癌に限らず臓器損失を伴う手術においては、それに起因する術後障害が少なからず発生する。術後QOL低下の原因となり、たとえば検診で発見された早期胃癌など、術前特に症状がなかった症例では大きな問題である。しかしながら、手術を施行する外科医(特に若手)は、術式そのものや術後早期合併症には大いなる関心を払うが、ともすると退院後外来フォローアップ中における術後障害は軽視しがちな傾向が危惧される。患者にとっては大きな問題であり、術後フォローアップを担当する外科医は、これら術後障害にも真摯に取り組む必要がある。また、術前よりそれらをきちんと把握しておくことは、患者の術後への不安を軽減することにも役立つものと思う。本特集では、術後障害がQOLへどのような影響を及ぼすか、どのように判定すべきかなどが示されている。若手外科医諸君はぜひそれらを日常診療で活用していただきたい。
癌に限らず臓器損失を伴う手術においては、それに起因する術後障害が少なからず発生する。術後QOL低下の原因となり、たとえば検診で発見された早期胃癌など、術前特に症状がなかった症例では大きな問題である。しかしながら、手術を施行する外科医(特に若手)は、術式そのものや術後早期合併症には大いなる関心を払うが、ともすると退院後外来フォローアップ中における術後障害は軽視しがちな傾向が危惧される。患者にとっては大きな問題であり、術後フォローアップを担当する外科医は、これら術後障害にも真摯に取り組む必要がある。また、術前よりそれらをきちんと把握しておくことは、患者の術後への不安を軽減することにも役立つものと思う。
本特集では、術後障害がQOLへどのような影響を及ぼすか、どのように判定すべきかなどが示されている。若手外科医諸君はぜひそれらを日常診療で活用していただきたい。
■術後障害を診るための基本
術後障害とQOL
どのように考え、どのように評価するか
平 成人
術後患者に対する精神的・心理的サポート
岡村 仁
■評価・対応の実際
乳腺ー創部トラブル、いわゆる「愁訴」とされるものなど
飯島 耕太郎・他
食道ー反回神経麻痺、胃挙上再建に伴う障害など
橋本 貴史・他
胃ーダンピング症候群、小胃症状、食道逆流など
中田 浩二・他
肝臓ー術後肝不全、胆汁漏
大道 清彦・他
膵臓ー外分泌障害、内分泌障害
伊藤 貴洋・他
胆嚢・胆管ー胆摘後症候群、術後胆管炎
森 隆太郎・他
小腸ー吸収不良症候群、短腸症候群
山本 隆行・他
大腸ー排尿・性機能障害、排便機能障害
幸田 圭史
●FOCUS
胆管内乳頭状腫瘍(IPNB)とその外科治療
大塚 将之・他
小児外科領域における移行期医療の現状
佐々木 英之・他
●図解!成人ヘルニア手術・10 忘れてはならない腹壁解剖と手技のポイント
閉鎖孔ヘルニア修復法
内藤 稔
●具体的事例から考える 外科手術に関するリスクアセスメント・12
外科手術後のトラブルをどう防ぐか
石川 雅彦
●病院めぐり
公立学校共済組合東北中央病院外科
齋藤 善広
●臨床研究
映像と自己評価シートを用いた患者の自発的な
術後早期離床を目指す患者教育の効果
大原 佑介・他
●臨床報告
鼠径ヘルニア偽還納に対して腹腔鏡下に腸管整復と
ヘルニア修復(TAPP)を施行した1例
三上 和久・他
胆嚢癌術後早期に発症し肝転移との鑑別が困難であった
縫合糸肉芽腫の1・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
●学会原著
原発開放隅角緑内障眼における中心角膜厚と
角膜生体力学的特性による眼圧値の補正
八百枝 潔・他
老視用角膜インレー挿入眼に対する硝子体手術
佐藤 栄寿・他
新しい評価法を用いた前部強膜炎の病態解析の検討
平岡 美紀・他
3次元画像を使用したヒト水晶体の体積測定
馬嶋 清如・他
白内障手術中にサイドポートが裂けた青色強膜の1例
松本 年弘・他
動物病院勤務者に発症した視神経網膜炎の1例
朝生 浩・他
冷凍凝固を行ったvasoproliferative tumor症例の検討
佐藤 敦子・他
先天無虹彩の1症例におけるFunctional Vision Score評価
鶴岡 美惠子・他
長期観察が可能であった特発性網膜動脈分枝閉塞症の1例
岡本 紀夫・他
診断に苦慮した眼内鉄片異物の1例
田岡 梨奈・他
病院職員教育における動画の活用
平松 類
蝶形骨洞部腺様嚢胞癌に対する重粒子線治療により
放射線網膜症を発症した1例
渡邊 浩一郎・他
和歌山医大での内視鏡下涙管チューブ挿入術の手術成績の検討
小門 正英・他
斜視手術既往症例の斜視手術
牧野 伸二・他
脳幹部海綿状血管腫による水平・垂直の
one-and-a-half症候群の1例
唐下 千寿・他
●SIG報告
眼科DNAチップ研究会
上田 真由美・他
●今月の話題
房水循環の調節ー新たな眼圧下降治療
井上 俊洋
●熱血討論!緑内障道場ー診断・治療の一手ご指南・2
緑内障でしょうか? 視野検査の診かた
内藤 知子・他
●蛍光眼底造影クリニカルカンファレンス・3
中心性漿液性脈絡網膜症 典型
丸子 一朗・他
●目指せ!眼の形成外科エキスパート・19
眼形成手術の神髄ー眼瞼欠損の修復
欠損部位・範囲に対するブレインストーミングが勝負を決める!
