怜悧な美貌の持ち主であるカウンセラーの白石朔夜は、極道の組長、緒方大斗を担当している。理性的で、常に職務熱心な朔哉だが、傲岸不遜な大斗に対しては、本来ならば抱くことを許されない個人的な感情を消せないでいた。そんな朔哉に大斗は異常な執着を示し、罪深い『秘密』を隠したストイックな白衣を乱そうとするが…。体はつながっても、心はつながれない。拒絶と渇望の中ですれ違う、罪深い欲望に濡れる夜の行方は。
デビューから1年9ヵ月を経た2010年10月に発表の1stアルバム。デビューからの6枚のヒット・シングルに新曲も含む、1枚目にしてベスト・アルバム的な内容に仕上がっている。
力が作用すれば物が動く。本書では、だれもが知っているこの現象を解析する。取り扱う力の大部分は重力。他には、ひとつの物体が他の物体に衝突するときの力だったり、人がブランコをこぐ力だったりするが、解析する現象は、だれもが身近に観察しているものばかりである。実際には、それらの現象ではひとつの物体にいくつもの力が同時に作用しているにちがいない。それを考えに入れて、身のまわりの現象を精密に記述するのは専門家にまかせよう。私たちは、解析する現象を単純化し、身のまわりの現象を近似的に、理想化して考える。たとえば東京スカイツリーのてっぺんから一滴の目薬を落としたとき、現実にはこの一滴は蒸発してしまい、地上に到着しないだろう。しかし、そういうことには頓着せず、塔のてっぺんから落下する一滴の運動を熱心に論じる。力学の理解をもっと深めたい、数学で遊びたい人へ。
弁護士・前原和男は憩いの喫茶店で、彼の“指定席”に花びらを残して立ち去った美しい女性のおもかげを瞼に刻む。その後、まぼろしの女性に瓜二つの双子の妹から、新興宗教に入信して音信不通となった姉を捜してほしいと依頼された前原は、新興宗教の暗部へと近づいていくがー。幾多の時代の節を超えて現代に巡り会った男女は、運命の日を迎える。地下鉄サリン事件、九・一一、東日本大震災。時代に引き裂かれた男女の末裔たちの宿命を、圧倒的なスケールで描いた大河ロマン。
ついにキリンを抜いた!初めて明かされた苦境脱出・成功への道のり。
炎術使い御火速霊流の宗家に生まれながら炎術を使えない優夜が、修行の先に送り込まれたのは三人の姉妹が暮らす高倉家。これはおいしいシチュエーションかと思いきや、優夜の姉匠となる長女の彩雲はヤンキーあがり、三女の美風は端から優夜に冷たく、唯一友好的なのは次女の美空だけ。それでもめげない優夜は、エッチな妄想を膨らませながら、今日も修行に励むのだった…。第6回電撃ゲーム小説大賞“銀賞”受賞作家が放つラブ(?)コメディ。男子ごころをくすぐります。
テレビ東京系アニメ『BLEACH』のキャラクター・ソング第5弾。今回のキャラクターは、市丸ギン(CV:遊佐浩二)。サウンド・プロデュースは、前作に引き続きデーモン小暮閣下が担当している。
デビュー曲「BLOOD on FIRE」から2009年1月リリースの「旅ダチノウタ」までのシングルを、ノンストップ・ミックスで収録したリミックス・ベスト。新たな輝きを与えられたトラックは聴きごたえ抜群だ。
自然をテーマにしたクラシック・コンピレーション。本作は“風”がテーマ。風を感じられるような、バロックから近代までの有名作曲家の人気曲を集めている。演奏はもちろん一流で、上質なBGMとして最適な一枚。
母が再婚するーその知らせを聞いてスーザンの胸にわいた喜びは、すぐにショックに押しつぶされた。再婚相手がスローンの父親だとわかったからだ。スローンとはつい三週間前まで一緒に暮らし、結婚の約束まで交わしていたが、自分から一方的に別れを告げた。別れる理由を彼にもはっきり説明しないまま、別れたことを母にも打ち明けられないまま、こんなことになるなんて…。しかも、結婚式はこの週末。親たちはスーザンとスローンの立ち会いを望んでいる。母の晴れの日を台なしにしたくないばかりにスーザンはスローンの提案を受け入れ、母たちの前で婚約中の幸せなカップルを演じることにした。
大学進学のために故郷の港町を出てから6年…。都会での仕事に挫折して帰ってきた克己を、幼なじみの隆信は変わらぬ笑顔で迎えてくれた。だが克己には、高校の頃から胸に秘めてきた、一生口にすることのできない“ある思い”があった。-それは隆信への恋心。強い日射しにじりじり焦がされるような…そして、胸塞がれるような切ない気持ち…。克己の「夏休み」は、思いがけない終わりを迎えることに…。ハートをキュンと疼かせる最高のメロウラブ。