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- 医学のあゆみ 異所性脂肪と心血管病 287巻3号[雑誌]
- 2023年10月20日
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・食事から摂取したエネルギーのうち消費されなかった余剰分は、本来、中性脂肪として皮下や腹部の脂肪組織に蓄積される。しかし近年、心臓周囲や血管周囲、肝臓、筋肉などにも脂肪が蓄積することがわかってきた。
・脂肪貯蔵臓器ではないこれらの臓器・組織に蓄積した脂肪は異所性脂肪とよばれる。異所性脂肪は動脈硬化や心不全、心房細動など、心血管疾患の発症や重症化、治療反応性と関連することから注目されている。
・本特集では、異所性脂肪と心血管疾患の関連を、第一線で研究している研究者に解説いただく。異所性脂肪が心血管疾患に与える影響の理解に役立ち、新たな心血管疾患の治療方法の開発に結びつくことを期待する。
■異所性脂肪と心血管病
・はじめに
・血管周囲脂肪組織による血管リモデリングへの影響ーー冠動脈バイパス術における血管周囲脂肪組織の性質
〔key word〕血管周囲脂肪組織(PVAT)、動脈硬化、冠動脈バイパス術(CABG)、大伏在静脈グラフト、No-touch法
・心臓周囲脂肪と冠微小循環
〔key word〕心臓周囲脂肪、冠微小循環、画像診断
・循環器疾患の治療標的としての心臓周囲脂肪
〔key word〕心不全、冠動脈疾患、薬物治療
・心外膜脂肪組織と不整脈
〔key word〕心房細動、心房線維化、心外膜脂肪組織
・非アルコール性脂肪性肝疾患と心血管疾患
〔key word〕脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、心血管イベント、メタボリック症候群
・筋肉内脂肪と心不全
〔key word〕心不全、筋肉内脂肪、臓器連関
・腎周囲脂肪の臨床的意義ーーメタボリックシンドロームや慢性腎臓病との関連性
〔key word〕腎周囲脂肪、メタボリックシンドローム、肥満関連腎症(ORG)、2型糖尿病
●TOPICS 癌・腫瘍学
・悪性神経膠腫に対する免疫チェックポイント阻害療法
●TOPICS 病理学
・WHO脳腫瘍分類 第5版の概要
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(13)
・ナッジのその先へーー金銭的報酬との組み合わせ、モバイルヘルス、習慣形成
〔key word〕行動経済学、ナッジ、行動変容、身体的活動、健康
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(3)
・ゲノム情報の特性を考慮した遺伝カウンセリング
〔key word〕ゲノミクス、次世代シークエンス、あいまい性、多様性、臨床的有用性
●FORUM 世界の食生活(3)
・ブランド化した真っ赤なキムチ
●FORUM 数理で理解する発がん(4)
・条件付確率とベイズの定理
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 別冊医学のあゆみ 臓器線維症を科学する 病態解明と治療法開発への展望 2021年[雑誌]
- 2021年10月28日
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臓器線維症の最新研究についてエキスパートが解説した注目の一冊!
●現在、わが国において最も対応が急がれている生活習慣病は、医療費の3割、全死亡者数の6割を占め、急速に進む超高齢化を背景に、その対策は医学的また社会的にも一層重要となっている。
●これらの罹患臓器には線維化病変が共通して認められ、肺や肝臓ではがんの発生母地ともなるため、線維化の制御は生活習慣病の進展予防に直結する重要戦略と位置づけられる。
●本別冊では多角的な視点と新たなツールを用いて臓器線維症の病態を掘り下げ、全身臓器の線維症にみられる共通性と臓器ごとの特異性を理解することで、新たな治療アプローチを模索する最新情報を紹介する。
【目次】
分子細胞基盤
1.組織障害時におけるコラーゲンネットワーク形成に関わる分子機構
2.線維症とメタロプロテアーゼ─MMP・ADAM・ADAMTS
3.コラーゲン産生細胞の起源
4.コラーゲン産生細胞の形質転換による臓器線維症治療への応用
5.疾患特異的マクロファージの機能的多様性─線維化に関わるマクロファージと非免疫系のクロストークの研究
6.気道の組織線維化の病態形成機構
病態解明とそのツール
7.遺伝子改変マウス作製技術─PITT/i-PITT法とEasi-CRISPR法
8.線維化疾患のモデル動物
9.炎症の進行過程解明のための一細胞トランスクリプトーム解析
10.マイクロ流体デバイスを技術基盤とするOrgan-on-a-chipの臓器・疾患モデルへの応用
11.エクソソーム─生体内第3の情報伝達手段が開く未来
12.バイオイメージング─非線形光学現象を利用した線維化イメージング
臓器特異性と共通性
13.肺線維症
14.心臓疾患における線維化
15.肝線維化の分子・細胞メカニズム
16.クローン病の腸管線維性狭窄に対する治療開発の展望
17.腎線維化
18.全身性強皮症の皮膚線維化の機序と治療標的
19.代謝臓器の線維症における特異性と共通性
- 別冊医学のあゆみ 臨床医が知っておくべき免疫学のいま 2021年[雑誌]
- 2021年08月26日
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免疫の基本的な仕組みから新型コロナウイルスワクチンまで
臨床に役立つ免疫学の最新情報を解説!
編集:河本 宏(京都大学ウイルス・再生医科学研究所再生免疫学分野)
免疫の基本的な枠組みは20 世紀のうちにほぼ解明され、一時は「免疫学はもうやることがないのでは」などという声もあった。
しかし実際は21 世紀に入ってからも、免疫学は大きく発展した。たとえば自然免疫系の解明、T 細胞サブセットの発見、がん免疫療法の台頭などがあげられる。
本書では、臨床医が読んで「これは役に立つ」と感じられるよう臨床に直結する話題に絞って、免疫学の最新情報を解説する。
【目次】
・免疫応答の仕組み:自然免疫と獲得免疫の連携 (河本 宏)
・免疫学の歴史を俯瞰して現状と課題を考える (河本 宏)
・自然免疫が関与する炎症ー自然炎症と自己炎症性疾患 (改正恒康)
・自然リンパ球と呼吸器疾患 (大瀧夏子・久保田健太郎・茂呂和世)
・T細胞機能と細胞内エネルギー代謝 (山下政克)
・制御性T細胞 (大倉永也・坂口志文)
・PathogenicヘルパーT 細胞と組織炎症 (廣田圭司)
・インバリアントT細胞 (千葉麻子・三宅幸子)
・疾患特異的マクロファージの機能的多様性 (佐藤 荘)
・骨免疫学:創成から応用へ (室龍之介・高柳 広)
・生体イメージング研究により明らかになったこと (粟生智香・菊田順一・石井 優)
・腸内細菌叢とマルチオミクス解析 (加藤 完)
・神経免疫学 (内田萌菜・村上正晃)
・免疫チェックポイント阻害薬 (濱西潤三・万代昌紀)
・遺伝子改変T細胞療法 (池田裕明)
・サイトカインと抗サイトカイン療法 (原 侑紀・西出真之・熊ノ郷淳)
・自己免疫疾患発症機構に迫るMHCクラスII分子の新たな機能ー自己抗体の標的分子としてのミスフォールドタンパク質/HLAクラスII複合体 (森 俊輔・荒瀬 尚)
・近未来ワクチンーーパンデミックから生活習慣病まで (小檜山康司・石井 健)
・アレルギー疾患の発症予防 (斎藤博久)
・再生医療と移植免疫ーiPS細胞由来再生細胞を他家移植で用いたときに起こりうる免疫反応 (増田喬子・河本 宏)
・免疫不全症の新展開 (今井耕輔)
・免疫疾患とゲノム医科学 (山本一彦)
・ヒト免疫研究の重要性 (吉富啓之・上野英樹)
- 糖尿病プラクティス 糖尿病性腎臓病:守りから攻めへーネフロン回復への号砲が鳴るー39巻2号[雑誌](PRACTICE)
- 2022年02月28日
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●糖尿病臨床の領域において腎障害は重要なテーマであるが、最近の新たな治療手法の開発により、その関心はますます高まっている。
