12人の姉たちがあなたに贈る豊かな人生の歩み方。
一瞬の生と永遠の美の間で麻薬の罠に陥ち、バリ島で逮捕された画家・哲郎。誰にも兄を殺させはしない!妹カヲルはバリ島へ飛んだー。意志と祈り、西欧とアジア、死とエロスの対立と融合を描く7年ぶりの書下ろし傑作長編。
日本の映画音楽作家のアンソロジー・シリーズ第4弾! 今回は真鍋理一郎、間宮芳生の2作品をコンパイル。それぞれの映画全作品リスト、最新のインタビューをブックレットに収録。
“神武天皇がその山の埴土を取り寄ろふ”といえば、日本書紀の伝承を常識とする万葉歌人なら「天香具山」を想起した。「取り寄ろふ」は想起詞である。従来、万葉集などの枕詞の多くは典拠不明とされていた。本書は、“想起詞の典拠・由来は古事記・日本書紀の伝承や既存歌にある”と提起する。
「サザエさん」(姉型)時代から「ちびまる子ちゃん」(妹型)時代へ。新しい角度から時代を斬る。
細野晴臣、鈴木茂らを擁したバッキング・ユニット、ティン・パン・アレーが77年にリリースしたセカンド。関連楽曲やフォーク歌謡をインストでカヴァー。肩の力を抜いた演奏から、とてつもない技量がしのばれる。中でもかぐや姫の「妹」のソウルフルなカヴァーは白眉。
大化の改新、白村江の戦い、壬申の乱ー謀略に満ちた時代を生き抜いた女帝。その心の闇とは?額田王、天武天皇、大津皇子ら、時代に翻弄された人々への鎮魂歌。
小学校唱歌として我が国でも広く愛唱される「かすみかくもか」や「蝶々」をはじめ、郷愁を誘うドイツ子供の歌を集めた心温まるCD。児童合唱の無垢な響きが胸を打つ。心なしか「魔笛」の旋律にも似た「かっこうとロバ」など、愉しくて思わず微笑みが浮かんでくる。
オジェーは50歳前に惜しくも亡くなったフランス系アメリカ人の歌手。オペラやコンサートに幅広く活躍していた。本作は彼女の代表作のひとつで、とりわけ「女の愛と生涯」が聴きもの。ピアノも表情豊かで素晴しい。