宗教と“カルト”の境界線は?
宗教は“法”で規制できるのか?
13人の識者が紡ぐ徹底討論が、読者を“観客”から“当事者”へと引き込む
はじめに──問われる宗教と“カルト”の境界 鎌倉英也
第1章 宗教と家庭・性(ジェンダー)・子ども
旧統一教会が力点を置く「家庭」
浮かび上がる女性への蔑視
宗教は女性を抑圧するのか
「宗教二世」子どもへの強制を問う
イスラム教における女性の位置
「ジェンダー・フリー」を妨げるもの
平等性の確保のために
岡田真水の軌跡と宗教 岡田行弘
分かり合えないもの同士で対話は可能か? 櫻井義秀
個人と共同体のメカニズムについて考える 釈 徹宗
宗教(わたしたち)と教団(あなたたち) 原 敬子
イスラムは性役割をどう論じるか 八木久美子
第2章 「信教の自由」と法規制
旧統一教会問題から考える法と政治
宗教問題に法は有効なのか
──「宗教法人法」と「法人寄附不当勧誘防止法」
はじめて行使された「質問権」
「配慮義務」で問われたマインド・コントロール
ピンポイントすぎる「法人寄附不当勧誘防止法」
あいまいな「認証」と「解散命令請求」
日本国憲法が意図する「信教の自由」と「政教分離」
日本社会のコミュニティが陥った機能不全
「霊感」「霊性」「スピリチュアリティ」をどう捉えるか
フランス「セクト規制法」と日本のあり方
弱者を守る「セクト規制法」の思想
「個人」の尊重と「中間団体」の役割
アメリカ的「宗教的マイノリティ」保護が移入された敗戦後の日本
宗教を「権威」のために利用してきた日本の歴史
「自己責任」「自助」の対極にある思想
なぜ「信教の自由」と「政教分離」は結びつくのか
国家神道・家父長制との決別を謳った日本国憲法
「宗教団体」と「政党」の癒着を生み出す共通性
「個人」の側に取り戻すべき宗教と社会
法規制の前に必要な「社会的領域」からの批判
フランス「セクト規制法」二〇二四年の改正問題 金塚彩乃
「信教の自由」と「良心の自由」 小原克博
「解散命令請求」の憲法論 駒村圭吾
祈りと宗教の乖離 田中優子
第3章 「宗教リテラシー」を高めるために
「宗教リテラシー」とは何か
問われる宗教教育の現場
ロシアでは宗教をどう教えているのか
欧米諸国の宗教教育事情
「わからない」ことを尊重する
日本における「宗教リテラシー」の歴史
「陰謀論」とIT時代の「宗教リテラシー」
「人権教育」と「宗教文化教育」のあいだ 井上まどか
ポップカルチャー×神話×宗教リテラシー 平藤喜久子
宗教の本義を考える 若松英輔
むすびにかえて──宗教集団による人権侵害と「信教の自由」 島薗 進
「能動的な聞き方」「乳幼児と保育者のあいだのわたしメッセージ」「勝負なし法」など“親業”がつちかってきた考え方によって、あたたかく、深く子どものこころに接し、子どもの心理的成長をうながす保育。
この本は、身近にある紙を使って簡単で可愛らしい雑貨を作るための本。何気ない日常の中で…毎日のビジネスシーンで…大切な思い出とともに…誰かのプレゼントに添えて…さまざまなシーンに沿った、4人の作家のとっておきの紙雑貨を紹介。便利なコラージュ素材集付き。
日本におけるイスラームのイメージは,かつては千夜一夜物語を連想させる異国情緒あふれる宗教であったが,現代においては原理主義、過激派、テロといったことばと結びつく暗いイスラーム像であろう.それとともに、イスラームは人間から自由を奪う宗教であるかのように語られてきた.
しかし、今日まで1400年もの長きにわたりイスラームは生きた宗教であり続け、世界の人口の4〜5人に1人がイスラーム教徒だと言われている.
その影響力は、中東諸国のみならず、アフリカ、中央アジア、南アジアなど世界中に広がり、近年は,欧米諸国や日本におけるイスラーム教徒の増加も注目されるようになった.
