京都の美食・275軒を実際に食べ歩いたゆえの説得力あるガイド。100万人の読者がいる人気サイトを運営する著者が紹介。
京都のまちづくりの特徴は、文化の継承・発展を追及し効率性を重視しない点である。本書では、近代化・文化保存という二項対立が生じながらも、この「二兎」を追う政策を推進した結果、近代都市と歴史都市という2つの顔を持つ文化的多様性豊かな都市となった京都の取り組みを、文化の継承・景観・地域住民の取り組み・産業振興という4点を軸に分析。持続可能性の観点から見て、住民の主体的な活動を自然な形で促す重要性を提言した一冊。
室町の公武統一政権。金閣・銀閣・相国寺に具現化した巨大権力。その“舞台”京都が甦る。
介護施設選びの決定版三ツ星ガイド 2022年版
大阪─兵庫の有料老人ホームを厳選!
リハビリ対応、看取り体制、認知症対応力……
独自の20項目を基準に徹底調査!
介護のノウハウを集めた人気サイト運営スタッフらが
星を獲得した優良102ホームを紹介!
本書は前著『1,472施設を調査した介護業界のプロが厳選 別冊「有料老人ホーム三ツ星ガイド2021年度版」大阪ー兵庫90選』の2022年度版として制作された、より実用性や索引機能を高めた三ツ星ガイドブックです。
素人目では判断が難しい有料老人ホーム選びの「道標」になればと、介護の三ツ星コンシェルジュ編集部と一般社団法人 日本シニア住宅相談員協会が協同で、
リハビリ対応、看取り体制、認知症対応力など独自の20項目を基準に徹底調査を行いました。
1,637施設のなかから「読者へ自信をもってお勧めできるか」という視点で選び抜き、星を獲得した102施設を紹介しています。
各ホームが公表しているオフィシャルな情報と、そういった情報からは判断できないサービス姿勢等の情報を余すところなく盛り込み、カラー写真を添えて特長を見やすくまとめています。
☆よくある京都本とは、ひと味もふた味も違った、生粋の京都人、入江敦彦さんの味わい深いおすすめの上級者向け「京都みやげ」です。☆教えたくない京都のお店、品物、人などなど、単に買うだけじゃ物足らない、面白くない人におすすめの 「京都みやげ一冊いかがどす?」です。☆坂田靖子さんのマーガレット奥さんとタルカムさんのイラスト入りで、さらに愉しんでいただける本です。
こころの菩提寺を見つけよう。金閣寺、銀閣寺、神護寺、東寺、東本願寺、西本願寺、南禅寺、清水寺…。京都の名刹10カ寺の美しい写真をぬりえ化。こころが安らぎ、仏縁も深まります。脳トレ、介護予防にも。
6月は宇治の祭りとあじさいを見て、穴子を食べて、水無月を買って…毎年6月にできること。
東京調布で浪人生の死体が見つかった。現場には時限爆弾を作っていた痕跡があり、その部屋の住人で被害者の親友・橋本が行方不明に。やがて、京都駅長に奇妙な脅迫状が届く。「古都の景観を損なう醜怪な京都駅を建て直せ。さもなければ爆破する」犯人は橋本なのか? そして、十津川警部は京都駅を守れるのか?
