スタートラインは「わからない」というところから。児童精神科医がホンネで語る「べつに」「ふつー」「ビミョー」-な子どもたちとの向き合い方。
主にハイフン付きアメリカ人(アメリカ以外にルーツをもつアメリカ人のこと)の子どもたちの苦しみに寄りそいながら、彼らの苦難の超克法を、ポストモダンの作品にふさわしいさまざまなアプローチ、理論をもちいて読み解く。
子どもや青年のこころの病気や障害への注目や関心は、彼らの症状や病名を見つける方に目を向けさせ、肝心の彼らのさまざまな思いや悩み、考えなど、こころの内面を見失わせてしまう。そして、彼らを孤立に追い込み、孤独に追いやってしまう。子どものあり方を、多様な個性や特徴として受けとめ、誇りをもって生きていくことを応援できないか、治療の現場で考える。
「とにかく乱暴」「ゲームに熱中しすぎ」「字をていねいに書かない」「無口になった」…etc。成長するにしたがって、わが子ながら男の子はまったくわからない。脳生理学の第一人者がそんな疑問に答えます。母親が不安になりがちな男の子の0歳から思春期までの成長を、脳内物質の変化から捉えた「子育てに役立つ脳科学書」。
30年に亘って中学、高校の教師をしている著者が、豊富な経験を基に思春期の子供たちの抱える諸問題を母親と共に考える本。
おごっていたわけではないけれど、
あのとき分娩室で思い描いたとおりに
エレンは成長するだろうと信じていたーーー思春期が訪れるまでは。
悲しいことに、私の予想は
彼女がティーンになったとたんに打ち砕かれた。---本文より
若き苦悩とともに煩悶し、愛で支えつづける母親たちの魂の記録。
「母が私にしてくれた最高のことは、
そばにいて、愛することを
けっしてやめないで
いてくれたことです。」
ーーー著者の娘、エレンの手記より
ゆるぎない信仰とロマンに溢れた暖かな提言。“人間の生命現象”そのものに聴くことから出発して、今日の家庭教育・学校教育が失いつつある、若者のいのちの態系を支え導く環境に“なくてならぬもの”、“究極的なもの”の意味を問う。
「難しい年頃=思春期」こそ成長発達の好機!身近な法体験から学び、生きる力に変えてゆく法学習を提唱。いま、大人・地域・学校ができることは何か。
「親に心配かけない子」「いつも前向きな子」「落ち着きのない子」「勉強の苦手な子」…、はたしてそれは、その子の「個性」ですか?調査によれば「精神病的症状」を体験したことのある中学生、およそ15%-。心の不調を上手に訴えられない子どもからの緊急サインは、どう見分ければよいのだろうか。発症したその時には、親は教師はどう対処するべきか。見過ごされがちだった児童思春期の「心の病」について、大人が知っておくべきこととは?児童を専門に治療してきた精神科医が、具体的に解説。
言葉よ、光よ、よみがえれ。悩める思春期のあなたへエールを贈る詩集。
心を開ける“仲間”が、耳を傾け共感を持って問題の解決に寄り添う。「人間は、機会があれば自分自身の問題を解決する能力をもっている」(ピアカウンセリングの基本前提)ゆえに、仲間の支援をうけて自らが問題解決策、選択肢を探り決定する力を培っていく。従来の一方的知識伝達型の性教育・健康教育の限界を乗り越え、自己決定能力の育成に新たな展望を切り開くピアカウンセリングーその実践理論とスキル。