・日本では手術支援ロボットが、2012年に前立腺全摘が保険収載されると泌尿器科を中心に普及し、2018年以降、食道、胃、直腸の消化器外科領域でも広がり、現在では肝臓や膵臓、結腸でも保険適用となっている。
・ロボット手術の急速な普及を受け、2023年度から日本内視鏡外科学会技術認定制度において、食道、胃、大腸のロボット手術が審査対象となったことから、安全性を担保した術者教育は極めて重要な課題である。
・今回は、消化器外科領域のロボット手術の支援技術に焦点を絞って特集を企画させていただいた。各領域のエキスパートの先生方に解説をお願いしており、本特集号がロボット手術に携わる皆様の一助になれば幸いである。
■消化器外科領域におけるロボット手術の最前線
・はじめに
・国内で使用可能な各ロボットの特徴
〔key word〕da VinciTM Surgical System、hinotoriTM Surgical Robot System、HugoTM RAS System、SenhanceTM Digital Laparoscopy System、SaroaTM、手術支援ロボット
・ロボット支援食道癌手術
〔key word〕ロボット支援食道癌手術(RAMIE)、食道癌、半腹臥位
・ロボット支援胃切除術の最前線ーー高難度症例への発展
〔key word〕ロボット手術、胃癌、conversion手術、大動脈周囲リンパ節郭清、残胃癌
・脾彎曲部癌に対するロボット支援手術
〔key word〕ロボット支援手術、脾彎曲部癌、左側結腸癌、体腔内吻合、オーバーラップ吻合
・ロボット支援肝切除の現状と今後の展望
〔key word〕ロボット支援肝切除、腹腔鏡肝切除、double bipolar technique
・ロボット支援膵臓手術
〔key word〕ロボット支援膵頭十二指腸切除術(RPD)、低侵襲膵切除術、膵臓
・ロボット支援手術の術者教育
〔key word〕ロボット支援手術、術者教育、日本内視鏡外科学会
・ロボット手術の今後の展開
〔key word〕ロボット手術、digital surgery、大腸癌手術
●TOPICS 疫学
・なぜ性感染症はなくならないのかーー性接触ネットワークの探求
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(22)
・費用対効果の政策適用:日本と海外
〔key word〕費用対効果、増分費用効果比、薬価、QALY
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(12)
・地域医療連携と遺伝カウンセリング
〔key word〕地域医療構想、医療圏、地域医療支援病院、遺伝カウンセリング
●連載 臨床医のための微生物学講座(2)
・赤痢菌・サルモネラ・ビブリオ/コレラ
〔key word〕細菌性赤痢、腸チフス、パラチフス、サルモネラ症、コレラ、腸炎ビブリオ
●FORUM 世界の食生活(11)
・生を支えるハル イッケウ(食の背骨)--日本の先住民族アイヌの食生活
●FORUM 戦後の国際保健を彩った人々(6)
・ポール・ファーマー
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(3)
・生と死の境界線3
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
"<目次>
【序章】
診断エクセレンスとは何か?
【肺炎の診断をどうするか?】
病歴・身体所見から迫る肺炎
キーフレーズで迫る肺炎
これは肺炎でよいのか? Clinico-Radio-Pathological Evaluationで重要な肺炎の鑑別診断
これは肺炎でよいのか? 臨床医と話し合いたい肺炎の鑑別診断 画像編
これは肺炎でよいのか? 臨床医と話し合いたい肺炎の鑑別診断 病理編
この肺炎の原因は何か? Clinico-Radio-Pathological Evaluationで重要な肺炎の病因診断
この肺炎の原因は何か? 臨床医と話し合いたい肺炎の病因診断 画像編
この肺炎の原因は何か? 臨床医と話し合いたい肺炎の病因診断 病理編
Gram染色からアプローチする肺炎診療
肺炎診療に役立つPOCT 抗原検査から多項目遺伝子検査まで
どの肺炎患者に気管支鏡検査を行い,結果をどう説明するか 現場からみた適応・禁忌と診断・治療方針・安全性
【肺炎の治療をどうするか?】
市中肺炎の抗菌薬選択をどうするか
医療介護関連肺炎・院内肺炎の抗菌薬選択をどうするか
人工呼吸器関連肺炎の治療をどうするか
ウイルス性肺炎の治療をどうするか 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)・インフルエンザを中心に
重症肺炎に対する治療をどうするか
肺炎患者の呼吸管理 NIV・HFNC編
肺炎患者の呼吸管理 ECMO編
免疫抑制状態・抗がん剤治療中の患者の肺炎の治療をどうするか
【肺炎患者のトータルマネジメント】
肺炎患者のマルチモビディティのマネジメント
肺炎患者の緩和ケア
多職種連携で取り組む誤嚥性肺炎のマネジメント
医療の質・PXを意識した肺炎診療・ケア移行
肺炎の予防をどうするか
【肺炎診療を改善するスチュワードシップ・臨床研究】
肺炎診療のスチュワードシップと教育の取り組み
肺炎の臨床研究におけるピットフォールとコツ
肺炎の多施設共同研究の始め方"
・多くの研究機関において医工連携研究が推進されている。一方、新規性の高い医療技術開発の成果がわが国発の医療技術として製品化まで至り、さらに臨床で広く活用されている製品は限定的である。
・わが国はその平均余命が世界で最も長い国のひとつであり、優れた臨床医学の知見が蓄積されている。そのため、今後こうした臨床医学の知見を活用した新たな医療技術開発がさらに進められるべきであろう。
・本特集では“医学・工学の融合”、“医工連携”というキーワードで、産官学の有識者よる産業政策・研究開発振興策、人材教育、具体的な最先端の研究開発内容などの幅広い話題を取り扱っている。
■第1土曜特集 医学・工学の融合によるイノベーション
・はじめに
・健康・医療戦略(第2期)に基づく日本医療研究開発機構(AMED)の医療機器・ヘルスケアの研究開発支援ーー概況と最近の進捗
〔key word〕健康・医療戦略(第2期)、医療機器・ヘルスケアプロジェクト、日本医療研究開発機構(AMED)
・医工連携による新産業創出への期待
〔key word〕医療機器、研究開発、医工連携、学会連携、水平分業
・厚生労働省における医工連携研究支援の現状と課題
〔key word〕医工連携、人材育成、AI
・医工連携のための高度研究人材養成
〔key word〕医工連携、医工融合、教育
・バイオデザインーー医療テクノロジーイノベーターの世界的ネットワークへようこそ
〔key word〕医療機器、スタートアップ、人材育成、インキュベーション、バイオデザイン
・循環器分野医療機器開発・実用化における医工連携の重要性
〔key word〕アンメットニーズの探求、デジタルトランスフォーメーション(DX)、フロントローディング、メディカルアフェアーズ(MA)
・心臓シミュレータの研究開発と医工連携
〔key word〕心臓シミュレータ、UT-Heart、植込み型除細動器(ICD)、ノンコンタクトマッピングシステム、ヒス束ペーシング(HBP)
・バイオマテリアル研究開発とその人材育成における異分野・産学連携の重要性
〔key word〕バイオマテリアル、医療機器、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、再生医療、異分野・産学連携、人材育成
・先端医療材料開発と医工連携
〔key word〕アルギン酸、先端医療材料開発、医工連携
・臨床不整脈イメージングシステムの開発における医工連携
〔key word〕非発作性心房細動、ローター、マッピング、医工連携
・医工連携による不整脈診断技術開発
〔key word〕心房細動、カテーテルアブレーション、多電極マッピング、心臓光学マッピング
・外科治療支援技術開発における医工連携
〔key word〕外科治療支援、手術ロボット、医工融合、人材育成