柿崎 裕彦
●臨床報告
Acremonium 属真菌による難治性遅発性眼内炎の1例
井田 洋輔・他
3D Visual Function Trainer-ORTe®を用いた弱視訓練
戸塚 悟・他
斜視手術における抗凝固薬および抗血小板薬の影響
堀尾 純奈・他
広島大学病院におけるバルベルト緑内障インプラントの術後成績
小林 賢・他
●今月の表紙
網膜細動脈瘤破裂
反保 宏信
●海外留学 不安とFUN
ケンタッキーでの研究・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
医療と介護の一体改革が叫ばれるなか、2014年に医療介護総合確保推進法の公布、医療介護提供体制の構築など、新たな制度の確立が進みつつある。これに伴い、各都道府県、二次医療圏では地域医療構想の策定、各自治体・地域では地域包括ケアシステムの構築が急がれている。限られた医療介護資源のなかで質の高いサービス実現には、広範囲な医療介護連携が求められる。本特集では、さまざまな先進事例を紹介しながら今後の方向性を探る。
医療と介護の一体改革が叫ばれるなか、2014年に医療介護総合確保推進法の公布、医療介護提供体制の構築など、新たな制度の確立が進みつつある。これに伴い、各都道府県、二次医療圏では地域医療構想の策定、各自治体・地域では地域包括ケアシステムの構築が急がれている。限られた医療介護資源のなかで質の高いサービス実現には、広範囲な医療介護連携が求められる。本特集では、さまざまな先進事例を紹介しながら今後の方向性を探る。
巻頭言
山田 隆司
医療介護総合確保推進法と医療・介護の提供体制の整備について
田中 広秋
地域包括ケアシステムにおける地域リハビリテーション
米満 弘之
梼原町における地域包括ケア 地域ぐるみで支えるネットワーク
内田 望
在宅医療における多職種連携・協働を成功させるために
石橋 幸滋
地域連携における総合診療医の役割
吉村 学
地域における多職種教育 「在宅医療推進のための
地域における多職種連携研修会」および「地域医療学実習」
山中 崇・松本 佳子
地域包括ケアシステムを円滑にするための
ICTの活用方法と情報連携のあり方
高橋 肇
■対談
東京都の地域医療 地域包括ケアをどう提供していくか
尾崎 治夫 × 山田 隆司
●Data mania[16]
医師、歯科医師、薬剤師調査 × 患者調査
柿木 哲也
●アーキテクチャー × マネジメント[16]
社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部 大阪府済生会中津病院
小菅 瑠香
●ケースレポート 地域医療構想と民間病院[4]
社会医療法人社団陽正会 寺岡記念病院
-コモンズ創設の試みとスローメディシンの実践
松田 晋哉
●赤ふん坊やの地域ケア最前線!-全国各地の取り組みに出会う旅[8]
群馬県沼田市・田中 志子
●医療・病院をめぐる文献ガイド[7]
サルコペニアとフレイルについて知る文献
浦野 友彦
●(新連載)病院勤務者のためのDPCデータ解析入門[1]
連載の目的と概要
松田 晋哉
看護の醍醐味の1つに、患者さんから「気持ちよかった」という言葉を聞くことがあるのは、経験上皆さんご存じでしょう。けれども、大抵の場合は、患者さんからのこの反応で「喜んでもらえてよかった」と満足感は得るものの、自分のケアを見直し、そこに至ったケアの意味を見出すことなしに、その場限りで終わってしまうことが多いのではないでしょうか。「気持ちよかった」という言葉は、単なる「手技」の成果としてではなく、患者さんの身体的、精神的、社会的な苦痛が軽減し、看護師とのつながりに「安心・安楽」を感じたときに発せられます。この言葉を引き出すには、どのようなケアが必要かを検討する必要があるのです。
今回は、「気持ちのいい」ケアを求めて研究を続け、看護モデル作成を進めている方々に登場いただき、このキーワードを用いて、看護のなかの技術、そしてその教え方を見直していただこうという特集です。「気持ちよさ」というものは、受け取り手の個人差が大きいですし、環境によっても大きく左右されます。さらには、それを行う看護師側のとらえ方も千差万別でしょう。それでも、ケアを行う際に意識していれば、それは患者さんには伝わるはず。その意識づけを教員が学生にどのように行うかが、重要となります。患者さんに直接接する前に、学生が「気持ちいいケア」に対するイメージを広げられるように、先生方には働きかけていただきたいと思います。
■「気持ちのいいケア」は、患者と看護者のその人らしさを支える!
