『苦手な化学を克服する魔法の本』
化学と聞くと、「記号がいっぱいあって難しい」などとアレルギーのように感じる人が多いようです。河合塾の名物講師である著者も、高校時代、化学は嫌いな科目のトップだったといいます。しかし化学は、本当はとても面白い科目です。本書は、化学で一番大切なことと化学の勉強のコツを解説するものです。
<第1章 なぜ、化学を勉強するの?>勉強は未来への「知の貯金」である/暗記が人生のサバイバル力を高める <第2章 化学のビリから化学の講師へ>教科書以外のところで学びを積み重ねる/化学の予備校講師としてめざすもの <第3章 化学のロマンを味わう>周期表は物質の世界を旅するための地図/化学反応はブロックの組み替えと考えよう <第4章 化学の勉強法、教えます>化学式は万国共通の言葉/イメージで理解しよう <第5章 大宮流・高校化学の攻略レシピ>なぜ、モルで計算するのか/大学入試の化学で点をとるために ほか。
本書は、第二次世界大戦までの人類と化学の壮大なドラマを、世界史通の化学鉄人講師がまとめたものです。出来事の表層的な羅列ではなく、社会や政治、戦争といった出来事の根本にある「物質」を主人公に、それらがどうやって影響し合ってきたのかというつながり、歴史の因果関係がわかる解説になっています。
宇宙誕生、生命誕生の話にも触れたあと、ホモ・サピエンスの登場。火薬あり、石油あり、香辛料あり……。「4万1000年前ごろ=赤色顔料の利用」「前4000年ごろ=ビールの誕生」「815年ごろ=イスラームの錬金術」「1846年=エーテル麻酔手術」「1920年=プラスチックの時代」「1942年=ペニシリンの実用化」などの大見出しがあり、それぞれのテーマを深掘りしています。
600ページに迫る大著ですが、「文系」の人でもスラスラ読める、超おもしろ講義です。イラスト・写真あり、索引も充実。文庫書き下ろし。
射殺された清少納言の実兄、殺人犯を皇族に偽装、公共事業費を国司が横領……『源氏物語』『枕草子』では描かれない、平安貴族たちの悪人ぶりを暴く!
2024年の大河ドラマの舞台となる平安時代は戦もなく、平和な時代のような印象を受けるが、実際には暴行や暗殺、横領や賄賂がはびこっており、特に受領国司として地方に派遣された中級貴族たちは、蓄財のためには殺人も犯すほどだった。本書では、こうした貴族たちの犯罪を暴き、平安時代の闇の一面を紹介する。
●凶行に及ぶ清少納言の実兄
●殺人を指示する和泉式部の夫
●事件の黒幕 その一 藤原兼隆
●『源氏物語』の大夫監のモデル
●道長による力任せの隠蔽工作
●殺人を隠蔽する常陸介
●悪徳受領を庇う一条天皇
●告発者の親兄弟を皆殺し
●不正行為の隠蔽のために部下を殺す日向守
●謀反人と癒着して私腹を肥やす
『王朝貴族の悪だくみ』を改題し、文庫化。
自分を元気にしてくれる名言、心が穏やかになるひと言……いま活躍中のあの人たちが、「大事にしている言葉」を教えてくれました。
「どうしたら『生きられるか』、そんなこと、私に訊かないでください。わかるでしょ。その疑問に『自分で』答えること自体が、『生きる』ってことなんだから」(本書の第10章「若いころ」より)
運、寿命、家族、仕事、学問、科学、医療、宗教、世間、日本人……。死から語り始める養老流「逆向き」人生論
目次よりーー◆本当に死んでしまったら、怖いもクソもない◆私にとっては「死」ではなく「死体」こそが現実◆だれだって死体になる◆すべての患者はかならず死ぬ◆寿命は運。私は専門家におまかせします◆共同体を消すことが「進歩」だった◆本質的に変わらない「私」なんて、ない◆個性は心にはなく身体にある◆「世間」が西欧近代的自我の怪しさを教えてくれた◆「世間という大きな書物を読むために」研究室を出た◆私の価値観が確立した瞬間◆テーマが勝手に増える◆フリーターになりたかった◆戦争か飯か。私はぎりぎり、飯をとった◆利口な人はアメリカかヨーロッパへ行った◆論理より「いろいろ」が好き。