●ことにSGLT2阻害薬やミネラルコルチコイド受容体拮抗薬に関する近年の臨床研究の成果はめざましく、腎障害に対する治療はまさに転換点を迎えているともいえる。
●本特集では、『糖尿病性腎臓病:守りから攻めへーネフロン回復への号砲が鳴るー』と題して、各分野のエキスパートが、基礎的な概念から実際の治療の方策に至るまで、広く、かつ掘り下げて論述。
●特集冒頭の特別寄稿「J-DOIT3にみるわが国の糖尿病性腎臓病の重症化予防」をはじめ、味読すべき論文が満載。
【目次】
(扉)特集にあたって
糖尿病性腎臓病:守りから攻めへーネフロン回復への号砲が鳴るー
特別寄稿:J-DOIT3にみるわが国の糖尿病性腎臓病の重症化予防
1.糖尿病性腎臓病の病態生理と薬物療法ー酸化ストレスとNrf2活性化薬
2.糖尿病性腎臓病の病態生理と薬物療法ー血行動態とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬
3.糖尿病性腎臓病の病態生理と薬物療法ー尿細管再吸収とSGLT2阻害薬
4.腎性貧血の病態生理と治療ーHIF-PH阻害薬、エリスロポエチン製剤を含めて
5.腎代替療法:最新の動向ー透析医療と移植医療
6.糖尿病性腎症の栄養食事療法ー微量アルブミン尿期・保存期・不全期(透析期)
医師・医療スタッフが行く 全国病院・クリニック訪問 ふくだ内科クリニック
患者の多様な個性を何よりも重視し、だれもが長く続けられる治療を目指す
FORUM
病因と診断
第2回 グルカゴンからみた糖尿病
合併症I-網膜症ー
第2回 糖尿病網膜症と黄斑浮腫の眼科検査と治療の進歩
合併症II-骨と糖尿病ー
第2回 骨粗鬆症の診断
薬剤
第2回 1型糖尿病におけるSGLT2阻害薬の有効活用と注意点
食事
第2回 糖尿病の食事療法「個別化に向けての取り組み」-炭水化物エネルギー比率ー
運動
第2回 運動療法の基本と実践ー各運動種目の特徴ー
検査
第2回 HbA1cのピットフォール
OVERSEAS
標準量ナトリウム摂取下での腎機能の保たれた2型糖尿病患者における2週間のダパグリフロジン投与によるナトリウム利尿効果:DAPASALT試験
SERIES 糖尿病と保険診療
第59回 女性のライフステージと糖尿病
SPOT 歴史人物の病を量る
第2回 壺井 栄とステロイド糖尿病ーあなたの瞳は大丈夫?-
糖尿病の療養指導Q&A
心不全の新しい国際定義
GLP-1受容体作動薬と喘息
STUDY 新・そこが知りたかった 糖尿病の大規模臨床試験
第2回 TODAY
ESSAY 鉄・輪だより─鉄人糖尿病ドクターによる銀輪の旅─
第23回 サンライズ瀬戸と、鳴門駅前からちょっとだけサイクリング
REPORT 子どもたち/AYA世代の糖尿病ー活動・実践ダイアリーー
[青森県小児糖尿病サマーキャンプ活動報告]子どもたちの自立に向け、これからも出会いの場を提供していこう
- 医学のあゆみ 2019年 3/30号 [雑誌]
- 2019年03月29日
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・制御性T細胞(Treg)は,1980〜1990年代にかけて,免疫自己寛容の導入・維持に必須のリンパ球として研究がはじまった.本特集では,Tregの基礎研究から臨床応用まで広く研究の現状を紹介する.
・近年,Tregの発生・分化,機能の分子的基礎,転写因子とのネットワークなどが明らかになりつつある.また,単なる免疫抑制だけでなく,組織の恒常性・再生にも重要な役割を担っている可能性も示されてきた.
・Tregの強化による自己免疫疾患の治療・予防,逆にTregの減弱によるがん免疫の惹起・強化なども期待されており,研究が進められている.本特集ではこれらの最新の知見についても解説いただく.
基礎
【分化】
【機能】
【組織免疫】
【Treg の多様性】
臨床
【自己免疫】
【さまざまな疾患・病態】
- 医学のあゆみ 遺伝統計学の新潮流─新規創薬・個別化医療への挑戦 2024年 288巻13号 3月第5土曜特集[雑誌]
- 2024年03月29日
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・一細胞解析に象徴される新しいオミクス技術が、大規模ヒトゲノム配列との統合を経て生命現象の解釈を可能にしつつある。ゲノム個別化医療・創薬の重要性は広く一般認識されるに至った。
・遺伝統計学も古典的な遺伝ー形質関連解析から脱皮し、分子細胞生物学、情報学、数理科学、疫学、臨床医学と自在に組み手を行う、さながら総合格闘技のような学問へと進化した。
・情報伝達技術の世界規模の普及は、サイエンスの変革も急速に加速した。ヒトゲノム研究をめぐる状況は特に著しい。本特集が新時代に立ち向かう若い研究者の一助になれば幸いである。
■第5土曜特集 遺伝統計学の新潮流ーー新規創薬・個別化医療への挑戦
・はじめに
●遺伝統計学の理論と実践
・遺伝統計学の基礎理論
〔key word〕遺伝統計学、集団遺伝学、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、メンデルランダム化解析(MR)
・Polygenic risk scoreとゲノム個別化医療
〔key word〕個別化医療、ゲノム、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、一塩基多型(SNP)
・ヒトオミクスデータと深層学習
〔key word〕深層学習モデル、Transformer、Attention機構、Enformer
・シングルセル時代のシステム生物学ーーシングルセルマルチオミクスによる遺伝子制御ネットワークの推定
〔key word〕システム生物学、遺伝子制御ネットワーク、シングルセルマルチオミクス
・ロングリードシークエンス技術と難病ゲノム解析
〔key word〕ロングリードシークエンス(LRS)、構造多型(SV)、リピート伸長変異、Pacific Biosciences(PacBio【○R】)、Oxford Nanopore Technologies(ONT)
・ロングリードシークエンス技術と集団ゲノム解析
〔key word〕ロングリードシークエンス、構造多型(SV)、基準ゲノム配列、Telomere-to-Telomere(T2T)アセンブリ、パンゲノム
・アジアにおけるゲノム医学研究ーーGenomeAsia 100K Project
〔key word〕アジア人、ゲノム医学、遺伝的多様性、集団遺伝学
・琉球諸島の人々における集団ゲノム解析
〔key word〕琉球諸島、集団遺伝学、ゲノム、遺伝的多様性、集団形成過程
・縄文人由来変異が解き明かす縄文人と渡来人の混血過程
〔key word〕縄文人由来変異、ancestry marker index(AMI)、Jomon allele score(JAS)、集団平均ポリジェニックスコア(PA_PS)
・便中ヒトゲノム情報からの個人情報の再構築
〔key word〕腸内微生物叢、メタゲノムショットガンシークエンシング、ヒトゲノム由来配列、個人情報
●遺伝統計学と疾患オミクス研究
・眼科疾患における大規模ゲノム解析
〔key word〕眼科形質、多因子疾患、多遺伝子リスクスコア(PRS)、遺伝性網膜ジストロフィ(IRD)、遺伝子治療
・アルツハイマー病ゲノム解析の現状
〔key word〕アルツハイマー病(AD)、APOE遺伝子、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、レアバリアント、ポリジェニックリスクスコア(PRS)
・整形外科疾患で最も注目される変形性関節症の大規模ゲノム解析
〔key word〕変形性関節症(OA)、大規模ゲノム解析、ゲノムワイド関連研究(GWAS)、シングルセルRNA解析(scRNA-seq)
・痛風・高尿酸血症の大規模ゲノム解析
〔key word〕尿酸値、尿酸輸送体、ゲノムワイド関連解析(GWAS)メタアナリシス、遺伝率、機能解析
・原発性アルドステロン症の遺伝的背景と高血圧への寄与
〔key word〕原発性アルドステロン症、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、高血圧、Wnt/β-カテニン経路
