【この回の内容】
今回の第8回講義も、引き続き、脱・主流秩序の方途を考える材料を提供していく回です。
北欧諸国の例や学問的知見から、ジェンダー平等・ダイバーシティの具体像を知り、自分の生き方や日本の現状も考えます。具体的には、主流秩序論との関係で、スローの視点、アニマルライツ、自己肯定感、結婚、保育、学問の役割、“推し活”、ヘイトスピーチ等の検討を行います。ブルデユーやフーコーをはじめとして様々な学問的概念も参考にして主流秩序論を深く理解していきます。朝鮮人虐殺問題や朝鮮学校差別、「奇妙な果実」等を通じて日本のヘイト問題も深めます。
本書は印刷書籍用に上下に分割したうちの、第8回講義録の下巻である。
第8回講義 北欧諸国の例や学問的知見から、ジェンダー平等・ダイバーシティの具体像を知り、日本との対比や自分の生き方を考える
【下巻】
目次
8-7 様々な事例から主流秩序を学ぶ
8-7-1 主流秩序論は禁欲主義ではない
8-7-2 主流秩序と「美の秩序」
8-7-3 へイトスピーチ関連と主流秩序
8-7-3-1 日本の外国人差別・ヘイトスピーチ関係
8-7-3-2 「奇妙な果実」--米国の黒人差別との闘いの歴史
8-7-4 主流秩序を考えるその他の話題
8-8 第8回の課題・と学生さんの記述例
参考資料
環境問題関係 215
スロー、非所有の生き方 ムヒカ大統領の生き方 225
「SDGs、多様性、寛容」というなら 「ヴィーガン」「アニマルライツ」問題にも理解を示していこう 基本的理解の紹介 240
参考資料 歴史の事実を見ないヘイト傾向ある日本社会 258
第9回講義は、講義前半(1〜9回)のまとめの回です。ガタロさん、坂本さん、豊島ミホさんの生き方、「これは水です」スピーチ、など、主流秩序的なものから離れて生きる人々から「脱・主流秩序」のヒントを学びます。また、メディアのゆがみやその中で抗う人の存在を諸事例から学びます。主権者教育の在り方も主流秩序との関係で考えます。
更に今回力を入れているのは、社会の実態を知って、だまされない個人になるために、「主流秩序・ジェンダー秩序を見抜く目」を持つ学びをします。一例としては、メディア(SNS,生成AIなどによる偽情報)のゆがみを見抜く学びや戦争に動員するプロパガンダ・愛国主義・自衛権正当化論等に騙されない力を身に着けることなどです。それは集団(主流秩序という既存の強者)に自分を溶け込ませずに、個人として思考する自立人間になることでもあり、第7回の『群衆』にならない学びの続き、第5回のアドラーの「嫌われる勇気」を持つ人間の学びの続き、この講座の中心課題である“非暴力主義”の学びの展開でもあります。特に現在大問題となっているロシアのウクライナ侵略、イスラエルのパレスチナ虐殺的行為についてどう考えるべきかを提起します。
なお、講義録が長くなったので、2冊(9-前半、9-後半)に分けて電子書籍発行する。印刷本は「9-前半の上巻/下巻」「9-後半の上巻/下巻」の4冊に分けて発行する。
本書はその第1分冊(9-前半の上巻)である。
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第9回講義 ガタロさんの生き方から学ぶーー主流秩序から自由になるという希望 (講義前半まとめ)--上巻
目次
9-1 第1回〜第9回講義までの全体振りかえり
9-1-1 これまで学んできたこと及び「オメラスから歩み去る人」
9-1-2 いじめられた豊島ミホのリベンジの方法ーー主流秩序との闘いの一例
9-2 メディア問題中心に様々な事例・情報から主流秩序を考える
9-2-1 ジャニーズ問題と主流秩序
9-2-2 「真実の報道」からかけ離れたメディア
9-2-3 メディアと自律性と大衆操作ーー『華氏451度』と「Dappi」事件から学ぶもの
9-2-4 主流秩序に抵抗するメディア
9-3 ガタロさん、坂本さんなどから学ぶ・・主流秩序を気にしない生き方のイメージ
