ある日偶然見つけた押入れの穴。光のもれてくるその穴を覗いてみると、そこは妹の華鈴の部屋だった。塞がなければならないと思いつつも、一人身体を慰めている華鈴から目が離せなくなる秀治。そう、華鈴はなんとオナニーをしていたのだ。秀治の視線の先には、誰にも見られていなという安心感からか、エロ本をオカズに大胆に自慰に耽る華鈴。それまでは華鈴に女としての魅力を全て感じていなかった秀治だが、これを目撃したことにより彼は自分の妹に対する認識を改めざるをえず…。
脳障害を負って生きてきた著者は語る。「私は条件をつけずに愛されました。このまんまの私を受け入れてもらえました。脳障害であることは大変ではあるけれど、私の存在を否定する材料にはなりえませんでした。…私は私自身でありさえすればよかったのです」と。その、魂に共鳴する言葉のひとつひとつに、気持ちが洗われ、生きる力が湧きだしてくる。
本書では、モーツァルトからレハールのオペレッタまでの有名な2重唱曲を年代順に構成しました。なお、モーツァルトの作品全部とレハールの「メリー・ウィドウ」には、日本語訳詞を付け、フランス語の「カルメン」には小さくカナ発音を付けました。また巻末には、各曲ごとに曲目解説や原語の対訳を載せ、歌う時や鑑賞の時の参考手引きとして活用できるよう配慮しました。
合理的思想と自然科学が波及し、「光の世紀」と呼ばれたヨーロッパの十八世紀。啓蒙主義の伝播が遅れ、真の「近代的改革」の不在がいわれてきたオーストリアでも、新思潮は確実に浸透しつつあった。啓蒙専制君主ヨーゼフ二世による「都市近代化」が人びとに与えたものは、束の間の残像などでは決してない。それは、都市の社会文化を規定する、根底的変革をもたらしたのだ。「光の世紀」が喚起した、これら社会文化史的変容の諸相を探る。
世界最大の資本力と軍事力を持つ無政府資本国家「萌えっ娘カンパニー」のメイド訓練所「萌えっ娘島」。この島の所長を務める神崎貴広は、本社の要請により、世界で最も妹らしいメイドたちが集められた島「妹島」へ向かう。「自分の妹メイド」を探して島を彷徨う貴広。その前に現れたのは、メイド服を着た秘書の霧島香織の群れだった!さまざまなメディアで展開する「モエかん」妄想ストーリー!すべての「モエ」はここにある。
氷室健一と鈴音は、誰もが羨むような仲の良い兄妹。両親を早くに亡くした2人は、お互いをとても大事に思い合い、仲良く暮らしていた。しかし、ある夜を境に2人の関係は一変してしまう。それは、健一の体の奥から突如沸き出した強烈な性的衝動が引き金となったのだ…。MOONSTONEの『妹 わたし、どんなことだって…』を異なる3つの視点から描いた新感覚オムニバスノベルズ。