・治療用医療機器における医工連携の重要性
〔key word〕医工連携、治療用医療機器、スタートアップ
・医工連携研究成果の産業界への導出における課題
〔key word〕医療機器、乳がん用磁気プローブ、社会実装
・医工連携による内視鏡外科分野における情報支援技術開発
〔key word〕内視鏡外科手術、人工知能(AI)、深層学習、解剖学的ランドマーク、リアルタイムAI画像解析
・医情連携による医用画像処理に基づく医療機器システムの開発
〔key word〕医情連携、医用画像処理、人工知能(AI)、機械学習(ML)、医療機器開発
・レギュラトリーサイエンス分野における医工医療機器開発者の育成
〔key word〕レギュラトリーサイエンス、医工医療機器開発者育成、クラス4治療機器
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
★企画のねらい
食道疾患の診断は、近年、内視鏡機器・画像強調内視鏡(IEE)の進歩、AIの臨床応用、機能検査の精緻化などにより、常に進化を遂げており、従来の診断体系に新たな視座をもたらし、早期発見・リスク層別化・教育支援の面でも飛躍的な可能性を拓いている。本特集では、扁平上皮癌やバレット食道腺癌といった悪性疾患に加え、炎症性・自己免疫性疾患、薬剤性疾患、機能性疾患など、多様な食道病態を対象に、最新の診断技術と病態理解の進展を総覧し、病理診断の深化や特殊型腫瘍の内視鏡的特徴にも焦点を当て、診断の幅と深みを再確認する。各主題では、実臨床に即した症例提示や図表を通じて、若手医師の教育的理解を促すとともに、「診断とは何か」という本質的問いに立ち返る契機としてもらいたい。
★目次
■序説
診断学は進化し続ける─食道診断の最前線
平澤 大
■主題
食道疾患における病理診断の最前線
二村 聡・他
IEEによる食道癌診断の最前線
卜部 祐司・他
特殊な食道悪性腫瘍における内視鏡診断の最前線
竹内 学・他
食道良性腫瘍における内視鏡診断の最前線─扁平上皮乳頭腫,顆粒細胞腫,毛細血管腫,化膿性肉芽腫,接合部ポリープ,炎症性線維性ポリープ,線維血管性ポリープ
松浦 倫子・他
食道炎症性疾患における内視鏡診断の最前線
山崎 健路・他
薬剤性食道炎の内視鏡画像診断
野間 絵梨子・他
食道機能性疾患における内視鏡診断・治療の最前線
塩飽 晃生・他
超拡大内視鏡による食道診断の最前線
熊谷 洋一・他
■主題研究
食道内視鏡診断におけるAI利用の最前線
由雄 敏之
■ノート
食道癌病理診断におけるVirtual Slideを活用したAI診断支援の展望
坂下 信悟
■主題症例
食道inverted squamous epithelium with hyperplasiaの1例
吉田 将雄・他
・「臓器移植法」の改正にもかかわらず、脳死からの臓器提供は期待したほどには増加していない。わが国の臓器移植はいまだに生体ドナーからの移植が主流であり、移植医療のさらなる普及のために社会的な課題は山積している。
・21世紀となった今、臓器不全に対する移植医療のブレイクスルーとして期待がかかる課題としては、高齢者や担癌患者への適応拡大や免疫寛容の誘導、革新的な臓器保存方法の開発、再生医療の新展開などがあげられる。
・本特集では、今後の移植医療を革新する課題について、現状をまとめ展望していただく。また予想もしなかった新興感染症を経験した今、有事における移植医療のあり方を考察し、将来への提言をいただく。
■ 臓器移植 -限界と挑戦
・はじめに
・高齢レシピエントの腎移植ーー腎移植の恩恵を享受するために
〔key word〕腎移植、高齢レシピエント、フレイル、免疫抑制療法、生存率
・超高齢社会における肝移植
〔key word〕高齢者、生体肝移植、高齢ドナー、超高齢社会
・臓器保存の臨床への挑戦
〔key word〕移植外科、臓器保存、機械灌流保存、マージナルドナー
・Transplant Oncologyが拓くがん治療の未来
〔key word〕Transplant oncology、肝胆道がん、肝移植、切除可能性、oncological eliminability
・移植免疫から展開するがん免疫ーー血管内皮細胞の免疫学的特性の側面から
〔key word〕内皮細胞、免疫寛容、免疫逃避
・免疫寛容誘導への挑戦
〔key word〕免疫寛容、臓器移植、拒絶反応
・腎臓再生の現状と小児医療への応用
〔key word〕再生医療、腎再生、胎生臓器補完法、腎代替療法、低ネフロンナンバーモデル
・コロナ禍における移植医療
〔key word〕移植医療、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●TOPICS
神経精神医学
・悲しみは痛みを強くするーー急性痛と慢性痛について
環境衛生
・気候変動と感染性胃腸炎
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・23.多包虫(北海道のキツネとエキノコックス)
〔key word〕多包虫、エキノコックス症、アルベンダゾール
オンラインによる医療者教育
・9.少人数でもできるオンライン開催の小規模学会大会・研究集会の運営ーー10のTips
〔key word〕学会大会、研究集会、運営、Web会議システム、ライブ、オンデマンド
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・7.特異な哺乳類ハダカデバネズミの秘密ーー真社会性・老化耐性・がん化耐性
〔key word〕ハダカデバネズミ、社会性、老化、がん
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・はじめにーー連載にあたり
・1.コロナ禍で明らかになった課題:臨床研究とPCR検査
●フォーラム
パリから見えるこの世界
・103.「科学の形而上学化」を文化に、そして今なぜ改めて「科学精神」なのか
子育て中の学会参加
・15.形成外科医の視点から
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●リンパ浮腫はがんサバイバーシップにおいて重要な問題であるが、わが国でリンパ浮腫診療を行っている医療機関はいまだ少なく、多層包帯法と弾性着衣による圧迫と圧迫下での運動が主な治療内容であるにもかかわらず、リハビリテーション科医およびリハビリテーション専門職のかかわりも不十分である。
●今後、リハビリテーション分野においても卒前・卒後教育体制が整備され、地域格差なくリンパ浮腫診療が実践されることが望まれている。
●そこで本特集は、経験豊富な執筆陣が総論から手術治療・保存的治療までを解説し、リハビリテーション専門職種の関心を高めることを目的として企画された。リンパ浮腫診療の質の向上、ひいてはがんサバイバーのQOL向上の一助となることを期待する一冊。
【目次】
リンパ浮腫診療の概要
リンパ浮腫の基礎知識ー解剖と生理
リンパ浮腫の診断
リンパ浮腫診療の流れ
リンパ浮腫複合的治療の実際
リンパ浮腫の外科治療
■新連載
リハビリテーション治療中のリスクに備える医療機器管理
1. 酸素療法中の機器管理(鼻カニュラ,マスク,HFNC)
■連載
パラアスリートに聞く パラスポーツとの出会い
第6回 太田渉子選手(テコンドー)
ニューカマー リハ科専門医
石亀綾奈
回復期・生活期リハビリテーション医療に必要な内科的管理
11. 認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症を中心に)
オンライン診療とリハ
2.遠隔リハビリテーションの新展開
知っておきたい神経科学のキィワード
12. ミラーニューロンシステム
リハビリテーション医療におけるACP-治らないかもしれない障害をもつ患者に対応するー
9.神経難病(ALS)
リハビリテーションスタッフがかかわるチーム医療最前線
22. 愛媛大学医学部附属病院の取り組みー多職種でかかわる廃用症候群の防止ー
リハビリテーションと薬剤
20.リハビリテーションにおける疾患・病態に応じた薬剤管理:4代謝性疾患
リハビリテーション医学・医療の歴史秘話“あの時なにが?”