9-4 デイビット・ウォレス『これは水です』がいわんとすること
9-5 主権者教育と主流秩序(戦い方を学ぶことの重要性)
9-6 煽動される群衆にならないためにーー戦争と非暴力主義、戦争へのプロパガンダ
9-6-1 戦争への基本姿勢
9-6-2 平和憲法と戦争ーー戦争の実態
9-6-3 プロパガンダへの注意ーー愛国心とナショナリズム
9-6-3-1国民国家とプロパガンダと愛国心とナショナリズム
9-6-3-2 認識の歪み、選択的共感、二重基準、軍事費と軍備、徴兵制
***
以下は、「9-前半ー下巻」等に所収
【この回の内容】
第9回講義は、講義前半(第1回〜9回)のまとめの回である。
分量が多くなったので、本としては、第9回を2つに分けて、「後半」では、「9-6-6 パレスチナーイスラエル問題の評価との関係で」以降を収録する。
暴力と非暴力の現実を考えるうえで、イスラエルへの西側諸国の態度は、いかに今の日本と世界の主流秩序がゆがんでいるか、ロシアに言っていることと矛盾しているかが示されるであろう。
またこの第9巻「後半」では、ここまでの講義(第1回から9回まで)の感想や、講義全体への感想も多く紹介している。これによって、前半全体が俯瞰されるであろう。
参考資料としては、カタールのWorld Cupを事例としてスポーツと主流秩序(政治)の関係の検討も紹介している。
なお、第9回の講義録が長くなったので、4冊(「9-前半の上巻/下巻」「9-後半の上巻/下巻)に分けて印刷書籍発行する。つまり電子書籍版は2冊、印刷本は4冊になっている。
本書はその第4分冊(9-後半の下巻)である。愛国心やプロパガンダ、ナショナリズム問題のまとめや、この講義を受けて何を考えたかの学生の声を多く紹介している。
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第9回講義 ガタロさんの生き方から学ぶーー主流秩序から自由になるという希望
目次(後半ー下巻)
9-6 煽動される群衆にならないためにーー戦争と非暴力主義、戦争へのプロパガンダ
9-6-7 戦争と愛国心と主流秩序についてのまとめ
9-7 その他、様々な資料から主流秩序とダイバーシティについて考える
9-8 第9回の課題・と学生さんの記述例
9-9 この講義を受けた感想
参考資料
2019年ノーベル経済学賞受賞のエステル・デュフロ教授が作った子ども向けの絵本シリーズ(全5巻)です。デュフロ教授は、世界の「貧困」を解決する方法を「経済学」で見つけ出そうとしている開発経済学者です。
日本語版は、世界じゅうの国々と協力しあい、開発途上国などを手助けしている日本政府の機関、JICA(独立行政法人国際協力機構)が監修しています。
5巻は「ジェンダー」がテーマ。ニルには将来の夢がある。トラックの運転手になることだ。まわりに打ち明けたところ、両親も先生も友だちもみな「女の子のニルがトラック運転手になれっこない、なるべきじゃない」と考えていることがわかった。そんなのひどい、なぜそんなことを言うの? ショックを受けたニルは村から出るトラックの荷台にしのびこむ。社会のなかで女性はどう生きていけるのか? 貧困に関係するジェンダーの課題。世界中のどこでも起こるジェンダーの問題に目を向けられるようになるストーリーです。SDGs目標1「貧困をなくそう」と目標5「ジェンダーの平等を実現しよう」の教材にもどうぞ。
◆シリーズ紹介◆
絵本の舞台は、地球上のどこかにある村。村人たちは貧しいながらも、大人も子どもも助けあって暮らしています。主人公の子どもたちは、同じ小学校に通っている友だちです。中心人物のニルは、元気いっぱいの女の子。1巻と5巻で主人公をつとめ、全巻に登場しています。
各巻には、教育、医療、高齢者、環境、ジェンダーというテーマがありますが、これらのテーマが「貧困」と関係してストーリーが動きます。子どもたちは率先して助けようとしたり、まわりに訴えかけたりして解決に導こうとがんばり、大人も行動をはじめます。状況がよいほうに変わっていくところで、ストーリーは終わります。
