中堅企業の存立と成長メカニズムとは。中堅企業研究の渉猟と分析枠組を提示し、地道で膨大な実態の調査、分析を通じて、最後にそれらを総括し、中堅企業の存立と成長メカニズムを新たに明らかにした渾身の労作。
わが国の株式会社のうち99%を占める中小規模の非公開会社のために、企業の運営に必要な法務知識と手続き等をわかりやすく解説しています。実務上の問題に直面した際に「解決」への道筋が見え、すぐに役立つように、Q&A形式で多くの問題(事例)を取り上げ、さらに知りたい方に向けて掘り下げたポイントも紹介しています。会社の設立から日常的な運営、そしていざというときのトラブルまで、日々中小企業の法務に携わる専門家が、その知見をもとにさまざまな疑問にお答えします!
本書は製造業の財務報告を企業価値創造のプロセスに沿って解説する。社会環境の変化を受けて、企業会計も大きな変革の波に直面している。例えば、会計が期間配分に最も重きを置いた時代は過ぎ去りつつあり、むしろ中長期的な将来展望をいかに適切にステークホルダーに伝えるかが、重要課題の1つとなっている。そのためには、様々な無形の資産を含め、価値創造の源泉がどこにあるかという視点が欠かせないだろう。この観点から、本書では様々な財務報告上の論点をバリューチェーンに沿って解説することに主眼を置いた。製造業のバリューチェーンのどこにどのような論点があり、それぞれどのように対応すべきかがピンポイントでわかるように作成している。個々の論点においては、単に基準、税制および法制に言及するだけでなく、ステークホルダーとの対話の観点から監査人の視点を織り込んでいる。また、価値創造プロセスを伝える上で必要不可欠な非財務情報開示の充実についても解説を加えている。いずれも企業価値の観点から社会との対話の充実に役立てていただくことを主要な目的としたものである。
この本は、「法人税申告書」の書き方をマスターするための入門書です。確認テストなど親切な工夫が満載!「会計」から「税務」への決算・申告の流れを「損益計算書」「貸借対照表」や「別表」に記載された具体的な数字で追いかけ、より見やすくなった図表と「数字」で解説。
・世界初のCD19 CAR-T細胞が米国で承認され、T細胞が主要組織適合抗原非依存性に、抗体の特異性によってがん細胞上の抗原に結合し、直接傷害することが可能になり、抗体製剤の反復投与も不要となった。
・CAR-T細胞療法は、抗原を喪失した腫瘍細胞の出現により再燃をきたす。腫瘍微小環境を有するソリッドキャンサーに対する効果は限定的であり、CAR-T細胞調製の成否や所要時間の長さの課題もある。
・本特集では、CAR-T細胞開発の歴史から最新動向、CAR-T細胞療法の現状と課題、バイオマーカー、高品質のCAR-T細胞を供給するための体制構築などについてエキスパートが最新知見を紹介している。
■CAR-T細胞療法の最前線ーー現状と残された課題
・はじめに
・CAR-T細胞開発の歴史と開発動向
〔key word〕キメラ抗原受容体(CAR)、CAR-T細胞療法、CD19 CAR-T細胞療法
・リンパ腫に対するCAR-T細胞療法の現状と課題
〔key word〕CD19、キメラ抗原受容体(CAR)、T細胞、CAR-T細胞、リンパ腫
・多発性骨髄腫に対するCAR-T細胞療法の現状と課題
〔key word〕多発性骨髄腫(MM)、キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法、シルタカブタゲン オートルユーセル(cilta-cel)、イデカブタゲン ビクルユーセル(ide-cel)
・CAR-T細胞療法の有効性と安全性を予測するバイオマーカーの現状
〔key word〕キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞、バイオマーカー、サイトカイン放出症候群(CRS)、免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)、大細胞型B細胞リンパ腫
・非ウイルス遺伝子改変CAR-T細胞の開発動向
〔key word〕キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞、遺伝子改変CAR-T細胞、細胞免疫、トランスポゾン、ゲノム編集
・ゲノム編集iPS細胞を用いたuniversal CAR-T/NK細胞のフロンティア
〔key word〕off-the-shelf、ゲノム編集、HLAホモ接合体、iCAR-T細胞、iCAR-ILC/NK細胞