2.一般社団法人 日本リハビリテーション医学教育推進機構の設立
臨床研究
SBMA患者におけるHAL®歩行訓練の最適間隔
・日本で性差医学が紹介されてから、今年でちょうど四半世紀を迎える。それ以降、外来診療科の開設や研究会や学会の創設、循環器領域におけるガイドラインの公開など、国内でも発展を続けている。
・本特集では、各疾患領域の性差に加え、多職種連携、認定制度、医学教育、ジェンダー統計、イノベーションなど、今後の性差医学・医療の発展に欠かせない幅広いテーマを紹介。
・性差医学の最新知識と性差の視点に触れることで、明日からの診療や研究にいかせる新たな気づきとスキルアップのヒントを得るきっかけとなることを期待したい。
■性差医学の現在地ーー最新知識とエビデンス
・はじめに
・性差医学の歴史ーー日本導入から四半世紀、米国の動向も踏まえて
〔key word〕性差医学・医療、ORWH、日本性差医学・医療学会、女性の健康ナショナルセンター
・性差医学総論
〔key word〕性差医学、性ホルモン、超高齢社会
・心疾患における性差
〔key word〕虚血性心疾患、急性心筋梗塞、冠攣縮性狭心症、微小血管狭心症
・呼吸器疾患に関わる性差
〔key word〕免疫、睡眠時無呼吸、咳反射、気道過敏性、慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・消化器疾患における性差
〔key word〕上部消化管疾患、下部消化管疾患、肝疾患、胆道疾患、膵疾患
・メンタル疾患における性差
〔key word〕メンタル疾患、性差、月経前増悪、月経前不快気分症(PMDD)、うつ病
・老年医学における性差
〔key word〕健康寿命、介護、認知症、フレイル、性ホルモン
・産業医学における性差
〔key word〕健康の社会的決定要因(SDH)、行政の取り組み、令和モデル、女性特有の疾患の経済損失
・男性医学
〔key word〕テストステロン、LOH症候群、男性更年期障害
・性差とライフステージを意識した女性の健康促進に向けて
〔key word〕女性医学、女性の健康、性差
・薬物動態の性差
〔key word〕副作用、ADME、性差、腎排泄
・薬剤師からみた性差医療
〔key word〕性差、薬物動態、副作用、医薬品添付文書、後発医薬品
・性差医療における助産師の役割
〔key word〕助産師、ウィメンズヘルス、プレコンセプションケア(PCC)
・医学教育における性差と性差医学教育の導入
〔key word〕医学教育、性差医学、キャリア、子育て世代
・性差医学・医療認定制度の概要と展望
〔key word〕性差医学・医療、認定制度、エビデンス、ジェンダー
・ジェンダー統計
〔key word〕男女共同参画、公的統計、ジェンダー統計
・性差医療とオープンイノベーション
〔key word〕イノベーション、オープンイノベーション、性差医療
・性差医学・医療ーーベッドサイドからジェンダード・イノベーションまで
〔key word〕性差医学・医療、ジェンダード・イノベーション(GI)、更年期症状、デジタルヘルス、個別化医療
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
歯科補綴治療を中心に,国内外を問わず第一線で活躍する 臨床家の先生方による論文,ケースプレゼンテーションな どをお届けする補綴専門誌,インプラント,審美修復など の治療に加え,ジルコニア,CAD/CAMなどの新材料,新器 材に関する情報をビジュアルにお伝えします.
本特集は前号に続き「座談会 いま,歯科教育と臨床の問 題を語ろう」です.前号では変わりゆく歯科補綴の世界に おいて,歯科医師教育の現場が直面する諸問題をディスカ ッションしていただきました.今号では「歯科ビッグデー タに基づくAI診断の将来像」と題し,既存のアイデアでは 解決策が見出せそうにない課題に対して,AI(人工知能) が一つの可能性を与えてくれるのではと話合われています. AIによる画像診断研究への取り組みを含め,歯科教育と臨 床の未来を思い描きながら熱く語っていただきました.
【目次】
座談会 いま,歯科教育と臨床の問題を語ろう
緊急寄稿 第二報 歯科医院における新型コロナウイルス感染症対策
新連載 口腔内スキャナー 私の臨床活用法
特別企画 次世代プレスセラミックスシステムによる審美修復の可能性
ジルコニア修復 あなたの“常識”大丈夫?(10)
補綴臨床別冊『コバルトコーヌス完全読本』連動座談会 前編
リレー連載 積層造形技術の臨床応用可能性(5) 〔最終回〕
歯科医院のための内科学講座(33)
・内視鏡技術は日進月歩で発展を続けており、3D内視鏡、内視鏡手術支援ロボット、共焦点レーザー内視鏡(CLE)、AIによる内視鏡診断支援システムなど続々と新しい技術が開発されている。
・さらに、5Gに代表される通信技術の進歩により、遠隔地からの内視鏡検査が現実のものとなった。これにより医療格差の解消や、患者の負担軽減につながると期待されている。
・本特集では、消化器内科、消化器外科、産科婦人科、呼吸器、循環器、神経、泌尿器の7つの領域に分け、最新の内視鏡技術の進歩と展望を総合的にまとめた。日々の診療に活用いただければ幸いである。
■第5土曜特集 内視鏡医学のすべてーー各領域における診断・治療の進歩 消化器内科
・頭頸部・食道癌に対する内視鏡診断と治療における進歩と展望
〔key word〕頭頸部癌、食道癌、内視鏡診断・治療、サーベイランス、禁酒・禁煙
・胃・十二指腸腫瘍に対する診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕胃癌、内視鏡AI、超拡大内視鏡、非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍(SNADET)
・胃・十二指腸非腫瘍性疾患における内視鏡診断の進歩と展望
〔key word〕特発性潰瘍、自己免疫性胃炎(AIG)、Non-Helicobacter pylori Helicobacter(NHPH)、胃炎の京都分類、人工知能(AI)
・小腸病変に対する内視鏡診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕カプセル内視鏡(CE)、バルーン内視鏡(BAE)、パワースパイラル内視鏡(PSE)
・大腸腫瘍に対する内視鏡診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕拡大内視鏡診断、JNET分類(Japan NBI Expert Team)、AI診断支援システム、大腸内視鏡的粘膜下層【剥】離術(ESD)、UIEMR(underwater & inject EMR)
・胆・膵腫瘍に対する内視鏡診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕経口胆道鏡(POCS)、超音波内視鏡(EUS)、人工知能(AI)
・胆・膵良性疾患に対する内視鏡診断・治療の進歩と今後の展望
〔key word〕超音波内視鏡(EUS)、内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)、胆道鏡、バルーン内視鏡
・内視鏡的全層切除術・縫合法および粘膜下層内視鏡の最新の進歩ーー“内視鏡的外科手術(A-FES)”への道程
〔key word〕内視鏡的全層切除術(EFTR)、内視鏡的縫合法、粘膜下層内視鏡
●消化器外科
・手術機器の進歩が切り拓いた現在の内視鏡外科および今後の展望
〔key word〕手術機器、超音波凝固切開装置、ベッセルシーリングシステム、人工知能ナビゲーション手術
