祭りや行事といった地域文化は田園回帰を促すきっかけや大きな要因となる。その地域文化を引き継ぐ営みのなかで、担い手はどう育ち、それが地元に残る選択にどうつながっているのか。岩手県遠野市の昔話と創作ファンタジー、長野県飯田市の人形浄瑠璃と現代人形劇、山形県庄内地方の食文化ーー地方文化継承・創造の3事例の全体像を描くとともに、座談会やインタビューをとおして担い手である若者やU・Iターン者の生き方に迫る。
序章 地域文化の継承・創造と子ども・若者
1 地域の魅力、人々のつながりを生み出す地域文化
2 文化が人を育て、地域をつくる
3 地域の活性化に寄与する地域文化
4 子ども・若者を育む地域文化
第1章 民俗文化の伝承と次世代形成ー「永遠のふるさと遠野」の文化交流空間
1 「永遠の日本のふるさと遠野」のまちづくり
2 昔話の伝承から「語り部」1000人プロジェクトへ
3 子ども・若者・市民が共に創る「遠野物語ファンタジー」
4 「で・くらす」遠野の地域づくりと文化交流空間の広がり
第2章 みる・演じる・ささえるー「人形劇のまち飯田」と子ども・若者の参加
1 伊那谷に根づいた人形劇の祭典
2 人形劇のまちが地域の「文化力」「教育力」を育む
3 伝統人形芝居の継承と創造
4 座談会 人形劇フェスタを支える若者ボランティア
第3章 人と地域をつなぐ食文化 -山形県庄内地方における「食の都」づくり
1 山形県庄内地方の「食の都」づくり
2 生産から消費までをつなぐ浜文化の伝承と創造
3 「食文化創造都市」鶴岡の地域づくり
むすび 暮らしの文化と人々の交流空間
終章 子ども・若者が共に生きる文化交流空間
1 文化交流空間の創造
2 子ども・若者が共に生きる文化交流空間
むすび 田園回帰を励ます地域文化
京都大学iPS細胞研究所 [所長・山中伸弥] 設立10周年記念出版
人類の運命を左右するiPS細胞
iPS細胞はいかに誕生し、
未来をどう変えていくのか
まだ見ぬ生命の謎を解き明かすため、
新たな治療法を世に送り出すため、
研究者の挑戦はつづく
プロローグ iPS細胞前史
第1章 iPS細胞の誕生
1 誕生秘話
2 iPS細胞とは?
第2章 再生医療と iPS細胞ストック
1 将来の医療を目指した研究
2 再生医療用のiPS細胞のストック
第3章 病気のしくみの解明と創薬
1 人類の歴史、薬の歴史
2 iPS細胞と創薬
第4章 iPS細胞を使った基礎研究
第5章 iPS細胞技術を患者さんに届けるために
1 iPS細胞の知的財産
2 iPS細胞技術が医療現場に届くまで
第6章 iPS細胞技術が社会に根付くために
第7章 CiRAの想い
第8章 特別座談会「iPS細胞の未来」
学習者が輝く授業をつくろう!日本語教師は、十人十色。それでいい。それがいい。教師を取り巻く様々なオキテ「〜でなければならない」を創造的に壊し、学習者の力を最大限に引き出す秘訣。
四国遍路は、弘法大師空海ゆかりの霊場寺院八十八箇所をめぐる巡礼であり、その道は、四国を一周し約1,400キロにおよぶ。近年、世界遺産には文化の道や熊野古道などの巡礼道も登録されているが、四国遍路の特徴は世界に類のない回遊型の巡礼道であり、道沿いでは遍路を物心両面から自発的に支える「お接待」という独特のおもてなし文化が、現在も続いている。本書は、日本を代表する巡礼の道「四国遍路」の歴史、概要、魅力を、世界遺産登録の視点であますところなく紹介する。
目次
第一章 四国遍路の歴史との概要
四国遍路の歴史と特徴にせまる 大石雅章 06
「四国八十八箇所霊場と遍路道」の構成資産 北山健一郎 24
第二章 座談会
世界に類のない円環構造の遍路道