日本の子どもには「貧困」がつかみづらいかもしれません。そのため巻末に、理解を助ける日本版オリジナルのページを用意しました。ストーリー内でのできごとや発言の解説をするなかで、デュフロさんの「経済学的視点」のコメントもあり、興味深く読むことができます。監修者JICAとの会話形式で紹介しているので、テンポよく読むことができます。子どもたちに話しあってもらうためポイントの提示や、各巻のテーマに関係した「世界各地でおこなっているJICAの取り組み」も知ることができ、視野を広げられます。さらに、本書を使った小学校での指導例も掲載しているので、学校現場でも大きく活用ができるシリーズです。
作者のデュフロ教授は「子どもだって、なんでだろうって疑問に思うし、どうしたらいいのか、考えられる。それにやってみようって行動もできるんだから!」と、子どもの能力を引きだす言葉を贈っています。貧困の問題を知り、解決につながる行動を起こしほしいと期待しているのです。
【この回の内容】
印刷時は2分冊に分けます。本書は第12回講義の上巻です。
今回(第12回講義)は、シングル単位の関係の続きで、むつかしい具体例で「課題の分離」の考えを深めていきます。又ジェンダーとDVの関係も改めてみておきます。
そして今回の講義のメイン料理としては、デートDVの種類の一つとしての«性的DV»について、性的暴力、レイプドラッグ問題なども含めて学んでいきます。具体的項目として、性的同意の理解、性的なDVの様々な実態、性暴力にかかわる最近の法律問題と外国の事例、セックスワークや売買春についての整理、性(セックス・セクシュアリティ)の解放とは何か、ポルノや性の商品化、地下アイドル問題、そして実際の事件(伊藤詩織さん事件、大阪地検事件、滋賀医大事件、中居・フジテレビ事件)、セクハラ、性教育、等を扱っています。
テキストの最後の「コラム」が対応部分です。
なお、性的暴力の動画の視聴や性的暴力の話を聞いて、しんどくなる人がいるかもしれないので、自分の精神的安定を考慮して対応してください。具体的には、動画視聴をやめたり、部屋を出ていくことも「あり」です。
なお印刷書籍の内容は固定的ですが、「講義録・電子増補版」(電子書籍専用原稿内容)の方は今後も加筆していく予定です。
***
第12回講義 性にかかわるDVと性暴力関係の学び (12-上巻)
目次
12-1 「課題の分離・実践編ーーー ケースで考えて理解を深める
12-2 ジェンダーとDV
12-3 「性的なデートDV」「性にかかわるDV」---性的同意の大切さ
12-3-1 性的なデートDV
12-3-2 性的同意とシングル単位
12-3-3 性的なDVの様々な実態ーー学生の経験談を中心に
12-4 性暴力にかかわる最近の法律問題(日本の法律改正)、外国事例などの学び
12-4-1 性暴力に対する考えの変化ーー外国の情報も含めて
12-4-2 日本の最近の法律改正
12-5 セックスワーク、売買春について
12-5-1 性(セックス・セクシュアリティ)の解放を考える
12-5-2 セックスワーク
12-5-3 暴力的ポルノから性の商品化を考える
12-5-4 “アイドル”“地下アイドル”という罠
12-6 伊藤詩織さん、大阪地検などの性暴力被害事件について
12-6-1 伊藤詩織さんの性暴力被害事件について
12-6-2 大阪地検、滋賀医大事件について
12-6-3 フジテレビ、性暴力隠蔽・セクハラ容認体質事件
12-7 主流秩序を意識した性教育へ
12-8 セクハラ容認社会から脱却するための提言
12-9 その他 諸情報から学ぶ
12-9-1 自衛隊セクハラ事件をめぐって考える
12-9-2 児童ポルノと表現の自由
12-9-3 その他、DV、性暴力、主流秩序などに関連する諸問題
(上巻はここまで)
【この回の内容】
