人生に悩んだり、不幸だと思っている人たちに贈る「知恵の泉」集。マイナスの体験が自分をひとまわり大きくする-。北海道新聞紙上で好評連載「妄言有情」の珠玉エッセーが1冊に。
女性がからんだ仕事はしない。安全保障会社『ペルセウス』に所属するショーンが、頑として貫く信条だ。それを承知のうえで、上司は新しい仕事を命じた。“妻の従妹スザンナを護衛してほしい”と。殺人現場に居合わせたスザンナは銃で撃たれて重傷を負い、それ以来、口がきけなくなってしまったという。顔を見られた犯人は、もう一度彼女を襲う可能性がある。スザンナは両親の農園の片隅にある廃屋に一人で寝起きしていた。知らない人が怖い!-初対面の相手に極度に恐怖を抱いてしまう。しかし、ショーンと顔を合わせたとき、彼女の胸は恐怖とは異なる思いにどきどきした。“私の平穏な生活を乱しに来たの?”尋ねたくても声にならない。皮肉にも、いつもほとんど他人と口をきかないショーンが、彼女の心を読みとるように会話をリードしはじめた。
ゾーイはドキュメンタリー映画監督として忙しい日々を送っていた。彼女にとって仕事は、何にも代えがたいほど大切なもの。どんな男性であっても、それに代わることはできない。恋に溺れたり、愛に生活を支配されるなんて想像もできなかった。降りしきる雨の夜、あの男とかかわりあうまでは。仕事から車で帰る途中のことだった。窓越しに突然現れた、身なりも汚れた大柄の男性は、車が故障したから、近くまで送ってほしいという。だが、夜ひとりきりの車に、見ず知らずの男性を乗せるつもりはない。タクシー会社に連絡するとだけ約束して、彼女は強引に車を出した。この約束を彼女が思い出すのは、家に帰ってしばらくしてからだった。人生が大きく変わり始めることにも、彼女はまだ気づいていなかった。
何が彼らを衝き動かしたか!?ノーベル賞受賞者をはじめとする一流研究者23人の内面に迫るインタビュー。
女将さん自らが綴ったホスピタリティ・エッセー100編。もてなしの原点はここにある。
初回限定生産の驚異の価格! 《徳間ジャパン名盤コレクション“1000”》シリーズ。70年代の大阪からの名盤を廉価で。上田正樹の初期を代表する2枚だ。
君もアニメーションマスターになろう。ロマのフ比嘉「Wired Bob」および1999年度CGコンテスト上位入賞作品2本をCDに収録、クリエイター自らがそれらの制作秘話を大公開!アニマス以外の3D CGユーザーも必読の1冊。
本書は、授業という視点に徹して、学級崩壊の問題に迫ったものである。激しく変化するこの時代に、どのように「授業の原理」を打ちたてたらいいか。子どもが知的に充足し、かつ、時代の要請にこたえる授業はどうあったらいいか、“新しい授業の誕生”のための具体的な提言を行っている。
感動!大自然に抱かれた動物たちのなんと豊かな表情。
忘れもしない高校二年の冬、女性教師に憧れながらも、性を奪われたのは人妻だった。京都での大学時代、社会人になってからの転職の日々-矢部はいつも女で虚ろな心を満たしてきた。貧しく、常に睡眠不足だったが、性だけは旺盛だった。小説を書く時と女と戯れる時だけが、生きている実感のすべてだったが…。自らの過去を女性を通して回想する、性の自叙伝。
恋のけじめ、あたしがつける。熱海一の売れっ妓、その誇り高き人生、熱海奥座敷物語。