五十嵐敬喜+岩槻邦男+大石雅章+西村幸夫+松浦晃一郎 38
第三章 遍路をめぐる信仰と文化
路を彩る景観と信仰 遍路から学び取る安心 岩槻邦男 56
四国遍路と心の総有 五十嵐敬喜 72
聖なる島と人々の邂逅 四国の文化と求心力 胡 光 88
四国遍路の魅力を世界に伝えた西洋人
オリヴァー・スタットラーの功績を中心に モートン常慈 106
第四章 世界遺産登録の向けて
ロングトレイルとしての四国八十八箇所巡りの可能性 古田尚也 120
文化の道、巡礼の道 スペイン・フランスの取り組み 岡崎純子 134
四国遍路の世界遺産登録を目指して
早渕隆人+今田 充+日和佐宣正+北山健一郎 150
四国遍路をめぐる議論「顕著で普遍的な価値」と今後の論点 西村幸夫 162
人間の心はどのように進化したのか?不可思議な心というものの存在を、生物学から読み解く。
戦争、石油ショック、天皇崩御。激動の時代・昭和をひとすじに生き抜き、いま平成の世を闊歩する。路上のヒーロー、ヒロインの艶姿。響く鉦の音、咽ぶクラリネット。町の大道宣伝楽隊ちんどん屋の生活とその現代史を、貴重な証言と資料で編んだ労作ノンフィクション。写真満載・第一級の風俗資料。
ブナ原生林の村で、広い世界に憧れた少年が、建築家になった。たまらなく好きな故郷、山形のために何ができるか。ここでしかできないことは何なのか。地域に生きる建築家の使命を求めて。
バンコク、ハノイ、仁川、台北、横浜など、歴史と文化を活かした都市再生の先進事例を解説。各国の執筆者による座談会や対談も収録。
オーストリアの農山村は急峻な山岳地帯に立地し、小規模であるが、地域ごとに自治的であり活力がある。危機的な状況をむかえる日本の農業・農山村にとって大いに参考になる。
豪華クリエイター陣が登場!佐藤可士和、色部義昭、千原徹也、えぐちりか、小杉幸一、田川欣哉、矢後直規、上西祐理、かっぴーetc.クリエイターの就活に役立つ情報が満載の『クリ活』待望の第二弾!情報を新たに大きくアップデートさせ、三部シリーズになって新登場!ロバート秋山のマル秘企画術も掲載!
●授乳期(哺乳期)から離乳期,幼児期の子どもの食に関わる事項を,「心」「栄養」「食べる機能」の視点から総合的にまとめた一冊.乳幼児とその保護者や保育者に関わる医療職,保健職には必携の書!
●母乳,育児用ミルク,離乳食,幼児食など,発育段階に合わせた食と,食べる機能の発達,食べさせ方,食環境への配慮などを図表や写真でわかりやすく解説.明日からの臨床や保健指導に役立つ知識をまとめました.
●また,お母さんや保育者から寄せられることの多い,乳幼児の食に関わる悩みや相談事を厳選してQ&Aで解説.気になる最近のトピックスについてはコラムで詳説しました.実際に現場で指導・支援する際にヒントとなるアドバイスが満載!
●小児科,小児歯科,摂食・嚥下リハビリテーション,栄養,心理,保育・養護など,それぞれの専門分野の立場でお読みいただきながら,他領域における関連知識まで理解できるよう構成された実践書です.ぜひご活用ください.
I編 乳幼児の心と身体を育む食と食支援
CHAPTER-1 乳幼児期における食と心の関わり
CHAPTER-2 乳幼児期における食事の意義 家庭および集団での食と食育
II編 発育に応じた食べ方・栄養と食支援
CHAPTER-1 授乳期の食べる機能・栄養と食支援
CHAPTER-2 離乳期の食べる機能・栄養と食支援
CHAPTER-3 幼児期の食べる機能・栄養と食支援
CHAPTER-4 特別な支援が必要な子どもへの食の支援
III編 お母さん・保育者の疑問にこたえる 気になる食行動と食生活Q&A
最新事例をもとに、役員退職給与の適正額・適正処理を徹底解説!