・希少難治性疾患・間質性膀胱炎の遺伝的背景
〔key word〕間質性膀胱炎(IC)、ハンナ型IC(HIC)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、HLA遺伝子
・中枢神経胚細胞腫の多層的オミクス解析
〔key word〕胚細胞腫、ゲノム解析、メチル化解析、ジャーミノーマ、ノンジャーミノーマ
・炎症性皮膚疾患における単層および多層的オミクス解析
〔key word〕アトピー性皮膚炎(AD)、乾癬、ゲノム解析、マイクロバイオーム解析、多層的オミクス解析
・自己免疫疾患の多層的オミクス解析
〔key word〕ゲノム、エピゲノム、RNA-seq、eQTL解析、B細胞受容体
・ゲノム解析による発がんメカニズムの探索
〔key word〕クローン進化、系統樹解析、発がん
・がん種・人種横断的なゲノムワイド関連解析
〔key word〕ゲノムワイド関連解析(GWAS)、遺伝的相関、乳がん、前立腺がん
●遺伝統計学とシングルセル解析
・シングルセルRNAシーケンスーー宿主と病原体の複雑な相互作用を明らかにする
〔key word〕感染症、細菌、シングルセルRNAシーケンス(scRNA-seq)、サルモネラ菌
・シングルセルレベルの空間トランスクリプトーム解析の新潮流
〔key word〕空間トランスクリプトーム解析、シングルセル解像度、シーケンス、イメージング
・1細胞解像度の細胞アイデンティティの定量とシミュレーション
〔key word〕モデリング、シミュレーション、遺伝子制御ネットワーク
・循環器疾患におけるシングルセル解析研究の実際
〔key word〕循環器疾患、シングルセル解析、分子病態
・がん領域におけるシングルセル解析
〔key word〕腫瘍微小環境、がん免疫療法、がん細胞、T細胞、シングルセルシークエンス
・リウマチ・膠原病疾患におけるシングルセル解析
〔key word〕シングルセル解析、関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(AAV)
・新型コロナウイルス感染症におけるシングルセル解析
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、シングルセル解析、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、expression quantitative trait locus(eQTL)、
・自然免疫応答の遺伝的多様性を単一細胞分解能で理解する
〔key word〕シングルセル、ガウス過程、発現量・量的形質座位(eQTL)、自然免疫、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・脂肪組織のシングルセル解析はインスリン抵抗性の概念をどうアップデートするか
〔key word〕snRNA-seq(single nucleus RNA-seq)、脂肪細胞・脂肪前駆細胞の多様性、核ライブラリの特性、統合シークエンス解析
・Human Cell Atlasプロジェクトの軌跡と今後の展望
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、バイオロジカルネットワーク、データエコシステム
●遺伝統計学とゲノム創薬
・大規模オミクス解析時代のゲノム創薬
〔key word〕ゲノム創薬、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、オミクス解析、薬剤転用
・人工知能を活用した創薬研究
〔key word〕創薬、人工知能(AI)、低分子医薬品、中分子医薬品
・製薬業界におけるゲノム創薬の活用
〔key word〕ゲノム創薬、臨床試験の成功確率向上、バイオバンク、eQTL(expression quantitative trait locus)、pQTL(protein quantitative trait locus)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 自動車・サプライヤー (週刊ダイヤモンド 2024年11/23号)[雑誌]
- 2024年11月18日
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完成車メーカーが空前の利益を上げる一方、生産コストを製品価格に転嫁できず経営難に陥っている部品メーカーが少なくありません。ダイヤモンド編集部は、自動車メーカー取引先アンケートの251人の回答を基に、「下請けいじめ」といった自動車業界の闇に切り込みました。部品メーカー幹部らが告発する、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車などの問題点とは?【特集】自動車・サプライヤー 非常事態「Part 1」アンケートで解明 下請けいじめの実態ケイレツが「強み」から「リスク」に! 自動車サプライチェーン激変トヨタ・ホンダ・日産の実態を辛口評価 サプライヤー幹部250人調査リベート要求続き、損失の押し付けも 日産「下請けいじめ」実態解明!リベートの要求に短納期の無理強い ホンダでも「下請けいじめ」トヨタが「買いたたき」方針を大転換も 取引先が不満を募らせる理由「Part 2」王者トヨタの憂鬱三菱電機とトヨタ系アイシンの合弁協議 異業種タッグ「破談」の裏事情VW撃沈でもボッシュ・コンチは快走 独メガサプライヤー躍進の秘訣グループ企業で1億円プレーヤー続々 役員報酬が示すグループ内序列EVバッテリーに補助金7000億円 電池サプライヤーの新勢力図「Part 3」レガシー業界 崩壊の序章ホンダ、日産、三菱の提携の鍵握る 日立アステモの「大変身」ブリヂストンの防振ゴム売却は大損失 中国に買われる日本のお宝技術役員がもらう「昇進祝い」は10万円! 下請けが接待、贈答額を暴露完成車メーカーにおんぶにだっこで後手 サプライヤーを蝕む依存体質自動車業界の"搾取構造"はもう限界… 自動車部品メーカー幹部の悲痛な叫び「Part 4」自動車業界216銘柄 「賃上げ・人材採用力」ランキング高年収、脱・男性優位を達成した企業は? 人材の多様性では日産に軍配【特集2】ビール 最後のバブル【News】「緊急対談」激震! トランプ復権で円安進行 インフレ上振れる日本河野龍太郎●BNPパリバ証券経済調査本部長チーフエコノミスト×小林俊介●みずほ証券エクイティ調査部 チーフエコノミスト「ウォール・ストリート・ジャーナル発」トランプ氏、ウクライナ戦争終結に向け迫られる選択ハイブリッド重視のトヨタ、トランプ政権発足が追い風に「政策マーケットラボ」日銀「12月利上げ」可能性高まる 10月会合に示された"七つのヒント"森田京平●野村證券金融経済研究所チーフエコノミスト石破政権「官邸入り」官僚人事の哀歓 笑えない旧自治省と強かな財務省種市房子●ライター「Data」(数字は語る)120兆〜250兆円 2040年時点で日銀が保有する長期国債残高の試算値●久後翔太郎「ダイヤモンド・オンライン発」パーパス、クレド…カタカナ語に振り回される会社と改革につなげる会社の"決定的な差"【連載・コラム】牧野 洋/Key Wordで世界を読む藤田一郎/大人のための最先端理科菅 義偉/官邸の決断池上彰と増田ユリヤの世界最前線井手ゆきえ/カラダご医見番深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書Book Reviews/オフタイムの楽しみBook Reviews/目利きのお気に入りBook Reviews/ビジネス書ベストセラー山本洋子/新日本酒紀行後藤謙次/永田町ライヴ!From Readers From Editors世界遺産を撮る
- 別冊医学のあゆみ マクロファージの功罪ーー疾患病態誘導と制御におけるマクロファージの役割 2021年[雑誌]
- 2021年04月21日
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マクロファージが生体防御や病態形成へいかに関わるか、最新の知見と情報をもとに詳しく解説!
