「とがりねずみ」を知ってますか?からだは5センチ、しっぽが3センチくらいのほんとに小さな小さなもぐらのなかまです。語物は、このちっちゃなとがりねずみたちが主人公です。孤独だったオスとメスが出会い、いっしょに暮らしはじめ、こどもたちが産まれ、家族が生きていく姿を、詩情あふれる文章で描いた、心あたたまる物語です。
「この門をくぐる者、すべての希望を捨てよ!」21世紀型最新鋭の恐怖政治国家。その統首の誕生パーティが始まり、政治犯が檻から解き放たれた。1時間以内に恐怖城から脱出できたら特赦が下りるのだ。元公安刑事、テロリスト、主婦、ニュースキャスターなど8人の男女が鼠のように追い詰められる、究極バトル・レースの火蓋が切って落とされた。
森のなかのみどりの谷に、ネズミの町がありました。町のまんなかには、しょうぼうしょがあって、たかい火のみやぐらの上からはいつも、ネズミしょうぼうたいのタッペルたいちょうが、みどりの谷をみはっていました。さて、きょうは、ネズミしょうぼうたいにとって、どんな1日になるのでしょうか。
あしたはフワリのたんじょうび。フワリはたのしみにしているのに、かぞくはみんな、わすれちゃったみたい。かなしくなったフワリは、よくあさ、かきおきをのこして、ひとりでうみべへいってしまいました…。こころあたたまる、やさしいものがたり。
「ねずみ算」ということばが示すように、ネズミ類は旺盛な繁殖力で知られている。その集団の齢・性の構成や個体数は、環境との関わりのなかでどのように変動するのだろうか?エゾヤチネズミの個体、個体群、環境のあいだにはたらく相互作用のメカニズムを探る。
孤児院で、いつもいじめられてばかりのみなしご少女モリー・ムーン。ある日、偶然に図書館で出会った一冊の古めかしい本が、モリーの人並み外れた催眠術の力を花開かせた。めくるめく冒険の数々。しかしそこには思わぬ落とし穴が…英国で出版前から大きな話題を呼んだ“女の子版ハリー・ポッター”。
マーリックは大のいたずら好き。同じ家に住んでいるねこをからかったり、家中を散らかしたりして、今日も大騒ぎ。
大野克夫の作品だけあってかこよく、音楽だけでも聴き応え十分。スパイダース時代も『太陽にほえろ!』『傷だらけの天使』のころも、ちょっと退いたポジションでいながら、きっちりと全体を仕切ってきた人らしく、ここでもいい音楽をつくっている。
アンドリュー・ラングかあつめた世界の妖精物語を定評ある名訳でおくります。『ねずみいろの童話集』には「だましたらだまされる」「すなおな心のワリ・ダード」「五つのかしこいことば」などインドのお話4話、そのほかにトルコ、アフリカのお話等全13編がはいっています。小学中級から。
モグラくんは、朝からついていません。それは、ズボンもシャツも穴だらけだから。犯人はガ!服をだめにされてごきげんななめのモグラくんを思い、大の仲良しのネズミさんは、いっしょに昼ごはんや買い物にいこうとモグラくんをさそいだしました。お店に入ったモグラくんは、自分のもっている服が古いものばかりだと気がつき、新しい服も買ってみることにしたのです。
風の強い春のある日のことです。ネズミさんとモグラくんは、ワクワク、ソワソワ。鳥をかんさつして、いっしょに本をつくることになっていたのです!ネズミさんとモグラくんは、リュックサックにそれぞれ紙とクレヨンを入れて、さあしゅっぱつ。ところが、鳥のかんさつも、そうかんたんではありません。うっかり水たまりにパシャ、そしてかれ葉の上をパリッと音を立ててしまっても、鳥はあっというまにとんでいってしまうからです。モグラくんははなをゴシゴシ、ネズミさんはしっぽをクルクル。すると…そうだ!あるいい方法を思いついたのです。