縄 秀志
■「快適起床ケア」で1人ひとりの朝を創ろう
気持ちのいいモーニングケア
大橋 久美子
■ケアを通して関係性が深まる
気持ちのいい全身清拭
樋勝 彩子
■語りを引き出し、希望をつなぐ
気持ちのいい手浴
矢野 理香
■早期介入で便秘予防! 温罨法で気持ちよく!
気持ちのいい排便ケア
佐居 由美
●笑いの伝道師 Wマコトのコミュニケーション革命・5
心が通う現場をつくる “伝えるチカラ”
共通・共感・共働で一体感を生み出す
Wマコト
●考える力を育てるシンキングツールの活用・2
ベン図で比較する
黒上 晴夫
●看図アプローチへの招待・5
看図アプローチでできるメタ認知指導
鹿内 信善/徳永 基与子/石田 ゆき
●臨床教育学 わからないこととの出会い・5
社会のなかで自分をわかるということ
遠藤 野ゆり
●アジア、アフリカ、ラテンアメリカの看護教育はいま・14(最終回)
国際的な政策と現場のギャップを埋めるために
タンザニアでの大学院生とのディスカッションを通して考える
新福 洋子
●“医療安全・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
巻頭特集は「量子コンピューター」。
量子力学を利用して0でも1でもある状態を作り出し,
超並列計算を行う次世代計算機です。
絶対破られない「量子暗号」の研究開発の現状も併せてレポートします。
もう1つの特集は医療現場で注目を浴びている「がん免疫療法」で,
この分野の日本のパイオニア研究者の業績も紹介します。
113番元素「ニホニウム」の話題はニュースページで取り上げました。
【目次】
特集:量子コンピューター
難関を突破するモジュール量子計算
量子暗号が登場する日
量子暗号研究 日本の最前線を見る
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特集:がん免疫療法
がん免疫療法2016 3つのアプローチ
T細胞を鍛える樹状細胞ワクチン
腸内細菌で免疫応答を引き出す
本庶 佑 免疫チェックポイント阻害剤に道
坂口志文 制御性T細胞を発見
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太陽系 混沌からの誕生
史上最大の飛ぶ鳥 ペラゴルニス
魚は天才ハンターだ!
ミャンマーのエコツーリズム
気候変動戦争を回避せよ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主要記事の「ダイジェスト」
→目次の前に掲載しています。
ここを読めば主要記事の概要が手短かにわかります。
各記事の冒頭に掲載している囲み「KEY CONCEPTS」も合わせてご覧いただくと,
さらに記事のポイントが把握できるようになっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サイエンス考古学
体外授精/発電力アップ/戦法の革新/電報料金高すぎ!/都市の食肉処理場/アヘンと税収
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NEWS SCAN
113番元素は「ニホニウム」/古文書が語る太陽活動/理数・情報系教育強化で見直し/
第4回日経「星新一賞」募集開始/日本の科学技術外交で成果/DNA鑑定の死角/
ジカ熱コネクション/醜い動物に愛の手を/脳の内堀を突破/鳥の胎教/
インターネットの北西航路/探査機ジュノー木星到達へ/立木が折れる風速/
上空400kmに実験室オープン ほか
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From nature ダイジェスト
ヘビ毒に立ち向かう新手法
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フロントランナー挑む
人工知能の可能性信じグランドチャレンジを主導 松原 仁(公立はこだて未来大学)
グラフィック・サイエンス
近視が増える
ヘルス・トピックス
医療記録売ります
砂漠の駝鳥 当世かがく考
AIロボット兵器 規制はできるか
ANTI GRAVITY
速球勝負
パズルの国のアリス
トランプ王室晩餐会の席順
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ブックレビュー特集
『心臓の科学史』 井出利憲
『脳からみた自閉症』 丸山敬
<連載>森山和道の読書日記
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Information
次号予告
SEMICOLON
今月の科学英語量子コンピューター
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