●マクロファージの機能は多彩である。正常組織環境へ適応して、組織恒常性を維持しているが、一方で病的組織環境の影響下では、積極的に病態形成に関わる機能も獲得する。その場合、マクロファージは全身の組織にくまなく分布しているため、関与する疾患も多岐にわたることになる。
●本書では、各組織マクロファージの第一線の基礎・臨床研究者を迎え、感染症、がん、慢性炎症を含むさまざまな病的・疾患環境で、マクロファージがいかに生体防御や病態形成に関わるか、最新の知見と情報を詳しく解説。
●新たな分子標的が見出されることで、予防や治療へ応用される未来を期待して、マクロファージと組織環境との相互作用の解明を目指した一冊。
【目次】
臓器不全
1.疾患特異的マクロファージの機能的多様性
KeyWord アレルギー,メタボリックシンドローム,線維症,疾患特異的マクロファージ,自然免疫
2.腎不全とマクロファージ
KeyWord 慢性腎臓病(CKD),マクロファージ,インフラマソーム,組織常在性マクロファージ
3.心不全とマクロファージ
KeyWord 線維化,組織リモデリング
4.肝疾患・肝線維化とマクロファージ
KeyWord 細胞死,肝線維化, Crown-like structure(CLS)
5.皮膚疾患とマクロファージ
KeyWord マクロファージ,皮膚,接触皮膚炎,ランゲルハンス細胞
6.動脈硬化とマクロファージ
KeyWord 動脈硬化,プラーク,マクロファージ
7.脂肪組織のM2マクロファージ─見直されつつあるM2マクロファージ抗炎症作用説
KeyWord M2マクロファージ,前駆脂肪細胞, TGF-β, IL-10
脳・神経
8.ミクログリアと神経障害性疼痛
KeyWord ミクログリア,脊髄後角,脳,神経障害性疼痛
9.神経変性疾患におけるミクログリア─特徴と治療標的としての展望
KeyWord ミクログリア,アルツハイマー病(AD),筋萎縮性側索硬化症(ALS)
10.脳梗塞後の神経症状回復を促す脳特異的制御性T細胞
KeyWord 脳梗塞,組織修復,制御性T細胞(Treg),セロトニン,アンフィレグリン,アストロサイト
がん・腫瘍
11.がん・悪性腫瘍におけるマクロファージ
KeyWord 腫瘍関連マクロファージ(TAM),リンパ節洞マクロファージ,がん免疫
12.IL-34とマクロファージ
KeyWord サイトカイン,インターロイキンー34(IL-34),腫瘍微小環境,腫瘍随伴マクロファージ(TAM)
感染症
13.HIV-1とマクロファージ
KeyWord 持続・潜伏感染細胞(リザーバー), tunneling nanotubes,自己分裂マクロファージ
14.結核におけるマクロファージの役割
KeyWord 免疫回避,マクロファージの性質,結核,非結核性抗酸菌症
15.マクロファージ/単球とトキソプラズマ間の寄生虫免疫学的相互作用
KeyWord トキソプラズマ, IFN-γ,寄生胞, IFN誘導性GTPase,エフェクター分子,病原性機構
自己免疫・炎症
16.炎症性腸疾患とマクロファージ
KeyWord 炎症性腸疾患,単球, Ym1
17.関節組織とマクロファージ─関節を破壊する悪玉破骨前駆細胞の同定と可視化
KeyWord 関節炎,破骨細胞,パンヌス,シングルセル解析
18.自己炎症性疾患とマクロファージ─自己炎症性病態におけるマクロファージの役割
KeyWord 血球貪食性リンパ組織球症(HLH),バイオマーカー,家族性地中海熱, iPS細胞,遺伝子多型
19.好塩基球とマクロファージによるアレルギー炎症・寄生虫感染の制御
KeyWord 好塩基球, M2マクロファージ,インターロイキン(IL)-4,アレルギー,寄生虫感染
- 歯科技工 2019年 10月号 [雑誌]
- 2019年09月30日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
ラボワークで役立つ技工スキルに関する学術論文,チェア
サイドからのニーズに応えるために欠かせない情報,歯科
技工界の最新トピックスなど,歯科技工士の皆さんをサポ
ートする多彩なコンテンツをビジュアルな誌面でお届けし
ます.国内外の歯科治療・歯科技工に関するアップトゥー
デートな学際情報をタイムリーにお伝えします.
本特集は「すれ違い咬合に対するパーシャルデンチャーの
設計指針」です.65 歳以上の人口が全体の27.7%を占める
超高齢社会の日本において,パーシャルデンチャーの需要
が増え,残存歯数の多さからも,多様化した欠損補綴の症
例が増加することが予想されます.そして歯科技工士の方
々には,歯科医師による義歯の設計を正しく読み取り,そ
の意図を正しく理解して製作するための高いスキルが求め
られます.そこで本稿では,対応が最も困難なすれ違い咬
合の難症例に対処するための知識と設計指針を簡潔にまと
めました.明日からの日常臨床にお役立てください.
特別解説 すれ違い咬合に対するパーシャルデンチャーの設計指針
Basic Techniques Consider Frame Design(後編)
Opinion & Suggestion 生産性を高めるためのビジネスモデルを考える
特別レポート 第1 回 Creation ユーザー講演会アジア大会 in Japan に参加して
特別寄稿 台湾の歯科技工士が日本の大学院に留学して学んだこと
一般社団法人日本補綴構造設計士協会(PSD)リレー連載 新連載
アバットメントの分類・特徴と臨床での選択基準
実践ジルコニアの浸透ステインテクニック
桑田正博先生に教わる天然歯形態の捉え方
簡単!ラボ・ヨガ教室
Record
Congress & Meeting Report
Information
Others
- 医学のあゆみ 構造生命科学による創薬への挑戦 2021年 278巻6号 8月第1土曜特集[雑誌]
- 2021年08月06日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
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・タンパク質の発現・精製技術の発達、構造解析のためのハードウェア・ソフトウェアの発達によって、構造情報の蓄積スピードが猛加速し、それを利用したライフサイエンス研究は枚挙に暇がない。
・構造解析情報の急速な増加、そこから先の計算機シミュレーションによる解析に加えて、定量性を扱う生化学、その基礎となる物理化学、有機化学が重要になってきた。
・ビッグデータを使った戦略を立てつつも、検索エンジンではでてこない、基礎的だが必須のデータの獲得に地道に挑み前進することが必要である。
■ 構造生命科学による創薬への挑戦 8月第1土曜特集
・はじめに
●構造解析から創薬へ
・タンパク質立体構造に基づいた抗ウイルス薬の創製戦略
〔key word〕Structure-based drug design(SBDD)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、SARSコロナウイルスー2(SARS-CoV-2)、X線結晶構造解析、クライオ電子顕微鏡解析
・グルコースー6-リン酸脱水素酵素異常症の構造基盤
〔key word〕G6PD異常症、NADPH、溶血性貧血、構造解析
・構造から捉えた、エンドセリンB型受容体標的薬の動作原理
〔key word〕エンドセリン受容体、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、X線結晶構造解析、肺動脈性肺高血圧(PAH)
・Toll様受容体をターゲットとする創薬
〔key word〕Toll様受容体(TLR)、自然免疫、リソソーム
・フラグメント創薬(FBDD)のための溶液NMR実験法
〔key word〕溶液核磁気共鳴(NMR)、タンパク質、リガンド、フラグメント創薬(FBDD)、相互作用解析
・複合体構造に基づく薬物設計による新規抗菌薬リード開発への取り組み
〔key word〕薬剤耐性菌、MraY、GPT、構造活性相関研究
・GPCRの構造解析研究
〔key word〕Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、構造解析、アミン受容体
●タンパク質工学から創薬へ
・タンパク質工学から創薬へーースマートドラッグの実現に向けて
〔key word〕タンパク質工学、スマートドラッグ、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、刺激応答性DDS
・指向性進化法による高親和性ACE2創出とCOVID-19創薬展開
〔key word〕指向性進化法、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、変異株、エスケープ変異、ACE2
・タンパク質の化学修飾ーー基礎研究と抗体医薬品開発への展開
〔key word〕アミノ酸残基のpKa、抗体薬物複合体(ADCs)、化学修飾
・機能性サイトカインの医薬への展開とDDSへの応用
〔key word〕ファージ表面提示法、腫瘍壊死因子(TNF)-α、高分子バイオコンジュゲーション、プロテオーム創薬
・立体構造から眺めるSARS-CoV-2中和抗体
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、中和抗体、立体構造、バイオインフォマティクス、タンパク質工学
・二重特異性がん治療抗体の機能的な構造の理解に向けたあゆみ
