なぜ雨や雪は降るのか。そんな素朴で大切な疑問に答えながら、気象や気候、地球環境などの基本的でもっとも大切な知識をわかりやすい絵と文章で解説。
長崎の無名の国見高を、わずか4年で高校サッカー日本一に育てあげた男の熱いドラマが、今ここに甦る。
シンディ・スー、最大のピンチに見舞われる。快進撃中のピンク・ドラゴンズの前に強敵『谷の騎士団』が挑戦してきた。次々と襲いかかる強敵にシンディとイブはどう立ち向っていくのか?一方、バンドのメンバーとの関係に大きく心を痛めるシンディの前に、なぜだか心惹かれる男性シーラ・アダムスが現われる。だが、彼には得体の知れない部分が…。シンディの乙女心は大きく揺れ始めた。果たしてシンディはこのピンチを切り抜けることができるのか?SFバトル・アクション・シリーズ第2弾ついて完成。
ルーク・ブランスンはこれまで冷静さを決して失わずに、女性の心をとらえてきた。だが、今回の出会いはいつもと違っていた。黒い髪、グリーンにきらめく瞳、小柄だが、ほっそりとして魅力的な体つき。個性的な雰囲気を持つセリーナを一目見ただけで、ルークの心は燃え上がってしまったのだ。彼女のためなら、命だって賭けられる。タフで強烈な魅力でいっぱいのルークに男性不信のはずだったセリーナも…。
希望に胸をときめかせ、ブライアニーはシチリア島へやってきた。恋人と喧嘩別れした直後、ひょんなことで知り合った伯爵夫人から夫が遺してくれた館でホテルの経営を始めないかと誘われたのだ。青い地中海に囲まれた島で働けるなんて夢のようだわ。ところが着いた翌日、彼女は重大な事実を告げられた。本当は館の主人は夫人ではなく、亡き夫の甥ラファエルだという。甥とは敵対関係にあり、ホテルの件も秘密なので協力してほしいと。「わかりました」ブライアニーはきっぱりと誓った。私も彼と闘うわ。そんな矢先、ラファエルが館に現れた。夫人は出かけて留守だった。「今夜きみは一人だろう、一緒に夕食をと思ってね」そう言うと彼は身をかがめ、ブライアニーにキスをした。
六年前、優しい男性との結婚まで一ヵ月半足らずのとき、ジェシカはギリシアの実業家カルロ・サラシーニに出会った。彼女がすでに婚約していることを知ると、カルロは金色の瞳に激しい情熱を浮かべて言った。「きみは、いずれぼくのものになる」カルロはジェシカの父親の経営する会社を買収して強硬な態度に出たが、彼女はその魔の手から必死に逃げ出したのだった。そして六年後の今、カルロはあのときの復讐を果たそうとしていた。ジェシカの結婚した男性は長患いの末すでに亡くなり、彼女の父親は横領という重罪に問われそうになっている。カルロは思い出のホテルにジェシカを呼び出し選択を迫った。三ヵ月間彼の愛人になるか、父親を刑務所に入れるかを。
リップは、キーパー牧場の巡回飛行機パイロットだ。彼は何事にも無頓着で、いつも超然としている。あるとき、牧場オーナーの息子が一匹の弱った犬を発見し、飼い主を上空からさがしてみるよう、リップに頼んだ。やがて重傷を負った男を見つけ、牧場の仲間に救援を頼む。他人の地に不法侵入した愚か者め。リップは男にはなんの同情心もわかなかったが、犬を自分の家に連れ帰り、獣医に診せ、世話をしてやった。数日後、犬とともに病院を訪れたリップは、男の妹だという魅力的な女性を見て、たちまち心を乱された。
