日米友好の愛の使節“虹の鯨”とドロシーちゃんが来る! 日本警察は空前絶後の厳戒体制をしき、警視庁始まって以来のドジ刑事路雄と、男まさりの婦警渚にも特別任務が下った。虎視眈々とイベント粉砕を企むは、泣く子も黙るソ連・KGBの凄腕スパイ「死神イワン」と、日本の黒幕が放った殺し屋各務原潤……。“虹の彼方に”のBGMにのって、熾烈かつ抱腹絶倒のドタバタ攻防戦の火蓋は切られた!
青年カメラマンと熟年教師の探偵コンビが挑む数々の謎。第1回サントリーミステリー大賞に輝いた話題作!
平和な昼下がりに届いた小田くんからの手紙に、ひろみは絶望した。それはなんと、別れの手紙だった。小田くんを見返してやる!と決心したひろみは、同級会のあるクリスマスに向けて、バイトを始めた。美しく変身するための資金づくりである。喫茶店のウェイトレスを始めた第1日目に大失敗したが、がんこな桐山マスターの意外なやさしさを知って、ひろみはますますはりきるのだった。
長崎のおくんち祭を見物中のツアー客が突然起こった石段上の人なだれで転落死した。その後、佐世保市内で主婦の白坂蓉子が叔母を殺害する。一見、なんの関連もない二つの事件の頂点に意外な人物が存在し、その正体が明るみに…。敗戦直前の日本に強制連行され、万斛の恨みをのんで消えていった人々、運命の苛酷さに痛哭する1人の男の軌跡を背景に描く直木賞作家の長篇サスペンス力作。