ひたすら走る母を心配しながら、たびたび心臓発作におそわれる娘シサンダ。不思議な力をもつ祖母、変わり者のおじさん。そんな家族を見守る、学校や村の人たち。人と人のきずながあたたかい感動の物語。フランスで異国をテーマにした優秀作品に贈られる「アメリゴ・ヴェスプッチ賞」受賞作を翻訳。
世界千数百カ所を旅した「地球の達人」厳選300。
「初音ミクたちが学園生活をしていたらー」ボカロの卒業ソングとして愛される名曲『桜ノ雨』がノベル化!楽曲制作のhalyosy自らが原作・原案として参加し、イラストは優、吉田ドンドリアン、かる、ばたこが鮮やかに描く。合唱部を舞台に、学園の四季を綴る青春グラフィティ。
東京電力福島第一原子力発電所の事故は、原発についての二つの神話を打ち砕いた。「安全神話」と「危険神話」である。特に後者の放射能による健康被害は、従来の想定よりも小さかった。事故の被害よりも放射能の恐怖によるストレスのほうが与えるダメージは大きいという。また、放射能による発癌リスクを問題にするなら、タバコはもちろん、塩分も大量に摂取すれば危険であり、最近の研究では携帯電話も日焼けサロンも危険だという。メディア報道のウソを暴き、客観的な立場から震災後の日本を考える。
東日本大震災をはじめ、ユーロ危機、円高・円安問題、少子高齢化など、多くの困難に直面している日本と世界。複雑に絡み合った経済の諸問題を解決する鍵は、いったいどこにあるのだろうか?著名経済学者が日々のニュースを元に、混迷する経済を読み解く。複雑な問題を「自分の頭で考え抜く」ための55の視点。
ウナギは淡水魚と思っている人が多いが、実はニホンウナギは遠く数千キロも離れた太平洋のど真ん中で毎年、産卵していた。本書は、大海原で親ウナギが産卵する瞬間をピンポイントでつかまえたい、この究極の謎に挑んだ科学者たちの冒険の記録だ。度重なる失敗にもめげず、海山仮説や新月仮説や塩分フロント仮説などで絞り込み、ついに世界初、親ウナギの捕獲と天然卵の採取という金字塔樹立までの足跡を追う。
無理はしなくていい、失敗したっていい、行動すれば必ず道は開ける!▼自信がないと、なにをどうしたらいいのか分からなかったり、失敗が怖かったりして、何もしないで頭の中で考えてばかりになってしまうもの。しかし、それでは、かえって悩みを増やすことになる。どんなに相手に求めても、求めたものが与えられるとは限らないし、いつまでも過去にされたことを恨んでいても、辛い思いがぶり返すばかり。▼本書では、そんな負のスパイラルから抜け出し、相手や状況にかかわらず、自分で自分を幸せの方向へ導いていくためにどうすればいいのかを紹介。▼「計算ばっかりじゃ、うまくいかない」「自然体の自分でいるのが一番ラク」「ひたすらがんばってやっていると、悩まなくてすむ」「嫌なことがあったときこそ笑ってみる」▼千日回峯行を二度満行した「現代の生き仏」が語る、人生の歩み方。
私たちの血管や内蔵の働きをコントロールしている自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類がある。▼体を緊張・興奮させる「交感神経」とリラックスさせる「副交感神経」──。両者のバランスが崩れるとさまざまな不調・病気を招くことが近年明らかになってきているが、ストレスだらけの現代人の多くは「交感神経優位」になっている可能性が極めて高い。▼ではどうすれば、副交感神経の働きを高めることができるのか。▼自律神経研究の第一人者として知られる著者いわく、その最も手軽で効果的な方法は「日常のさまざまな動作を『ゆっくり』と行うこと」。歩く、話す、食べるといった日常動作のペースを少し落とすだけで、心と体の「不調」が解消し、常に「健やかな自分」でいられるようになるという。▼本書では、その医学的メカニズムと実践&継続のためのコツを徹底解説!▼数多くの一流スポーツ選手のパフォーマンス向上指導を手がける話題の名医、初の文庫書き下ろし。