全体をつかみたい◆解剖を選んだ理由◆すべての結果が自分に戻ってくる◆世間が激動すると科学者と技術者が輩出する◆本当に自分で学問をするということ◆非日常より日常を、独創より平凡を、選ぶ◆「脳という方法」を使う◆フツーを重ねるとトクベツになる?◆選ぶのは対象ではなく方法、と決めた◆「あたりまえ」は意外にむずかしい◆自己チューの社会的意味◆純粋行為はトイレでの小便と同じで、枠が必要◆宗教は新しいほど危険◆「俺の本って、お経じゃないか」と思った◆科学はキリスト教の解毒剤◆考えるためにはこだわる必要がある◆ファーブルはハチに徹底的にこだわった◆単純な解答はたいていウソ◆日本というヘソの緒が切れない◆「人間」じゃなく「人」になろうと努力してきた◆「生きる」ことがわからないはずがない◆人一倍世間を気にする「変わり者」◆この国は「自分流より世間流」◆世間と格闘するうち、自分も世間も変わってきたーー。
*本書は、『養老孟司の人生論』(『運のつき』の改題・復刊)を、装い新たに文庫化したものです。
就職後の現実に失望する若者、疲れたミドルと元気なミドルの二極分化……。たった一度の仕事生活を納得して送るにはどうすればいいのか。▼入社、昇進、転職……人生の節目には自分を見つめ直し将来の方向性をじっくり考えるーーこれが本書のおすすめする「キャリア・デザイン」。これさえすれば、後は偶然に流される生き方も長期的にはプラスに作用する、と著者は言う。▼心理学にも精通する著者は、経営学の中でも人間の問題に深く関わるトピックを主に研究している。本書では、自分らしく成長していくためのヒントを、代表的なキャリア研究、発達心理学の概念を通して紹介。▼<主な内容>◎キャリアは働くみんなの問題 ◎揺れ動くキャリア観ーなぜ移行期、節目に注目するのか ◎キャリアをデザインするという発想ーただ流されるのとどう違うのか ◎最初の大きな節目ー就職時と入社直後の適応 ◎節目ごとの生涯キャリア発達課題 ◎「賢い働き方」をモノにしよう▼働く自分の問題として、世代を超えて役立つ一冊。
●第1章 キャリアは働くみんなの問題 ●第2章 揺れ動くキャリア観ーーなぜ移行期、節目に注目するのか ●第3章 キャリアをデザインするという発想ーーただ流されるのとどう違うのか ●第4章 最初の大きな節目ーー就職時と入社直後の適応 ●第5章 節目ごとの生涯キャリア発達課題 ●第6章 元気よくキャリアを歩むために
本書は、終末期医療、精神科医療に携わる著者が、悩みや不安を抱えている人の話の聴き方についてまとめたもの。
著者はもともと看護師、看護教員であるが、夫の死をきっかけに開眼し出家。人間の根源的な苦しみをケアする、スピリチュアル・ケアの活動を行い、日々、人生のさまざまな問題に直面している人たちと向き合い、話を聴いている。そこで気づいた、「聴く」ことの意味や大切さ、そして相手と自分、双方の幸せにつながる聴き方について説く。
悩みや不安を抱えている人の話を聴くことは、相手のために答えを出してあげることではなく、相手自身が答えを出すのを手伝うことだと、著者は言う。
相手の話に、ただ丁寧に耳を傾ける。それは、一般に「傾聴」と呼ばれるが、この本では傾聴のテキストに載っているようなことではなく、著者自身がケアの現場で実践して気づき、獲得してきたことを、「こうしてみたら」と、一つの提案として紹介している。
社会の不平等・格差が拡大している!
人間は、社会の近代化とともに自由と平等をかかげ、不平等のない社会をめざしてきました。しかし、世界でも日本でも、不平等・格差が拡大しています。なぜ、不平等が生じるのでしょうか。平等とはなんの平等をいうのでしょうか。平等をめざしてきた歴史と身近な不平等を通してさぐります。
パート1 平等とはなにか、なんの平等なのか
平等とは/「自然的平等」から「政治的平等」へ/経済的な平等を追求した社会主義社会/不平等を是正しようとする資本主義社会/最初から平等が生じない社会/みんなが選ぶ「正義の二原理」/なにを平等にすればいいのか?1所得や富/なにを平等にすればいいのか?2幸福(ウェルビーイング)/なにを平等にすればいいのか?3ケイパビリティ/コラム:ケイパビリティは、なにではかるのか?