イゾベルは五年ほど前に工芸品店を開き、一人で生計を立てている。彼女は男性との深いかかわりから離れたところで生きてきた。不仲な両親の姿をいつも見ていたせいで、結婚に対してどうしても肯定的な見方ができなかったのだ。ある日、イゾベルの店に危険な魅力をたたえた男性が現れた。その男性はパトリック・ライカーと名乗り、仕事の話があると告げてイゾベルを夕食に誘った。不審に思いながらも、彼女はパトリックの招待に応じてしまうが、彼の魅力のとりこになりそうな自分を恐れ、仕事の話は断った。だが、パトリックは再びイゾベルの前に現れ、セクシーな君にまた会いたくなったと言って彼女の心をかき乱した。彼の本当の目的は何?こんな魅力的な人が私に惹かれるはずはない。
ロバータは、エンジニアリング会社社長のソロモン・マクレインーマックと付き合い始めて一年ほどになる。彼は若いころ悲惨な結婚生活を経験したせいで、二度と結婚などしないと心に決めていた。ロバータは情婦だったのだ。彼の娘のバースデー・パーティーに招待された時も、ロバータは恋人として紹介してもらえないばかりか“愛人”と嘲られた。こんな扱いを受けるのは、もううんざり!マックにとって私はそれほど大切な存在ではないのだ。このまま関係を続けても、なんの希望もありはしない。私はマックを愛しているのに、彼が求めているのは体だけ。痛手が少ないうちに早くマックと別れるべきだ。でも、私は本当に彼を忘れ去ることができるのだろうか。
ロルフとキャリーは二人だけの兄妹だ。二人は極端に厳しい父親のもとで抑えつけられて育ったが、兄ロルフは父に反抗して勘当の身となり、メキシコで自由を謳歌している。妹キャリーは、父親に従順なあまり、自分の意見一つ言えない娘だ。そんなキャリーが生まれて初めての旅に出ることになった。メキシコ人の女性との結婚を決めた兄が式に招んでくれたのだ。太陽の国メキシコへ!キャリーの胸は躍る。ところが、メキシコシティの空港に兄の姿はなかった。早くもキャリーは、心細さに泣きだしそうになった。
ゼアラ・レイストンは25歳。ファション業界をリードするウェブスター&レイストン社の若き女社長だ。豪華なフラットに住み、地位も財産も申し分ない生活を送っている。しかし、この成功の陰には、18歳のときのつらい経験があった。ヒース・マスターソン-一目でゼアラを夢中にさせておいて何も言わずに捨てていった男性。あれ以来、ゼアラは、心のむなしさを埋めようと必死で働いて現在の地位を築いたが、人生を台無しにされた恨みは、7年たった今も消えてはいない。そのヒースが再びゼアラの前に姿を現した。新しい宣伝キャンペーンを担当する広告会社の社長として。
あれはブラッド…?ケリーは我が目を疑った。彼は四年前、まだケリーが十八歳のときに出会った初恋の相手ー。そして熱い思いを打ち明けた彼女を冷たくつきはなした卑劣な男だ。以来、ケリーはダムや橋を建設する土木技師を目指して脇目もふらず一心不乱に勉強を続けてきた。それなのに、メキシコで建設中のダムへ行こうというこの日に、ブラッドと再会するとは、なんと運が悪いのだろう。その上、偶然にもそのダムの現場監督を務めるブラッドは男ばかりの工事現場に若い女性を入れるわけにはいかない、とケリーのダム行きに強く反対した。
もうすぐ二十二歳になるマリアンは、叔母が家政婦を務めるテキサスの油田王、ワードの家へ行くことになった。不治の病に冒され、余命幾ばくもない老人の回顧録を書くーそれが叔母から聞いていた仕事だったのに、空港で出迎えてくれた相手を見て、彼女は唖然とした。ワードと名乗ったその男性は、顔立ちは古代ローマの彫刻のように完璧、肉体はたくましく鍛え上げられ、健康そのもの。頑固で横暴ともいえる態度の、青年実業家だった。すべては叔母が、二人を結びつけるためについた嘘だったのだ。初めは腹を立てていたマリアンだったが、次第にワードの魅力に引き込まれていく。そして彼の優しい導きによって、彼女は未知の世界へと一歩を踏み出した。