〔key word〕低分子二重特異性抗体、配向性、がん細胞傷害活性、原子間力顕微鏡、電子顕微鏡単粒子解析
・高機能化抗体医薬品の開発に向けたIgG抗体部位特異的修飾法
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、アフィニティペプチド、クロスリンカー、PET
●計算機から創薬へ
・計算機から創薬へ
〔key word〕In silico創薬、構造多様性、分子認識、機械学習、富岳
・ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)
〔key word〕人工知能(AI)、ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC)、深層学習
・TargetMineによる生物学的知識の発見
〔key word〕統合データ、データウェアハウス、創薬、オミックスデータ解析
・分子シミュレーションと創薬
〔key word〕分子動力学、スーパーコンピュータ、インシリコ創薬、構造生物学、富岳
・天然変性タンパク質と創薬
〔key word〕液ー液相分離(LLPS)、構造アンサンブル、毒性オリゴマー、フォールディングと共役した結合(coupled folding and binding)
・協調的2アミノ酸残基同時変異体の相互作用解析による新規抗体のStructure-Based Design
〔key word〕Structure-based antibody design、抗原・抗体相互作用、抗体変異体モデル、協調的変異、in silico affinity maturation
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 別冊医学のあゆみ 世界の食生活 人類学の視点から紐解く食習慣と食文化 2024年[雑誌]
- 2024年09月10日
- 在庫あり
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食卓から世界を見るー多様性と地域性が織りなす人類の食文化
本書では、1先住民族の食生活、2ユネスコ無形文化遺産の食文化、3暮らしを支える作物、の3つの観点から世界の食事を紹介する。これらの視点を通じて、食が単なる生存のための行為ではなく、満足感や幸福感をともなう文化的な営みへと発展してきた過程を明らかにする。
【目次】
先住民族の食生活
カンガルーの冷凍しっぽ─中央砂漠に暮らすアボリジニの“伝統食”
食は万病のもとか?─カナダ・イヌイット社会における食生活の変化
極北の実り─西シベリアの先住民族・ハンティの野生ベリー採集
カラハリ砂漠に暮らす先住民サンの食
ピグミー系狩猟採集民(中部アフリカ熱帯林)
生を支えるハル イッケウ(食の背骨)─日本の先住民族アイヌの食生活
台湾原住民族の食と変化
オラン・アスリの食生活
ユネスコ無形文化遺産の食文化
トルコ人の社交のハレとケ─ケシュケキとトルココーヒー
食べるために生きる?─フランスにおける美食と健康の哲学
ブランド化した真っ赤なキムチ
地中海料理の挑戦─食と健康の関係を考え直す
国民文化としてのジョージア(グルジア)のクヴェヴリ・ワイン
暮らしを支える作物
インドネシア・西ジャワ州のコメ食
サツマイモ
キヌアの魅力とアンデスにおける食文化
世界の病院食
世界の病院食─世界の病人は何を食べているのか
- 医学のあゆみ 2019年 9/7号 [雑誌]
- 2019年09月06日
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・transient receptor potential (TRP)チャネルは、1989年にショウジョウバエのtrp遺伝子が同定されて以来,世界で精力的に研究され,大きな機能的多様性を有するイオンチャネルファミリーを形成することが示されてきた.
・TRPチャネル機能異常は多くのチャネル病を引き起こし,多くの後天的疾患や癌の発生においてTRPチャネルが重要な役割を果たしていることが明らかにされ,阻害薬あるいは刺激薬の有用性が大いに期待されている.
・今後,原子レベルでの構造解明の上にTRPチャネルを標的とした薬剤が開発されることが期待される.TRPチャネルと疾患との関連ももっと研究されて行くであろう.現在までのTRPチャネル研究を本特集でまとめた.
TRPC チャネル
TRPV チャネル
TRPM チャネル
項目別
- 医学のあゆみ 間質性肺疾患の研究と診療UPDATE 2022年 283巻1号 10月第1土曜特集[雑誌]
- 2022年09月30日
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- 0.0(0)
・間質性肺疾患に関する研究は、主に形態学による疾患分類が中心となり、治療に結びつき、患者に恩恵を与える成果は得られない時代が長く続いた。
・基礎研究の進歩により、「慢性炎症によって線維化が起こる」とする概念から「繰り返す肺胞上皮細胞の障害によって、特定の素因を持ったホストでは、その修復過程で線維化が起こる」とする概念への転換が起こった。
・診療においてはこの肺の線維化を軸とした疾患分類の見直しが行われ、各ガイドラインが整備されてきている。本特集では、このパラダイムシフトをもたらした肺の線維化に関する最新の研究成果をまとめた。
■ 間質性肺疾患の研究と診療UPDATE 10月第1土曜特集
・はじめに
●研究
・CD4陽性T細胞と肺の線維化
〔key word〕免疫記憶、ヘルパーT細胞、慢性気道炎症、線維化
・疾患特異的マクロファージの機能的多様性
〔key word〕線維症、アレルギー、メタボリックシンドローム、マクロファージ、自然免疫
・細胞多様性と肺線維症
〔key word〕特発性肺線維症(IPF)、肺線維症、筋線維芽細胞(MYF)、single-cell RNA-sequencing(scRNA-seq)、上皮損傷、マクロファージ
・特発性肺線維症における上皮細胞、線維芽細胞老化の役割
〔key word〕特発性肺線維症(IPF)、細胞老化、上皮細胞、線維芽細胞
・肺の組織幹細胞から考える肺疾患
〔key word〕組織幹細胞、基底細胞、クラブ細胞、II型肺胞上皮(AT2)細胞、肺線維症
・ヒトiPS細胞由来肺胞オルガノイド技術を基盤とした間質性肺炎への橋渡し研究
〔key word〕ヒトiPS細胞、疾患モデリング、間質性肺炎、オルガノイド、肺胞上皮細胞
・新規動物モデルを用いた肺線維症の発症機構の解明
〔key word〕家族性間質性肺炎(FIP)、II型肺胞上皮細胞(AEC2)、肺サーファクタント、ネクロプトーシス
・薬剤による間質性肺炎・肺線維症とマイクロRNA
〔key word〕薬剤性肺障害、肺胞上皮細胞、上皮間葉転換(EMT)、マイクロRNA(miRNA)
●診療
・間質性肺疾患のレジストリー研究とMDD診断ーー現状と課題
〔key word〕観察研究、中央診断、レジストリー研究(登録研究)
・『特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き2022』(改訂第4版)のポイント
〔key word〕特発性間質性肺炎(IIPs)、特発性肺線維症(IPF)、診断と治療の手引き、進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)
・過敏性肺炎ーー国際診断ガイドラインとわが国の診療指針
〔key word〕非線維性、線維性、曝露評価、多分野による集学的検討(MDD)、抗原回避
・『膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針』の今後
〔key word〕膠原病に伴う間質性肺疾患(CTD-ILD)、ILDパターン、免疫抑制治療、抗線維化薬、window of opportunity(治療の機会の窓)
・間質性肺疾患における呼吸リハビリテーション
〔key word〕運動制限因子、持久力トレーニング、酸素療法
・間質性肺疾患における緩和医療
〔key word〕間質性肺疾患(ILD)、緩和ケア、アドバンスケアプランニング(ACP)、オピオイド、呼吸管理
・間質性肺疾患合併肺がんの診療
〔key word〕間質性肺疾患合併肺がん、非小細胞肺がん、小細胞肺がん、薬剤性肺障害
【注目されるびまん性肺疾患】・Pleuroparenchymal fibroelastosis(PPFE)
〔key word〕PPFE、残気率上昇、扁平胸郭、弾性線維、バイオマーカー
・肺胞蛋白症
〔key word〕肺サーファクタント、全肺洗浄術、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)吸入療法
・Birt-Hogg-Dube症候群(BHDS)--肺嚢胞・気胸を中心に
〔key word〕線維毛包腫(fibrofolliculoma)、FLCN、気胸、肺嚢胞、腎腫瘍
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 医学のあゆみ 2020年 4/25号 [雑誌]
- 2020年04月24日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
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【内容紹介】
■ヒトゲノムの多様性は疾患の原因やリスクともなり,疾患の発症機序解明や治療法開発,リスク予測のために大規模研究が行われてきた.
