本書は、誤用や非用が発生しやすい文法範疇の1つであるヴォイスを取り上げ、日本語と中国語とを、日本語学・日本語教育の立場から、比較対照した研究書である。
山河の体勢を占して営まれる平安京。郊野と苑池に祭祀・行事が催される宴饗・奏楽・詠歌の儀式は聖代の証しである。古代天皇制の基盤をつく『源氏物語』の注解。
本書は、上田秋成の和歌をまとめて、「歌集篇」とし、それに対する考察を「研究篇」となした。歌集篇には短歌二千三百三十五首を、春、夏、秋、冬、恋、雑、賀、哀傷歌の部立で並べ、さらに旋頭歌二首と長歌四十九首及び反歌六十八首を収め、合計二千四百五十四首に番号を付し、頭注をつけた。研究篇には、「秋成作品解題」「秋成和歌研究史」「秋成の桜花七十章」「上田秋成歌巻と追擬十春」「秋成晩年の歌集“毎月集”について」「歌人秋成の位置」「秋成の歌論」「秋成略年譜」の八篇を収めた。増訂版では、秋成の新出歌を整理、六百四十九首を四季別に編んで、「拾遺篇」とした。
クイズ日本人の質問(NHK総合)、となりのパパイヤ(フジテレビ)等に出演し有名な著者が、ことばの語源、不思議をわかりやすく説明。
本書は、小・中・高における国語の系統性と体系化が立体的に眺められるように書かれたものである。小・中・高の学習指導要領をそれぞれ別冊で見るのとは違った貌が見えてくる。国語学・文学研究の方向と視点、あるいは視野を広げて言語学の方面及び国語の授業の在り方、実践に裨益する、役立つものである。
誰も書こうとはしなかったのか?誰も書けなかったのか?時間的には縄文時代から平安時代、空間的にはエジプトから房総半島。遊牧民族の系譜のスサノオは農耕民族と争い、ペルセポリス宮殿を飾る有翼円盤は天日鷲命となって建国神話に活躍する。ゾロアスター経以来宗教と密接な大麻は、スキタイ民族により東に運ばれ、天石窟イベントの神憑りの大衆麻酔を生む。今もシベリアに残る鹿・鳥スタイルのシャーマンの影は万葉歌に揺曳する。日本海はユーラシア大陸東端の湖水に過ぎず、ユーラシア文化圏に古代日本はあった。隣接諸科学を吸収して壮大な古代文化論を展開。
本書は、いわゆる古代歌謡が終焉を迎え、いずれ中世歌謡へと移り変わっていく歌謡の変容の様態を、平安宮廷をその大きな舞台と捉えて、特徴的ないくつかの事象から描き出そうとしたものである。以下にその概要と、どのような姿勢で取り組んだかを示す。
“近代主義批判”を貫いた芥川文学ーその主題的発想の展開の軌跡に、21世紀初頭の問題解明の道すじを見出すことも可能であろう。そうした芥川文学の“達成”と、その〈地下水〉とに迫った労作。
日本神話とは何か?古事記上巻を中心にその内容を略述し、問題点の整理と諸説の検討を通して現在の研究水準を問う。日本神話への格好の入門書であるとともに、編者を中心とした総勢24名の論文集の性格を持つ。