週刊ダイヤモンド別冊新築 マンション 戸建て 2017 秋≪CONTENTS≫【トレンドレポート】子育て目線の家選び(視点1) 子どもが小学校に入る前に知っておきたい教育環境のいい地域(視点2) 世帯年収と教育環境は相関する!?学区で選ぶマンション購入術 【コラム】各区で進む待機児童対策/マンション購入時に頼りたい親の財布【新築マンション】■大特集■狙い目エリア徹底研究資産価値を維持できるマンションの条件今、買うならどのエリアが狙い目か(首都圏) 資産価値の落ちないエリアの探し方●都心6区 価格高騰の続く都心6区●城西・城南6区 東京モノレール沿線で新築物件の供給が本格化●城東6区 豊洲の大規模物件が需要をけん引●城北5区 注目は、暮らしやすさが再評価される北区赤羽周辺●東京市部 揺り戻しが始まる中央線沿線●神奈川県1(横浜市) 交通利便性の高さから二俣川などの需要が上昇●神奈川県2(横浜市を除く) 武蔵小杉と海老名の再開発エリアに注目●埼玉県 文教地区・浦和で高まるファミリー層の需要●千葉県 勢いを増す柏と揺り戻しの湾岸エリア ★ランキング/首都圏騰落率ベスト100(関西圏) 実需・投資共に中心部が需要をけん引●大阪 勢いを増す「うめきた」。そして穴場エリアは?●京都 セカンドハウス需要続く●兵庫 好調な阪神間エリア ★ランキング/関西圏騰落率ベスト100“半投半実”のニーズにも合致「コンパクトマンション」を狙え!住宅評論家●櫻井幸雄『23区格差』の著者・池田利道氏に聞く「街選び」の原則とは何か購入に踏み切る前に「7つの法則」で確かめるマンションの資産価値【最新調査】久しぶりの新築ラッシュのなかで狙い目マンションはどこか? 住宅評論家●櫻井幸雄モデルルーム開設前の資料請求数から割り出す全国59物件 事前人気マンション一覧総戸数1000戸以上のメガ・マンション登場!全国249物件 第20回 人気マンション一覧■特集2■個性的で魅力あるプラン、高品質、カスタマイズ……検証! 今どきの建売住宅不動産ジャーナリスト●目黒孝一◆パワービルダーの家 “手の届く価格”の範囲で住みやすさを徹底追求〜東栄住宅の場合◆地域ビルダーの家 地域密着で人と家を育て良質な街を形作っていく〜中央住宅の場合 利便性重視の顧客層に空間を活用した家を〜オープンハウスの場合◆デベロッパーの家 多様化するニーズを拾い魅力ある建売住宅を展開〜野村不動産の場合◆総括 一生付き合える住まいへ──進む各社の付加価値競争【MONEY&LOAN】フラット35の制度が10月から変わる!!「機構団信」などの制度変更等の影響は?監修 ファイナンシャルプランナー ●浅井秀一 (予算)無理のない住宅ローン返済額と買える物件価格の上限を見定める(税制) 住宅を賢く購入するために知っておきたい3つのポイント(融資)これだけは理解しておきたい住宅ローンの必須知識(最新版)新規取得者向け住宅ローン金利【連載Column】(関西マンション観察録7)契約率で首都圏に勝る近畿圏、上昇気味に推移している都心部のマンション価格不動産経済研究所大阪事務所長●笹原雪恵(名古屋不動産未来図12)「名古屋駅前摩天楼」の次はリニア新幹線関連価値の下がらない市内3つのマンションエステイトアクティフ代表取締役兼代表執行役社長 ●加藤剛司(C)ダイヤモンド社2017 本誌掲載の記事、写真、イラスト等の無断複写(コピー)、複製(転載)を禁じます。狙い目エリア、資産価値の落ちないエリアを紹介
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
特別講座 審美インプラント技工におけるアバットメント形態を考える
超高齢社会における“創”義歯をフォーカスする
包括的歯科治療における矯正治療の重要性
Clinical Advice 上顎中切歯排列時の左右的偏りの許容量に関する考察
Special Report マレーシア国際デンタルショー出展報告
Interview 動画教材を使用した臨床教育の実際
Congress & Meeting Report IFAA in Osaka 特別レポート
Overseas Report 台湾視察レポート
歯科技工士として身に付けたいコミュニケーションスキル
簡単!ラボ・ヨガ教室
Record
Congress & Meeting Report
Information
Others
・2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まで残り70週を切った.世界最大級のマスギャザリング(集団形成)を生むイベントが,地域の救急医療と災害時の医療体制に大きな影響を及ぼす可能性がある.
・近年,特殊災害はChemical(化学),Biological(生物),Radiological(放射性物質),Nuclear(核),Explosive(爆発物)のアクロニムを用いて,“CBRNE(シーバーン)災害”と呼称されている.
・本特集では,“マスギャザリング時の医療対応”計画策定上のリスクとして,テロリズムや感染症による特殊災害の対応と,CBRNE災害時の対応に関する医療従事者教育の現況について解説いただく.
特集 災害時の医療の最前線:オリンピック開催中のCBRNE災害にいかに備えるか
医学・医療におけるシミュレータの進歩と普及(22)
健康寿命延伸に寄与する体力医学(10)
TOPICS
FORUM
●ロボット支援手術は出血が少なく,視野が広く,操作性もよいため,その優位性が示されつつある.前立腺癌では癌の切除断端の陽性率が劇的に減り,尿禁制も早期に改善し,術後の腎機能低下が最小限に抑えられた.2018年4月には多くの手術でロボット支援手術が保険収載された.今後は泌尿器科だけでなく,ほかの診療科でもロボット支援手術が浸透していくものと考えられる.本特集では各分野のエキスパートの先生方から,ロボット支援手術の最新情報を概説いただく.