■ ありふれた疾患やメンデル遺伝病解析のための大規模シークエンス研究が世界中で行われている.また,がん研究や治療においても,ゲノム情報は必須になりつつある.
■ ゲノムデータの解析研究のための基盤のひとつとして分子進化学,集団遺伝学は重要であると考えられる.本特集がゲノム解析を行う研究者の一助になると幸いである.
【目次】
特集 ヒトの分子進化からみた疾患の理解
老化研究の進歩(8)
TOPICS
FORUM
- 歯界展望 歯科医療における3Dプリンターの可能性 2023年10月号 142巻4号[雑誌]
- 2023年10月02日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
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高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
特集「歯科医療における3Dプリンターの可能性」では,近年さまざまな業界で注目を集めている3Dプリンターについて,歯科における適用・利用の可能性や現状などを含めて包括的に紹介します.
【目次】
特集 歯科医療における3Dプリンターの可能性
特別寄稿 新時代の防湿の到来 PTFEテープとラバーダム防湿による間接修復の新しい防湿法
臨床TOPIC 小児歯科治療における局所麻酔薬の最大推奨用量への新提案「HC/6ルール」
【連載再開】ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 16
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 4
デンタルエックス線写真読影 4
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 2
「矯正診断」を再考する〜治療ゴールの設定とその意思決定に関わる要素〜 2
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 14
お悩み解決!パーシャルデンチャー〜知っておくべき基礎知識〜 4
モノリシックジルコニアレストレーションの臨床UPDATE 10
臨床家のための疼痛コントロール CheckPoint 13・完
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 10
臨床TOPIC
歯科医療から認知症にどう取り組むべきか? 4
Patient Oriented Dentistry-行動を学び・介入する歯科医療 16
事例に学ぶ歯科保険請求 205
【新連載】歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 1
歯科医師の多様なキャリアパス 4
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 22
経済学的視点から歯科業界を読み解く 67
「顎関節症臨床医の会」だより 7
WITHコロナ×AFTERコロナの時代の私たち 22
My Bookshelf〜私の本棚〜 10
Find the Cat!!〜ポンゲを探せ! 10
【News & Report】
【Conference & Seminar】
- 医学のあゆみ 基盤病態としての慢性炎症 2022年 282巻1号 7月第1土曜特集[雑誌]
- 2022年07月01日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
- 0.0(0)
・慢性炎症は病態を引き起こし、進展させ、またその帰結を決定する主要なプロセスとなっており、多様な疾患に共通する基盤病態と捉えることができる。
・慢性炎症では、炎症が適切に収束されずに遷延し慢性に引き続くことで組織機能が障害されるだけでなく、多くの組織で組織構築の改変が進行し、臓器機能障害がもたらされる。
・慢性炎症による疾患研究の現在をまとめることによって、ますます研究の拡大と展開が期待される慢性炎症研究に、基礎臨床を問わず多くの研究者が参画されることを願う。
■ 基盤病態としての慢性炎症 7月第1土曜特集
・はじめに
・精神疾患と炎症応答
〔key word〕炎症、ミクログリア、ストレス
・アルツハイマー病における免疫系細胞の多様性とその役割
〔key word〕アルツハイマー病(AD)、ミクログリア、T細胞
・アトピー性皮膚炎の病期における病態推移
〔key word〕アトピー性皮膚炎、Th2サイトカイン、生物学的製剤
・病原性免疫記憶による慢性炎症性肺疾患の病態形成機構
〔key word〕免疫記憶、ヘルパーT細胞、慢性気道炎症、線維化
・心不全とその合併疾患における慢性炎症の寄与
〔key word〕マクロファージ、クローン性造血(CHIP)、左室駆出率が保持された心不全(HFpEF)
・腎臓病と慢性炎症
〔key word〕慢性腎臓病(CKD)、慢性炎症、三次リンパ組織(TLT)、inflammaging
・NASHと慢性炎症
〔key word〕細胞死、マクロファージ、脂肪毒性、crown-like structure(CLS)
・筋疾患と慢性炎症
〔key word〕骨格筋再生、マクロファージ、筋ジストロフィー、サルコペニア
・臓器間ネットワークと消化器慢性炎症
〔key word〕迷走神経、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、炎症性腸疾患(IBD)、神経免疫連関
・ホスホリパーゼA2と代謝性疾患
〔key word〕ホスホリパーゼA2(PLA2)、リン脂質代謝、脂肪酸、肥満、糖尿病、脂肪肝
・腸内細菌と慢性炎症
〔key word〕肝星細胞、類洞内皮細胞、細胞老化随伴分泌現象(SASP)、がん微小環境
・慢性炎症性疾患としての動脈硬化
〔key word〕動脈硬化、慢性炎症、CRP、PTX3、補体C1q、血栓症
・慢性炎症による眼疾患ーー加齢黄斑変性の病態メカニズム
〔key word〕慢性炎症、生活習慣病、網膜、失明、脂質
・慢性炎症と造血システムーー骨髄球系細胞の視点から
〔key word〕マクロファージ、好中球、造血幹細胞、交感神経
・慢性炎症が促進する発がんと悪性化
〔key word〕慢性炎症、微小環境、腫瘍随伴マクロファージ(TAM)、がん関連線維芽細胞(CAF)
・IL-6アンプおよびゲートウェイ反射による関節リウマチ発症メカニズム
〔key word〕関節リウマチ(RA)、軟骨細胞、神経、IL-6アンプ、NF-κB
・慢性炎症におけるオステオポンチンの役割
〔key word〕心筋梗塞、心不全、動脈硬化、免疫老化、糖尿病性腎臓病、SGLT2阻害薬、肥満
・慢性炎症の生体イメージング
〔key word〕二光子励起顕微鏡、生体イメージング、関節炎、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、がん
・脂肪組織M1マクロファージに発現するHIF-1αによる病的肥満の形成
〔key word〕肥満、脂肪組織マクロファージ(ATM)、脂質関連マクロファージ(LAM)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 医学のあゆみ 2019年 8/24号 [雑誌]
- 2019年08月23日
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・ファイトケミカル(植物化学成分)は,長い進化の過程で動かないという選択をした植物がその生存戦略の結果として生産し,植物の種や属に特異的で大きな化学的多様性を有する.
・これらのファイトケミカルが持つ特異的な生物活性は,しばしば生薬や漢方の有効成分,医薬品のリード化合物,健康機能を有する食品の成分として,われわれ人間の疾病治療や予防,健康維持や増進に大きく貢献している.
・本特集では,このファイトケミカル研究の最前線について,基礎研究から開発研究,医薬品の規制,副作用,健康機能食品,臨床応用まで幅広いトピックスを取り上げる.
特集 ファイトケミカルの最前線
医学・医療におけるシミュレータの進歩と普及(28)
健康寿命延伸に寄与する体力医学(16)
【NEW】地域医療の将来展望
TOPICS
FORUM
- 別冊医学のあゆみ 治療標的としてのがん幹細胞 2021年[雑誌]
- 2021年03月24日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
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がん幹細胞研究の歩みと最新の知見、新たな治療戦略の開発までを総括した一冊!