今回、第11回講義では、前回の続きで、デートDVをする人や被害に遭う人の心理を学び、その上で、逆に「デートDVではない関係」とはどういうものかを考えていきます。
通常のように、ふわっと「暴力を振るわず、相手に共感し尊重しましょう」というのではなく、具体的に「DVではない関係」(非暴力の関係)とは何か、シングル単位の関係とはどういうものかを「身近にある暴力的な関係との対比」で学んでいきます。パワハラやセクハラや体罰的指導、モラハラ、フキハラなど、程度の軽いものは周りにあふれているので、この学びはだれもが被害者にも加害者にもならないために必要なものです。DV的でない対等な関係というときに、この講義では、とくにシングル単位思考法、課題の分離の観点で深めていきます。「毒親問題、共依存」を反面教師に、良い関係のポイントをつかんでいきます。理論的には、「家族単位(カップル単位)/シングル単位」という切り口は、ある共同体(国、民族、会社、学校など)を1単位と考えることの問題性を深く検討し、そうではない健全な共同体と個人の関係の在り方を考察することになります。これは第9回で扱う、戦争やプロパガンダ、ナショナリズム、愛国心問題にかかわるもの、および第6回であつかった「個人単位型の社会システム」にかかわるものとなります。
テキスト 2章,3章を使います。
なお印刷書籍の内容は固定的だが、電子書籍専用原稿内容は今後も加筆していく予定である。
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第11回講義 デートDVではない、非暴力・対等・尊重・健康的な関係=シングル単位思考法の関係
目次
11-1 DVについてここまで学んだことに関しての補足
11-2 DVでない関係ーーシングル単位の関係
11-3 恋愛観をシングル単位に変える、ひとりが基本、課題の分離
11-4 毒親問題・暴力的指導問題を反面教師に、「安全・対等な関係」を学ぶ
11-5 恋愛心理の難しさと共依存、共同体愛
11-6 DVや親からの虐待の諸事例ーーー学生さんの体験談中心に
11-7 主流秩序・ジェンダー秩序やDV にかかわる諸考察
11-8 第11回の課題と学生さんの記述例
参考資料
DV事件 2021年
【この回の内容】
印刷時は2分冊に分けます。本書は第12回講義の下巻です。
今回(第12回講義)は、シングル単位の関係の続きで、むつかしい具体例で「課題の分離」の考えを深めていきます。又ジェンダーとDVの関係も改めてみておきます。
そして今回の講義のメイン料理としては、デートDVの種類の一つとしての性的DVについて、性的暴力、レイプドラッグ問題なども含めて学んでいきます。具体的項目として、性的同意の理解、性的なDVの様々な実態、性暴力にかかわる最近の法律問題と外国の事例、セックスワークや売買春についての整理、性(セックス・セクシュアリティ)の解放とは何か、ポルノや性の商品化、地下アイドル問題、そして実際の事件(伊藤詩織さん事件、大阪地検事件、滋賀医大事件、中居・フジテレビ事件)、セクハラ、性教育、等を扱っています。
テキストの最後の「コラム」が対応部分です。
なお、性的暴力の動画の視聴や性的暴力の話を聞いて、しんどくなる人がいるかもしれないので、自分の精神的安定を考慮して対応してください。具体的には、動画視聴をやめたり、部屋を出ていくことも「あり」です。
***
印刷版下巻は、学生の多くの声、体験談を載せています。質問や誤解や経験談などへの私のコメント(応答)もかなり載せています。それによって、この講義で言わんとすることがより伝わっていると感じていますので、「講義録」読者の皆さんはぜひ見ていただけたらと思います。
なお印刷書籍の内容は固定的ですが、「講義録・電子書籍・増補版」(電子書籍専用原稿内容)の方は今後もず時、加筆していく予定です。
電子増補版は、この印刷書籍と同じページの電子書籍とは別です。別ページから取得してください。
***
第12回講義 性にかかわるDVと性暴力関係の学び 【下巻】