総論
1.ロボット支援手術の歴史と現状
2.臨床ビッグデータからみるロボット支援手術
3.ロボット支援手術新規導入の注意点,医師・メディカルスタッフ教育
各論
4.根治的前立腺全摘除術ー手術適応と概要
5.RALPの治療成績,合併症などーLRP,ORPとの比較
6.ロボット支援前立腺全摘除術ー機能温存のための術式の工夫
7.ロボット支援腎部分切除術の適応と手術手順
8.ロボット支援腎部分切除術における手術ナビゲーションシステムの有用性
9.筋層浸潤膀胱癌に対するロボット支援根治的膀胱全摘除術+腔内回腸導管ー腔内尿路変向術のメリット
10.ロボット支援根治的膀胱全摘除術・体腔内回腸新膀胱造設術ー最新の低侵襲膀胱全摘除術
11.縦隔腫瘍に対するロボット支援手術
12.ロボット支援肺悪性腫瘍手術の実際
13.食道悪性腫瘍に対するロボット支援手術
14.da Vinciを用いた僧帽弁形成術の現在点
15.胃癌に対するロボット支援胃切除術
16.ロボット支援噴門側胃切除,“観音開き法”食道残胃吻合
17.胃癌に対するロボット支援胃全摘術
18.ロボット支援直腸切除・切断術
19.子宮頸癌,子宮体癌に対するロボット支援手術
20.咽喉頭癌に対する経口的ロボット支援手術
21.ロボット支援肝切除
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●近年、リハビリテーション領域でバーチャルリアリティ(VR)やメタバースの活用が進み、VRによって現実では難しい評価や訓練が可能になり、患者の意欲や効果を高める「プロテウス効果」も期待されている。
●しかし、身体的負担やプライバシー保護・データ管理といった課題も依然として残り、これらを解決し、安全かつ効果的に導入するための検討が求められている。
●本特集ではVR・メタバース医療の第一線で活躍する専門家が最新の応用事例と課題を紹介。遠隔リハビリや慢性疼痛治療、医療教育や相談への活用など、多様な分野での実践を通してVR・メタバースがもたらす可能性と今後の展望を探る。
【目次】
特集にあたって
バーチャルリアリティと人間拡張
遠隔リハビリテーションとXR技術
バーチャルリアリティを活用した半側空間無視の評価・介入および自動車運転可否判断
慢性疼痛とバーチャルリアリティ
医療教育におけるメタバース活用の可能性と課題
メタバースの医療相談
■連載
リハなひと
理学療法士 村永信吾さん
巻頭カラー リハビリテーション科医が知っておくべき最新の義肢構成パーツ
11.最新の義手「ミケランジェロ」「bebionic」「i-Limb」
リハビリテーション科医に必要な消化器疾患の知識と近年の進歩
14.小児疾患の評価法
ニューカマー リハ科専門医
稗田保奈美
最新版! 摂食嚥下機能評価ースクリーニングから臨床研究まで
11.表面筋電図
知っておきたい! がんサポーティブケア
4.オンコロジーエマージェンシー
リハビリテーション科医師に必要な診察、評価手技
9.機能性消化管疾患
おさえておきたい転倒・転落予防の基本知識と現場での応用
7.転倒・転落の主な原因と対策:(6)環境
“こんなときどうする?” リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決! 令和版
形態変更・スキルアップ編 (3)研究テーマをうまくみつけたい
障害福祉サービスとリハビリテーション
8.就労移行支援
リハビリテーション関連職の現状と展望
12.義肢装具士
・日本レーザー医学会が認定するレーザー専門医となるには,11の基本領域学会認定の専門医が安全教育講習会を受講し,試験に合格することが必要条件である.
・レーザー専門医は,レーザーとその生体作用,治療の原理,臨床現場における正しい管理法と使用法など,レーザーに関する十分な知識を持ち,より精度の高い安全なレーザー医療を提供することができる.
・本特集では,レーザー医療の安全対策や,各領域におけるレーザー治療など,日本におけるレーザー医学の知られざる現状とその新展開について,各領域のエキスパートが解説する.