「十分な金がなければ、人生の可能性の半分は締め出されてしまう」(サマセット・モーム)-裏を返せば、お金で買えるのはしょせん人生の半分。大金があっても幸福になれるとはかぎらない。年金が心配と、老後に備えてひたすら貯め込む。そんな人生、ほんとうに楽しいか。「これいくら?」とすぐに聞いたり、何かとワリカンにしたり。お金に執着すると、何でも見た目で判断する薄っぺらな人間になってしまう。かたや計画性もなく浪費する人。なりふりかまわず貯める経験がないと、お金の価値はわからない。稼ぐ、使う、貸し借り、貯める、遺すーみっともない金銭観は捨てて、お金を味方につけよう。
おじいちゃんから、入学のお祝いにランドセルをもらったみっちゃん。みっちゃんが喜んで箱を空けると、なかからでてきたのは、なんと“かぶとむしランドセル”でした。▼その夜、みっちゃんが寝ていると、「ガサゴソガサゴソ」と音がします。夜行性のかぶとむしランドセルは、みっちゃんの明日の持ち物に忘れ物がないか調べていたのです。おかげで、みっちゃんは寝不足です。▼入学式の日、みっちゃんはかぶとむしランドセルを背負って学校に向かいました。ところが、かぶとむしのツノが頭の上からでているので、チョンマゲをつけた「とのさま」みたいだと、みんなから笑われてしまいました。▼それからも、かぶとむしランドセルは、こまったことばかりするのです。算数の時間にウンチをしたり、給食のゼリーを食べたり、くわがた先生を天敵だと思って威嚇したり……。怒ったみっちゃんは、かぶとむしランドセルを学校の裏山に捨ててしまいました。ところが……。
天下を制した家康は、将軍職を息子に譲り、江戸から駿府に移った。なぜ日本を安定させた家康は、人が行き交う東海道筋の駿府を“終の棲家”に選んだのかーー。▼家康は河川の「流域」を徹底的に利用した治世者であり、駿府の地形に着目すれば、家康の真意が見えてくる!▼本書は日本全国の“地勢と気象”を熟知する著者が、歴史の謎に新たな光を当てるベストセラー第3弾。▼「なぜ信長は『安土の小島』に壮大な城を築いたか?」「なぜ世界一の『リサイクル都市』江戸は崩壊したか?」「なぜ『世界屈指の雪国』で高度文明が創られたか?」など、数千年の長きにわたり、日本文明を存続させてきた「環境・民族」の秘密を“地形”から解き明かす。▼累計30万部突破のベストセラー、集大成の一冊!▼養老孟司氏、荒俣宏氏、またも大絶賛!!-- 「3部作完結、もう読めないって!? 冗談じゃないよ、読者の楽しみ奪うのかい!?」(荒俣氏)。▼文庫オリジナル。
江戸は下町・本所を舞台に繰り広げられる、笑いあり、涙ありの人情話。累計10万部突破の「本所おけら長屋」シリーズ待望の第四弾。
GHQが広めた「日本のアジア侵略」という嘘は、もう結構。日本人よ、「サンドバッグ」になるな! 知日派・米国人からの熱いエール。
歳を取る美しさを語ってくれた人、心に残る恋人の話ーー前『暮しの手帖』編集長が出会った「すてきな人」から教えてもらったこと。
周囲の出来事や自分の感情に振り回されることなく、平常心を保って暮らすには? 禅の思想から、おだやかに過ごせる方法を学ぶ。
服飾界の革命児ココ・シャネル。彼女はファッションの常識だけでなく、女性の生き方までをも変えたーー。“女性ファッションのタブー”を果敢に取り入れた、勇ましい感性。「男の付属品」から「一個人」への自立。そして、女が自由に生きるという精神。シャネルの先駆者的人生は、今もなお、私たちの心を魅了してやまない。▼本書では、「わたしは女の肉体に自由を取り戻させた。」▼「香水をつけない女に未来はない。」▼「出かける前に、何かひとつ外したら、あなたの美しさは完璧になる。」▼「鋏(はさみ)はわたしの武器。」▼「インテリアは心の表れよ。」▼「翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすためにどんなことでもしなさい。」▼など、ココ・シャネルが残した60の名言を紹介。▼恋にも仕事にも美を貫いた彼女のメッセージが、あなたをもっと輝かせる。▼『女を磨く ココ・シャネルの言葉』を改題。
しあわせはやって来るものではなく、種を大切に育てて花を咲かせるようなもの。この本からあなたのしあわせの種を見つけてください。
ある大店の内儀が命を落とす。猫又の仕業だという噂が……。長屋で起きた夫婦喧嘩と噂の関係は? 大好評「鯖猫長屋」シリーズ第四弾!
なぜ帝国を築けたのか。なぜ滅んだのか。現代人必読の教養書。