京都では値打ちのわからない買い手は「買うてもらわんでよろし」と一蹴されることがある。売り手も値打ちに対する厳しい基準を持っているからで、商うモノへのプライドと愛情がそうさせる。だから「このモノにはこの値段」と納得した買い手もことさらに値引きを求めない。そうした値打ちに敏感な京都人に愛され続ける「衣」「食」「住」について、モノと値段の裏に潜む値打ちの物語を紹介する、値段から見た「京都新発見本」。
「京都・宗祖の旅」シリーズ第7巻。波乱に富んだ日蓮の生涯に加えて、京都における日蓮宗の広まりにも言及します。〈日蓮宗の宗祖・立正大師日蓮の生涯とその教え、日蓮有縁の寺院を紹介します〉〈「京都・宗祖の旅」シリーズ全7巻完結〉日本仏教の祖師7人の生涯と教え、さらに京都を中心とした祖師所縁の寺院を紹介する「京都・宗祖の旅」シリーズ覆刻の第7巻。
「清水寺」「貴船神社」「化野念仏寺」…京都でも有数の観光スポット。
しかし、その歴史や意味を紐解いていくと…知られざる怖い言い伝えが顔をのぞかせるのです。 丑の刻参り伝説、西院(賽)の河原などガイドブックに載っていない恐怖のホラースポット。
そこには、共通してある女性が目撃される。名を小都音。
「ほんまの京都教えましょか?」
と囁かれたら最後、次に逢うのは黄泉の世界。
これは、京都に来た背徳ある者に降りかかる恐怖の体験談。
食から始める!美の体内循環!美味しいレシピも、栄養学も、おもてなし料理も、パーティ料理もこれ一冊!
我らが名探偵が怪事件に華麗に挑戦!!
京都ーー小説家・森見登美彦を育んだ地であり、数々の傑作の舞台である。『太陽の塔』『きつねのはなし』『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』……。各作品の名シーンと、サカネユキ氏による叙情的な写真の競演。そして、現実と妄想が螺旋を描いて交わる、登美彦氏の古都愛溢るる随筆二篇を収録。本書をポケットに、あなたも、不思議で奥深い、この町の魅力に触れてみませんか?
狩野甚丞の遺産相続をめぐる裁判の顛末、借金返済が滞り揚屋に留置された狩野山雪、詐欺行為で磔になった山本友我ー。江戸時代初期に京都画壇の絵師たちが巻き込まれた裁判を検証し、現在の感覚とは異なる法理念や刑罰の実態に鋭く迫る。当時の法が絵師たちの生涯と画業に与えた影響を発見するとともに、作品の理解にも役立つ注目の一冊。
プロローグ 理解できなかった三つの裁判/連歌師里村玄陳の遺産相続(里村玄陳の裁判〈『集外三十六歌仙』の里村玄陳/玄陳の人物像/『隔蓂記』の中の玄陳/慶安二年八月六日の記事〉以下細目略/江戸時代の裁判手続/判断基準は何か)/狩野甚丞の遺産相続(狩野甚丞弟子と狩野甚丞後家の対立/裁判の経緯と真相/籠舎に留置するという裁許/影の主役ー狩野長信/譲状の問題ー土佐派の場合/譲状の問題ー呉服商雁金屋の場合)/狩野山雪の借金返済(狩野山雪と狩野伊織の裁判/裁判までの経緯/裁判の顚末/揚屋での山雪/その後の京狩野家/尾形光琳と乾山の関係)/山本友我の詐欺(山本友我という絵師/友我が関わった事件/友我親子の裁判/犯罪の動機/転落の経緯)/エピローグ 法のもとでの絵師たち
滋賀県愛あふるるエッセイ
通過してても気づかない!?
NHK朝ドラ『スカーレット』の舞台は、日本一スルーされる県だった!
