おなかのなかのこびとティナとミィナはけんたくんのからだのなかで、うんちをつくるしごとをしています。「ようこそいらっしゃい!」たべものたちをでむかえたふたりはきょうもおおはりきりです。
天文二年(一五三三年)、若き石堂一徹は、中信濃の豪将・村上義清に仕えていた。秀でた武芸と並外れた戦術で、家中で台頭していく一徹。それに伴い、村上家は中信濃での勢力を盤石なものとしていった。朝日という素晴らしい伴侶を得た一徹は、愛娘にも恵まれ、すべてが順風満帆に見えたが…。
「何者かが本堂の仏様を盗みだそうとしている」と、寺の和尚から相談を受けたくものす親分と子分のぴょんきち。はたして盗人の正体とは?くものす親分が謎解きに挑む時代劇絵本。
都内の高校に通う佐島ルイは学校にも家の中にも漠然とした居心地の悪さを感じていた。心を落ち着かせられるのは真夜中の歩道橋だけ。そこで、同じ学校に転校してきた卯木リョウマと出会う。彼と話している時は不思議と息苦しさが和らいだ。多分彼も同じ息苦しさを感じていたから。「俺はさ、“世界の最深部”を見てみたいんだ」彼が語る言葉はすっとルイの心に入ってくる。このまま二人でいれるなら、灰色のつまんない世界も捨てたもんじゃない、そう思えた。でもそれは、ある日リョウマが拾ってきた拳銃が一変させる。「ねえ、リョウマ。一緒に“世界の最深部”を探しにいこっか」
のび太が北極で拾ったのは、なんと巨大ロボットの部品だった!次々と家の庭に落ちてくるロボットの部品。のび太とドラえもんは鏡面世界でロボットを組み立てることに。しかしそれは、ビルを一撃で破壊する武器を持つ恐ろしいロボットだった…。のび太たちは鏡面世界で何を感じ、何を求めたのか?人間が楽園を創り上げることはできるのか?世代をこえ、国境をこえて愛される、藤子・F・不二雄の漫画『大長編ドラえもん のび太と鉄人兵団』を、作家・瀬名秀明が独自の視点で掘り下げ、小説化した最高傑作!
きょうはみんなでおつきみピクニック!おべんとうをたべてたらそらからどっすーん!とかみなりちゃんがおちてきた!おうちにかえりたいかみなりちゃん…さて、ばけたくんたちのさくせんは!?
父が急死した夏、母は幼い私を連れて知らない町をあてもなく歩いた。やがて大きなポプラの木のあるアパートを見つけ、引っ越すことにした。こわそうな大家のおばあさんと少しずつ親しくなると、おばあさんは私に不思議な秘密を話してくれたー。大人になった私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに蘇る。『夏の庭』の著者による、あたたかな再生の物語。