生涯カヌー人の痛快叙情ゆったり漕ぎ漕ぎエッセイ。カヌー・ツーリングは現代の最ものんびりした、ぜいたくな遊び。日本ノンフィクション賞(新人賞)を受賞した名著、待望の新装版。
荒野の中で何日も人と会わずにいる時の透明な孤独感、ヒリヒリするような寂寥感ー川旅の醍醐味は単独行だ。
マッチ工業・貝ボタン業・製薬業など数種の地場産業の変遷を、主として個別企業に焦点をあてて実証的に追究することで、明治の資本主義生誕期から第2次大戦中の戦時統制期までさまざまな困難のかなを歩んだ近代日本経済史の一側面を浮き彫りにする。
性は、もともとは遺伝子の論理であった。しかし今や、人間の性は、さまざまな社会的文化的現象と関係しているように思われる。人はなぜ恋愛するようになったのか。なぜ結婚するのだろうか。不倫や売春、同性愛やマスタペーション、それらはいったいなぜあるのか。性は、なぜ恥ずかしいものとされるのか。さまざまな人類進化的知見をふまえて、これら疑問に真っ向から立ち向かい、人間とは、愛とは何かの解明を試みた意欲作。
綿密な史料調査により、戦前〜戦後の関西の鉄道網形成過程を明らかにした画期的史料。近年盛んになってきた鉄道史研究に新たな視点を提供する実証的研究成果として注目の書。
企業をエクセレント・サービス会社に仕立てあげるうえで、もっとも難しいことは、アイディアを生み出すことではなく、アイディアを実行することであり、企業をダイナミックでエクセレントなサービスを提供する会社の状態で維持できるアイディアを実行し続けることである。この本は、優れたアイディアを具体化する実際的なアドバイスの数々について書いたものである。
国際時代の変化に対応しきれない官僚たち。中央省庁の権益システムは、国民不在の政治を生み、自ら腐敗・崩壊のコースをたどっている。大きな権限を握っているという時代錯誤は官僚たちの価値感、世界感を歪めている。官僚たちの実態をリポートする。
法人総説、法人ノ設立・管理・解散、罰則、特殊法人、物を対象とし、旧版以降の法改正、判例・学説の進展を織り込んで詳しく解説した。英米法人理論、法人格否認の法理、法人と信託の項目を新たに追加した。
あたし、“キーヨ”こと草間紀代美は、湘南の県立高校2年生。同い年の叔父、草間研也が7年ぶりに同居することになった。研也は超美形。悪ノリしたあたしは、研也を女装させて家の近くの海岸へ遊びに行った。そこで出会ったのが、日ごろからイヤミなあたしの学校の教師、ノッペッ太。彼は、女装した研也にひとめぼれ、パーティーに誘われた。あたしは、ノッペッ太をからかってやろうと、再び、研也を女装させてパーティーへと…。