本書は全国商業高等学校協会主催「ビジネス計算実務検定」の3級および2級に合格する力を養成するための問題集です。とくに、ビジネス計算では、多くの例題を設け、くわしく解説しましたので、「ビジネス基礎」を学習するさいにも活用できます。電卓操作の基本やキー操作をていねいに解説しました。なお、珠算の基礎練習もできるよう配慮しました。
お馴染み、六代目三遊亭圓生の軽妙な語り口を堪能出来るこのシリーズ。37作目となる本盤には、75年に録音した「一人酒盛」。74年に録音した「百年目」の2つの落語を収録。江戸時代から続く落語の王道とも言うべき噺を、圓生の語りを通し味わおう。
落語を笑わせるだけの芸としか考えない人種には、落語の本当のおかしさ、奥行きの深さは理解できない。この「包丁」「ミイラ取り」には人間の悲哀、果てしない愚かさ、その暖かさがにじみ出る噺で、圓生の技がハマりにハマった作品である。落語初心者にも一聴をお薦めしたい作品だ。
3席とも圓生ならではという噺でファンにはうれしい1枚。特に「不幸者」と「骨違い」は近ごろはめったに聴かれない珍しいネタで、それだけでも聴く価値がある。人物描写の巧みさには定評があった人だけに、登場人物の誰もが生き生きと描かれている。
「派手彦」は、42歳で性に目覚めたというオクテの番頭が、純愛一途で結構した踊りの師匠が旅へ。番頭は悲しみのために石に化す。まくらの面白さや番頭の細かい描写は、圓生独特のもの。また「引越しの夢」は、昔の大店の様子を生き生きと描いている。
来春までリリースされる『園生百席』シリーズのVOL.16は廓嘲、「五人廻し」とシリーズ監修者、宇野信夫作の芝居のリメイク、「小判一両」を収めた2枚組。うまいねえ、どうも。背筋の伸びた話しっぷりがイカス。ラストについた芸談も味わい深い。
圓生百席の聴きもの、楽しみの一つがお囃子とその選曲だ。中でも子供の頃から義太夫を語っていた圓生ならではの噺「豊竹屋」(75年)で、さすがの“猿迴し”を使っている。民話風のとぼけた噺「夏の医者」(74年)は、テケレッツのパァとしめている。
これぞ日本の庭131景。
このなかでは(2)が大好き。キョーフの知ったかぶり隠居の、はげしいこじつけがもうめちゃ面白いわけだが、それがこの圓生が実にもううまいのだ。こういう嫌みな奴をやらせると圓生の右に出るものはいない、と言ってしまおう。もち(1)も(3)も文句はない。
色あせることのない「永遠のモダン」を目指して200もの庭園を手がけた重森三玲。大胆な石組、幾何学模様や直線・曲線を用いた斬新な地割、鮮やかな色の使い方などが今、改めて注目を集めている。 東福寺や松尾大社などの代表作から通常非公開の個人宅まで、現存する庭園30余をテーマ別に自身の言葉を解説に交えながら紹介。いま私たちを惹きつける大胆で斬新なデザインの魅力の秘密に迫る。 全国の古庭園400を3年間で調査し、体系化した全集を書き下ろしたほか、イサム・ノグチや中川幸夫ほか多くの芸術家とも交友があり、前衛生け花や茶の湯など日本の美を幅広く探究して著書も多かったマルチ人間・重森三玲の全貌がわかる作品集。
六代目・三遊亭圓生の独演の模様をダイレクトに収録。本作には「小間物屋政談」「盃の殿様」と2つの落語を収録。弁舌な圓生の語りを聞いていると、不思議と話の情景や彼の講談する姿が頭に浮かんでくる。饒舌な語りの名演を堪能出来る優れた1枚です。
子孫を残すため、花が昆虫に花粉を運ばせる秘策とは?
人は花本来の姿をどのように操作してきたのか?
植物の生殖器としての花がたどった進化や花粉媒介者とのかかわりから、
多様な花の栽培技術やグローバルな流通・貿易事情の歴史まで、
花をめぐる科学と文化のすべてがわかる。
訳者まえがき
序章
第1部 生殖と起源
第1章 気を引くための技法
私は誰でしょう?/花の進化/花の秘密/重複受精という戦略/花の報酬ーー鳥やハチに何を与える?/花の香りーー野外の香水/触覚のメッセージーー微小な点字を読む花粉媒介者/ハチは止まった花から充電されるか?/色彩の誘惑ーー色素と光の絵画/虹よりもカラフルーー見えない色の隠れた世界/ライト、カメラ、(すばやい)アクション
第2章 花とその祖先
花の登場以前/裸子植物ーー裸の種を持つ植物/地球最初の花粉媒介者/ダーウィンの「忌まわしき謎」/粘土に閉じ込められたもの、琥珀に埋まったもの/最初の花/大きいことはいいことか?──その他の進化論的疑問/初期の花の訪問者たちーー甲虫、ハエ、ハナバチ、そしてあれこれ/最初のハチ/現代──どこにでもある花
第3章 花粉媒介者たち
ランとそれに関わるハチ/花粉媒介者としての甲虫/ハエの魅力/罠を仕掛ける花とその獲物/ボルネオの腐肉花/狩りバチ/美しき不器用者/闇夜の翼/ダーウィンの予言/触手を持つガ/でもやはりハナバチが世界の花粉を運ぶ/ハナバチの経済──三口に一口/うなる翼/蜜食コウモリ、フクロミツスイ、ハネジネズミ/ベゴニアの中のトカゲ/花粉媒介者としての人間
第2部 花を育てる、品種改良する、売る
第4章 趣味の庭園今昔
アフリカを出て/世界最古の庭/古代中国の庭/庭園の神と女神/灰に埋もれた花──ポンペイとヘルクラネウムのローマ庭園/アステカのマリーゴールド/メキシコシティの浮かぶ庭園/天国の庭園/日本庭園/ローマ滅亡以降のヨーロッパ庭園/アメリカの愛国庭園/飽きっぽい庭師/
第5章 永遠の花
花と埋葬/死者への敬意か神の鎮撫か/花束、ミイラの花輪、花の首飾り/ハスへの情熱/バリ島の花/花の「改宗」/道ばたの記念碑の花/ビクトリア朝の葬儀の習慣/現代アメリカ人の死に方──花と死にゆく人々
第6章 人が創った花
植物の性の発見/罪深き雑種──Xの烙印/人気投票/世界一高価な花/長寿と繁栄を──切り花の命/花持ちのいい花を作る/ロサンゼルス・フラワーマーケット訪問記/現代の品種改良/観賞用植物の品種改良の現在/瓶の中の遺伝子は解き放たれるか?/小さな黒い花/聖杯探求──世界で最初の青いバラ/園芸家と花粉媒介者への警告/最高のイリュージョンに勝利あれ
第7章 ジャンボジェットで届く花
赤道へと移る花の栽培/ジャンボジェットで到着/春の花を求めて/ダッチ・コネクションーー世界の花競り/二億本の赤いバラ/環境に優しい花/花栽培の未来
付録1 花に関する統計
付録2 切り花の世話のしかた
付録3 野草と花粉媒介動物保護団体のオンライン情報源
註・参考文献
写真クレジット
事項・生物名索引