・固形腫瘍に対するCAR-T細胞療法ーー腫瘍微小環境(TME)制御の重要性
〔key word〕固形腫瘍、腫瘍微小環境(TME)
・CAR-T細胞療法の標的拡大へ向けた取り組み
〔key word〕キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞、TCR-like CAR-T細胞、固形がん、on-target/off-tumor adverse event(OTOT-AE)、治療関連有害事象
●TOPICS 認知神経科学
・赤ちゃんはどう学ぶ? 乳児の学習メカニズムの解明
●TOPICS 救急・集中治療医学
・COVID-19患者の診療と一般救急医療・集中治療の狭間で
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(20)
・健康経営とプレゼンティーイズム
〔key word〕産業保健、健康経営、アブセンティーイズム、プレゼンティーイズム
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(10)
・遺伝カウンセリング研究の現状
〔key word〕遺伝カウンセリング研究、研究手法、研究環境、倫理
●FORUM ノーベル生理学・医学賞2023
・mRNAワクチン開発につながったブレイクスルー
●FORUM 世界の食生活(9)
・インドネシア・西ジャワ州のコメ食
●FORUM 戦後の国際保健を彩った人々(5)
・木村英作と蟻田功ーー天然痘との闘い
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(1)
・生と死の境界線1
●FORUM 数理で理解する発がん(7)
・ポアソン分布、指数分布、正規分布
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
■【特集】霞が関の危機は日本の危機 官僚制再生に必要なこと
かつては「エリート」の象徴だった霞が関の官僚はいまや「ブラック」の象徴になってしまった。
官僚たちが疲弊し、本来の能力を発揮できなければ、
日本の行政機能は低下し、内政・外交にも大きな影響が出る。
霞が関の危機は官僚だけが変われば克服できるものではない。政治家も国民も当事者だ。
激動の時代、官僚制再生に必要な処方箋を示そう。
文・嶋田博子、岡本全勝、小山俊樹、田中秀明、矢野康治、泉 房穂、編集部
Introduction 弱体化する霞が関 もうこれ以上看過できない
編集部
part 1 “未完”の公務員制度改革 政官関係に外部検証の視点を
嶋田博子 京都大学公共政策大学院 教授
INTERVIEW 1 現役官僚たちが激白! 霞が関で働くということ
part 2 明治型国家から成熟国家へ 求められる新たな行政手法
岡本全勝 市町村職員中央研修所 学長、元復興庁事務次官
part 3 国家公務員を取り巻く3つの課題に迫る!
3-1 外部委託はあくまで手段 コンサル依存の前にすべきこと
編集部
3-2 人材確保が急務の霞が関 従来制度では行き詰まり必至
編集部
3-3 国民生活を支える「出先機関」 一体何をしているのか?
編集部
part 4 転機迎える日本の近代官僚制 変容する役割と不変の責務
小山俊樹 帝京大学文学部 教授
part5 政治主導で政策劣化の矛盾 ガバナンス強化を急げ
田中秀明 明治大学公共政策大学院 教授
COLUMN その質問主意書は何のため? 官僚の時間はタダじゃない
編集部
INTERVIEW 2 前例踏襲だけではもう限界 乱世の今、官僚の腕の見せ所だ
矢野康治 前財務事務次官
Special Interview 泉房穂・前明石市長から緊急提言
「方針転換」こそ政治家の仕事 官僚の長所をもっと伸ばせ
■WEDGE_OPINION 1
・高まる不安、広がる誤解 化学物質PFAS報道の裏側
唐木英明 東京大学名誉教授
■WEDGE_OPINION 2
・国際社会の新たな争点 「経済的威圧」にどう向き合うか
佐橋 亮 東京大学東洋文化研究所 准教授
■WEDGE_ REPORT 1
・一人暮らし、フリーランス 認知症「2025問題」に向き合う
にらさわあきこ 文筆家、美容研究家
■WEDGE_ REPORT 2
・あなたの睡眠は大丈夫? 働き方改革から“休み方改革”へ
編集部
■WEDGE_ REPORT 3
・INTERVIEW 日本経済停滞の要因は「睡眠不足」にある!
