なにげない日常生活の中で知らぬまに忍び寄る黒い影。それは〈恐怖〉というものにかわり、人々の心に巣喰っていく…。人生の終着駅にみた恐怖を描く表題作のほか、七編。著者自ら、選びぬいた最高級のホラー短編集。
歌は、いかにして詩人の魂に舞い降りるのか?美空ひばりのレコーディング風景、石原裕次郎との運命的な出遭い、美輪明宏が歌うシャンソンの魔力-なかにし礼とという作詩家の軌跡=奇跡を、昭和史に残るスター達との交流から赤裸々に小説化した、『兄弟』『赤い月』に並ぶ自伝的三部作、ここに完結。
「常に現に探偵小説は危機にある」と語る著者が、日本の本格探偵小説を衰退させないための回答を求めて、海外の古典から現代本格までを多岐にわたり検証する。探偵小説の可能性を模索する渾身のライフワーク!綾辻行人との特別対談を収録。
21世紀に伝え残すべき70年代ベトナムの苦難と試練の軌跡。難民村の人々、孤児院の子どもたち、そして戦争に翻弄される庶民の生活…ベトナム戦争最終局面における南ベトナムの状況を民衆の視座に立ち熱き思いで記録する。
仕事も家庭も満ち足りた中年に突然甦る青春の恋心を描く10編。
10月に延期された2021年ザルツブルク復活祭音楽祭、
ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン、神がかり的『ワルキューレ』
2021年4月に予定されながら、新型コロナウィルスの影響で延期となったザルツブルク復活祭音楽祭。規模を縮小して10月末からの開催となりました。これは10月31日にザルツブルク大祝祭劇場で行われたコンサートをORFが収録したもので、ティーレマンが手兵シュターツカペレ・ドレスデンを率いてワーグナーの『ワルキューレ』第1幕を披露しています。
ザルツブルク復活祭音楽祭は1967年にカラヤンが創設し、2013年からはティーレマンが芸術監督を務めています。創立50周年の2017年には『ワルキューレ』を全曲上演、「C major」レーベルより映像ソフト化されています。
今回は『ワルキューレ』第1幕をアニヤ・カンペのジークリンデ、ステファン・グールドのジークムント、ルネ・パーペのフンディングで演奏会形式上演、さらに『神々の黄昏』のオーケストラ・ナンバー3曲と、カンペの独唱で『ブリュンヒルデの自己犠牲』まで存分に堪能させてくれます。終演後の嵐のような喝采が聴衆の熱狂ぶりを伝えてくれます。
興味深いのが、ディスク2の最後にボーナス・トラックとしてゲネプロの模様を2箇所収録していること。リハーサルの終わりにティーレマンが「あなたたちはワーグナーから逃れられない」と言っているのが象徴的。60ページを超えるフルカラーのブックレットも充実。久々に充実したワーグナー演奏に触れることができます。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ワーグナー:
● 『ワルキューレ』第1幕
アニヤ・カンペ(ソプラノ/ジークリンデ)
ステファン・グールド(テノール/ジークムント)
ルネ・パーペ(バス/フンディング)
Disc2
● 『神々の黄昏』より
1. 夜明け
2. ジークフリートのラインへの旅
3. ジークフリートの葬送音楽
4. ブリュンヒルデの自己犠牲
アニヤ・カンペ(ソプラノ/ブリュンヒルデ:4)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
● ボーナス・トラック〜ゲネプロより
1. 『夜明け』の木管群のリハーサルの初め(3分41秒)
2. リハーサルの終わり(1分24秒)
録音時期:2021年10月31日
録音場所:ザルツブルク大祝祭劇場
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
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ティモシー・ファロンがレスピーギの歌曲を録音!
SACDハイブリッド盤。マレク・ヤノフスキもその実力を認めるテノール、ティモシー・ファロン。リストの歌曲集でも注目されましたが、今回はレスピーギを録音しました。
レスピーギといえば『ローマ三部作』があまりにも有名ですが、色彩豊かな旋律が魅力の美しい歌曲も多く作曲しております。詩はアントニオ・ルビーノ[1880-1964]、アダ・ネグリ[1870-1945]、カルロ・ザンガリーニ[1874-1943]、象徴主義者ガブリエーレ・ダンヌンツィオ[1863-1938]など、レスピーギの多彩なスタイルと幅広い文学的インスピレーションが発揮されております。
ティモシー・ファロンはジュリアード音楽院で学んだアメリカ系のテノール歌手。マリリン・ホーンに師事したあと、2013年に開かれたウィグモア・ホール歌曲コンクールで優勝した実力派で、これまで鈴木雅明、ヘルムート・リリング、マリン・オールソップなど世界の名だたる指揮者と共演しています。エレガントでビロードのような明るさからダイナミズムの幅が広い声の持ち主。豊かな表現力でレスピーギの歌曲を歌い上げます。(輸入元情報)
【収録情報】
レスピーギ:
● 森の神々 P107(1917)
1. 牧神
2. 庭園の音楽
3. エグレ
4. 水
5. 黄昏
● 6つのメロディ P89(1909)より第1曲『深い海の底で』
● 対照 P66(1906)
● 最後の陶酔 P8(1896)
● 6つのメロディ P89(1909)より第2曲『あきらめ』
● ストロネッロを歌う女 P69 (1906)
● 5つの古風な歌 P71(1906)
1. 時々耳にする愛の思い出
2. でもどのように私は我慢できようか
3. バラード
4. 真っ赤な美しい唇
5. エンツォ王のカンツォーネ
● 短いお話 P52(1904)
● 6つの歌 第2集 P97(1912)より第4曲『古のクリスマス祝歌』
● 6つの歌 第1集 P90(1909)より第6曲『雨』
● 涙 P9(1896)
● 4つのスコットランド民謡 P143(1924)
1. 牛たちが帰ってくるとき
2. エジンバラの町から1マイルの所だった
3. 私の心はハイランドにある
4. ダンディーのバグパイプ吹き)
● 6つの歌 第1集 P90(1909)より第1曲『三日月よ』
● 夜想曲 P11(1896)
● 霧 P64(1906)
ティモシー・ファロン(テノール)
アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ)
録音時期:2021年7月6-9日
録音場所:ミュンヘン、バイエルン放送
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
BIS ecopak
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ライン・ドイツ・オペラ&アクセル・コーバー、『指環』全曲ライヴ録音完結!
