古代ギリシア世界における男性文化のエロティシズム。
白馬の自然を解説。雄大な北アルプスの白馬連峰から、山麓に広がる雑木林や湿原など豊かな自然の表情を豊富なカラー写真と長年の調査をもとに解説。
日々鬱陶しく息苦しく、そんな日常や現世から、人知れずそっと蒸発してみたいーやむにやまれぬ漂泊の思いを胸に、鄙びた温泉宿をめぐり、人影途絶えた街道で、夕闇よぎる風音を聞く。窓辺の洗濯物や場末のストリップ小屋に郷愁を感じ、俯きかげんの女や寂しげな男の背に共感を覚える…。主に昭和40年代から50年代を、眺め、佇み、感じながら旅した、つげ式紀行エッセイ決定版。
ものおきごやのなかは“わんぱくだん”のひみつのこうじょう。「それではロビン1ごうのせいさくにかかりまーす。」みんなでつくったロボットにハートをいれたとたん…。さあ、“わんぱくだん”といっしょにロボットランドへ。幼児〜小学校低学年向き。
すきな詩をさがしてきて暗唱し、みんなの前で発表する-単純なこのくり返しの中で、詩が大すきになっていった子どもたちの、成長の記録。本書には、子どもたちが好んで口ずさんだ詩が長短あわせて57編つまっている。
4才からおとなまで。
276文字にこめられた仏の智慧とは。「般若心経」の経文とその心が一読して理解できる。
1945年8月6日、建物疎開の作業に出かけたまま、しげるは二度と帰らなかったー。広島の原爆資料館にある弁当箱にひめられたかなしいお話。
ロチェスター財団が経営する銀河系随一のお嬢様学校「聖エルモ学園」に奇病発生。なす術もなく美少女たちが次々と病に斃れていく。そこで、財団はWWWAに救援を求めたが…派遣されたのは、疫病流行など関係なさそうな犯罪トラコンの、さらに関係なさそうなユリとケイのダーティペア。とにもかくにも教師と生徒に扮し学園に乗り込んでいったふたりを待ち受けるものは…超人気のスペースオペラ・シリーズ、第4弾。
世界的数学者、類体論の高木貞治(1875-1960)が独特の語り口で、ガウス、アーベル、ガロアらの発見を語る。巨人たちを輩出した近世数学の勃興期ーフランス革命後19世紀前半までの数学史を論じて数多くの数学少年の夢を育てた本書は、そのロマンティックな時代の空気までも伝えて読む者を倦ませない。
奇妙な夏が終わり、井戸は埋められた。そして人々はみんなどこかに去っていった。ねじまき鳥の声ももう聞こえない。僕に残されたのは、頬の深く青いあざと、謎の青年から引き渡された野球のバットだけだ。でも僕はやがて知ることになるー何かが僕を新しい場所に導こうとしていることを。意識と過去の帳の奥に隠されたねじのありかを求めて、地図のない冒険の旅が開始される。そしてその僕の前に、ねじまき鳥の年代記(クロニクル)が、橇の鈴音とともに静かにひもとかれる。完結編。
マキアヴェッリは、政治的・軍事的著作以外の戯曲・詩歌などではよく「地獄」や「悪魔」を取り上げ、現世と彼岸との間を往来する自在な思考によって、人間世界を透視する卓越したリアリズムを形成した。生涯と思想を細密画のように描く。1990年度ピューリッツァー賞伝記部門受賞。
今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら、僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなくてはならないだろうーたぶん。「ジャズを流す上品なバー」を経営する、絵に描いたように幸せな僕の前にかつて好きだった女性が現われてー。日常に潜む不安をみずみずしく描く話題作。
たっぷり吸収、酸素と栄養。血の役割ってすごすぎる〜。ドラえもんといっしょにからだの中を大探検。からだのしくみとはたらきがたのしくわかるよ。