・実は琵琶湖が何県にあるのか知らない人は多い
・「千葉」や「佐賀」とよく間違えられる
・比叡山延暦寺は京都にあると思われている
・鮒鮨の正しい食し方について などなど・・・・・・
おどおどした直木賞作家が、地味でマイナーな出身県の悲哀について、ユーモラスに語ったエッセイ。
「京都・宗祖の旅」シリーズの第1冊目。日本臨済宗の開祖、栄西禅師の生涯と教えと京都の臨済宗寺院をたずねます。〈今年(2014年)は建仁寺開山栄西禅師の800年遠忌〉〈日本に禅宗を布教した栄西禅師の、生涯とその教えがよくわかります〉日本仏教の祖師7人の生涯と教え、さらに京都を中心とした祖師所縁の寺院を紹介する「京都・宗祖の旅」シリーズの第1冊目。
〈忙しい現代人におくる「36時間(1泊2日)」の京都旅〉
〈12人の「通な」旅人による、見どころ案内・to do案内・センス案内〉
古都にしてあこがれの街、京都。1泊2日の旅なら、どこを旅しますか? 本書では、各界で活躍する著名人を旅人に立て、1泊2日「36時間」の旅として興味のあるテーマで京都を旅してもらい、巡った場所やルートなど、観光バスの行かない私的な京都旅を紹介します。「京都のどこへ行き、何を楽しむのか?」 グルメ、買い物、アート、史跡、カフェ、人など、12人の「通」な旅人が出会った約120件を掲載。著名人ならではの信頼できるセレクトをもって、新味ある京都の楽しみ方を伝える新感覚ガイドブックです。
【旅人と旅のテーマ】
舘鼻則孝(アーティスト)「日本文化の革新性発見」
森岡督行(森岡書店店主)「京都の人」
平松洋子(エッセイスト)「もの作り精神にふれる」
浅生ハルミン(イラストレーター)「動物を巡る」
疋田 智(自転車ツーキニスト)「自転車だからこそ巡れる京都の穴場」
松井今朝子(作家)「歌舞伎・三代名作で巡る」
太田和彦(作家)「いつもと同じコースの京都」
辻 恵子(切り絵作家)「紙と近代建築を巡る京都」
田中孝幸(フラワーアーティスト)「草花の京都」
南陀楼綾繁(ライター)「本でめぐる京都」
須藤玲子(テキスタイルデザイナー)「テキスタイルでめぐる京都」
泉 麻人(コラムニスト)「バスでめぐる京都」
累計23万部突破! 京都×和菓子×あやかしの大人気シリーズ、最新刊! 不動産屋に就職した小薄(おすすき)は、古い京町家に取り憑いている化け物の正体を解き明かしてほしい、と依頼を受ける。しぶしぶ現場へ向かうと、庭には朽ち果てた祠があった。そこから姿を見せたのは、強い怨念を持つ、女の姿をした神だった。れんげは蛇に締め上げられたような痕を首につけられ、またしても厄介事に巻き込まれてしまう。関係のありそうな日吉神社へ向かうれんげであったが、大した収穫はなし。困り果てて晴明神社を訪ねると、稀代の陰陽師・安倍晴明が、いつになく歯切れの悪い調子で、「賀茂の神社を訪ねよ」と言ってきて……。京都に遺された悲しい歴史をひもとく、恋とあやかしと甘味の不思議物語、第7弾!
好評発売中の『最新京都美味ガイド』に続く第2弾は、ぜったい食べたい選りすぐりのテイクアウト100選。好評発売中の『最新京都美味ガイド』に続く第2弾は、ぜったい食べたい選りすぐりのテイクアウト100選。京都に恋した著者が実際に食べ歩いたゆえの説得力。1万円のお弁当から90円のおにぎりまでバラエティー豊かで、どれも確実においしい。
いま冷蔵庫にあるもので、小皿をササッと一品。
家飲み時間をおいしく楽しく。
家で過ごせる時間が増え、ゆっくりお酒を飲む楽しさを思い出した方も多いはず。そんなひとときの“アテ”(おつまみ)には、京都人が大切にしてきた「始末」の心で、小さなおかずをササッとつくってみるのがちょうどいい。始末とは、使い残しの食材も捨てずに最後までいただく心意気のこと。かたい大根の切れはしは、じりじり焼いて甘くする。1本残ったねぎは、くたくたに煮てみる。あとは家にある調味料でひとひねり。ちょっとした工夫で、余りものからおしゃれな一品ができあがる。居酒屋のつきだし感覚で、小皿をつついて飲むのも楽しいもの。毎日少しずつ残りがちな食材からつくる、気張らずゆるゆる楽しめるおいしいアテのレシピが満載!
【目次】
CHAPTER 1 鍋であまった‶白菜・ねぎ”で
CHAPTER 2 切れはしの“大根”で
CHAPTER 3 残り“きのこ”で
CHAPTER 4 使い残しの“酒かす”で
CHAPTER 5 名わき役“お揚げさん”で
CHAPTER 6 困ったときの救世主“たまご”で
CHAPTER 7 1缶あれば憂いなしの“缶詰”で
CHAPTER 8 甘みのあるアテは“くだもの”で
CHAPTER 1 鍋であまった‶白菜・ねぎ”で
CHAPTER 2 切れはしの“大根”で
CHAPTER 3 残り“きのこ”で
CHAPTER 4 使い残しの“酒かす”で
CHAPTER 5 名わき役“お揚げさん”で
CHAPTER 6 困ったときの救世主“たまご”で
CHAPTER 7 1缶あれば憂いなしの“缶詰”で
CHAPTER 8 甘みのあるアテは“くだもの”で
京都発物語のある大人の旅を提案。京都のモノ、ヒト、マチをまじめにやさしくあんじょう伝える
本書は、ストック活用型社会に向けて地域に根ざした中小の不動産事業者の役割に着目し、その重要性と可能性を考察することを目的としている。ライフスタイルや家族、経済事情が多様化する中、そしてコロナ禍を経験している中でいま、住宅へのニーズが多様化している。このニーズを満たすには、新築の供給だけでなく、住宅ストック、つまり既存住宅を活用する環境を整備することが購入者の選択肢を増やすことにつながる。「中古はちょっと…」という抵抗を抱かれるかもしれないが、近年はストック活用の環境も大きく変化してきている。ストックを活用することで、生活満足度の向上や都市の活力を維持・向上させることも期待できることを、本書を通じて紹介したい。それを実現するために大きな役割を果たすのが、中小の不動産業者なのである。
第一章 ストック活用型社会を牽引する、既存住宅流通
第二章 京町家流通拡大の理由
第三章 地域密着型不動産事業者の姿を探る
第四章 地域密着型不動産事業者に期待される役割
おわりに