獣人・人外・人間が共存するイルミナシティー10歳で家族を失くし、孤児院で育ってきたコウ。今は独立して調達屋となり、黒獅子の獣人・ウェイデの屋敷の離れに間借りしている。そんなある日。孤児院の経営者が亡くなり、施設には4歳の狐の獣人・ミホシがたったひとり残された。ぼくの家族をみつけてくださいーミホシの依頼を受け、過保護なくらいコウに甘い家主・ウェイデの協力を仰ぎながら新しい家族探しが始まって…。
ヤマト編(「COM」1968年9月号〜1969年2月号連載)。5世紀頃の日本。ヤマトとクマソ、二つの国の争いの中で燃え上がる王子オグナとカジカの熱愛。権力への力強い抵抗。感動のラストシーンが胸をうつ名編。宇宙編(「COM」1969年3月号〜7月号連載)。2577年、オリオン座ペテルギウス付近をゆく宇宙船内で起きた怪事件。男女5人だけのミステリアスなドラマを、大胆で実験的なコマ割りと、シャープな表現テクニックで描いた秀作。
ながーいくちばし、みじかいくちばし、大きなくちばし、小さなくちばし、まがったくちばし、とがったくちばし、ふといくちばし、ひらたいくちばし…どんなふうに使うのだろう。
少しのパーツをくっつけて、お手本通りに塗るだけ。かんたんだから、粘土ビギナーだって楽しく作れちゃう!“たまご形”から生まれる、コロンと愛らしい小鳥たち。
クジャクはどんな時に尾羽を開くの?なぜフラミンゴは片足で立っているの?ダチョウはもともとどこに住んでいたの?ツバメはなぜ冬は沼の底に潜んでいると信じられていたの?アルザスのコウノトリは何のシンボル?ワシは最大どれくらいの距離から獲物を見つけることができるの?ミミズクはなぜ縁起が悪いとされているの?カササギは本当にものを盗むの?キツツキはなぜ木をつつくの?本書は、とりに関するさまざまな疑問に答える「とりの事典」です。かつてフランスに大ブームを巻き起こした、貴重で珍しいクロモカードのレトロかわいいイラストが、それぞれのページを飾り、コレクションにも欲しい手のひらサイズの愛くるしい1冊となっています。
難読、また誤読しやすい鳥の名前を調べられる鳥名小辞典。鳥名500件と、その表記を含む逆引き1,339件、計1,839件を収録。分類、大きさ、分布に加え、俳句季語としての季節もわかる解説。漢字の部首や総画数・音・訓から引ける。五十音順索引も完備。
秦の始皇帝陵で、シュイ・フーと名乗る男が語った「時間が止まる」という言葉。青い金属板、太平洋の巨大な黒い影、死海の銀の巻物、そして世界各地で発見された極めて日本的な遺物とは。一見接続のない事象が、根源で深い関わりを持っていた。壮大にして緻密、真理の秘鍵で世界の定理を覆す歴史ミステリ。
「葉月十二日、巳の刻。湯島天神内宮地芝居の舞台に、瀬川菊之丞を連れてきて欲しいのです」-濱村屋の年若い主人・吉次からこう切り出された平九郎は、驚きのあまり絶句した。希代の女形であった菊之丞は、吉次の義父で、五年前すでに亡くなっていた。そして実は、吉次は赤也の義弟であったのだ…。赤也の隠されたもうひとつの人生に渦まく陰謀。平九郎たちが仲間のため命を賭して闘う天下無敵の時代エンターテインメント。三十万部突破の書き下ろし大人気シリーズ、第七弾。
何人もの子供を育てる女たち。回転木馬のそばでは係員が静かに佇む。少女たちは日が暮れるまで緑の庭で戯れ、数字を名にもつ者たちがみずうみのほとりで暮らす。遙か遠い未来、人々は小さな集団に分かれ、密やかに暮らしていた。生きながらえるために、ある祈りを胸に秘めー。滅びゆく世界の、かすかな光を求めてー傑作長篇小説!