●がん幹細胞の存在が証明されてから四半世紀が経過し、技術進歩に伴ってがん幹細胞の性質や作動原理が解明されてきた。その一方、細胞レベル、分子レベルでの研究が進むにつれ、幹細胞と非幹細胞という単純な階層では捉えきれない多様性があることも判明しており、がん幹細胞を定義することの難しさから、治療戦略の開発という面では、大きな進展がみられていない。
●本書では、これまでのがん幹細胞研究の進歩を振り返るとともに、今後のがん研究の方向性の基礎となる多様な研究や知見を掲載し、新たな治療戦略の開発をめざす内容としてまとめた。
がん幹細胞維持機構:総論
1.がん幹細胞と薬剤耐性
KeyWord がん幹細胞,薬剤耐性,がんの不均一性
2.がん幹細胞とそのニッチ
KeyWord 腫瘍微小環境,乳がん,サイトカイン,セマフォリン,がん間質細胞
3.がん幹細胞のエピゲノム制御
KeyWord がん幹細胞,エピジェネティクス,DNAメチル化,ヒストン修飾,クローン性造血
4.がん幹細胞と転写後制御
KeyWord メッセンジャーRNA(mRNA),スプライシング,RNAプロセッシング,poly(A)tail
がん幹細胞を支える多様なシグナル/メカニズム
5.Spred1による造血幹細胞制御と白血病化
KeyWord 造血幹細胞,自己複製,高脂肪食,腸内細菌
6.乳がんと正常乳腺における転写因子NF-κBによる幹細胞維持機構の相違
KeyWord トリプルネガティブ乳がん(TNBC),Basal-like乳がん,乳腺上皮幹細胞
7.FOXOによるがん幹細胞の制御
KeyWord フォークヘッドO型転写因子(FOXO),抗がん剤抵抗性,がん微小環境,TGF-β-Smad3,Wnt-β-カテニン
8.造血器腫瘍におけるHIF1A/ARNTシグナル経路とがん幹細胞制御
KeyWord HIF1A,pseudohypoxia,骨髄異形成症候群(MDS),急性骨髄性白血病(ALL),慢性骨髄性白血病(CML)
9.RB1によるがん幹細胞の制御
KeyWord RB1,がん幹細胞,分化,代謝,炎症
10.がん組織における分岐鎖アミノ酸代謝制御
KeyWord 分岐鎖アミノ酸(BCAA),代謝リプログラミング,がん代謝
11.マイクロRNAによるがん幹細胞の制御
KeyWord マイクロRNA(miRNA),がん幹細胞,治療抵抗性,m6A
12.細胞内鉄代謝とがん幹細胞の制御
KeyWord 細胞内鉄代謝,がん幹細胞性維持,IRP-IRE鉄制御システム
13.タンパク質翻訳後修飾とがん幹細胞制御─ヒストンアシル化による遺伝子発現制御
KeyWord ヒストンアシル化,エピジェネティクス,翻訳後修飾,代謝
がん幹細胞の理解に向けた新技術開発とその応用
14.ヒストンアセチル化酵素とがん幹細胞制御
KeyWord ヒストンアセチル化,転写活性化,MLL,合成致死
15.CRISPRスクリーニングによる幹細胞制御因子の網羅的探索
KeyWord ゲノム編集,CRISPR-KOスクリーニング,マウスES細胞,未分化能
16.iPS細胞から再生したT細胞を用いたがん免疫療法の開発─WT1抗原を発現する固形がんを標的にして
KeyWord 細胞傷害性T細胞(CTL),iPS細胞,T細胞レセプター,他家移植,WT1抗原
17.多発性骨髄腫の根治をめざしたCAR T細胞の開発
KeyWord 多発性骨髄腫(MM),がん幹細胞,キメラ抗原受容体(CAR)T細胞
18.患者由来がん幹細胞の三次元培養と臨床応用への展望
KeyWord がん幹細胞,三次元培養,オルガノイド,スフェロイド
19.メタボロミクスによるがん幹細胞の代謝研究
KeyWord 代謝可塑性,メタボロミクス
20.合成ポリマーを用いたがん幹細胞ニッチの解析
KeyWord がん幹細胞,ニッチ,ケミカルバイオロジー,ポリマーmicroarray
- 医学のあゆみ 小児・AYAがんの最前線 2022年 280巻1号 1月第1土曜特集[雑誌]
- 2021年12月24日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
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・昨今、小児・AYAがんにおける診断、治療はめざましい変化を遂げている。次世代シーケンサーの台頭により治療標的の同定が急速に進み、小児・AYAがんにおいてもがん遺伝子パネル検査として実装される時代となった。
・近年開発されたCAR-T細胞療法や二重特異性T細胞誘導抗体薬、抗GD2抗体薬などが導入され、再発・難治の急性リンパ性白血病、神経芽腫の治療において革新的な効果を発揮し、治療の選択肢が各段に広がった。
・本特集では、小児・AYAがんを取り巻く医療の最近の展開を踏まえて、基礎的研究、臨床研究および実地診療に携わっていらっしゃる最前線でご活躍の先生方に、最新の成果、現状についてわかりやすくご解説いただく。
■ 小児・AYAがんの最前線 1月第1土曜特集
・はじめに
・乳児急性リンパ性白血病に対する治療の現状と展望
〔key word〕乳児急性リンパ性白血病、KMT2A遺伝子、臨床試験、国際共同研究
・難治性急性リンパ性白血病の治療の新展開
〔key word〕急性リンパ性白血病(ALL)、治療、難治性
・小児T-ALLの分子遺伝学的特徴
〔key word〕T細胞性急性リンパ性白血病(T-ALL)、分化、変異
・T細胞性急性リンパ性白血病における新規治療の展望ーーダサチニブ高感受性T細胞性急性リンパ性白血病の病態解析を通じて
〔key word〕T細胞性急性リンパ性白血病(T-ALL)、T細胞分化、LCK、ダサチニブ、プレシジョン医療
・AYA・成人B細胞性急性リンパ性白血病の分子基盤の最前線
〔key word〕急性リンパ性白血病(ALL)、病型、AYA(思春期・若年成人)、成人
・AYA急性リンパ性白血病に対する臨床試験の課題
〔key word〕急性リンパ性白血病(ALL)、AYA(思春期・若年成人)、小児型レジメン、臨床試験、微小残存病変(MRD)
・急性骨髄性白血病における分子基盤の最前線
〔key word〕PRDM16、MECOM、FLT3-ITD、微小残存病変(MRD)、KMT2A融合遺伝子
・小児・AYA世代急性白血病に対する造血細胞移植の現状と展望
〔key word〕急性白血病、造血細胞移植、小児、AYA(思春期・若年成人)世代
・神経芽腫に対する抗GD2抗体免疫療法
〔key word〕神経芽腫、抗GD2抗体、ジヌツキシマブ、免疫療法
・横紋筋肉腫治療の現状と将来展望ーー欧州EpSSG臨床研究からみた日本の横紋筋肉腫治療体系
〔key word〕横紋筋肉腫、European paediatric Soft tissue sarcoma Study Group(EpSSG)、リスク分類
・小児肝腫瘍の分子基盤と新規治療法の将来展望
〔key word〕小児肝腫瘍、Wntシグナル経路、マルチオミックス解析、分子生物学的多様性、標的治療
・肝芽腫の多施設共同研究ーー国際共同臨床試験を含めて
〔key word〕肝芽腫、化学療法、手術、臨床試験
・骨肉腫の分子基盤の探求と標的治療の開発
〔key word〕骨肉腫、ゲノム解析、発現解析、標的治療
・脳腫瘍の分子診断の現状と展望
〔key word〕WHO分類、グリオーマ、上衣腫、髄芽腫、がんゲノム医療
・造血器腫瘍のパネル検査の課題と展望
〔key word〕がん遺伝子パネル検査、固形腫瘍パネル検査、遺伝カウンセリング、predisposition
・小児・AYAがんの遺伝性素因と二次がん
〔key word〕小児がん、遺伝性腫瘍、がん素因、ゲノム医療
・小児・AYAがんに対する陽子線治療
〔key word〕陽子線治療、吸収性スペーサー、卵巣移動術、全脳全脊髄照射(CSI)
・小児・AYAがん患者のトータルケアの現状と今後の展望
〔key word〕小児がん、AYA(思春期・若年成人)がん、トータルケア、がんサバイバーシップケア、ヘルスリテラシー