・内視鏡外科手術における遠隔手術・教育の進歩
〔key word〕遠隔手術、ロボット支援手術、低遅延通信、off-the-job training(Off-JT)、持続可能な開発目標(SDGs)
・胸部食道癌に対する内視鏡下手術の進歩ーーロボット支援食道切除・胃管再建術
〔key word〕胸部食道癌、低侵襲手術、ロボット支援手術
・胃癌に対する内視鏡手術の進歩
〔key word〕腹腔鏡胃癌手術、ロボット支援胃癌手術、手術支援ロボット、費用対効果
・大腸癌に対する内視鏡手術の治療戦略と今後の展望
〔key word〕大腸癌、直腸癌、腹腔鏡手術、ロボット支援手術、側方郭清
・低侵襲肝切除ーー腹腔鏡およびロボットを用いたアプローチ
〔key word〕低侵襲肝切除、腹腔鏡肝切除、ロボット支援肝切除、解剖学的肝切除、肝外グリソン鞘アプローチ
・膵臓を対象とした内視鏡手術の進歩
〔key word〕低侵襲膵切除術、腹腔鏡下膵切除術、ロボット支援下膵切除術、膵体尾部切除術(DP)、膵頭十二指腸切除術(PD)
●産科婦人科
・子宮鏡手術の新たな展開
〔key word〕子宮鏡手術、office hysteroscopy、子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮腔癒着症
・骨盤臓器脱に対する腹腔鏡手術とロボット支援手術の現状
〔key word〕骨盤臓器脱(POP)、DeLancey分類レベル1、内視鏡手術、傍腟形成術、仙骨腟固定術(RSC)、腟断端挙上術
・子宮内膜症における内視鏡手術
〔key word〕子宮内膜症、手術、不妊
・子宮体癌の内視鏡手術ーーロボット支援手術を含む
〔key word〕子宮体癌、腹腔鏡手術、ロボット支援手術、骨盤リンパ節郭清術、傍大動脈リンパ節郭清術、肥満
・子宮頸癌の内視鏡手術ーー現状と将来展望
〔key word〕子宮頸癌、広汎子宮全摘術、低侵襲手術、内視鏡
●呼吸器
・中枢気道病変の診断
〔key word〕気管支鏡、自家蛍光気管支鏡(AFB)、狭帯域光観察(NBI)、直視下生検、クライオ生検
・個別化医療を見据えた末梢肺病変の気管支鏡診断
〔key word〕ラジアル型気管支腔内超音波断層法(R-EBUS)、仮想気管支鏡ナビゲーション、極細径気管支鏡、クライオ生検
・超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)--肺門・縦隔病変に対するアプローチ
〔key word〕超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)、肺門・縦隔病変、リンパ節ステージング、遺伝子変異解析、programmed cell death 1-ligand 1(PD-L1)検査
・呼吸器診療におけるクライオの位置づけ
〔key word〕クライオ生検、肺がん、間質性肺炎
・呼吸器領域における低侵襲手術の歴史と実際
〔key word〕単孔式手術、胸腔鏡手術、ロボット支援手術
・気管支鏡治療
〔key word〕中枢気道狭窄(CAO)、硬性鏡、レーザー治療、高周波治療、アルゴンプラズマ凝固法(APC)、気道ステント、気管支充填術
●循環器
・急性冠症候群の病態と不安定プラーク
〔key word〕急性冠症候群(ACS)、不安定プラーク、血管内視鏡、黄色プラーク、血栓
・冠動脈ステント留置後の血管反応
〔key word〕薬剤溶出性ステント(DES)、新生内膜被覆、黄色プラーク、血栓
・大動脈内視鏡が示唆する新しい疾患概念
〔key word〕大動脈内視鏡、大動脈プラーク、puff chandelier rupture、血流維持型血管内視鏡(NOGA)
・生体内肉眼病理としての血管内視鏡
〔key word〕急性心筋梗塞、ステント血栓症、血栓、プラーク破綻
●神経
・神経内視鏡を用いた水頭症の手術
〔key word〕非交通性水頭症、第三脳室開窓術、中脳水道狭窄症、脳脊髄液(CSF)
・内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術の進歩と展望
〔key word〕内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術、下垂体腫瘍、頭蓋底腫瘍
・内視鏡下キーホール手術
〔key word〕内視鏡、キーホール手術、脳腫瘍
・神経内視鏡による脳血管障害の外科治療
〔key word〕神経内視鏡、脳血管障害、脳動脈瘤、脳内出血
●泌尿器
・尿路結石に対する最新の内視鏡治療
〔key word〕尿路結石、経皮的腎尿管砕石術(PCNL)、経尿道的腎尿管砕石術(TUL)、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
・わが国における新規手術支援ロボットの導入とその特徴
〔key word〕手術支援ロボット、ロボット支援手術、hinotoriTM、HugoTM、da Vinci
・泌尿器科におけるロボット支援手術の現状
〔key word〕ロボット支援手術、泌尿器科、前立腺癌、腎癌、尿路上皮癌
・前立腺肥大症に対する最新の低侵襲的外科治療
〔key word〕前立腺肥大症、低侵襲的外科治療(MIST)、経尿道的前立腺吊り上げ術(PUL)、経尿道的水蒸気治療(WAVE)
・尿路上皮癌に対する光力学診断を用いた尿路内視鏡手術
〔key word〕膀胱癌、腎盂癌、尿管癌、尿路上皮癌、光力学診断(PDD)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
精神科臨床に携わるうえで知っておきたい,近年研究が盛んに行われている,あるいは今後の発展が期待されるような,比較的新しく登場してきた精神医学・精神医療の領域の概念や用語などが多数存在します。本増大号では,第一に,これらの中で重要と考えられるものをキーワードとして幅広く取り上げ,それぞれが重視されるようになった背景(研究の進歩や社会の動向など),臨床に与えるインパクト,課題や展望などを理解できるような解説付きのキーワード集とすることを意図しました。第二に,それらのキーワードから,現在から未来へと向かう精神医学・精神医療の潮流を読み解くことを試み,読者とともに考える材料としたいと考えました。
そのために,まず,本誌編集委員が知恵を出し合って,現代において重要と思われる78のキーワードを選出しました。次いで,それぞれのキーワードについて精神医学・精神医療の潮流の観点から検討し,複数のキーワードに共通する性質を取り出した結果,合計10の潮流を抽出できると考えられました。10の潮流とは,すなわち,(1)カテゴリー診断を超えて,(2)個別化,(3)発達・進化の視点,(4)新たな神経メカニズム,(5)IT精神医学,(6)当事者自身が取り組む治療,(7)ストレングス,(8)日常体験と精神医学,(9)共同創造,(10)社会のなかの精神医学,です。
これらを概観してみますと,潮流の(1)〜(5)の5つは主として精神医学における潮流であり,精神疾患概念を問い直すもの(潮流(1)(2)(3))と,精神疾患を対象とした新しい科学によるアプローチ(潮流(4)(5))としてまとめられるでしょう。これに対して,潮流の(6)〜(10)の5つは主として精神医療における潮流であり,当事者主体の精神医療(潮流(6)(7)(8))と,社会の仕組みとしての精神医療(潮流(9)(10))としてまとめられるでしょう。このような分類に従って目次を構成することとしました。
キーワードの選択における恣意性は否定できませんので,今回取り上げた78のキーワードが,取り上げるべき重要な概念や用語をすべて網羅しているとは言えないかもしれません。しかし,そのような限界はありながらも,本増大号が重要なキーワードの理解に役立つだけでなく,これからの精神医学・精神医療の潮流を知る有益な手がかりとなることを期待しています。