目次
12-10 第12回の課題と学生の感想例
参考資料
関連事件 2023年
従来から労働法分野や家族法分野で多く争われ、判断が出されてきたジェンダー法の領域。近年では生殖、戸籍、社会保障、損害賠償における逸失利益といった、様々な場面での裁判例が蓄積されている。主張立証責任という観点からこのような裁判例をみると、女性や性的少数者の側に非常に多くの負担が求められている状況はないか。このような状況が主張立証責任に及ぼす影響やあるべき姿を追求し、新しい権利の生成発展と要件事実との関係をも捉え直す。
はしがき
ジェンダー法と要件事実・講演会 議事録
[講演1]ジェンダー法と基本的権利……池田弘乃
1 性と法
2 3つの訴訟の検討
3 少数者と権利
[講演2]ジェンダー関連訴訟において主張立証活動を行ってきた立場から……寺原真希子
1 はじめに
2 選択的夫婦別姓訴訟の概要
3 「結婚の自由をすべての人に」訴訟(同性婚訴訟)の概要
4 実際の主な主張立証活動
5 立法目的の認定方法について
6 立法事実の評価要素としての国民の意識/社会的承認について
7 不利益性の重大の認定・評価手法について
8 司法の立ち位置について
[講演3]平等・性別・家族ーー自由への制約や、異なる取り扱いへの正当化可能性をめぐって……松田和樹
1 今日の趣旨と理論的枠組み
2 性別割り当ての行方
3 婚姻・家族の行方
[コメント1]……三浦徹也
[コメント2]……吉良貴之
[質疑応答]
[閉会の挨拶]
要件事実論・事実認定論関連文献
要件事実論・事実認定論関連文献2025年版……山崎敏彦・永井洋士
要件事実論
事実認定論
現代のグローバルな経済圏の中で従来の政治・文化・経済は目まぐるしい変化の時期を迎え、それはジェンダーにおける慣習や社会的関係にも大きな影響を及ぼしている。現地の女性たちのライフストーリーや生活、家族に焦点を当て、社会の実相を描き出すエスノグラフィー。
本書は第14回講義録の後半(下巻)です。
*
この第14回講義では、前回まででDVについての基本はおさえたので、関連のことに触れていきます。まわりにデートDV被害者や加害者がいたときにどうするか、相談の乗り方の話は、役立つという声をよく聞きます。また私がしているDV加害者更生プログラムについての簡単な基本を紹介します。今後はここが大事になっていくとおもいます。学生さんとしては、コミュニティ全体が非暴力になっていき、被害者が減ったり安全に生きていけるためにも、加害者も変われるという希望を持ってほしと思います。まちがったことをしたあとの責任をとるということの重要性とすばらしさも知ってほしいと思います。「加害者は変わらない」とネットで見たからそうなんだと思うのはだめです。また世の中には「虐待とDV」がからまった事例がたくさんありますが、いまは十分に連携した対応がとられていません。親子関係ということで虐待は身近な問題です。面会交流、両親親権問論点もあります。その他、主流秩序/ジェンダー秩序、生き方にかかわる諸問題として、自殺の問題、死刑制度、幸せに生きるコツの話、公益通報制度と「通報者」粛清の話も入れました。特に、兵庫県知事選と公益通報の話は、昨今のネットと群衆化、ネットと選挙の問題に絡み、現代のメディア・ネットを通じた誹謗中傷、アテンションエコノミー、デマ、フェイクを信じるなど人権にかかわる重要なところです。組織、社会を変えていくうえでは、主流秩序に負けずに不正を告発することが大事ですが、それをつぶそうとするのが権力者です。これをこわがって主流秩序に従属して沈黙する人が多いので、自分の生き方を考えるうえで重要な現代的問題です。ここは第7回の群衆、トランプ支持者的状況、第9回のプロパガンダや愛国主義にかかわる問題です。
この講義も最終回に近づいているので、この講義全体への、学生の感想、スピリチュアリティに関することも紹介していきます。
*
