イギリスの詩人・小説家であるデ・ラ・メア作品を読み込んできた金原瑞人による、ベストオブザベストの四編。不思議な雰囲気、とっぴょうしもない設定…こどもも大人も夢中にさせた豊かな作品群は、今なお古びることがない。
アーモンドの木
鼻
どろぼう
運命の時計
ーー私が大聖女だなんて、嘘でしょう?
大聖女が司る大時計台が崇められる世界。
公爵令嬢ヴェロニカは今代の大聖女に認められ「大聖女候補」として、大嫌いな王太子デレックと婚約することに。
婚約解消の条件は、十八歳までに大聖女の能力を開花させること。
幼馴染エドゼルの協力のもと日々努力するが、うまくいかない。
そんな中、男爵令嬢フローラが本当の大聖女であり、エドゼルと婚約するとの噂を耳にする。
途方に暮れるヴェロニカ。
だが、十八歳目前の学園卒業パーティで、デレックから突然告げられる。
「お前との婚約を破棄する!」
新たな運命の歯車が回り出すーー!
なぜ、あなたは眠れないのか?快眠の鍵は、体内時計をつかさどる「時計遺伝子」にあった!私たちにそなわっている宇宙のリズムとは。夢を見るのはなぜか。老いによる眠りの変化とは。スリリングな睡眠の世界へ、ようこそ。
大阪淀川のほとり、中津の路地裏の出版社。港野喜代子、永瀬清子、清水正一、黒瀬勝巳、天野忠、大野新、富士正晴、東秀三、中石孝、足立巻一、庄野英二、杉山平一、桑島玄二、鶴見俊輔、塔和子。本づくり、出会いの記録。
「もう絶対にこの手を離さない!」
大聖女となったヴェロニカは、積年の思いを叶えたエドゼルの甘すぎる愛に翻弄されながらも、王太子妃としても幸せを噛み締めていた。
次なる行事は『春分のお祭り』。前任の大聖女であるバーシアにも招待状を送ったのだが、返ってきたのは国境沿いの町で行方不明になったとの報告。
時を同じくして、市井の研究者ユゼックも連絡が取れないことを知る。
ヴェロニカは単身、調査に乗り出すが、奇妙な音に導かれるようにたどり着いた神殿で、隠し通路に引きずり込まれーーヴェロニカ失踪を知ったエドゼルは、伝説の歯車を手に誓う。
「……必ず見つける」
エドゼルの執念を感じさせる捜索が始まるーー!
「眠る」も「学ぶ」も「働く」も、体内時計を知れば変わります。
第1章 体内時計にも個性があります
第2章 意のままにならない体内時計 子どもの時DSWPDだった人たちのその後
第3章 不適切な「働く時間 」によって失われた大切なもの
第4章 増える不登校児童/過労死ラインで働いている教員
第5章 健全な体内時計の形成と躾をぶち壊してきた「泣けば抱っこ・授乳」の罪深い育児論
第6章 琴天音講演会「体内時計には逆らえない」@事後アンケート フィードバック
脳死と判定されながら、月明かりの夜に限り話すことのできる少女・葉月。彼女が最期に望んだのは自らの臓器を、移植を必要とする人々に分け与えることだった。第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
二〇二〇年、専門家が「残された猶予はあと十年」と警鐘を鳴らす地球環境危機。その現実を前に、画家として半世紀、自然を描き続けてきた著者が、気候変動・戦争・資本主義の暴走・AIの脅威・宇宙の起源まで、壮大なスケールで“いま私たちが直面する本質”を問い直す一冊。グリーンランドの氷が溶け、都市が水没し、食料が失われていく未来ーーそれでも人間は変われるのか。アフリカのクン族の知恵、ウクライナ戦線の女性兵士の瞳、そして「心こそ宇宙を動かす力」という独自の哲学を通して、迫りくる終末時計の前で何を選ぶべきかを読者に問いかける。地球と人類の未来を真剣に考えたいすべての人へ贈る警告と希望の書。
アスペルガー=不幸ではない。
その個性を愛することができれば、大丈夫!