(「特集にあたって」より)
【著者について】
I.精神医学の潮流を読み解くキーワード
1.精神疾患の概念を問い直す
潮流(1)カテゴリー診断を超えて:Research Domain Criteria(RDoC)/Hierarchical Taxonomy of Psychopathology(HiTOP)/ワンストップ・ケアに基づく若者メンタルヘルスサービス ほか
潮流(2)個別化:デジタル・フェノタイピング/測定に基づくケア/プロセス・ベースド・セラピー/難治性抑うつ ほか
潮流(3)発達・進化の視点:進化精神医学/ポリヴェーガル理論/ポリジェニックリスクスコア/トラウマインフォームドケア ほか
2.精神疾患と新しい科学
潮流(4)新たな神経メカニズム:Very-late-onset Schizophrenia-like Psychosis(VLOSLP)/精神展開剤による治療/抗アミロイドβ抗体薬/ニューロモデュレーション療法/ニューロフィードバック治療 ほか
潮流(5)IT精神医学:計算論的精神医学/ロボットの精神医療への導入/バーチャルリアリティ(VR)療法/デジタル治療 ほか
II.精神医療の潮流を読み解くキーワード
1.当事者が主体の精神医療
潮流(6)当事者自身が取り組む治療:当事者研究/アクセプタンス&コミットメント療法/弁証法的行動療法/効率型認知行動療法 ほか
潮流(7)ストレングス:ポジティブ精神医学/レジリエンス/ネガティブ・ケイパビリティ/サルトグラフィ ほか
潮流(8)日常体験と精神医学:ひきこもり/遷延性悲嘆症/ゲーム行動症/ためこみ症/悪夢障害/軽度行動障害/主観的認知機能低下/慢性疼痛と精神疾患 ほか
2.社会の仕組みとしての精神医療
潮流(9)共同創造:患者・市民参画/共同意思決定/価値精神医学/パーソナル・リカバリー支援/オープンダイアローグ ほか
潮流(10)社会のなかの精神医学:アンチスティグマ活動/メンタルヘルスリテラシー教育/精神疾患患者の子育て支援/伴走型個別就労支援(IPSモデル)/精神障害にも対応した地域包括ケアシステム(いわゆる「にも包括」)/認知症基本法 ほか
・日本集中治療医学会と日本救急医学会は、合同で「日本版敗血症診療ガイドライン2020(J-SSCG2020)」を作成し、2021年2月に正式出版した。
・J-SSCG2020は、多職種が関わる国内外の敗血症診療の現場において、ベッドサイドで役立つガイドラインとして広く活用されることが期待される。
・本特集では、なかでも注目すべきトピックスを取り上げ、ポイントを解説いただく。現時点のエビデンスを整理し、臨床現場で活用していただくとともに、新たな課題をピックアップする機会にしていただければ幸いである。
■ 敗血症診療を知る -J-SSCG2020のポイント
・はじめに
・J-SSCG2020が目指すもの
〔key word〕敗血症、ガイドライン、多職種、GRADE
・Sepsis-3における敗血症の定義と診断
〔key word〕Sepsis-3、日本版敗血症診療ガイドライン、敗血症診断
・感染症の診断
〔key word〕感染、血液培養、培養検体、グラム染色、バイオマーカー
・画像診断・感染源のコントロール
〔key word〕画像診断、感染源の検索、感染源のコントロール、ドレナージ、感染性膵壊死
・抗菌薬療法
〔key word〕敗血症、抗菌薬、適正使用
・初期蘇生・循環作動薬
〔key word〕初期蘇生輸液、血管収縮薬、強心薬、心機能評価
・ステロイド療法・免疫グロブリン療法
〔key word〕劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)、毒素性ショック症候群(TSS)、フルドロコルチゾン
・急性腎障害・血液浄化療法
〔key word〕腎代替療法、開始時期、エンドトキシン吸着療法
・敗血症におけるDIC診断と治療
〔key word〕播種性血管内凝固症候群(DIC)診断基準、血栓性微小血管症(TMA)、アンチトロンビン、リコンビナント・トロンボモデュリン
・PICSとICU-AW
〔key word〕PICS、ICU-AW、早期リハビリテーション、他動関節運動療法、神経筋電気刺激
●TOPICS
生理学
・脳内の硫化水素は正常な呼吸の維持に必須
神経精神医学
・事象関連電位:精神病性障害への臨床応用の可能性
臨床検査医学
・ポイントオブケア検査(POCT)の質保証
●連載
オンラインによる医療者教育
・13.G Suiteを用いた新たなオンライン教育システム「F.MOCE」
〔key word〕F.MOCE、G Suite、遠隔授業、オンライン教育システム、ユーザー本位
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・11.カイコを実験動物として用いた創薬研究
〔key word〕カイコ、創薬、体内動態、感染症、動物愛護
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・5.新型コロナウイルス感染症の臨床像
●フォーラム
子育て中の学会参加
・18.眼科医の視点から
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・本誌では約20年ぶりとなる内分泌代謝疾患の大特集号。2026年の日本内分泌学会創立100周年を前に、内分泌学の歴史を振り返り、未来を展望する。
・古典的な内分泌代謝疾患から、ホルモン測定技術やゲノム研究、病理学の進歩により発見された疾患、免疫チェックポイント阻害薬、新しい治療法が生み出す病態まで、内分泌代謝領域の鍵となる疾患や病態を網羅。
・最前線の研究者らが、論文や教科書では得られない歴史的知見と最新情報、今後の課題を提示する。本特集が専門家から初学者まで幅広く刺激を与え、内分泌学の次なる100年への道しるべとなることを期待したい。
■内分泌疾患の温故知新ーー日本内分泌学会創設100周年を目前にして
・はじめに
●視床下部・下垂体
・クッシング病ーー診断と治療の現状と今後の展望
〔key word〕クッシング病、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、グルココルチコイド、TSH ratio
・成人成長ホルモン分泌不全症と先端巨大症
〔key word〕成長ホルモン(GH)、成人成長ホルモン分泌不全症(AGHD)、先端巨大症、巨人症
・下垂体TSH産生腫瘍のこれまでとこれから
〔key word〕甲状腺刺激ホルモン(TSH)、下垂体TSH産生腫瘍、甲状腺ホルモン不応症(RTH)、甲状腺ホルモン
・腫瘍随伴自己免疫性下垂体炎ーー疾患概念の発展と今後の展望
〔key word〕腫瘍随伴症候群、抗PIT-1下垂体炎、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)単独欠損症、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)関連下垂体炎
・下垂体腺腫/下垂体神経内分泌腫瘍(PitNET)の病理診断、今昔
〔key word〕下垂体腺腫(pituitary adenoma)、下垂体神経内分泌腫瘍(PitNET)、病理診断
・GH治療の歴史と展開
〔key word〕成長ホルモン(GH)治療、適応症、下垂体機能低下症、移行期医療
・バソプレシン分泌異常症ーー中枢性尿崩症、抗利尿ホルモン不適切分泌症候群
