訳詞家/翻訳業に携わる人、目指している人に役立つ情報が隅から隅までギッシリ詰まった超ヘヴィー級の語学書が誕生。今もっとも多忙な訳詞家がはじめて明かす、訳詞の世界のすべて。
【本書の内容】
「羅漢」の姿をかりて、人間が一生懸命に生きる姿や心の動きを
表現した著者の代表作「五百羅漢」(木版画)。
本書は、その中から100作品を抜粋して「喜・怒・哀・楽」に分類し、
各作品の表題である漢字一字にこめられた心情を綴った画文集。
〜序文より〜
この画文集は、いつも夢を見、おのれの本然のすがたがしれず右往左往する
“酒羅漢”のひとりごとです。
一杯おやりになり、ほろ酔い気分で羅漢さんと対話していただければ
本望であり、幸いです。
酒羅漢、これ在り。
【目次】
酒羅漢のひとりごと
ー喜の章ー
祝 授 礼 平 朗 惚 嬉 急 輝 幸 努 温 点
慶 愛 貪 会 歓 味 踊 好 拝 瞠 比 喜
ー怒の章ー
苦 釈 問 狙 驕 狂 餓 怪 戒 喝 吝 抗 驚
羞 撫 嘯 叱 騒 呵 耐 過 殴 反 嬲 溺
ー哀の章ー
震 伝 拗 疑 飽 申 訝 囁 恥 堕 願 責 悔
惑 懺 恋 噫 悄 吠 甘 呆 粛 透 縋 喋
ー楽の章ー
酌 足 愉 快 酔 笑 遊 給 挑 慈 旨 和 賭
想 楽 偽 呑 焦 悦 熱 釣 飲 擂 乗 呼
夢、一歩一歩
【著者略歴】
幻一(まぼろし はじめ)
1942年京都市生まれ。木版画家であり詩人。
1991年京都・大本山南禅寺派 宗雲寺にて得度し、禅僧となる。
1979年から“人々の喜怒哀楽のこころ”を描く「五百羅漢」をテーマに
木版画で制作を始め、1997年に500羅漢全像作品を19年間で終える。
2000年から、子供たちの“無邪気なこころ”を「わらべ羅漢」に託し
木版画で制作を始め、現在、その作品は、300点を超え、制作中である。
展覧会や講演会、幻一 こころの談話室「 顔とこころ = 筆で描く喜怒哀楽 」、
版画講座等を開催し、国内外で幅広く各地で活躍している。
翻訳とは、ある言語で言われたことを別の言語で言い換える、ただ、それだけのことなのか。近現代の翻訳を問い直し、その背後にナショナリズム、言語純粋主義、標準語中心主義などのイデオロギーを見出すことにより、方言、語用、相互行為などを含む、社会文化的なコミュニケーションの地平で翻訳ーー言語間翻訳、言語内翻訳、そして記号間翻訳ーーその全体を捉える枠組みを提示する。すなわち、本書は、翻訳を、社会文化空間の中で生起するコミュニケーションという出来事とその連鎖が織り出す記号過程として描くことをとおして、今日の翻訳および現代翻訳研究の全体像を解き明かすものである。
多文化教育先進国カナダでは、移民が持ち込んだ言語や文化を教育の中にどのように取り入れようとしてきたか。バイリンガル研究の第一人者カミンズとダネシによる1990年の名著に、著者と訳者による過去30年の状況についての補論を追加した待望の新装版。
謝辞
第1章 イントロダクションーー言語戦争
第2章 多文化のベールを取ると……--カナダ人のアイデンティティの形成
第3章 アンビバレンスの容認ーー多文化主義から多言語主義へ
第4章 人的資源としての言語ーー継承語強化の根拠と研究
第5章 声の否定ーーカナダの学校教育におけるろう児の言語の抑圧
第6章 21世紀の多文化主義と多言語主義ーー道を切り拓くか、遠くの星を眺めるだけか
付録資料 継承語プログラムの教育的効果
参考文献
カナダの継承語教育その後ーー本書の解説にかえて(中島和子)
補章 1990年代以降のカナダの継承語教育ーー過去30年の進展
カナダ・オンタリオ州の「継承日本語教育」その後(中島和子)
カナダ継承語教育年表
索引
私たちを取り巻いているように見える外界も私たちの内面に感じる世界も、しょせん私たちの認知能力や認知プロセスによって捉えられ構築されるかぎりのものであり、認知主体から独立して客観的に存在するものはなにもない。本書は、言語の主観性・間主観性の問題に関して、ラネカーの認知文法のsubjectivityの概念と現象を座標軸・参照点にし、様々な言語現象との関わりで、諸研究を位置づけまた認知文法自体の新たな展開の提案を行う。
