日本の社会保障制度は何が問題で、何が求められているのか。本書では、現在論議されているベーシック・インカム論の導入について冷静に検討し、また現代において政策論議の先端にいる介護、子育て、女性の社会保障などのテーマを取り上げ、政策提言をする。さらに、外国における社会保障改革から、日本が学べる点があるかを探究する。
世界は原発危機から何を学ぶべきか。
自然科学の進歩によって、素粒子の世界から宇宙の未来までの時空間が、知識の網によってすきまなく覆い尽くされようとしている。本書では、諸科学が紡ぎ出した糸で編んだ継ぎ目のない網としての現代科学の成果を、わかりやすく俯瞰。練習問題や基本的な用語の解説を含んだ、大学の教科書としても、また一般の読み物としても有益な科学のハンドブック。
EUの標語としてよく用いられる「多様性における統一」の観点から、ヨーロッパ統合の法的側面における基本原理、統合と多様性とのせめぎ合いを扱い、EU法にとどまらずヨーロッパ人権条約を含めて広義のヨーロッパ法を考察する。
初学者を念頭に置いた明解な記述で福祉国家の基礎から応用までを学ぶ。国際比較のための理論、分析手法である計量分析について解説し、その上で各国の事例を概観する。一冊で福祉国家を包括的に学べるテキスト。
物理サーバ・仮想マシン・クラウド混在環境を効率的に自動監視する。
耕さず、肥料・農薬を用いず草や虫を敵としない…。妙なる自然界、生命界に添い応じ、従い任せる術を洞察。いかに生きるか、を大命題とした自然農の精粋を集大成。
“書式の達人”の奥義を伝授。記述式問題を解くカギとなる判断プロセスを身につける!巻末に会社法改正の解説を収録。
本書は、ベストセラーとなった『文化経済学入門』の続編として書かれたものである。「文化遺産の保存と活用」や「芸術支援」といった古典的な文化政策を超えて、文化産業や著作権、国際貿易等の幅広い分野を対象として解説する。グローバル化と情報化という大きな社会変化によって文化政策はどう変容しているのか?その現況を平易な言葉で解説したテキストの待望の翻訳である。
長春、大連、上海、蘇州、寧波、台州、広州、深〓(せん)。各地域での地道なフィールドワークから、中国製造業の基盤である金型産業を対象に、地域の多様性を踏まえつつ成長と限界が絡み合う産業発展のプロセスを描き出す。「世界の工場」中国の金型産業の発展の実態を扱う本書は、新興国市場での競争に直面する我が国の産業界にも有益な示唆を与えてくれるだろう。
植物学の殿堂ー世界遺産英王立植物園250年の歴史。植物学者とプラントハンターが世界中から集めた700万の標本と知識がここに蓄えられている。市民、植物学、環境保護、生薬研究を結ぶネットワークとしての植物園とは。英国BBCラジオで好評を博した上質な植物譚をここに紹介。カラーを含む図版多数。