なお「印刷書籍版」の内容については頻繁に加筆できず固定的ですが、「講義録・電子増補版」(電子書籍専用原稿内容)の方は今後も加筆していく予定です。
第14回講義 (下巻)
目次
14-4-4 その他、主流秩序、生き方にかかわる諸問題
14-4-4-1 主流秩序によって歪む精神
14-4-4-2 死刑制度と修復的正義について考える
14-5 課題と学生の応答
14-6 学生の最終レポートの一部紹介ーー考察例、体験談、講義への感想など
参考資料
伊田論文 面会交流問題、スピリチュアリティ関連など
本書は第14回講義の講義録(印刷書籍)の前半(上巻)です。
*
この第14回講義では、前回まででDVについての基本はおさえたので、関連のことに触れていきます。
相談の乗り方、私がしているDV加害者更生プログラムについての簡単な基本を紹介します
「加害者は変わらない」とネットで見たから「そうなんだ」と思うのはだめです。
また世の中には「虐待とDV」がからまった事例がたくさんありますが、いまは十分に連携した対応がとられていません。親子関係ということで虐待は身近な問題です。面会交流、両親親権問論点もあります。
その他、主流秩序/ジェンダー秩序、生き方にかかわる諸問題として、自殺の問題、死刑制度、幸せに生きるコツの話、公益通報制度と「通報者」粛清の話も入れました。特に、兵庫県知事選と公益通報の話は、昨今のネットと群衆化、ネットと選挙の問題に絡み、現代のメディア・ネットを通じた誹謗中傷、アテンションエコノミー、デマ、フェイクを信じる問題、ポピュリズムとナショナリズムの合体状況など人権にかかわる重要なところです。組織、社会を変えていくうえでは、主流秩序に負けずに不正を告発することが大事ですが、それをつぶそうとするのが権力者です。これをこわがって主流秩序に従属して沈黙する人が多いので、自分の生き方を考えるうえで重要な現代的問題です。ここは第7回の群衆、トランプ支持者的状況、第9回のプロパガンダや愛国主義にかかわる問題です。
この講義も最終回に近づいているので、この講義全体への、学生の感想も紹介していきます。
目次
14-0 すこし、はじめにーーここまでのまとめとQ&A
14-1 相談の乗り方
14-2 加害者更生プログラムの実態と必要性
14-3 虐待とDVの関係、虐待をなくしていくためにどうしたらいいか
14-4 その他、主流秩序/ジェンダー秩序、生き方にかかわる諸問題
14-4-1 自殺の問題について考えておこう
14-4-2 幸せに生きるコツ
14-4-3 公益通報制度と「通報者」粛清ーーポピュリズム政治とネットと主流秩序ーー兵庫県知事の通報者つぶし問題を中心に
14-4-3-1 鹿児島県警の公益通報者つぶし事件
14-4-3-2 兵庫県知事の公益通報者つぶし事件 :主流秩序の観点
から考える
14-4-3-3 兵庫県知事選挙と群衆問題とポピュリズムとネット・SNS問題
14-4-3-4 公益通報制度の改革
肉体の性別とは違う性認識を持つことが尊重されるようになってきた。先進的に見えるが、じつは日本の古典文学には、男女の境があいまいな話が数多く存在する。
男同士が恋愛仕立ての歌を詠み合ったり、経済力のある姫が一族を養う。武士は泣き、女将軍が敵に向かい、トランスジェンダーきょうだいは男女入れ替わってすくすく成長ーー。太古の神話から平安文学、軍記もの、江戸川柳まで古典作品を通して伝統的な男らしさ・女らしさのウソを驚きをもって解き明かす。昔の日本の「性意識」がいかにあいまいだったか、それゆえに文芸が発展したかも見えてくる。年表作りを愛する著者による「ジェンダーレス年表」は弥生時代から現代までを網羅。
男/女の二色刷から、個性の光る多色刷の社会へーー「育つ」から「シューカツする」、そして「ケアする」までの身近なできごとを、ジェンダーの視点から見なおし、「あたりまえ」をくつがえす。好評ロングセラーを全面改訂。
0 社会学とジェンダー論の視点(伊藤公雄)
1 育つ
--子どもの社会化とジェンダー(藤田由美子)