真っ白なノートに書いた人生の未来地図。未来を伝え希望を与え発信する革新的な「自伝」が頭の中に浮かんだ。
私という個性的な人間だからこそ感じる表現と世界が舞い降りてきたことを意味する。
その瞬間と場面は不思議な存在であって、葛藤や絶望を繰り返し続けた人間にしか見えない光景である。
(「まえがき」より)
本書は、著者がアスペルガー症候群と診断されるまでの半生と、さまざまな挫折や葛藤の末に導き出した、これから先の「未来」について綴った予言書のような「自伝」です。
経験者だからこそわかる間違いだらけの精神医療、生活支援、就労支援プログラムによって将来と自由を奪われる現状の問題。薬の処方では何も快復、改善ができない事実と、ドクターハラスメントの実態。個性を引き出すことのできるプログラムや多様性を尊重する環境づくりの必要性など。
報道や他の書籍では伝えられていない「真実」について、ありのままを記した一冊。
11月、イギリス東部の町で氷結した川から車が引き揚げられた。トランクには銃で撃たれた上、首を折られた死体が入っていた。犯人はなぜこれほど念入りな殺し方をしたのか?さらに大聖堂の屋根の上で白骨死体が見つかり、敏腕記者のドライデンは調査をはじめるがー。堅牢きわまりない論理、緻密に張られた伏線。CWA賞受賞作家が描きあげた、現代英国本格ミステリの傑作。
NTTの時報、電波時計、GPSなどに活用されている原子時計。天体観測や粒子、重力の研究に不可欠であり、地震予知にも役立つのではと期待されている。物理学の謎解きになぜ原子時計が必要なのか。(国)情報通信研究機構の研究者がその理由を解説する。
キーンという金属音とともに、記憶力が異常な高まりを見せる奇病…。友人の発病がきっかけで、私は調査を開始するが、やがて患者たちは過去の記憶だけでなく、未来までも言い当てはじめた。金属音病の正体とは何なのか。「見事な出来栄え。息苦しくなるサスペンスで、息もつがずに読まされた…」江戸川乱歩が激賞したサスペンスSFの白眉「金属音病事件」のほか、単行本未収録「奇妙な夫」を含む全15篇。
天災とも称される伝説の巨神『シン』。心臓部にあるという魔石『時の巨神将』を目指す勇者は、一瞬のスキから巨神の体内へと取り込まれてしまう。
目覚めた勇者は記憶を失い、精霊の加護もなくなっていた。そこに現れたのは、杭が胸を貫き、いつからここにいるのかも分からない、銀時計を持った少女・アイア。二人は勇者の記憶と出口を見つけるため、巨人の心臓部へと向かう。
罠で溢れたダンジョンを進む中、勇者が次の部屋への扉を開くと、突如、何者かに背中を押され、奈落の底へと真っ逆さまに落ちていってしまい──。
「悪いけど、これでおしまいです。さよなら、勇者様ーー」
光の入らない地下壕に人間を閉じ込め、時計はもちろん与えず、照明のオン・オフ、食事などはすべて本人任せにし、その行動の記録をとってみる。すると、昼夜はまったく分からないはずなのに、だいたい1日の周期で寝起きを繰り返し、体温も通常の変動リズムを刻み、体のリズムが消滅することはないのである。私たちの体内にはどんな時計があるのだろう。
12年前の世界にタイムスリップした聖時。現代とは比較にならないほど活気に満ちた商店街を、まだやんちゃだった兄と駆け回る日々。写真でしか知らなかった祖父の昔語りに耳を傾け、夢にまで見た母親と共に囲む、あたたかな家族の食卓。お母さんの大きなお腹の中にいるのは、もうすぐ生まれてくる自分のはず。やがて運命の日、聖時の誕生日がやってきて…。ラスト、涙が止まらない!やさしく心あたたまる冬の感動ファンタジー、完結編。
冒険者ランクSSSという伝説的な評価を得たシクロは、ミストという奴隷少女を仲間に。そして彼女が持つスキルには特別な力が…!?