進駐軍占領下に始まる日本人の戦後のジャズの歴史を、ビバップからモダンへの発展を軸として、同時進行で活躍していたスウィング、ディキシー、ビッグバンドの動きもからめて体系的に網羅した8枚組。ボーナスCDとして9枚目には、52年のジーン・クルーパ・トリオ来日時の幻の録音を復刻。歴史的遺産として価値があるだけでなく、聴いても楽しい熱演が目白押しだ。
ドイツの行進曲というと「双頭の鷲の下に」と「錨を上げて」、それと「旧友」だけだと思ったら大間違い。なんと、この史上空前の「ドイツ行進曲大全集」には、のべ800曲のドイツ・マーチが収録されている。ドイツを代表するレコード会社テレフンケン社(戦前はテルデック社)が戦前戦後50年間に録音したドイツ・マーチの集大成だ。CD40枚に及ぶこの大全集はCD-1からCD-5までが戦前、戦中のモノーラル(SP)録音だがCD-6からはステレオ録音だ。16世紀以降のファンファーレや歴史的な行進曲も収められており、これは、単なる行進曲のコレクションという以上に、半世紀にわたるドイツ音楽文化史の資料としても大きな価値をもつものだ。
98年に結成されたキマイラのデビュー・アルバム。ゴッドスマックを手がけたマッドロックのプロデュースで、デフトーンズのギタリスト、ステフ・カーペンターが参加と、話題も多し。
絶大な人気を誇るアイドル・ユニット、モーニング娘。から派生したソロ、サブ・ユニットのコンピレーション。なかでも衝撃的な脱退劇が話題を呼んだ中澤ゆうこのソロは必聴!
2002年9月にリリースされたタンポポの2ndアルバム。当時のラインナップは矢口真里、飯田圭織、加護亜依、石川梨華。デビュー曲の「ラストキッス」から「王子様と雪の夜」までのシングルを網羅した決定盤。
1年半ぶりのセカンド・アルバムは、バウンス・ビートの和風解釈が冴え渡る24曲入りの一大娯楽大作。2DJが作るトラックはぶっ飛んでるくせにえらくポップで、2MCのシュールな言語感覚もまったくスタイルの異なるラップの絡みも楽しすぎ。損はさせません。☆
いつぞやTVから流れていた曲が、これでもかと収録時間一杯に入っております。それ以上でも以下でもなく、なんとなく買って聴いてみようか、という態度が正しい¥2,000。オリジナル音源というわけではないので、声楽曲や、アレンジ音源ものでは違和感が強いかも。
V6のカミセン主演のSF映画のサントラ。いかにも宇宙を舞台にしたSFという感じの曲から乗りのいい曲まで並んでいるが、打ち込みのせいかゲーム音楽のように聴こえて残念。めずらしくカミセンのヴォーカル曲が2曲も入っているのでファンは要チェック。
19世紀のイギリスを舞台に暴れ回るジャッキー・チェン主演映画のサントラ盤。しかし中身は60'sブリティッシュ・ビートの名曲ばかり。でも、(1)は新人ジェシカ・ハープが歌ったり(2)はリミックスと、ニクイ仕掛けが施されている。10〜14曲目はランディ・エデルマン作品だ。