2 学ぶ
--教育のプロセスにおける性差別を考える(木村涼子)
3 語る
--ことばが開く新しい社会(中村桃子)
4 愛する
--恋愛を〈救う〉ために(牟田和恵)
5 シューカツする
--新しい働き方を考える(阿部真大)
6 働く
--労働におけるジェンダー格差(大槻奈巳)
7 家族する
--現実が変える「家族」(藤田嘉代子)
8 シェアする
--共同生活とジェンダー役割(久保田裕之)
9 遊ぶ
--男らしさの快楽とそのゆくえ(辻 泉)
10 悩む
--移りゆくジェンダー観のはざまで(小柳しげ子)
11 装う
--ファッションと社会(谷本奈穂)
12 つながる
--友人関係とジェンダー(辻 大介)
13 闘う
--戦争・軍隊とフェミニズム(佐藤文香)
14 移動する
--グローバリゼーションがもたらす新しい世界(上野加代子)
15 ケアする
--ケアはジェンダーから自由になれるか(斎藤真緒)
「男の子って、どうしてこうなの?」
「女の子なのに、これで大丈夫?」
「同級生にLGBTQの子がいるみたいなんだけど……」
世の中に溢れているさまざまな「子育ての常識」に振り回されて疲れてしまったお母さん・お父さんに向けて、年齢別・性別の子育てのコツを、異性間コミュニケーションのプロがやさしく解説。
子育ての悩みから抜け出し、幸せになりたい「あなた」のための本です。
“自分自身が人生を最高に楽しむことが最高の子育てにつながる。この本にはそんなエッセンスが散りばめられています。”
明治大学教授/教育カウンセラー/教育学博士 諸富祥彦先生【推薦】
地面の下や、水の中には、どんな世界が広がっているのでしょう。赤い「アンダーアース」の表紙から始まるのは、地面の下の世界。地下に巣をつくる動物や、一番深いところまで根をはった木、一番深い洞窟、さらに地球の核まで、大きな断面図と細かいイラストで紹介していきます。青い「アンダーウォーター」の表紙からは、水の中のいろいろ。船が浮く理由や、深海にいる魚、潜水艇などを紹介。これまで見たことのない足もとの世界へとご案内します。
大学生・藤ヶ谷銀の秘密の趣味は女装だったが、レイプされそうになったところを同じ大学に通う仲町朝に助けられる。
朝の指令でダンスサークルに入部することになるが、朝が女性ダンス部員とキスをしているところを目撃してしまい!?
「性」の狭間で揺れ動く禁断の青春群像劇!
トランス男性はどこにいるのか。移行後の実生活に根差して「男性」の範疇でトランス男性をとらえ直すとともに、これまでその存在がまったく想定されていない「男性学」に対して、当事者の視点から新たな見方を提起する意欲作。
はじめに
第1章 トランス男性とは
トランス男性とは
トランスジェンダーの用語
トランス男性の人生
トランス男性の治療
トランス男性が社会的に男性化するときのステップ
第2章 既存の男性学と、トランス男性の不在
男性学とは何だったのか
日本の男性運動の歴史
男性学はフェミニズムと手をとるのか
男性同士で同じものへ向かう
男性学においてトランス男性はどこにいる?
男を男たらしめる、覇権的男性性とは
トランス男性が獲得させられる男性特権
メディアにおけるトランス男性の不在
トランス男性の現状から
トランス男性は弱者男性なのか?
弱者男性論の抱える問題
男性差別の実態
ラディカル・マスキュリズムへの警戒
コラム 『幽☆遊☆白書』から読みとるトランス男性の不在
第3章 トランス男性の発掘
男性外部からのアプローチ
男性内部からのアプローチ
新しい視点から
第4章 第一の切り口:フェミニズムに囚われるトランス男性
なぜトランス男性とフェミニズムは親和性を持ちうるのか
「ピンクの赤ん坊」だったトランス男性
ラディカル・フェミニズムへの接近
トランス男性がフェミニズムに関わり続けることの困難さ
だからトランス男性はフェミニズムと別れなければならない
第5章 第二の切り口:トランス男性は男性学に潜在していたのか
トランス男性は主張しない?