パート2 身近な平等・不平等について考えよう
入学試験は平等か?/お金持ちと貧しい人は平等か?/税の負担は平等か?/社会保障は平等か?/働かせる人と働く人は平等か?/日本の男性と女性は平等か?/大人と子ども、現世代と次世代は平等か?/都会と地方は平等か?/先進国と途上国は平等か?/政治参加は平等か?/多数決は平等か?/不平等を感じたときにするべきこと
多くの人は雑談について「相手が興味を持ちそうな話をすればいい」と思っているが、それは大きな勘違い。実は本当に面白い話題とは、「話し手が一番興味がある話題」である。その話の構成を工夫しさえすれば、誰もが引き付けられる雑談になるのだ。
本書では稀代のベストセラー作家が、面白い話を構成する技術を開陳。「地球上には、自然界で生きていけない動物が一種類だけいる」「毎日同じ服を着て同じメニューの粗食を食べた『ドケチ』の超お金持ち」「若き出光佐三にとことん資金援助した日田重太郎のぐっとくる一言」など、「ウケるネタの具体例」も満載。21万部ベストセラーとなった前著(PHP新書)に、「『藩』という言葉はほとんど使われていなかった」など、江戸時代のエピソードを加えて文庫化。
【目次より】
●数字が重要ーーシャチの体重は10トン
●失敗談ほど面白いものはない
●「面白さ」の7割以上が話術
●零戦の話ーー機体に直線がほとんどない奇跡の戦闘機
●雑談に使える古典の物語
●個人的な思い出話でも、普遍性を持たせればOK
●ヨーロッパ人を驚かせた幕末の日本人
●親友とする真面目な話
乗客・乗員の命という重責を背負う機長は、飛行機の操縦、運航をどのようにマネジメントしているのか。コックピット内で副操縦士と何を話し、日ごろの訓練で若者をどう評価し、育てているのか。予測を超えた天候や飛行条件の変化に備え、自動化・AIなど時代の先端技術と向き合い、長時間にわたり正確な判断力を求められる国際線機長。限界状況での仕事ぶりは、われわれの働き方や生活に多くの示唆を与えてくれる。「いま起こっている事象を見て、それに対処するだけの人間は、決してパイロットにはなれない。兆しの段階でそれを捕まえ、それがいかなるものに発展するかを見極め、対処するために様々な対応を行なっておく。そのため、困った事態は何も起こらず、起こった事態はすでに予測済みのものであり、あらかじめ対策がすでに打ってある。これがパイロットの理想の姿である」。未来を変えるために、将来を予測していま行動するプロフェッショナルの哲学。
「今どきの若者は〇〇だね」と自らの印象で語られがちだが、研究者やノンフィクション作家たちは若者をどう捉えているのか。
「承認欲求はあるが人前では褒められたくない」「『ゆるい職場』だと自分は成長できるのかと不安になる」「『SDGsに配慮したモノだと、堂々と胸を張れる』など『意味のある消費』を望む」……。Z世代の思考を知り、日本の今と将来を考える。
●10代から20代は人前で褒められたくない世代
●「推し」が出るならテレビを観る
●韓国人男性に惹かれる日本人女性
●「若者の本離れ」というウソーー近年の小中学生は1955年以降で最も平均読書冊数が多い
●困窮して身体を売る人たち
●誤解されるヤングケアラー
●「地方のいなか」の若者がもつ希望
文法・関数・ライブラリなど全433項目。関数名/目的別のどちらでも引ける。800を超える豊富な文例で、頻出関数を徹底解説。PDO/PEAR/Smartyについても大幅加筆、実用度がさらにアップ。ver.3/4/5対応。
SNSで話題沸騰中の木彫り作家、キボリノコンノが贈る初絵本!
木がとんとんざくざくと形を変え、できあがったのは……!?
「なにができる?」というワードと共に、「木」がおいしそうな食べ物に大変身!
「1つのき」はつやつやぷるぷるのゼリーに、「2つのき」は……。
●みどころ
・登場する食べ物は「じゅくじゅく」「ふわふわ」など、どれも木とは思えない質感ばかり!
本当に木? と疑ってしまうほどのクオリティですが、よ〜く見ると……?