■レーザー医学の最前線ーー知られざる現状とその新展開
・はじめに
・レーザー医療の安全対策ーー日本レーザー医学会安全教育委員会の取組を中心として
〔key word〕日本レーザー医学会安全教育委員会、安全教育講習会、レーザー医療の基礎と安全、ワークショップ(WS)
・レーザー専門医の現状と今後の展望
〔key word〕日本レーザー医学会、専門制度、レーザー専門医、レーザー安全、医療安全
・皮膚科、形成外科領域のレーザー治療
〔key word〕熱緩和時間、応力緩和時間、フラクショナルレーザー、ピコ秒レーザー、ロングパルスレーザー
・低出力レーザーによる痛みの治療
〔key word〕低出力レーザー治療(LLLT)、痛み、慢性疼痛、ガイドライン
・悪性脳腫瘍に対する光線力学的療法
〔key word〕原発性悪性脳腫瘍、膠芽腫、光線力学的療法(PDT)
・消化管領域における光線力学診断と光線力学療法
〔key word〕消化管癌、光線力学療法(PDT)、タラポルフィンナトリウム、光免疫療法
・がんの近赤外光線免疫療法
〔key word〕がん、近赤外光線免疫療法(NIR-PIT)、免疫原性細胞死、腫瘍免疫、頭頸部がん
●TOPICS 輸血学
・iPS細胞技術を活用したユニバーサル血小板製剤の開発と社会実装
●TOPICS 認知神経科学
・霊長類の柔軟な意思決定を支える神経回路
●連載 細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(20)
・心不全に対する再生医療の現状と展望
〔key word〕細胞、細胞シート、筋芽細胞、iPS細胞、心不全
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(11)
・親による定期接種のワクチン拒否
〔key word〕ワクチン躊躇、VPD、代理意思決定
●連載 イチから学び直す医療統計(3)
・交絡とその制御方法
〔key word〕交絡、交絡調整法、マッチング、層別解析、回帰モデル
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点(6)
・医療観察法における入院処遇
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●病理解剖(剖検)は、病死した患者さんのご遺体と向き合い真実を追求する重要な病理診断業務の一つです。死亡原因を探るため、治療効果を判定するためだけでなく、各病院で行われている臨床病理検討会(clinicopathological conference;CPC)を通じた医学教育にも貢献しています。
●臨床検査技師は病理解剖において大きな役割を担っており、実際の現場では剖検医と以心伝心できる高度な技術や知識が要求されます。本特集では、病理解剖の歴史的背景から現状についてふれながら、各工程における臨床検査技師の役割、死後画像診断(autopsy imaging;Ai)がもたらす医療・社会的意義についても踏み込んでいきます。
●画像診断技術の進歩によって剖検率が減少している今だからこそ、若手からベテランの臨床検査技師まで、この機会に再考していただく良い機会になることを切に願っています。
【目次】
1.病理解剖の歴史的背景と現状
2.病理解剖の実際
1)病理解剖の心構え・準備・手順
2)剖検室の環境改善とバイオハザード対策
3)臓器の取り出し(Virchow法、Rokitansky法)
4)開頭と脊髄の取り出し
5)妊産婦・胎児・新生児の病理解剖
6)感染症例の病理解剖
3.死後画像診断(autopsy imaging;Ai)の現状
Editorial-今月のことば
憧れから始まることも
クライテリア確立のための細胞所見ー鑑別疾患と重要所見
4.乳腺領域
基礎講座
心エコー図検査におけるasynergy評価とSimpson法トレース
薬剤感受性検査データ(MIC)の読み方と耐性菌検査
グラム陰性菌編
6.Neisseria gonorrhoeae
FOCUS
シリーズ 臨床検査とAIの活用
3.生理検査部門
感染対策連携共通プラットフォームJ-SIPHEの活用法
From LABO
ドクターカー業務で活躍する臨床検査技師
MT Seminar
微生物検査を外部委託する場合のピットフォール
国家試験
第71回臨床検査技師国家試験問題・解答・解説
・わが国において1981年に悪性腫瘍が死亡原因の第1位となって以降、「老人保健法」や「がん対策基本法」の施行、「がん対策推進基本計画」の策定など、がん検診の実施について時代の変遷に即応すべくさまざまな検討が重ねられている。
・2023年度から現在も進行中の第4期がん対策推進基本計画には、地域・職域によらずすべてのがん検診が適切に行われることを目指した“組織型検診”の構築が盛り込まれており、全6年間の中間年である今年(2025年)から来年にかけて中間評価の実施が想定される。
・本特集が、わが国でがん検診に携わる方々の知見と理解の一助となることを目指し、がん検診のエキスパートたちが集結し、各種がん検診の現状に加え、ガイドライン策定の根拠となる利益と不利益の考え方、精度管理のあり方、受診率向上への取り組みなどについて、最新の知見とともに解説する。
■科学的根拠に基づくがん検診UPDATE 2025
・はじめに
・がん検診の利益と不利益ーーガイドライン策定の根拠
〔key word〕がん検診、利益、不利益、過剰診断
・精度管理ーーがん検診事業のあり方
〔key word〕精度管理、組織型がん検診、利益・不利益、プログラム
・がん検診の推進に向けた取り組み
〔key word〕コール・リコール、職域がん対策、がん対策推進企業アクション、社会人教育、アドバイスレポート
・胃がん検診の課題ーー対策型検診を中心に
〔key word〕胃X線検診、胃内視鏡検診、検診間隔、ヘリコバクター・ピロリ(H. pylori)、リスク層別化
・日本における大腸がん検診の問題点ーー日本の大腸がん死亡率を他の先進諸国並みに減少させるには
〔key word〕免疫便潜血検査(FIT)、精検受診率、検診受診率、組織型検診、大腸内視鏡検査
・肺がん検診
〔key word〕肺がん検診、有効性評価、精度管理、胸部X線、低線量胸部CT
・日本の乳がん検診の問題点と解決策
〔key word〕公正な乳がん検診、外的妥当性、マンモグラフィ検診、J-START、高濃度乳房
・子宮頸がん検診ーー子宮頸部細胞診単独法とHPV検査単独法
〔key word〕子宮頸がん検診、子宮頸部細胞診、HPV検査、有効性、精度管理
●TOPICS 血液内科学
・造血幹細胞・前駆細胞の分化方向性をつかさどるmRNA分解を介した新たな制御相
●TOPICS 生化学・分子生物学
・遺伝子操作を伴わず生体内でタンパク質の機能解析が可能に
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(28)
・T細胞が認識する肥満特有の自己指向性免疫の解明
〔key word〕肥満、Th17バイアス、ACC1、1-オレオイルーリゾホスファチジルエタノールアミン
●細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(14)
・表在性十二指腸腫瘍に対する新規術式の開発内視鏡+腹腔鏡手術+細胞シート医療=?
