ストーカーに悩まされ、勤め先が倒産することになりーと、思いがけない災難に見舞われた悠愛。そんなとき三年ぶり再会したのは、美貌の義兄・龍我だった。異常なほど過保護な義兄に現状を知られた悠愛は、なんと彼と同居させられることに。しかも家の門に鍵をかけられ、閉じ込められてしまう。新しい仕事に美味しい食事、綺麗な服を与えられても、決して外には出られない。そんな息の詰まる生活から逃れたいーそう訴える悠愛に、龍我がある提案をしてきた。それは、彼の願いを叶えるたびにポイントが貯まり、満点になると外出できるというもの。悠愛はそれを呑み、義兄の願いを叶えようとするが、頬へのキス、ハグ、そして秘めた場所への愛撫と、次々に要求がエスカレートして…
鳥から見ると、都会はどう映る?カラス・ヒヨドリ・スズメ・ツバメなど、都会をすみかにする鳥の生態・能力から、身近な自然を考える。
身近な自然の中で、鳥の巣とであい、その不思議と美しさに心ひかれた一人の画家。目を世界にむけると、もっともっと…さまざまな鳥の巣がありました。きびしい環境を生きぬく鳥たち。生命の尊さと自然の偉大さを語ります。
フランスの国民的映画監督ポール・グリモーと『天井桟敷の人々』のジャック・プレヴェールのファンタジーが現代へ放つ警告。
古代から現代まで、日本史上の重要トピックを網羅!
鳥が空を飛ぶ仕組みからブラックホールの存在確認まで自然現象の法則性を解き明かす。綺麗な写真も満載!物理の素朴な疑問にズバッと答えます!
生物は効率的に移動運動をしなくてはならない。そのためには、ほかならぬ物理法則に適応できるかどうかが重要だ。物理法則はすべての環境に等しく存在し、生物の移動運動の進化、ならびに、その移動運動を可能にする生物の形状に、非常に強い制限を与える。現在の生物たちの形態は、移動運動を司る物理法則と、形態変化を司る進化の法則があやなす40億年の物語のすえ、できあがった。そこには「法則性」や「因果関係」も見出しうるー。這い、泳ぎ、歩き、飛ぶため、生物はどう形を変えてきたか。移動運動の物理から生物の形の進化を、最新研究で読み解く。
山と鳥にしか興味のなかった一路は従兄の経営する喫茶店で同じ大学の定家順と知り合う。目を惹く美形で華やかな雰囲気を持つ順はなぜか一路に興味を示し二人は親しくなる。やがて恋を自覚する一路。けれど順が男女問わず人を弄んでいるという噂を耳にし、実際に現場を目撃してしまう。自分がこんなに不幸なんだから、みんな不幸になればいいー順が告げた身勝手で悲しい言葉に一路は…?「不実な男」番外篇。
村はずれで「幸福が宿る鳥籠」を作る娘はいつもひとりぼっち。ある嵐の晩、彼女のもとへやってきた魔物が「さびしい小娘よ」とささやきますがー。千早茜の幻想を宇野亞喜良の描き下ろし15点が彩る孤独と自由の物語。
昼間の居酒屋で開かれるフリースクール。そこに通う、年齢も性別も様々な生徒達が織り成す、温かな時間。
精神病院で受けた絵画療法によって絵の才能が開花した青年を巡る、病院関係者たちの心の闇を書簡形式で綴るミステリ「火焔樹の下で」、隣室をのぞき見た孤独な娘を誘う異様な遊戯とその結末を語る「密室遊戯」のほか、初文庫化に際し、閉鎖的な地方に生きる少年少女の倦怠と残酷を幻視的な筆致で描き出した「バック・ミラー」など3篇の単行本未収録作を附した16篇を収める。
鳥たちは、この地球で、さまざまな旅をしています。旅をする鳥を、「わたり鳥」とよびます。わたり鳥はどこを通り、どこにいくのでしょうか?鳥類学者による20年間におよぶ研究と、画家の想像力が描きだす、わたり鳥の旅の世界。小学校中学年から。