◆高額支給、功績倍率、分掌変更等、最新の税務判決を分析
◆弔慰金、未払い、非居住者等、さまざまなパターンを検討
◆適正手続きのための株主総会議事録等のひな型も掲載
第1章 座談会 役員退職給与の実務論点
I 役員退職給与、何が問題?
II 役員退職給与の盲点
III 役員退職給与の相談を受けたら
IV 受給側の処理と源泉徴収の処理
第2章 役員退職給与の会社法上の実務
1 役員退職給与の法的性質
2 役員退職給与支給決議の法務上の留意事項
■書式1:役員退職給与支給決議株主総会議事録
取締役会・代表取締役非委任型(生前給付型)
■書式2:役員退職給与支給決議株主総会議事録
取締役会・代表取締役委任型(生前給付型)
第3章 役員退職給与の税務上の基本事項
1 税務上の適正額の算定方法
2 支給時期の税務上の留意事項
3 支給方法(未払の可否)の基本的留意事項
4 分掌変更役員退職給与の基本的留意事項
5 不相当高額否認の基本的留意事項
6 死亡保険金と退職金支給額
■書式3:役員退職給与支給決議株主総会議事録
取締役会・代表取締役非委任型(死後給付型)
■書式4:役員退職給与支給決議株主総会議事録
取締役会・代表取締役委任型(死後給付型)
7 弔慰金と役員退職給与
■書式5:死亡退職慰労金・弔慰金支給決議株主総会議事録
8 現物退職給与
第4章 役員退職給与の所得税(退職所得)計算
◆令和3年度税制改正による退職所得課税の改正
1 使用人からの昇格役員の退職所得控除額計算(1)~一時金制度のみ
2 使用人からの昇格役員の退職所得控除額計算(2)~中退共併用型
3 非居住者である役員に対する退職給与
第5章 その他の役員退職給与の税務論点
1 出向者の退職給与負担方法と支給方法
第6章 役員退職給与に関する判決・裁決例
1 飯田精密事件~不相当高額否認事件・その1
2 残波事件~不相当高額否認事件・その2
3 平均功績倍率50%加算事案~不相当高額否認事件・その3
4 東京地裁平成27年2月26日~分掌変更退職金事件・その1
5 東京地裁平成27年2月26日~分掌変更退職金事件・その2
6 令和2年12月15日裁決〜退職した代表取締役のみなし役員該当性
7 平成31年1月24日裁決〜未収退職金は相続税の対象になるか
8 平成28年6月27日裁決〜3倍未満の低い功績倍率が採用された事例
長期にわたり低迷が続き、さらに人口減少局面に入った日本経済を再生させるためには企業の生産性を向上させていくしか道はない。生産性向上は中小企業、大企業いずれにおいても、事業の戦略的再編・再構築によって実現が可能であり、そこではM&Aが重要な経営ツールとなる。日本企業と日本経済にとっても重要性を増すM&Aについて、その歴史を振り返りつつ、現状と課題、今後の方向性などについて、官民それぞれの第一人者が論じる、M&A関係者必読の書。
序 M&Aは日本の未来を明るくする重要な手段…
日本M&Aセンターホールディングス 代表取締役社長 三宅 卓
第1章 日本におけるM&Aの現状と課題…
中小企業庁 事業環境部 財務課長 日原正視
第2章 M&Aアドバイザー先駆者の苦闘…
野村企業情報 初代社長 後藤光男の思い
第3章 座談会「日本のM&Aの現状と未来」…
GCA 創業者 渡辺章博
M&Aキャピタルパートナーズ 代表取締役社長 中村 悟
ストライク 代表取締役社長 荒井邦彦
〈モデレーター〉日本M&Aセンターホールディングス 代表取締役社長 三宅 卓
もう、取り返しのつかない企業不祥事には発展させません!事例、規程文例、現役実務担当者の声など、実務に役立つノウハウが満載!!