〔key word〕腹腔鏡下手技、細胞シート、表在性十二指腸腫瘍
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(5)
・身体拘束
〔key word〕基本的人権、高齢者、せん妄
●FORUM 戦争と医学・医療(16)
・アウシュヴィッツ強制収容所の“医療”
●FORUM 戦争と医学・医療(17)最終回
・金田光雄はなぜアウシュヴィッツ報告を翻訳出版したのか
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
・本誌では約20年ぶりとなる内分泌代謝疾患の大特集号。2026年の日本内分泌学会創立100周年を前に、内分泌学の歴史を振り返り、未来を展望する。
・古典的な内分泌代謝疾患から、ホルモン測定技術やゲノム研究、病理学の進歩により発見された疾患、免疫チェックポイント阻害薬、新しい治療法が生み出す病態まで、内分泌代謝領域の鍵となる疾患や病態を網羅。
・最前線の研究者らが、論文や教科書では得られない歴史的知見と最新情報、今後の課題を提示する。本特集が専門家から初学者まで幅広く刺激を与え、内分泌学の次なる100年への道しるべとなることを期待したい。
■内分泌疾患の温故知新ーー日本内分泌学会創設100周年を目前にして
・はじめに
●視床下部・下垂体
・クッシング病ーー診断と治療の現状と今後の展望
〔key word〕クッシング病、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、グルココルチコイド、TSH ratio
・成人成長ホルモン分泌不全症と先端巨大症
〔key word〕成長ホルモン(GH)、成人成長ホルモン分泌不全症(AGHD)、先端巨大症、巨人症
・下垂体TSH産生腫瘍のこれまでとこれから
〔key word〕甲状腺刺激ホルモン(TSH)、下垂体TSH産生腫瘍、甲状腺ホルモン不応症(RTH)、甲状腺ホルモン
・腫瘍随伴自己免疫性下垂体炎ーー疾患概念の発展と今後の展望
〔key word〕腫瘍随伴症候群、抗PIT-1下垂体炎、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)単独欠損症、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)関連下垂体炎
・下垂体腺腫/下垂体神経内分泌腫瘍(PitNET)の病理診断、今昔
〔key word〕下垂体腺腫(pituitary adenoma)、下垂体神経内分泌腫瘍(PitNET)、病理診断
・GH治療の歴史と展開
〔key word〕成長ホルモン(GH)治療、適応症、下垂体機能低下症、移行期医療
・バソプレシン分泌異常症ーー中枢性尿崩症、抗利尿ホルモン不適切分泌症候群
〔key word〕バソプレシン(AVP)、中枢性尿崩症、抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)
・先天性腎性尿崩症の新しい治療戦略
〔key word〕先天性腎性尿崩症、バソプレシン、アクアポリン2(AQP2)水チャネル、プロテインキナーゼA(PKA)、Aキナーゼアンカータンパク(AKAP)
●甲状腺
・バセドウ病の成因・診断・治療
〔key word〕甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHR)、ヒト白血球抗原(HLA)、抗甲状腺薬(ATD)、抗原特異的新規治療法
・甲状腺眼症の現状と展望
〔key word〕甲状腺眼症、ステロイドパルス療法、インスリン様成長因子1(IGF-1)受容体阻害薬、甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体阻害薬
・慢性甲状腺炎と潜在性甲状腺機能低下症ーー妊娠関連含む
〔key word〕慢性甲状腺炎、甲状腺機能低下症、潜在性甲状腺機能低下症(SCH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、甲状腺自己抗体
・先天性甲状腺機能障害と遺伝子異常
〔key word〕先天性甲状腺機能低下症(CH)、甲状腺腫性CH、非甲状腺腫性CH、先天性甲状腺刺激ホルモン(TSH)単独欠損症、非自己免疫性甲状腺機能亢進症
・薬剤性甲状腺機能障害
〔key word〕甲状腺機能障害、甲状腺中毒症、甲状腺機能低下症、薬剤性
・ゲノムからみた甲状腺癌と分子標的薬
