ルー暦990年頃。カリュドン国の王子カザンは、気がつくとアグライア国の王女アリカンテを斬り殺していた。なぜこんなことに…。苦悩するカザン。大陸の守護神〈ルー〉に仕えるマグヌス王よ、真実を教えてくれーこうして王の国、マルキュールへの旅が始まった。「待っていたんだ、カザン」道中、不思議な力を持つ少女、ミカルに出会う。ミカルに秘められた謎とは?2人の行く手を阻むキッタイム一族の目的は?そして一族が崇める〈ラー〉神の正体は?深まりゆく数々の謎。全ては、はるか千年前に滅びた王国、ラレンティアが、その鍵をにぎっていた…。絢爛ファンタジー・ワールド開幕。
霊を感じ、そのサインを読みとれる人は幸福になる。
キリスト教が伝播・普及してゆく過程で、ヨーロッパ各地の民間信仰は、守護聖者というものを新たに生み出していった。それらは今も、造形物として、また祭りとなって人々の心に深く根を下ろしている。本書は、膨大な数の聖者のうち、日本でも親しまれている、聖ヴァレンタイン、聖ニコラウス(サンタ・クロース)などから聖家族まで特徴的な聖者を取り上げて、ヨーロッパ文化の中に「聖者文化」を再発見しようとするものである。
突然、思わぬ災難に見舞われる。「えっ、どうしてこんな目に…」と思いたくなるような凶事がつづく。そんな経験はありませんか?そのような時にはまず、凶悪霊の仕業と疑ってみることです。あなたが先祖の霊、死者の霊に冷淡であると、不愉快な気持ちを抱いた先祖たちが、凶悪霊となってあなたをさまざまなトラブルに巻き込むことがあるのです。トラブルを解消し、幸せな生活を得る最短の道は、守護霊を招き寄せること。-毎日が忙しいあなたでもできる、とっておきの守護霊招来法。
国際的スケールで幸せをよぶ守護霊。霊界の真実、正しい供養法をくわしく明かした決定版。
本書は、過去10年間の出題分析を行い、それに基づいて各項目ごとに重点を絞った解説と、系統的に配列した関連問題によって構成したものである。
少女は水に映る銀の月を飲みほした。少女は奇跡を祈った。泉の傍らで、夜ごと訪れる月とともに、奇跡を祈りつづけた…。月の泉から不思議な力を引き出すことのできる少女、伊藤綾瀬。そして、銀の月の守護者として彼女を守る、嵩月一馬と冬馬。同じ日、同じ時刻に生まれた双子の姉妹と兄弟が、かつて滅ぼされた一族の聖地をめぐって織りなす、神秘と転生のロマン。
綾瀬の心がゆらめいて、月を宿す水面が波立った…。未来を映す水鏡に綾瀬が見たものは、紅蓮の炎の間から覗く、闇よりなお暗い邪悪な目だった。遠い昔の嵩月家と豪本家の確執が、今また甦し、怨念が街を覆い始めた。はたして綾瀬は、水脈を呼びだし、眠れる竜を目覚めさせることができるのか。そして、綾瀬に想いを寄せる銀の月の主護者、一馬と冬馬の運命は…。
言語研究の最前線において英語の統語分析に主要な関心が向けられていた一時期の後、最近10年間は、広範な諸言語からのデータを使った言語類型論および言語普遍性の諸問題に対する関心が著しく増大した。この枠組みの中で非常に多くの研究がなされてきたにもかかわらず、今日まで、言語学の学生のためにこのアプローチの主要な特徴を総合的に扱おうとした一般的な概説書はなかった。そのため、まったくの初歩の段階から、個別のテーマに関して論文の形で専門家の書いた文献を見るしかなかったのである。そこで、本書の目的は、この隔たりを埋め、上級の大学生および大学院生に対して、言語類型論および言語普遍性に対する現在の主要なアプローチの概観を、この方法による成果を例証(および一部の危険性に関して警告も)しながら、与えようとすることにある。
その夜、オーラトゥナの谷は、アヴェーラ帝国の軍勢による紅蓮の火焔で包まれていた。燃えさかる炎の中、5人の少年少女が谷を離れた。それぞれが、それぞれの方法でー。5年後ーアヴェーラ帝国の将軍の養女となり生きのびたマナ・ラーヴァは、養父のもとから去る決意を固めていた。数日前、彼女に届いた一通の手紙がきっかけとなった。ラトゥースの仲間に逢うために、そして、自らの爪から発せられる赤い光の秘密を求め、マナ・ラーヴァは荒野に向かい旅立つ。谷に秘められた“冥界の扉”とは?5人の“妖手の守護者”たちに背負わされた運命はいかに。英雄幻想譚、新シリーズ登場。