・「1つのき」、「2つのき」、「3つのき……」。徐々に木の数が増えていくから、「なにができる?」の難易度もUP。一人読みにももちろん、友だち同士、家族みんなでもコミュニケーションを取りながら楽しめること間違いなしの1冊!
苦手なことを、努力によって克服していく姿を描いた「しゅくだい」シリーズ第7弾。
あゆみは人前でうたうことがはずかしくて、歌の練習の時に声を出さずにうたっているふりをしていた。それを、となりにいた友だちのゆりちゃんに知られてしまい、とっさに「声を出していた」と嘘をついてしまった。
あゆみは、以前吉田くんに「うたへた」と言われてしまい、それから歌をうたうことに自信が持てなくなっていた。ゆりちゃんに、本当はうたっていなかったと正直に話し、吉田くんに言われたことも伝えると、一緒に練習しようと家にさそってくれた。
音楽教室をやっているゆりちゃんのお母さんから聞いた、上手くうたう方法をゆりちゃんと一緒に試してみた。練習を続けていると、少しずつ声が出るようになってきた。
人前で歌をうたうことが苦手な主人公が、努力しながら少しずつ自信をつけて、うたうことの楽しさに気づいていく物語。
夏休み、おばあちゃんからもらった日記に目標を書いてつぎつぎと実現させた光平。冬休みに再び日記を始めることに決めた。ところがクリスマスイブの日、インフルエンザにかかり、日記のスタートが遅れてしまった。
冬休みの最初の目標は、「ぼくは一月一日、石原さんにはげましの年賀状を書いた」。日記に書いたことは自分との約束で、実現させるためには自分で努力するしかない。しかし、年賀状によだれをたらしたり、上下逆さまに書いてしまったり、失敗の連続。それでも、なんとか年賀状を完成させることができた。
その後も日記に、「スミス先生に英語で質問した」「100メートルを泳いだ」「マラソン大会で去年の記録を30秒更新した」などを書いて、光平は夏休みよりも高い目標に挑んでいく。
失敗や挫折を経験して成長していく姿を描いた一冊。
「読書感想文におすすめの本」として好評の『願いがかなうふしぎな日記』の続編。
軍事政権下の東南アジアの国から日本に留学したピーター・オハラは、大学で政治活動に情熱を注ぐ犬養渉と意気投合した。父・ジミーが祖国の民主化に向け、大統領選に出馬することを知ったピーターは、父の選挙を応援するため、渉とともに帰国する。しかし、人々の期待を一身に背負ったジミーが、凶弾に斃れてしまう。ジミーの遺志を継いだピーターと渉は、大国の思惑による国際政治の残酷な現実に対峙していくーー。
それは、「あやかしモノ」史上、もっとも優しい物語ーー。
小説投稿サイトエブリスタで人気を博したノスタルジックファンタジー、待望の第二弾!
あやかしに憑りつかれた少女・咲の心を救った、高校生の朝霧夢路と猫又のサクラ。ある日、夢路と咲が通っている喫茶店「アイレン」に、店主のかつての恋人で、二十年以上前に亡くなったはずの「伶花」と瓜二つの女性が現れる。伶花の幽霊だと考えた夢路と咲だったが、サクラはそれをきっぱりと否定して……。彼女の正体は何なのか。そしてその目的とは。人と怪異がひっそりと共存する町で起こる、切なくも温かい“奇跡″を描く物語。
文庫オリジナル。
国民的ベストセラー『失敗の本質』の共著者が教える安全保障の極意。台湾侵攻の有無や「五族」と中国の夢、日本の「核心的利益」が次々と明らかに。「日本への核威嚇は機能しない」「尖閣で中国は法的に勝ち目なし」「中国が台湾を先制攻撃すれば、戦争を避けるために独立宣言しないという台湾の政策は無意味になる。したがって、中国が台湾を攻撃すれば、直ちに台湾は独立を宣言するであろう。台湾が独立国家ならば、中国と台湾の戦争は国家間の戦争ということになり、中国が主張する『台湾問題は中国の国内問題である』という主張は通用しなくなる」「日中戦争時、中華民国総統であった蔣介石は『日本軍の侵略は皮膚の病だが、共産主義は内臓の病だ』と言った。今の中国共産党にとり、日中対立は『皮膚の病』かもしれないが、国内の民族主義は深刻な『内臓の病』である」。戦争の本質と民族の本質に立脚し、誰も指摘しえなかった視点から日中の力の関係を論じる一作。