1997 年の刊行以来、本格的通訳養成教材として支持されているロングセラー! CD3 枚付ケース入りで刊行した書籍を音声ダウンロード方式にした新装版。音声は東方書店ホームページからダウンロードできます。【基礎編】は、ゆったりとした談話を教材に学習方法を丁寧に解説。【実践編】早口、なまり、フォーマルな演説などさまざまな「語り」を体験しながら実践力をつけ、【通訳現場へのチャレンジ】で中国語から日本語への通訳、日本語から中国語への通訳のモデルケースを収録。
▼テキスト
はじめに/通訳の現場から
[基礎編]-効果的なトレーニングの方法
1 リスニング/2 シャドウイング/3 サイトトランスレーション/4 逐次通訳/5 同時通訳
[実践編]-音声によるトレーニング
1 逐次通訳:DATA 1 怎样做好口译工作/DATA 2 回顾中日关系五十年/DATA 3 从学习外语谈起/DATA 4 臺灣的現況/DATA 5 中日投资促进机构联席会议上的讲话/DATA 6 日中貿易を語る
2 時差同時通訳形式による放送通訳:DATA 7/新闻消息
3 同時通訳:DATA 8 21世纪的教育/DATA 9 中国出版业的现状以及知识产权的问题/DATA 10 アフリカからの環境メッセージ
[通訳現場へのチャレンジ]
MODEL CASE 1 中国的医学教育制度及其背景/MODEL CASE 2 日本・中国・アメリカの新しい関係を求めて
中国語通訳Q&A/あとがき/再版にあたって
[コラム]
“冒昧得很”/総理記者会見/“常在战场”/いまもきらめく孫平化さんの言葉の数々/スイカサミットと“西葫芦”/市民権を得た“黒五类”/忠実さと“通俗易懂”の狭間で/忘れられないショートク太子/“Hunchun=珲春”がいつの間にか“长春”に/魯迅の未亡人ー許広平さんの思い出
▼音声
[基礎編]演習、モデル/[実践編]DATA1〜10/[通訳現場へのチャレンジ]MODEL CASE 1・2 を収録。
女性でありながら能楽師となった著者が始めた和のボイストレーニング「声の道場」。その中で見つけたもの、それは「日本の声の問題点」だった。
からだで聴くことば、ことばを生むからだ、「未来を予見する」言語教育論。
本書は、認知言語学的な観点から、日常言語と文学言語の修辞性と創造性の問題を、文法を中心とする言葉の形式的な側面だけでなく、言葉の創造的な担い手である表現主体の心的プロセスの諸相との関連で考察していく。これまでの言語研究の閉塞性を打破し、認知科学の関連分野に新たな研究の方向を示す。また、知のメカニズムの解明に関わる認知科学の関連領域の研究に重要な知見を提供する。
コミュニケーションも仕事もうまくいく。人生と運命が上向いていく。
全18,500語収録!幻の人造言語エスペラント語掲載。クリエイターから中二病患者までアナタの世界に命を吹き込む魔導書。
1970年代のイタリアにおいて、言語学者トゥッリオ・デ・マウロは現代の複言語主義に類似する民主的言語教育を提唱した。CEFRによって複言語主義が提言される20年以上も前のイタリアで、なぜそのような教育が創出されたのか、思想の起源や概念、教育実践を解明し、その意義を明らかにする。
■まえがきより
筆者がCEFRや複言語・複文化主義という言葉を始めて耳にしたのは、イタリアで日本語を教えていた2005年頃であった。国際交流基金がその動向をとらえ、日本語教育への応用に向けて議論が高まり始めていたが、当時、筆者はその噂を一教師として聞いた程度で、まさか自身がそれに傾倒し研究を行うとは想像もしていなかった。
しかし帰国後も、日本において次第に存在感を増してゆくCEFRについて、たびたび目にし、耳にすることとなった。日本語教育に限らず、外国語教育においてこれほどCEFRが着目されたのは、言語教育に携わる者であれば、だれもが日々経験する感覚的なものが、そこに言語化されていたからではないか。複言語・複文化主義や共通参照レベル、能力記述文、ポートフォリオ、自己評価など、そこに記された教育思想や教育的ツールはいずれも、言語教師にとって合点がゆくものだった。