第一章 十八歳
第二章 事件の広がり
第三章 後継者
第四章 犯人像
第五章 罠にかける
素朴な門前菓子から雅な上菓子まで、京の暮らしに根付く和菓子の名店ガイド。神社やお寺、伏見や祇園などのお散歩スポットや可愛い京みやげ、宿泊処まで、たっぷりご案内。
鎌倉幕府の滅亡後、建武政権の興亡、南北朝分立、観応の擾乱と、京都は深刻な状況が続く。全国の武士はなぜ都に駆けつけて争い、それは政治過程にどのような影響を与えたのか。義満の権力確立までの60年を通観する。
謎多き激動の一四世紀ープロローグ/鎌倉幕府、滅亡(二度の「当今御謀反」事件/鎌倉幕府と社会/果たされる倒幕/コラム1 公家廷臣の「サバイバル」)/建武政権(後醍醐・護良・尊氏/建武政権の特質/コラム2 民衆の住居、武士の住居/足利尊氏の反乱(転変する政情/反撃する足利軍/コラム3 京都周辺の地政学/コラム4 軍忠のレポート)/初期室町幕府の時代(室町幕府の成立/足利直義と高師直/初期室町幕府と京都/初期室町幕府と社会/コラム5 足利一門)/観応の擾乱(師直・直義の相剋/尊氏・直義の相剋/三度の京都失陥/戦乱の深化/コラム6 右往左往する公家廷臣)/内乱収拾の糸口(足利義詮の執政/貞治・応安という時代/コラム7 世代の転換期)/足利義満(義満の登場/公家社会への進出/明徳の乱/ビッグ・イベントの時代/コラム8 二条良基)/内乱を終えてーエピローグ
京都の街をめぐりながら、たくさんのなぞなぞに挑戦します。京都のさまざまな名所や、和の風物にくわしくなれちゃう絵本です。
2018年7月刊。
「私のみつけた京都あるき」から1年。多くの反響にお応えして、パワースポットめぐりや街あるき、お店紹介もさらに深く、楽しさ倍増ーこれ1冊で京都がもっと楽しくなるはず。
外の「眼」から見える、もうひとつの日本。
「門」や「塀」、「襖」など、私たちにとっては当たり前の日本を独自の切り口で読み解く。
『美しき日本の残像』で1994年に新潮学芸賞を受賞したカー氏が、長年かけて執筆した書き下ろしのエッセイ集。
英語版「Another Kyoto」同時発売。
この本は歴史の教科書でもなく、京都の重要なことをまとめた集大成でもなく、ある特定の寺院についての解説書でもありません。
観光ガイドや歴史書に出てくるような詳細な情報、たとえばお寺の開創年、アクセス情報、メインの見どころは述べていません。
それより、私とキャシーが京都の表通りよりも裏路地を歩いて興味をもったものを追求して得た知識や情報を盛り込みました。
(中略)この本で述べていることは、一般的に教わる日本と京都の歴史とは合致しないかもしれません。あくまで「口伝」であり、
これまで誰も書き下ろしたことのないものです。(「はじめに」より一部抜粋)
内容
外の「眼」から見えるもうひとつの日本。京都を舞台に「門」や「塀」、「床」、「襖」など、私たちにとっては当たり前の日本を独自の切り口で読み解く。『美しき日本の残像』で第七回新潮学芸賞を受賞したカー氏が、長年かけて執筆したエッセイ集。
著者について
東洋文化研究者。NPO ?庵1952年、米国生まれ。
1964年初来日。イエール大学にて日本学専攻。オックスフォード大学で中国学の修士号を取得。
1977年から京都府亀岡市を生活拠点とし、書や古美術、演劇など伝統文化・芸能の研究に励む一方、
2000年代には京町家を改修し宿泊業を展開。2010年以降は活動を地方へと広げ、滞在型観光の促進に寄与。
これまでに数十軒の古民家を改修。著書に『美しき日本の残像』(朝日文庫、1994年新潮学芸賞)、
『犬と鬼』(講談社)、『ニッポン景観論』(集英社新書)など。
名画と名品で親しむ京都の季節行事と風景
くらしに自然をたくみに採り入れ、芸術の中で自然をさまざまに表現してきた京都の人びと。
季節ごとの行事を重んじ、大切に伝えてきた京の二十四節気を、国立京都近代美術館所蔵の名品でたどる。
「残雪」(秋野不矩)、「桜蝶図平皿」(並河靖之)、「夜桜之図」(村上華岳)、「螺鈿瓜形棗」(黒田辰秋)、
「虹を見る」(上村松園)をはじめとする約350点を掲載。
コンコンチキチン、コンチキチン??7月に入ってこの特徴的な囃子の音が四条界隈に響き出すと、
祇園祭の幕開けです。平安時代から疫病退散を祈るために行われている八坂神社の祭礼で、
一ヶ月にわたってさまざまな神事が執り行われます。(晩夏より 文・筧菜奈子)
筧菜奈子(かけいななこ)
1986年生まれ。多摩美術大学美術学部彫刻学科退学。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。現在、同大学院博士後期課程在籍。専門は現代美術史、装飾史。研究のほか、イラスト執筆やデザイン提供など幅広い領域で活動している。主な著書に『めくるめく現代アート』(フィルムアート社)『日本の文様 解剖図鑑』(エクスナレッジ)など。