆることを紹介した。
全国四千余湯から千年以上の歴史を誇る“ほんものの温泉”を精選。弘法大師が見つけた、紫式部が浸かった、夏目漱石が唸った究極の59湯。
数千年の言葉の厚みのうえに身を置きながらも、鋭く現代的な感覚を兼ね備える詩人は、詩の核心を「生命の最も言いあらわし難い枝葉の部分をつかまえることに過ぎない」と言い切る。七冊の詩集から愛情の詩を選んで訳出した、本邦初の日本ー台湾現代詩共同翻訳セミナーの成果。