〔key word〕甲状腺癌、ゲノム、ドライバー遺伝子変異、分子標的薬、癌ゲノム医療
●副甲状腺とカルシウムミネラル代謝
・原発性副甲状腺機能亢進症を考える
〔key word〕原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)、無症候性、家族性低Ca尿性高Ca血症(FHH)
・副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症と類縁疾患
〔key word〕副甲状腺機能低下症、常染色体顕性低カルシウム血症(ADH)、偽性副甲状腺機能低下症(PHP)、類縁疾患、先端異骨症
・FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症とリン感知機構
〔key word〕線維芽細胞増殖因子23(FGF23)、リン、くる病・骨軟化症、FGF受容体1(FGFR1)
・内分泌・代謝疾患としての骨粗鬆症
〔key word〕骨粗鬆症、超高齢社会、グルココルチコイド、骨粗鬆症リエゾンサービス
・骨系統疾患と新規治療
〔key word〕軟骨無形成症、低ホスファターゼ症(HPP)、骨形成不全症、薬剤開発
・ビタミンDと全身疾患
〔key word〕ビタミンD、ビタミンD欠乏・不足
●副腎
・原発性アルドステロン症の温故知新
〔key word〕副腎皮質ホルモン、アルドステロン、ミネラルコルチコイド、原発性アルドステロン症(PA)
・アルドステロン産生病変の病理学
〔key word〕原発性アルドステロン症(PA)、アルドステロン合成酵素(CYP11B2)、免疫組織化学染色
・コルチゾール産生副腎腫瘍の遺伝子異常
〔key word〕クッシング症候群、遺伝子変異、ステロイド合成阻害薬
・褐色細胞腫・パラガングリオーマ
〔key word〕血中遊離メタネフリン分画、カテコールアミン合成酵素阻害薬、131I-MIBG内照射療法、クラスター分類
・単一遺伝子疾患としての原発性副腎不全
〔key word〕副腎不全、小児、メンデル遺伝病、単一遺伝子疾患
・原発性両側大結節性副腎皮質過形成(PBMAH)と遺伝子異常
〔key word〕原発性両側大結節性副腎皮質過形成(PBMAH)、ARMC5、KDM1A
●糖尿病・脂質代謝
・1型糖尿病ーー劇症、急性発症、緩徐進行(3つのサブタイプ)
〔key word〕1型糖尿病、劇症、急性発症、緩徐進行
・肥満、2型糖尿病とアディポネクチン/アディポネクチン受容体シグナル
〔key word〕糖尿病、肥満、アディポネクチン、アディポネクチン受容体(AdipoR)、健康長寿
・糖代謝異常合併妊娠
〔key word〕妊娠糖尿病(GDM)、糖尿病合併妊娠、周産期合併症、プレコンセプションケア、DOHaD
・尿酸代謝異常症と内分泌疾患
〔key word〕尿酸代謝異常症、内分泌疾患、尿酸トランスポーター、プリン分解、尿酸降下薬
・脂質異常症の未来予想図
〔key word〕高脂血症、低脂血症、動脈硬化、脂質難病、個別化医療
●性腺
・性分化疾患の考え方ーーUpdate
〔key word〕性分化疾患(DSD)、アンドロゲン、セックス、ジェンダー、性的マイノリティ、社会的性決定
・多嚢胞性卵巣症候群
〔key word〕病態、家族集積性、環境因子、診断基準、生涯管理
・男性性腺機能低下症の診断と治療ーー小児から加齢男性性腺機能低下症まで
〔key word〕性腺機能低下症、低テストステロン、男性不妊、加齢男性性腺機能低下症(LOH症候群)
●内分泌疾患と診療科連携
・遺伝性腫瘍症候群としての内分泌腫瘍
〔key word〕多発性内分泌腫瘍症(MEN)、遺伝性褐色細胞腫・パラガングリオーマ(hPPGL)、遺伝学的検査、ゲノム医療
・免疫チェックポイント阻害薬による内分泌代謝障害
〔key word〕免疫関連有害事象(irAE)、PD-1、CTLA-4、下垂体、甲状腺
・内分泌代謝領域におけるDOHaD学説
〔key word〕Dutch Famine(オランダ飢餓)、Barker仮説、DOHaD学説、エピジェネティクス
・内分泌疾患の移行期医療ーー小児科医師と成人診療科医師に必要な視点
〔key word〕移行期医療、内分泌疾患、患者教育、自立支援
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
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