〔key word〕バソプレシン(AVP)、中枢性尿崩症、抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)
・先天性腎性尿崩症の新しい治療戦略
〔key word〕先天性腎性尿崩症、バソプレシン、アクアポリン2(AQP2)水チャネル、プロテインキナーゼA(PKA)、Aキナーゼアンカータンパク(AKAP)
●甲状腺
・バセドウ病の成因・診断・治療
〔key word〕甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHR)、ヒト白血球抗原(HLA)、抗甲状腺薬(ATD)、抗原特異的新規治療法
・甲状腺眼症の現状と展望
〔key word〕甲状腺眼症、ステロイドパルス療法、インスリン様成長因子1(IGF-1)受容体阻害薬、甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体阻害薬
・慢性甲状腺炎と潜在性甲状腺機能低下症ーー妊娠関連含む
〔key word〕慢性甲状腺炎、甲状腺機能低下症、潜在性甲状腺機能低下症(SCH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、甲状腺自己抗体
・先天性甲状腺機能障害と遺伝子異常
〔key word〕先天性甲状腺機能低下症(CH)、甲状腺腫性CH、非甲状腺腫性CH、先天性甲状腺刺激ホルモン(TSH)単独欠損症、非自己免疫性甲状腺機能亢進症
・薬剤性甲状腺機能障害
〔key word〕甲状腺機能障害、甲状腺中毒症、甲状腺機能低下症、薬剤性
・ゲノムからみた甲状腺癌と分子標的薬
〔key word〕甲状腺癌、ゲノム、ドライバー遺伝子変異、分子標的薬、癌ゲノム医療
●副甲状腺とカルシウムミネラル代謝
・原発性副甲状腺機能亢進症を考える
〔key word〕原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)、無症候性、家族性低Ca尿性高Ca血症(FHH)
・副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症と類縁疾患
〔key word〕副甲状腺機能低下症、常染色体顕性低カルシウム血症(ADH)、偽性副甲状腺機能低下症(PHP)、類縁疾患、先端異骨症
・FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症とリン感知機構
〔key word〕線維芽細胞増殖因子23(FGF23)、リン、くる病・骨軟化症、FGF受容体1(FGFR1)
・内分泌・代謝疾患としての骨粗鬆症
〔key word〕骨粗鬆症、超高齢社会、グルココルチコイド、骨粗鬆症リエゾンサービス
・骨系統疾患と新規治療
〔key word〕軟骨無形成症、低ホスファターゼ症(HPP)、骨形成不全症、薬剤開発
・ビタミンDと全身疾患
〔key word〕ビタミンD、ビタミンD欠乏・不足
●副腎
・原発性アルドステロン症の温故知新
〔key word〕副腎皮質ホルモン、アルドステロン、ミネラルコルチコイド、原発性アルドステロン症(PA)
・アルドステロン産生病変の病理学
〔key word〕原発性アルドステロン症(PA)、アルドステロン合成酵素(CYP11B2)、免疫組織化学染色
・コルチゾール産生副腎腫瘍の遺伝子異常
〔key word〕クッシング症候群、遺伝子変異、ステロイド合成阻害薬
・褐色細胞腫・パラガングリオーマ
〔key word〕血中遊離メタネフリン分画、カテコールアミン合成酵素阻害薬、131I-MIBG内照射療法、クラスター分類
・単一遺伝子疾患としての原発性副腎不全
〔key word〕副腎不全、小児、メンデル遺伝病、単一遺伝子疾患
・原発性両側大結節性副腎皮質過形成(PBMAH)と遺伝子異常
〔key word〕原発性両側大結節性副腎皮質過形成(PBMAH)、ARMC5、KDM1A
●糖尿病・脂質代謝
・1型糖尿病ーー劇症、急性発症、緩徐進行(3つのサブタイプ)
〔key word〕1型糖尿病、劇症、急性発症、緩徐進行
・肥満、2型糖尿病とアディポネクチン/アディポネクチン受容体シグナル
〔key word〕糖尿病、肥満、アディポネクチン、アディポネクチン受容体(AdipoR)、健康長寿
・糖代謝異常合併妊娠
〔key word〕妊娠糖尿病(GDM)、糖尿病合併妊娠、周産期合併症、プレコンセプションケア、DOHaD
・尿酸代謝異常症と内分泌疾患
〔key word〕尿酸代謝異常症、内分泌疾患、尿酸トランスポーター、プリン分解、尿酸降下薬
・脂質異常症の未来予想図
〔key word〕高脂血症、低脂血症、動脈硬化、脂質難病、個別化医療
●性腺
・性分化疾患の考え方ーーUpdate
〔key word〕性分化疾患(DSD)、アンドロゲン、セックス、ジェンダー、性的マイノリティ、社会的性決定
・多嚢胞性卵巣症候群
〔key word〕病態、家族集積性、環境因子、診断基準、生涯管理
・男性性腺機能低下症の診断と治療ーー小児から加齢男性性腺機能低下症まで
〔key word〕性腺機能低下症、低テストステロン、男性不妊、加齢男性性腺機能低下症(LOH症候群)
●内分泌疾患と診療科連携
・遺伝性腫瘍症候群としての内分泌腫瘍
〔key word〕多発性内分泌腫瘍症(MEN)、遺伝性褐色細胞腫・パラガングリオーマ(hPPGL)、遺伝学的検査、ゲノム医療
・免疫チェックポイント阻害薬による内分泌代謝障害
〔key word〕免疫関連有害事象(irAE)、PD-1、CTLA-4、下垂体、甲状腺
・内分泌代謝領域におけるDOHaD学説
〔key word〕Dutch Famine(オランダ飢餓)、Barker仮説、DOHaD学説、エピジェネティクス
・内分泌疾患の移行期医療ーー小児科医師と成人診療科医師に必要な視点
〔key word〕移行期医療、内分泌疾患、患者教育、自立支援
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
【特集】「AIナビゲーター」という新しい役割 ケアを深化させる36のナビ技いまや「AI」という言葉を聞かない日はありません。それは医療者のみならず、患者さんも同じです。患者さんが医療者に黙ってAI を使い、不適切な助言を受けて自己診断・自己治療するリスクは、すでに各地で報告され始めています。「AI を禁じる」のは非現実的、「AI を丸ごと信頼させる」のは危険。ではどうすればいいのか。そこで提唱したいのが、「AI ナビゲーター」という新たな役割です。使いこなすための伴走がAI 時代の支援者の新たな役割になります。ここでは診察前後の6事例をもとに、AIナビゲートによって5分診療が充実したものに変わっていくストーリーを、明日からの臨床で使える36のナビ技と共に紹介していきます。拡張する精神科医、拡張する看護師─5分診療を「処理」から「対話」へ|加賀谷隼輔事例1:感情の言語化が苦手な患者さん─言葉にならない感情に、AIで〈名前〉を与える事例2:認知の歪みが強い患者さん─反論を受け付けない患者に、AIで〈別の窓〉を開く事例3:副作用が恥ずかしくて言えない患者さん─人に言いにくい副作用を、AIに代弁してもらう事例4:抽象的な質問に答えられないお子さんと、その回答を代弁してしまう親御さん─AIに抽象的な質問を具体的な質問へ翻訳してもらう事例5:AIの回答を鵜呑みにして減薬してしまった患者さん─答えを聞く」から医療者への「質問を作る」に、AIの活用を軌道修正する事例6:複数の揺らぎの重なりを整理できない患者さん─AIを用いて情報の断片をつなぎ合わせる【特別記事】身体治療の際の、身体的拘束最小化の工夫を共有しませんか?| 大谷朋耶、屋敷久恵、吹上大祐、館岡賢太、佐藤真帆【レポート】フィンランドで考えた精神看護教育と対話の可能性|石橋佐枝子、遠藤心愛【連載】患者さんのあの訴え、実はこうだった!/精神症状のある方の身体にまつわる臨床判断/クライシス・プラン(終)/アウトリーチチームの探偵Daytimeスクープ/対話ロジカルスペース/当事者研究のスキルバンク