ライン・ドイツ・オペラとデュースブルク・フィルの音楽監督を務めるドイツの指揮者アクセル・コーバー。2013年にはバイロイト音楽祭にデビューし、翌2014年と続けて『タンホイザー』を指揮、2020年の『タンホイザー』にも起用されるなど、注目のワーグナー指揮者の1人であるコーバーが指揮をとり、ドイツの有力歌手を揃えて贈る『ニーベルングの指環』2019年ライヴ・レコーディングがついに完結。
最後を飾るにふさわしい豪華歌手陣による演奏をコンサート形式による素晴らしい音響で、お楽しみいただけます。2020年に先行リリースされていたデジタル版(DL版)の音源では、特にジークフリート役を務めるコービー・ウェルチの歌声が高く評価され、英グラモフォン誌の「Critics' Choice 2020」に選ばれています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ワーグナー:『神々の黄昏』全曲
コービー・ウェルチ(ジークフリート)
リンダ・ワトソン(ブリュンヒルデ)
リヒャルト・シュヴェダ(グンター)
サミ・ルッティネン(ハーゲン)
ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(アルベリヒ)
アンケ・クラッベ (グートルーネ)
サラ・フェレーデ(ヴァルトラウテ)
ルネ・モロク(第1のノルン)
アニカ・シュリヒト(第2のノルン)
バルノ・イスマトゥラエヴァ(第3のノルン)
ハイディ・エリーザベト・マイアー(ヴォークリンデ)
アネリー・ゾフィー・ミュラー(ヴェルグンデ)
アナ・ハーヴィー(フロースヒルデ)
ライン・ドイツ・オペラ合唱団
デュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団
アクセル・コーバー(指揮)
録音時期:2019年5月、11月
録音場所:デュースブルク、メルカトルハレ
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
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バイエルン国立歌劇場 1955/ワーグナー:『神々の黄昏』
【収録情報】
● ワーグナー:『神々の黄昏』全曲
ベルント・アルデンホフ(テノール/ジークフリート)
ビルギット・ニルソン(ソプラノ/ブリュンヒルデ)
ゴットロープ・フリック(バス/ハーゲン)
ヘルマン・ウーデ(バリトン/グンター)
オタカール・クラウス(バリトン/アルベリヒ)
レオニー・リザネク(ソプラノ/グートルーネ)
イラ・マラニウク(メゾ・ソプラノ/ヴァルトラウテ)
ゲルダ・ゾンマーシュー(ソプラノ/ヴォーグリンデ)
エリザベート・リンダーマイヤー(ソプラノ/ウェルグンデ)
ルート・ミヒャエリス(コントラルト/フロースヒルデ)
イルムガルト・バルト(アルト/第1のノルン)
ヘルタ・テッパー(コントラルト/第2のノルン)
マリアンネ・シェヒ(ソプラノ/第3のノルン)
バイエルン国立歌劇場合唱団
バイエルン国立管弦楽団
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
録音時期:1955年9月1日
録音場所:ミュンヘン、プリンツレゲンテン劇場
録音方式:モノラル(ライヴ)
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ミヒャエル・シュルツ演出の『神々の黄昏』が再発売!
ワーグナーとゆかりの深いワイマールの国民劇場で2008年に上演されたミヒャエル・シュルツ演出の『ニーベルングの指環』。鬼才ミヒャエル・シュルツの奇抜な舞台で話題となりました。(輸入元情報)
【収録情報】
● ワーグナー:『神々の黄昏』全曲(『ニーベルングの指環』第3夜)
ノルベルト・シュミットベルク(テノール/ジークフリート)
マリオ・ホフ(バリトン/グンター)
トーマス・メーヴェス(バリトン/アルベリヒ)
レナトゥス・メツァール(バス/ハーゲン)
キャスリーン・フォスター(ソプラノ/ブリュンヒルデ)
マリエッタ・ツムビュルト(ソプラノ/グートルーネ)
ナディーネ・ヴァイスマン(アルト/ヴァルトラウデ/エルダ)
クリスティーネ・ハンスマン(メゾ・ソプラノ/第1のノルン)
ナディーネ・ヴァイスマン(アルト/第2のノルン)
ジロナ・ミヒェル(ソプラノ/ヴォークリンデ/第3のノルン)
スーザン・ギュンター=ディスマイヤー(ソプラノ/ヴェルグンデ)
クリスティアーネ・バッセク(メゾ・ソプラノ/フロスヒルデ)
エリカ・クレーメル(グラーネ)、他
ワイマール州立歌劇場合唱団、他
シュターツカペレ・ワイマール
カール・セント・クレア(指揮)
演出:ミヒャエル・シュルツ
装置:ディルク・ベッカー
衣装:ルネ・リスターダル
ドラマトゥルギー:ヴォルフガンク・ヴィラシェック
収録時期:2008年
収録場所:ドイツ、ワイマール国民劇場(ライヴ)
映像監督:ブルックス・ライリー
収録時間:277分
画面:カラー、16:9、1080i Full HD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.1
字幕:伊英独仏西日
Region All
ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
レーベル : Arthaus Musik *cl*
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 1
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