それゆえに、イスラームの教えに従って生きる人々の生み出すものは,時代や地域によって,驚くほどに多様である。
本事典はさまざまな地域、学問分野のイスラーム研究者が、もはや遠い異国のものではないイスラームの文化の姿をダイナミックに伝えている。
本書は、子どもが遊びを通して、ひらがなの習得を目指した学習支援ガイドです。読み書きの背景にある発達の仕組みを解説し、つまずきのある子どもでも無理なく取り組める具体的な遊びやワークを紹介します。豊富なイラストやプリントを参考にしながら、「できた」という成功体験を積み重ね、自信と学ぶ意欲を育てるための1冊です。
執筆者紹介(初版第1刷時)
著者
柳下 記子(やぎした・のりこ)
公認心理師・特別支援教育士
東京都特別支援学校スクールカウンセラー・東京都小金井市教育委員会・読み書きに困難を抱える子どものための学校支援・学習支援員
子どもたちの『なりたい自分』になるための伴奏をする伴走者(accompanist)として活動。幼稚園教諭、特別支援学校教員免許を持ち、幼児教育や特別支援教室の経験、実践を経て現在は、小金井市立小中学校を巡回し学校支援に携わっている。東京都立白鷺特別支援学校スクールカウンセラーとして子どもたちの心に寄り添っている。
主な著書:『発達障害がある子の会話力がぐんぐん伸びる おうち療育をはじめよう!』(著、講談社)『他の子と違うのはなんでだろう? 学習障害のおはなし』(監修、平凡社)、『教室の中の気になるあの子から発想した教材・教具』(著、学事出版)など
イラスト
みずのや さほ
看護師であり、三兄弟の母
長男が3 歳のときに発達の特性に気付きました。以降、様々な療育施設でお世話になりながら、息子の笑顔を大切にしたいと思う日々です。柳下先生からの宿題プリントに添えたイラストがご縁で、本書のイラストを担当させていただきました。絵を描くことが大好きな私にとって夢のような機会をいただいたことに、とても感謝しています。
ケヤキの巨木が伐りたおされた後にマンションが建った。そこでさまざまな変事ののち起こる連続自殺に秘められた不可解な事件「怒りの樹精」ほか、実験蜂が殺人の犯人をつきとめる「赤い蜂は帰った」、美しいアルプスの自然を背景に、山荘経営者に殺人の疑いをもつ青年の苦悩を描く「裂けた風雪」などを収録。
中国との外交交渉で名のった称号を手がかりに、君主を頂点とした古代天皇制の成立を明らかにする。
法規制や新たな課題について実務目線かつ体系的な解説を行う
農林水産・食品ビジネスを投融資の対象として検討を行う金融機関や事業会社を念頭に置き、事業参入のために押さえるべき法規制を解説。また、ESG・サステナビリティ等の観点やスマート農林水産業、フードテック、ゲノム技術、食料安保、知財保護等々、新時代における課題にも対応した一冊。
1978年に放映されたTVドラマ・シリーズ。女子高生監督と少年野球チームの汗と涙の大奮闘物語。石ノ森章太郎によるハートウォーミングなストーリーとアイドルとして人気絶頂だった林寛子の初々しい演技が魅力。
「古ヨーロッパ」とは、紀元前6500年から3500年頃までエーゲ海・バルカン半島からドナウ河中流域・アドリア海地方・モルダヴィアにかけて、ミノア文化に先行して繁栄した新石器時代、初期農耕文化の世界を指したものである。東欧考古学の権威マリヤ・ギンブタスは、「古ヨーロッパ」こそミノア文化やギリシア文化の神々たちを育んだヨーロッパの原郷ともいうべき文化であったと主張する。本書は、この文化が「大女神のシンボリズム」とでも呼ぶべき世界像を持つものであったことを数多くの図版をあげ、その図像解釈によって語ってくれる。写真・図版とその詳細な解説、発掘地名とC14年代など考古学術的記述が克明に提示されており、本書によってはじめてヨーロッパの古文化像について新しい認識を得ることができるとともに、この文化像が日本列島の縄文文化像ときわだってパラレルな関係にあることに気づく。なお新装版にあたって、〈古ヨーロッパ〉と比較対照できるような「古中国」文化の図像を巻末に収録した。
地方公務員採用試験対策はこの一冊から!各自治体別の最新試験情報と独自の地域情報を掲載。論作文の過去問から執筆すべきポイントを解説。過去問を分析して作成した豊富な演習問題。
将軍家世継ぎの不審死、十年の時を経て探る、北町奉行、悔恨の涙。
世間を騒がせる義賊を巡り、凄惨な事件が起きるなか、久通に不審な呼び出しが…。
何者とも知れぬ刺客に、免許皆伝の剛剣が唸る!
実在の北町奉行、人気シリーズ第3弾!
柳生久通が剣術指南をしていた将軍家世嗣家基が亡くなって既に十年の時が経っていた。
北町奉行になった今、なぜか剣客に狙われるが、家基の死と何か関係があるのか。
《蜻蛉小僧》なる義賊もどきが巷を騒がせるなか、誰とも分からぬ者から久通は呼び出される。
家基の生母を名乗り、家基の死の真相を明らかに、と依頼されるが…。
襲いかかる敵を迎え討つ久通の剛剣!
◆ 著者について
藤 水名子 ふじ・みなこ
1964年、東京生まれ。作新学院を経て、日本大学文理学部中国文学科に学ぶ。
1991年、『涼州賦』(集英社刊)にて「小説すばる新人賞」受賞。主に、中国・日本を舞台とした歴史小説、時代小説を発表する。
著書に、『色判官絶句』『赤壁の宴』『紅嵐記』(講談社刊)、「開封死踊艶舞シリーズ」(徳間書店)、
『あなたの胸で眠りたい』『浪漫’S-見参!桜子姫』『花道士』『赤いランタン』(集英社刊)、『花残月』(廣済堂)などがある。
◆ 好評既刊
隠密奉行 柘植長門守 全 5 巻
旗本三兄弟 事件帖 全 3 巻
与力・仏の重蔵 全 5 巻
女剣士 美涼 全 2 巻
( いずれも二見時代小説文庫 )