・日本ではコロナ禍で一挙に施設間のICT利用が盛んになったが、電子カルテから電子健康記録移行時に情報の統合をせず、他院のEMRを“見える”だけにしたが、統合された海外のEHRはパーソナルヘルスレコード(PHR)の時系列表示(PHR表示)が可能である。
・コンピュータが処理するためにはデータ統合が必要で、日本でよく使われる見える化ではできない。セキュリティに注意が必要なデータの統合が日本では遅れており、最近話題のサイバー攻撃の対策の遅れもその意味で同源といえる。
・本特集では、遠隔医療分野で注目を浴びるオンライン診療の現状と課題について、制度や政策上の現状や課題、診療面としてAI利用、遠隔ICUなどの最新の取組みについてについて各分野の専門家に著述いただく。
■遠隔医療、オンライン診療の現在と未来
・はじめに
・総論:遠隔医療、オンライン診療の現況ーー医療DX、技術基盤、セキュリティ
〔key word〕医療デジタルトランスフォーメーション(DX)、モバイルヘルス(m-Health)、EHR(electronic health record)、パーソナルヘルスレコード(PHR)、デジタル治療
・遠隔医療の制度や政策からの視点
〔key word〕遠隔医療、医師法、規制改革、診療報酬
・オンライン診療の現状と将来
〔key word〕オンライン診療、かかりつけ医、医師ー患者関係、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、医療連携
・精神科領域のオンライン診療とAI利用
〔key word〕精神医学、遠隔医療、オンライン診療、人工知能(AI)、機械学習
・わが国における遠隔ICUの今後の歩み
〔key word〕遠隔ICU、診療支援、AIトリアージ、value based medicine
・デジタル療法とSoftware as a Medical Device(SaMD)
〔key word〕デジタル療法(DTx)、SaMD(Software as a Medical Device)、治療用アプリ
・電子処方箋が変える薬局・薬剤師のあり方
〔key word〕受動的から能動的、対物業務から対人業務
・テレナーシング
〔key word〕テレナーシング、慢性疾患看護支援、在宅療養者、システマティックレビュー、メタアナリシス
・遠隔心臓リハビリテーション
〔key word〕心臓リハビリテーション、遠隔心臓リハビリテーション、遠隔医療、情報通信技術(ICT)、運動療法
●TOPICS 神経精神医学
・ダイヤモンド・プリンセス号隔離期間における乗船者のメンタルヘルス
●TOPICS 病理学
・新しい成人型浸潤性膠腫統合診断の実践
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(12)
・財政学からみた医療費の将来
〔key word〕医療費、債務残高、技術進歩、健康、患者自己負担
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(2)
・遺伝カウンセリングモデル
〔key word〕相互関与モデル(REM)、クライエント中心のカウンセリング、傾聴、教育モデル、カウンセリングモデル
●FORUM 戦後の国際保健を彩った人々(2)
・ロン・オコナーと岩村昇
●FORUM 世界の食生活(2)
・食は万病のもとか?--カナダ・イヌイット社会における食生活の変化
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・電子顕微鏡の開発は、超薄切片作製法や染色法などのさまざまな関連技術の進歩を伴い、生命科学研究に大きな革命をもたらした。
・近年の技術革新においてはボリューム電子顕微鏡細胞が注目を集めており、細胞や組織だけでなく、個体全体を対象に広範囲の微細構造を三次元的にとらえる技術が発展してきている。
・従来の観察では断片的にしか捉えられなかった構造同士の相互作用や立体的な関係性などを可視化できるようになってきたいま、本特集ではさまざまな分野における最先端の医学研究を取り上げ、電子顕微鏡技術が医学研究の進展に果たした貢献について紹介する。
■電子顕微鏡が照らす医学研究の最前線
・はじめに
・ボリューム電子顕微鏡を活用したポドサイトの3D超微形態解析
〔key word〕ボリューム電子顕微鏡(vEM)、収束イオンビーム走査型電子顕微鏡(FIB-SEM)、アレイトモグラフィー、ポドサイト、糸球体
・脳動脈瘤の病態形成機構の解明における電子顕微鏡の貢献
〔key word〕脳動脈瘤、三次元構造、細胞形態、細胞活性化、連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)
・三次元電子顕微鏡による内在性神経幹細胞由来新生ニューロンの移動・成熟機構の解明
〔key word〕ニューロン新生、内在性神経幹細胞、脳室下帯、新生ニューロン
・ボリューム電子顕微鏡が切り拓く腎病理の三次元パラダイム
〔key word〕ボリューム電子顕微鏡(vEM)、連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)、糸球体腎炎、IgA腎症、ループス腎炎
・マクロからミクロレベルに至る脳構造変化の階層的解析を用いたジスキネジアの病態メカニズム解明
〔key word〕ジスキネジア、淡蒼球(GPe)、神経終末、小胞GABAトランスポーター(VGAT)、ドパミン
・家族性中枢性尿崩症の病態解明における
〔key word〕バソプレシン(AVP)、中枢性尿崩症、小胞体ストレス、ライソソーム
・三次元電子顕微鏡解析による甲状腺乳頭癌の核形態特性の解明
〔key word〕甲状腺乳頭癌、核形態、連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)
・三次元相関光電子顕微鏡法により明らかとなった気道防御反射を担う希少感覚上皮細胞
〔key word〕チャネルシナプス、タフト細胞、咳、嚥下
●TOPICS 癌・腫瘍学
・RNAスプライシング異常に由来する腫瘍特異的抗原の探索
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・新型コロナウイルスの増殖能と発熱応答
●連載 イチから学び直す医療統計(19)
・メタアナリシス
〔key word〕系統的レビュー、メタアナリシス、固定効果モデル、変量効果モデル、予測区間
●連載 医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用(9)
・創傷管理におけるAIを利用した創傷自動評価システムの開発
〔key word〕深層学習、wound segmentation、創傷評価、難治性創傷、AI診断
●連載 医師の働き方改革ーー取り組みの現状と課題(8)
・臨床研修医の勤務体制の見直しの是非
〔key word〕 働き方改革、診療参加型研修、教育の質の格差、タスク・シフト/シェア
●FORUM 人間社会の未来 --専門家が予見する人類の行方(4)
・よりウォーカブルな都市へ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
産官学の有識者が“医学・工学の融合”、“医工連携”をキーワードに最先端の研究開発内容を一挙紹介!