少年と成人男性の対比
男性内部の多様性
トランス男性とゲイセックス
男性ホルモンによる性的感覚の変化
トランス男性の孤立した心理
男性同性愛という歴史
トランス男性にとっての同性愛
ゲイの男性性
コラム 『POSE/ポーズ』に見るトランス男性の不在と、夫人の抱える“名前のない問題”
第6章 第三の切り口:トランス男性の男性性を探して
トランス男性の男性性
Self-Organizing Men--トランス男性によるトランス男性のための本
女性コミュニティにいたトランス男性
女性との差異ーートランス男性の「胸」
ペニスのない男性
トランス性を残したいトランス男性について
なぜ手術要件なしで戸籍変更希望のトランス男性がいるのか
トランス男性の孤独と向き合う
おわりに
参考文献
プログラミング必修の時代に欠かせない、女子&ジェンダーマイノリティのための新しい進路応援ガイド。
国際女性デーに合わせて、3月8日全国発売。
\ITやプログラミングが気になっている人、必読!!/
「女性は理工系に不向き?」「IT分野は男性ばかり?」という不安を吹き飛ばす、
知識とアドバイスが盛りだくさん。読めば力が湧いてくる。
「女子だから」にしばられず、あなたがワクワクする道を進もう!
〈本書の魅力は?〉
◆「なぜ理工系に女子が少ないの?」「IT分野に多様性がないとどうなるの?」という疑問に対して、データを用いながら中高生にもわかりやすく解説。⇒1歩踏みだす勇気が出る!
◆女性ITエンジニアや研究者を含む、16人のインタビューを収録。⇒ロールモデルがきっと見つかる!
◆ITが社会のあらゆる場面で使われ、社会を良い方へ変えてきた事例を多数紹介。⇒ITを身近に感じ、興味が湧く!
◆巻末には「プログラミング学習を今日から始めたい」「仲間と出会えるコミュニティを探したい」といった希望に応える、お役立ち情報をまとめて掲載。⇒次のアクションにつながる!
〈著者はどんな人?〉
IT分野のジェンダーギャップ解消を目指し、女子&ジェンダーマイノリティの中高生〜大学生に無料でプログラミングを学ぶ場を提供しているNPO法人Waffle。
「愛情深く、そして論理的に女性をエンパワーメントしたい。むずかしく捉えられがちなテクノロジーを、お菓子のワッフルのようにポップに」(Women AFFection Logic Empowerment)が名前の由来。
「第5次男女共同参画基本計画素案」に対するパブリックコメントをはじめとした政策提言も積極的におこなう。
〈どんな人におすすめ?〉
◆プログラミングやITに興味がある中高生〜大学生と、その保護者。
◆教育現場で働く人、企業でDXに取り組む人、ITエンジニアの仕事について知りたい人。
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スプツニ子!さんも推薦!!
「この本を読んで、コーディングで未来を切り拓こう。
自分の手で未来を創るって、めちゃくちゃ楽しい!」(帯コメントより)
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文理選択や進路に悩む10代へ。
たくさんのヒントと勇気を与え、カラフルな選択肢を紹介する、新しい未来地図がここに。
やりたいことに性別は関係ない。女子&ジェンダーマイノリティにあらゆる選択肢を!
70年代末から続いた一人っ子政策は,中国の社会構造を大きく変えた。近代化路線と同時に始まったリプロダクションにおける強権の行使と黙認・容認,抵抗と打算,家族・労働の変化等々,生殖コントロールをめぐる実践の中で,女性は酷く傷ついたが,結果として,男性中心社会は大きく揺らぎつつある。「圧縮された近代」の隣人たちが経験した,リプロダクティブ・ヘルス&ライツの変貌を鋭く分析する。