・小児・AYAがんの長期フォローアップ
〔key word〕小児がん、AYA(思春期・若年成人)がん、晩期合併症、長期フォローアップ(LTFU)、成人期移行
・小児・AYAがんの妊孕性温存
〔key word〕がん・生殖医療、妊孕性温存、小児・AYA(思春期・若年成人)世代
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
- 医学のあゆみ 腫瘍免疫ーー免疫ネットワークから考える基礎と臨床 2022年 281巻5号 4月第5土曜特集[雑誌]
- 2022年04月28日
- 在庫あり
- 送料無料(コンビニ送料含む)
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・2010年の抗CTLA-4抗体と2012年の抗PD-1抗体医薬の臨床効果報告が、免疫を用いたがん治療を世間に浸透させた。
・腫瘍免疫には非常に多くの因子が関与し相互に作用しあう免疫ネットワークの存在がある。免疫による抗腫瘍効果を理解するには、この複雑なネットワークを俯瞰的に観察することが大事である。
・本特集では、絡み合った腫瘍免疫ネットワークを各因子・細胞に個別化して解説し、それぞれがネットワーク全体にどのように影響を及ぼすかに言及する。
■ 腫瘍免疫 -免疫ネットワークから考える基礎と臨床
・はじめに
・腫瘍免疫総論ー正と負のネットワークの理解から個のバイオロジーへー
〔key word〕腫瘍免疫学、免疫、腫瘍組織環境
●ネットワークの各因子と、その因子を応用or標的とした基礎研究の現在と可能性
がん免疫ネットワークに影響を与える因子・腫瘍細胞からネットワークへーー遺伝子変異とサイトカインネットワークによる腫瘍微小環境の形成と制御
〔key word〕腫瘍細胞、遺伝子変異、サイトカイン、ケモカイン、腫瘍微小環境(TME)
・ネットワークにおけるT細胞の役割ーーCTL、活性疲弊、チェックポイント
〔key word〕PD-1、細胞傷害性Tリンパ球(CTL)、活性疲弊
・ネットワークにおける自然免疫の役割ーーNK, ILCs
〔key word〕ナチュラルキラー(NK)細胞、自然リンパ球(ILC)、サイトカイン、転写因子
・がん免疫ネットワークへの制御性T細胞の影響およびその治療応用
〔key word〕制御性T細胞(Tregs)、免疫寛容、がん微小環境
・腸内細菌とがん免疫微小環境
〔key word〕がん免疫療法、腸内細菌叢、がん微小環境
・腫瘍微小環境の“3低”の改善による腫瘍免疫の向上
〔key word〕腫瘍微小環境、代謝競合、血管正常化、レドックス、ミトコンドリア
がん微小環境TME内の免疫ネットワーク解明の研究手段・免疫組織化学技術の勘どころとマルチプレックス免疫組織化学の特性
〔key word〕免疫組織化学(IHC)、多重標識、定量形態学、数理形態学
・フローサイトメトリー、マスサイトメトリーを用いた腫瘍微小環境の病態解明
〔key word〕腫瘍微小環境、フローサイトメトリー、マスサイトメトリー、腫瘍浸潤リンパ球、がん免疫療法
・網羅的ゲノム解析によるTME評価ーー全ゲノム/全エクソーム/RNAシークエンス解析
〔key word〕腫瘍浸潤性リンパ球(TIL)、腫瘍微小環境(TME)、全ゲノムシークエンス(WGS)、RNAシークエンス
・シングルセル解析による抗腫瘍免疫応答の解析
〔key word〕シングルセル解析、scRNA-Seq、scTCR-Seq、免疫プロファイリング、マルチモーダル化
ICI臨床的バイオマーカーの理解への基礎知識・腫瘍におけるPD-L1発現とそのバイオマーカーとしての意義
〔key word〕PD-L1(programmed death-ligand 1)、免疫チェックポイント療法、コンパニオン診断
・腫瘍免疫におけるがん抗原の役割ーーネオアンチゲン、TMB、MSIの基礎知識
〔key word〕ネオアンチゲン、腫瘍遺伝子変異量(TMB)、マイクロサテライト不安定性(MSI)
●免疫チェックポイント阻害薬の成功から続く展望
腫瘍別の免疫作動薬の現状と展望(単剤→併用・新規)・進行期悪性黒色腫への免疫療法
〔key word〕悪性黒色腫、抗PD-1抗体、抗CTLA-4抗体、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
・非小細胞肺がんの免疫療法ーー開発中の免疫療法を中心に
〔key word〕非小細胞肺がん(NSCLC)、免疫療法、抗PD-1抗体、臨床試験、開発
・泌尿器科がん(腎細胞がん・尿路上皮がん)への免疫療法ーー特殊性と類似性
〔key word〕腎細胞がん、尿路上皮がん、免疫療法、免疫チェックポイント阻害薬
・血液腫瘍に対する免疫療法ーーホジキンリンパ腫、成人T細胞白血病リンパ腫
〔key word〕造血器腫瘍、ホジキンリンパ腫(HL)、成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)、モガムリズマブ
・頭頸部がんへの免疫療法ーー現状と展望
〔key word〕頭頸部がん、抗PD-1抗体、バイオマーカー
・リンチ症候群を中心とした大腸がんへの免疫療法
〔key word〕マイクロサテライト不安定性(MSI)、免疫チェックポイント阻害薬、ペムブロリズマブ、ニボルマブ、イピリムマブ
・消化器がん(胃がん・食道がん)への免疫治療
〔key word〕がん免疫療法、食道がん、胃がん、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、サブタイプ分類
・婦人科がんへの免疫療法
〔key word〕PD-1、PD-L1、CTLA-4、マイクロサテライト不安定性(MSI)、PARP阻害薬、血管新生阻害薬、マルチキナーゼ阻害薬
新規治療法・腫瘍融解ウイルス療法とがん免疫
〔key word〕ウイルス、免疫原性細胞死(ICD)、p53、GM-CSF、細胞外小胞(EV)
・補助に終わらない免疫アジュバント
〔key word〕アジュバント、ワクチン、自然免疫応答、獲得免疫応答
・iPS細胞から再生したT細胞を用いたがん免疫療法ーー即納型汎用性T細胞製剤の開発
〔key word〕細胞傷害性T細胞(CTL)、iPS細胞(人工多能性幹細胞)、T細胞レセプター(TCR)、他家移植、WT1抗原
・遺伝子導入T細胞による養子免疫療法
〔key word〕養子免疫療法、CAR-T細胞、TCR-T細胞、固形がん、非自己細胞
・近赤外光線免疫療法(光免疫療法)によるがん免疫の誘導と活性化
〔key word〕近赤外光線免疫療法(NIR-PIT)、がん免疫、免疫原性細胞死、制御性T細胞(Treg)
新規がん免疫治療薬の開発・基礎研究と臨床応用への谷間をつなぐ橋渡し研究の重要性
〔key word〕橋渡し研究、基礎研究、臨床研究、免疫チェックポイント阻害薬
・がん免疫療法のバイオマーカー・コンパニオン診断法の探索
〔key word〕免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、層別化、バイオマーカー、コンパニオン診断
・がん免疫療法に起こる、そして起こりうる副作用と対策
〔key word〕免疫関連有害事象(irAE)、がん免疫療法、免疫チェックポイント阻害薬
・がんゲノム医療と免疫治療の現状と展望
〔key word〕がんゲノム医療、がん免疫療法、プレシジョン医療
・人工知能(AI)を用いたがんの不均一性、多様性への挑戦
〔key word〕人工知能(AI)、機械学習、データ駆動型アプローチ、不均一性、多様性
●結語
・がん免疫療法の展望ーー免疫制御機構に関する最近の知見をもとに
〔key word〕がん免疫応答、免疫自己寛容、免疫制御機構
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。