陽光あふれる南フランス、プロヴァンス地方。山の斜面に広がる小さな村、カドネ。ここにも人びとの歴史があります。ローマの支配、サラセンの侵略、城壁に囲まれた中世、鉄道の開通をへて、ゆっくりとそして着実に村は変わっていきます。フランスの第一線で活躍するイラストレーターが、人々のくらしぶり生き生きと描きます。
フランスの王妃イザボーは、狂気の夫シャルル6世を裏切り、義弟オルレアン公ルイと通じて私生児を生み、あげくは領土拡張に腐心するイングランド王ヘンリー5世にフランスを売り渡した。百年戦争のさなか、血ぬられた権力へ執着する王妃の生涯。そして、ここには聖処女ジャンヌ・ダルクとその時代に関する、もっとも新しく衝撃的な証言がある!
魂の救済をもとめて旅立つ人びとの群れ。この群れはやがて、星ふる夜空の〈銀河〉のごとく、西ヨーロッパを横切る大河となって、スペイン北西部の聖地にたどり着く。過去の民衆たちの声を紡いで織り上げた〈巡礼者たちの日常生活〉。
砂漠への苛烈な想像力に憑かれた天才詩人の生涯を、ランボー研究の第一人者が、新資料を駆使して描く決定版伝記。彼をとりまく街の匂い、人びとの肉声がいま生々しく甦る。その生誕から死まで、「ランボー神話」の一切の虚実を、厖大な同時代者の証言と綿密な考証にもとづき、かつてなく明晰に再現する力作。
これは人々が神や妖精たちと自由に話ができたフェリクスという世界の物語りです。フェリクスの森を治める王様は、プリンセスの花婿にふさわしい若者を見つけようとフェリクス中におふれを出しました。それを見て集まった多くの若者たちは、様々な試練が与えられ、最後に2人が残ったのです。1人はフェリクスの湖の国の王子、もう1人は若者に姿を変えた魔法使いでした。プリンセスは湖の王子に心を奪われました。しかし、それを知った魔法使いは王子を世界の果てに飛ばしてしまいました。これはみにくい姿に変えられた王子の、フェリクスをめざす冒険の物語りなのです。
このおはなしはほんとうにあったことです。そしてこの本は、ジャンのように学校でぼんやりしている子どもたちのために書かれました。「学校でしっかりべんきょうしておけば、うるさくしかられなくてすむ。でも、今せいせきがよくないとしても、そんなにがっかりすることはない。あとになってとりもどせばいいんだ」ということを、この本ではいっています。
本書において、著者は、グアヤキ、グアラニ等南米インディアン諸族における《権威なき首長制》、その婚姻制度、言語活動、神話、過酷な拷問などの鋭い分析を通して、未開社会のあらゆる様相においてダイナミックに機能する《国家機械》の出現の阻止の動きを摘出し、またグアラニ族の思想に語られる《一なるもの》への拒否において、西欧の知を貫く《同一性原理》への能動的な反抗を見る。
この街には、西欧の豊かな町のどこよりも、ヒロイズム、思いやり、そして喜びと幸福があった。愛とヒロイズムの大型ノンフィクション!
「パリは燃えているか?」の著者が、マザー・テレサの国インドで体験した、愛とヒロイズムの大型ノンフィクション!