●多くの研究機関において医工連携研究が推進されている。一方、新規性の高い医療技術開発の成果がわが国発の医療技術として製品化まで至り、さらに臨床で広く活用されている製品は限定的である。
●わが国はその平均余命が世界で最も長い国のひとつであり、優れた臨床医学の知見が蓄積されている。そのため、今後こうした臨床医学の知見を活用した新たな医療技術開発がさらに進められるべきであろう。
●本特集では“医学・工学の融合”、“医工連携”というキーワードで、産官学の有識者による産業政策・研究開発振興策、人材教育、具体的な最先端の研究開発内容などの幅広い話題を取り扱っている。
【目次】
1.健康・医療戦略(第2期)に基づく日本医療研究開発機構(AMED)の医療機器・ヘルスケアの研究開発支援─概況と最近の進捗
2.医工連携による新産業創出への期待
3.厚生労働省における医工連携研究支援の現状と課題
4.医工連携のための高度研究人材養成
5.バイオデザイン─医療テクノロジーイノベーターの世界的ネットワークへようこそ
6.循環器分野医療機器開発・実用化における医工連携の重要性
7.心臓シミュレータの研究開発と医工連携
8.バイオマテリアル研究開発とその人材育成における異分野・産学連携の重要性
9.先端医療材料開発と医工連携
10.臨床不整脈イメージングシステムの開発における医工連携
11.医工連携による不整脈診断技術開発
12.外科治療支援技術開発における医工連携
13.治療用医療機器における医工連携の重要性
14.医工連携研究成果の産業界への導出における課題
15.医工連携による内視鏡外科分野における情報支援技術開発
16.医情連携による医用画像処理に基づく医療機器システムの開発
17.レギュラトリーサイエンス分野における医工医療機器開発者の育成
・B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスの感染による慢性肝炎、あるいはアルコール肝炎、肥満症に伴う非アルコール性脂肪肝炎などが原因で肝硬変が進む。
・肝線維化進行による門脈圧亢進により側副血行路形成や腸管浮腫をきたし、静脈瘤形成やその破裂、腸内細菌などPAMPsに影響を受けたり、便秘や解毒能の低下からくる脳症、近年ではPoPHにもつながることが解明されてきた。
・ウイルス制御も可能になった今、われわれは今まで“No return point”を超えたとあきらめていた肝硬変症患者に対する次世代治療の開発、あるいは悪化させない新たな治療の開発を進めていかなければならない。
■ 肝硬変は治るか? 組織改築改善・研究の最前線
・はじめにーーNo return pointを超えるためのTranslational Research & Reverse Translational Research
【基礎】
・肝線維化進行の機序
〔key word〕肝線維化、肝星細胞、筋線維芽細胞、細胞外マトリックス、コラーゲン
・iPS細胞を用いた創薬研究ーー肝線維化治療薬の開発
〔key word〕iPS細胞(人工多能性幹細胞)、肝線維化、静止期星細胞
・幹細胞・オルガノイドを用いた肝線維化研究の最前線
〔key word〕肝線維化、iPS細胞、肝星細胞、ビタミンA、肝オルガノイド
・線維化改善機序からみた肝線維症の治療戦略
〔key word〕肝線維症、線維化改善機序、肝星細胞、脱活性化誘導
・薬剤による肝線維化改善ーーADAMTS13を含めて
〔key word〕肝硬変、肝線維化、レニンーアンジオテンシン系(RAS)、インスリン抵抗性、分子標的治療薬
【トランスレーショナルリサーチ】
・間葉系幹細胞、エクソソームを用いた肝硬変治療
〔key word〕間葉系幹細胞、エクソソーム、肝硬変
・ビタミンAをターゲットにした肝線維化改善剤の開発
〔key word〕肝星細胞(HSC)、ビタミンA、HSP47
【臨床】
・抗ウイルス療法による肝線維化改善
〔key word〕抗ウイルス治療、肝線維化、C型肝炎、B型肝炎
・門脈系血行動態の改変による肝線維化改善の可能性
〔key word〕肝硬変、門脈圧亢進症、血行動態、肝線維化、バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)
●TOPICS
皮膚科学
・免疫チェックポイント阻害薬誘発皮膚免疫関連有害事象ーー乾癬様皮膚炎を中心に
社会医学
・大切な人を介護した経験は「人生会議」実施に関連するーー「人生の最終段階における医療に関する意識調査」の分析から
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・24.疥癬ーーその治療と対策(病型が違えば感染力も大違い)
〔key word〕通常疥癬、角化型疥癬、イベルメクチン、フェノトリン
オンラインによる医療者教育
・10.オンラインを活用した模擬患者参加型医療面接教育ーー大阪市立大学での試み
〔key word〕模擬患者、オンライン活用型教育、Web会議システム、医療面接教育
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・8.マーモセットーーそのユニークな特性と、ヒトとの類似性
〔key word〕小型、繁殖特性、社会性、ライフサイクル、感染症
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・2.COVID-19の疫学ーー発生率、死亡率、年齢、性別、患者背景、発生様式、発生地域、とくに世界と日本のデータ比較
●フォーラム
子育て中の学会参加
・16.耳鼻咽喉科医の場合
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●病理検査において、視覚からの情報は重要であり、摘出された臓器の肉眼所見から、さまざまな臨床情報を得ることができます。
●本特集では、「肉眼病理学ー臓器の形・色・硬さから学ぶ」と題して、各臓器の病変部における形・色・硬さに注目して肉眼像を理解できるように詳しく解説。また、実際の切り出し業務にもふれることで、現場で活かせる実践的な内容となっています。
【目次】
1.肉眼病理学とは?-肉眼観察と切り出しの重要性
2.臓器別にマスター! 肉眼観察と切り出しのポイント
1)子宮頸部・体部、卵巣
2)肺
3)乳腺
4)食道、胃、腸
5)肝
6)胆嚢、膵臓
■Editorial-今月のことば
臨床検査技師の生涯教育に携わることになって
■話題ーNEWS&TOPICS
『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第5版』が公表に
『遺伝学的検査受託に関する倫理指針』が改定に
■アプローチ別に学ぶ!微生物検査室のAS貢献
2.グラム染色、簡易同定検査ー迅速な菌種推定のために
■基礎講座
交差適合試験用検体で溶血となった時の対応
認知機能の把握に用いられる事象関連電位
関節リウマチの今
■いまさら聞けない
ウイルス感染症診断における抗体検査の活用法
■MT Seminar
ペットから罹る感染症
■FOCUS
『血液培養検査ガイド 第2版』のポイントー血液培養検査の意義と目的を中心に
■臨床検査Q&A
結局のところ、採血のスピッツ分注(注射器採血の場合、真空採血の場合)の順番はどれが正解なのでしょうか?
現在、化学発光法を用いた免疫測定法としては、化学発光免疫測定法(CLIA)、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)、電気化学発光免疫測定法(ECLIA)の3種が使用されていると思いますが、それぞれの違いを教えて下さい。
■メディカルスタッフ職業図鑑
8.理学療法士
人間と性を巡る教育と文化の総合情報