子育てとは、「命と向き合うこと」「命とのたくさんの対話」なのではないだろうか。親として迷ったとき、気持ちがホッと楽になる、子育てエッセイ。
思春期を迎え、親の言うことをきく「いい子」だったわが子が急に反抗的になると、親はどう接すればいいのか途方にくれることになります。傷害事件として問題が露呈することもあれば、一歩手前のグレーゾーンで悩んでいる子も多いのです。本書は、子どもが発する多種多様で難解なサインを受け止め、それをよりよい親子関係作りのチャンスに変える方法をプロの臨床心理士が教えます。
十六歳のノラは、自分が生まれる直前に亡くなった姉がいることから、幼いころより死は恐ろしいものと思っていた。モルモットのロリ、犬のチクタク、アメリカの伯母、若い叔父ーまわりで続くいくつもの死に、不安は増していく。ボーイフレンドや親友がさしのべる手も、ノラの心の奥深いところまで届かず、恐怖はじょじょに体の変調となって現れるようになる。そんなある日、父親の不倫をめぐる両親のケンカを耳にしたノラは、耐えきれず、大量の薬をのんでしまった。目覚めたところは、思春期病棟ー心を病んだ少年少女たちが守られ、回復してゆく場所だった。ノラも、医師との面談や、仲間の少女との交流によって、しだいに自分をとりもどしてゆく。そして母との面会のさなか、ついに、ノラは抑えこんでいた感情を爆発させ…?繊細な少女の心の彷徨と再生を綿密な取材にもとづいて描き、静かな感動を呼び起こす一冊。10代〜。
多くの危険と誘惑に満ちている思春期の子どもに対して、親はどう向き合ったらよいのか。悩みの中にある親たちに励ましと力を与える1冊。
心を開ける“仲間”が、耳を傾け共感を持って問題の解決に寄り添う。「人間は、機会があれば自分自身の問題を解決する能力をもっている」(ピアカウンセリングの基本前提)ゆえに、仲間の支援をうけて自らが問題解決策、選択肢を探り決定する力を培っていく。従来の一方的知識伝達型の性教育・健康教育の限界を乗り越え、自己決定能力の育成に新たな展望を切り開くピアカウンセリングーその実践理論とスキル。
子育ては楽しいことばかりではありません。時には「親をやめたい。この苦しい舞台から私をおろして」と、言いたいことも度々あるでしょう。子どもが言うことをきき、素直なうちはいいのですが、子どもが思春期に入り、いろんな難問や課題を突きつけてくると、たじたじになり、迷いに迷って、「何の因果で…」と、こぼしたくなることもあるでしょう。でも、子どもだって、迷い、悩み、信頼できる伴走者を求めているのです。むずかしい時期にあるわが子の伴走を楽しみましょう、そういう心持ちで向かい、対応していくことが、結局は、子どもも明るく、豊かに育つことになり、親としても学び、“親力”をつけ、成長していく道なのです。
中学時代は人生を左右するんや。子供も親も先生も、輝いていきましょうや!嘉門流“オリジナルな青春”のすすめ。
神戸児童殺傷事件、ナイフによる教師殺人事件など、なぜ、今、思春期の子どもたちに問題行動が多発しているのでしょうか。荒れる、キレる-なぜ、思春期にいろいろな問題が生じるのでしょうか。思春期の問題は、幼児期からの育ち・育てられ方と、環境の思春期独自の自我への反映であるといわれます。そこで、こうした子どもたちの悲劇をなくすには、人間の基礎を培う幼児期の子育てや保育のあり方を問い直し、思春期をたくましく生きる子どもたちを育てていくことが、抜本的な道ではないでしょうか。それには何をすべきか!教育研究者、精神科医、子ども文化研究者、児童文学者ら専門家六氏が、各々の分野から具体的に提言する。
自然や社会の環境が大きく変わり、それにつれ病気や健康に対する考え方も激変している。子ども達はその変化に敏感に反応し、さまざまな新しい疾患や症状に苦しんでいる。家庭では、どう対処すべきか。医者には、どうかかればいいか。乳・幼児期から思春期まで、子ども達の発達を的確にとらえ、現代の親子の疑問に答える。
この本には、太っているかどうかたしかめる方法、太りすぎないためのテクニック、健康的に美しくやせる方法などを、食事・運動の両面から具体的に説明してあります。かんたんでおいしく、そしてからだにもよい料理の作り方ものせてありますので、ぜひ挑戦してみてください。小学上級・中学生向。
何が少女たちをリストカットに向かわせるのか?いま、少女たちのこころはどこを彷徨っているのか?精神科医が綴る思春期病棟からのメッセージ。