本書は、1993年に日本医師会救急蘇生法教育検討委員会が作成、出版した「救急蘇生法の指針ー一般市民のために」をもとに、AHA(American Heart Association)が2000年に発表した心肺蘇生法に関する新しい知識や技術も加えて、日本救急医療財団心肺蘇生法委員会が中心となってまとめ作成したものである。本書によって、一般市民に適正かつ確実な救急蘇生法の教育が普及し、多くの市民の命が救われることが望まれる。
動脈産業と静脈産業の共存-循環型社会の明日が見えてくる!トヨタ・リコー・サニックス・帝人・太平洋セメント…強さの秘密を探る。
IT革命とグローバル化の潮流の中で、日本の教育改革が進むべき方向は、地球社会に視点を置き、地球市民として主役を演ずることができる日本人の育成をめざすことである。21世紀に生き残る学校経営。
経済思想・労働経済学の第一人者が一元的なシステム礼讃を批判し、「自己統治」の必要性を提唱する。
性と生=からだ・こころ・いのちを「総合的な学習」として組み立てる、いままでにない「真ん中にテーマ箱」を置く画期的な学習法を、低学年・中学年・高学年の実践記録付で詳しく紹介。
現場で取り組むときにぶつかる「ハードル」の乗り越え方も含め、「これなら私にもできる!」という気持ちにさせてくれます。
座談会、対談、論文、提言などで、性教育を総合学習として実践することの必要性、意義、価値などもわかりやすく提起しています。
はじめに
1 理論編
【座談会】「総合的な学習」と「性と生の学習」の課題
●子どもも親も性教育を求めている/性教育は子どもとの関係を豊かにする/性教育は子どもの「生きる力」を育てる
【対談】「総合学習」でも人権は最も重視すべきテーマである=佐藤学・山本直英
●ジェンダーセンシティブの教育が必要/学校の中で消されているものに取り組もう/市民教育を前提としたカリキュラムづくりを/子どもたちの現実と教育がどんどん乖離していく
【提案】こうすればできる・本物になる「性と生」の総合学習
●4つのハードルの乗り越え方/「真ん中にテーマ箱」の学習計画表/3段階学習計画表
ハードル1=知識を与えるのはだめ!?/ハードル2=性の学習では体験学習はどうするの?/ハードル3=「自ら課題を見つける」のだから、「自ら見つけるまで待て」/ハードル4=性のことを「調べ学習」にして、何か聞かれたら困っちゃう【
【提言】「性と生」の学習こそ総合学習にふさわしい
●総合学習と性教育/ふれあいの性/マイノリティの性/総合学習としての切り口
【論文】いまなぜ「総合学習」としての〈性〉なのか
●20世紀は「富国強兵路線」が「個の性愛」を抑圧した時代/上昇志向の制度疲労と結婚の機能低下/皆婚主義と女性への抑圧/近代国家によって歪められた性/性は本来、命がけの命題/「性の総合学習」は時代の要請
2 実践編
【低学年】よく見て、発見しよう! 自分のからだ
●自分のからだをうつしてみよう/自分のからだってこうなっている/からだにはあちことに名前がある/プライベートゾーンは「自分だけの場所」/男、女、違う?似ている?同じ? 外性器の学習
【中学年】からだは動いている、成長している、生きている
●あれ? 人体の学習がない!/中学年の力を伸ばす「調べ学習」をしよう/いのちとからだの大研究スタート/手の本づくり/成長するわたしたち/自分のからだ自由研究
【高学年(試案)】これまでの自分、いまの自分、これからの自分に出会う
●人はなぜ性交するのだろう?
【高学年】トイレ探検で「さまざまな性」を学ぶ
●町のトイレを探検してこよう/1枚の写真の投げかけたもの/性同一性障害、インターセックスって何?
【保健室】エイズを学ぶ実践から、総合学習の課題に迫る
本書は、これからのコールセンターが向かおうとしている「eCRM」とは何か、現状のコールセンターではどんな悩みがあり、それはどのように解決されているかについて解説するものである。
「労働安全衛生広報」の付録で好評を博した3部作を1冊にまとめた実務書。24の項目ごとに安全衛生教育のポイントを簡潔に解説。災害の型別の防止教育については、それぞれに詳細な災害事例を収録。解説を補完する参考資料も随所に盛り込んだほか、巻末付録には関係行政通達も収録。
総括的にみると、第1部は「隠喩」を通して「意味」についての言語学的考察を行ない、それを文学作品における表現の解釈や、日常言語の理解に応用している。言語学における理論の発展や変遷が意味論から語用論、認知意味論へと順次、隠喩に関する理論に反映されている。第2部は社会言語学的に現代英語の変種に注目し、言語を社会的、文化的な現象として捉え、発話とコンテクストとの相関関係を視野に入れたトピックスについて考察している
健康教育の「本筋」は何か。誰がどこでどのように力を発揮するかー現場の悩みに答える新しい保健教育の指針。
企業経営の社会性に関する研究成果として1992年から1996年にかけて出版した「検証シリーズ5部作」を基に、新しい21世紀のグローバル時代に向けて現代的な考察を加える一冊。「経営教育」「企業理念」「社会貢献」「地球環境問題」「高齢社会」という5つのキーワードを軸に考察する。
学習院式PQ教育のすべて。リーダーになるための幼児教育とは?学習院時代、皇太子殿下と共に過ごした著者が綴る新世代教育理論の決定版。
日本の経済学界をリードする5本の論文を掲載するとともに、「研究と評価」「少子化」を扱ったパネル・ディスカッションを収録。日本経済学会唯一の日本語版機関誌。
米大富豪に育てられたK嬢の小遣いは?気育て、子育て、金育て。
投資理論のエッセンスを理解し、実践につなげる資産運用の教科書ガイド。
ヤスパースは精神病理学者、実存哲学者として知られているが、彼の哲学をどのように解釈すれば教育哲学として捉えることができるのか、また、教育学説史のうえで、どのような位置づけがなされるのだろうか。本書は、実存的教育哲学の可能性はボルノーのヤスパース解釈にではなく、ヤスパース哲学そのものの研究に還る必要があるとの問題意識から出発し、4部構成において、まずボルノーの教育思想の特徴と限界を考察し、つぎにヤスパースの教育哲学について省察を加え、ボルノーを越える実存的教育哲学の根源性がヤスパース哲学に内包されていることを明らかにする。そして同時に、ヤスパース教育哲学のなかに新たな教育目的論の再構築の可能性を探り、今日の教育現実に対して彼の教育哲学から学びうるものは何かを探求していく。