筆者もそう感じた一人であった。日本語教育に携わるなかで「言語を学ぶことは我々に何をもたらすのか」と考えるようになり、その答えが複言語主義にあるような気がしたのだ。自身が学校教育で英語を学び、その後イタリア語を学んだこと、また日々接する留学生が第2、第3外国語として日本語を学ぶこと。これらは各々の人生、あるいはその社会に何をもたらすのか。言語を学ぶ根源的な意義を知りたいと考えたのである。
(中略)研究を始めてからは、イタリア固有のplurilinguismoの解明に没頭し、民主的言語教育の提言者トゥッリオ・デ・マウロの教育思想に魅了された。研究中、デ・マウロの言説には何度も心を震わされた。
執筆を終え、本書では筆者が抱いた疑問への解答、つまり「言語を学ぶことは我々に何をもたらすのか」という問いへの答えを少なからず示せたのではないかと考える。実のところ、デ・マウロが名付けた「民主的言語教育」という言葉にその答えは集約されていると感じている。本書によってデ・マウロの教育思想や業績を日本の読者に届けられることを心から嬉しく思うと同時に、読者が言語教育の意義を共に感じ、考えてくださることを心から願っている。
【目次】
序論 民主的言語教育の研究意義
第1章 近現代イタリアにおける言語状況と言語政策の展開
第2章 イタリアにおけるplurilinguismoの歴史的変遷
第3章 トゥッリオ・デ・マウロの構想したplurilinguismo
第4章 民主的言語教育における複言語教育の実践
結論 民主的言語教育の教育的意義
付論 トゥッリオ・デ・マウロについて
付録 民主的言語教育のための10のテーゼ(Dieci tesi日本語訳)
両親・親族のスピーチは、一般来賓のスピーチと異なり、一定の形式があります。またそれぞれの立場や条件によって、スピーチの内容も変ってきます。そうした枠の中で、自分の心情をいかに効果的にアピールするか…。さまざまな場合を配慮して、文例に工夫をこらしたのが本書です。
ヴィトゲンシュタインの〈言語ゲーム〉をモデルに、仏教を運動として記述する。「仏教の言説戦略」「大乗教試論」の二本を中核とし、他に貨幣論からの日本論まで、八本の論文を収録。
序
I 〈言語ゲーム〉論のあとさき
1 ゲームと社会
2 法の記号論へ
3 喩としての貨幣
4 フーコーの微分幾何学ーー権力分析の文体論
II 宗教の言説戦略
5 仏教の言説戦略ーー言語ゲーム・ルール・テキスト
6 大乗教試論ーー基本ゲーム・部分ゲーム・拡大ゲーム
7 イスラム教の言説戦略
III 来るべき機械主義
8 にっぽん:記号の王国論
9 法とことばとその源泉(ソース)
10 来るべき機械主義(メカニズム)
あとがき
文献
索引
初出一覧
CONTENTS
認知科学における言語研究の基礎と流れを概観し,理論的・実証的研究の展開を解説。言語研究に考えを巡らせられる「ことばの認知科学」への誘い。〔内容〕ことばと主観性/ことばとマルチモダリティ/ことばと思考/ことばと感性/ことばと脳/ことばと知覚・情動/ことばと記憶/ことばと運動
ハートを100%伝える自己演出スピーチ。話す時間がわかる、スピーチタイム付。ひと味違う立場別&関係別実例。
学研の漢字ナンクロ誌から、解き応えのある「大きいサイズ」だけを厳選したプレミアムなシリーズ第20弾! スタンダード・しりとり・ホワイト・仕掛け問題などなど…。多種多彩な問題をぎっしりと詰め込みました。巨大なジャンボ問題4問つきの全100問!
『ITエンジニアをはじめ、ファシリテーションのスキルを身につけたい
全てのビジネスパーソンにおすすめの1冊!』
頭で理解していても、なかなか身につかないファシリテーションスキル。
プロマネ経験を持つ著者が講師となり、誌上セミナー形式でノウハウを解説します。
ただ読むのではなく、実際にセミナーに参加する感覚で、スキルがしっかり身につけられます。
「ファシリテーションを身につけることは、例えば、乗れなかった自転車に乗れるようになることと同じです。
本書は、まず自転車でひとこぎするために作りました。そう、読む本ではなく、実際にやってみる本です。
ファシリテーションの本を読んだが使いこなせていない、と悩んでいる方にぜひ手に取ってほしいのです。
さあ、ファシリテーションをあなたの知識ではなく、スキルにするための第1歩を、この本と共に歩み出してください。」
(「はじめに」より)
【1章】 今すぐ使える!ファシリテーターの口ぐせ
【2章】 知っておこう!ファシリテーションの基本
【3章】 チーム脳の作り方