柳沢正史 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)機構長
■連載
・MANGAの道は世界に通ず:エッセイ漫画は学びの宝庫 日本人の常識に縛られるな(保手濱彰人)
・偉人の愛した一室:一休宗純 「酬恩庵一休寺」(京都府京田辺市)(羽鳥好之)
・近現代史ブックレビュー:『中田 薫』 北 康宏(筒井清忠)
・商いのレッスン:良い広告のつくり方(笹井清範)
・インテリジェンス・マインド:「ファイブ・アイズ」の源流 米英情報協力の舞台裏(小谷 賢)
・時代をひらく新刊ガイド:『アジア発酵紀行』 小倉ヒラク(稲泉 連)
・誰かに話したくなる経営学:商品の「サイズ」にみる 固定観念を打破するヒント(岩尾俊兵)
・フィクサー:第一章 乱闘(真山 仁)
・モノ語り。:謙虚さがこだわりの味を生む マーロウ(水代 優)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●一冊一会
●読者から/ウェッジから
時事問題と一般常識がこれ1冊でまるっと学べる。政治・経済から芸能やカルチャーまで幅広く最新時事を反映。要点を図解で見える化、内容のインプットが簡単に。各テーマから、出題されやすい問題を厳選して抜粋。時事&重要キーワードを持ち運び便利な別冊に収録。直前対策にも。
基礎固めの大定番!時事問題と一般常識がこの1冊でわかる!
日本を再び世界の頂へ!日本のCIO、渾身の大提案!日本のITを先導してきた、CIO(最高情報責任者)が集結!DXへの課題と解決への道筋が、はっきりと見えてきた!
規制産業である医療機器ビジネス。本書は、初版刊行後2年間の実務動向をフォローした最新の情報に基づき、医療機器特有のビジネスプロセスに沿って、体系的かつ網羅的に法的論点を検討する。
本書は株主総会、取締役・取締役会、会計参与、監査役・監査役会、会計監査人、監査等委員会、指名委員会等の株式会社の各機関について、その権限、資格や員数の要件、選任・退任の諸手続、必要な書面について、商業登記に軸足を置きつつ解説しています。第1版刊行以降の平成26年(2014年)及び令和元年(2019年)の会社法改正により、取締役や株主総会など、コーポレート・ガバナンスの領域は大幅に変わっています。本書はその各種変更を踏まえた最新の実務を提供します。
企業開示・企業経営の基本ルールが変わる!S1基準(全般的要求事項)、S2基準(気候関連開示)を分かりやすく解説。
マッキンゼーが選りすぐりの200社のクライアントと10年にわたりDXを共同研究することで得た効果検証済みの方法論を100点以上の図解と共に解説。DX時代を勝ち抜くにはREWIRED(ビジネスの配線をし直すこと)が必要だ。人材確保、オペレーティングモデル設計、データ環境の構築…企業を持続的に成長させ、競争優位性を獲得するには?
マクロ経済学における超スタンダードなロングセラー・テキスト(第2巻)。超長期の経済成長のパートを再編し、成長理論を詳しくみるとともに、実証と結びつけて世界の成長の経験を考える。マクロ経済理論と政策においては学界の最新の研究結果も紹介。
マクロ経済学における超スタンダードなロングセラー・テキスト(第1巻)。トランプ元大統領の貿易政策の帰結や新型コロナ不況などの最新のトピックスについてもケース・スタディや補論、節を追加して分析。
仕事と学びが両立できる。使える知識・スキルが身につく。自己効力感が高まる。環境の変化に順応できる。3万人を指導したリスキリングのプロ直伝。稼ぐ力が加速する59の鉄則。