豊富な経験と実績のある生島ヒロシの最新スピーチの本。「語りの名人」である著者が、様々な場面に対応できるスピーチのコツを伝授し、短い時間の中にも、聞く人々の印象に深く刻まれるスピーチの実例を数多く紹介する。
序章 心に響かせる短いスピーチのコツ
章末コラム 敬語の知識 これさえ覚えれば大丈夫
第1章 結婚関連の慶事
章末コラム 見合い・婚儀で使ってはいけない 「忌み言葉」
第2章 会社・職場の行事
章末コラム おじぎのしかた 簡単に好感度アップ
第3章 地域社会の行事
章末コラム ボディランゲージ 口ほどに物を言う成功のカギ
第4章 学校関係の行事
章末コラム 話すときの姿勢 正しい姿勢はよい声の基本
第5章 友人・身内主催の行事
章末コラム おもな長寿の祝い 還暦から大還暦まで
第6章 葬儀関連の行事
章末コラム 「忌み言葉」は使わない 葬儀・告別式の席でNGの言葉
コレで安心。「挨拶・自己紹介・祝辞」などをキチッと話せる!知らないと困る「話し方の基本」を徹底解説!40年以上、あがり克服で実績を上げている方法を公開。
言いたいことが正確に伝わるとは限らないーー。
医療・介護という人の命が関わる場における、相異なる〈ことば〉でのコミュニケーションをめぐる諸論考。
■巻頭コラム:「接続法の世界で」佐野直子 山下仁
■特集:〈からだ〉のことを伝える〈ことば〉
「知的障害者向けの「わかりやすい情報提供」の現状と課題ーー医療に関する情報保障に焦点を当てて」打浪文子
「医療通訳とは何をする職業なのかーー専門職としての医療通訳の課題」糸魚川美樹
[研究ノート]「医療現場における業界用語の使用状況ーー外国人看護師候補者の学習支援に向けて」ポポヴァ・エカテリーナ
[研究ノート]「医療人類学においてヘルスコミュニケーションをどう論じるかーーフィリピン・メトロマニラの多言語状況における“Abortion”の「誤用」と齟齬の考察を手掛かりに」久保裕子
[研究ノート]「介護の日本語に関する研究の動向と課題」定松文
「医療における多言語研究の試みについて」渡邊日日
■書評
嶋田珠巳・斎藤兆史・大津由紀雄(編)『言語接触ーー英語化する日本語から考える
「言語とはなにか」』[評者]赤桐敦
寺沢拓敬(著)『小学校英語のジレンマ』[評者]佐野彩
Christina Yi, Colonizing Language: Cultural Production and Language Politics in Modern Japan and Korea[評者]李暁辰
■連載報告 多言語社会ニッポン
琉球弧の言語:「沖縄語の複数の島言葉での教育/うちなー口ぬ複数ぬ島言葉習し」松田美怜 ハイス・ファン=デル=ルベ
移民の言語:「家族史と社会史をつなぐ中国語」山崎哲
手話:「ろう通訳とコミュニケーション支援」川上恵
■近刊短評
欧米型「多言語主義」があたかもアプリオリに肯定的な価値として称揚される現在、言語について語ることの政治性と世界の多言語性が孕む緊張を鋭く描き出し、そうした自明性そのものに、あらたな問い直しをせまる社会言語学の「古典」。
第二言語ライティング研究の理論的背景から実践にいたるまで、主要なテーマを日本語で総括した世界で初めての学術書。習得論とライティング論の融合へ。
第1章 本書の背景
1.1 学問領域を超えた知の融合の重要性
1.2 「書く力」とは
1.3 ライティング教育の重要性の高まり
1.4 本書の構成
第2章 第二言語習得研究と第二言語ライティング研究
2.1 第二言語習得研究の発展経緯
2.2 第二言語ライティング研究の発展経緯
第3章 母語と第二言語間のライティング能力の関係
3.1 言語相互依存仮説と共通基底能力モデル(Linguistic Interdependence Hypothesis & Common Underlying Proficiency Model)
3.2 マルチコンピテンス (Multi-competence)
3.3 トランスランゲージング(Translanguaging)
第4章 第二言語ライティング能力の発達とその評価
4.1 第二言語ライティング能力の定義
4.2 第二言語ライティング能力の測定
4.3 第二言語ライティング能力の評価
第5章 第二言語ライティング指導におけるフィードバック
5.1 言語形式についての訂正フィードバック:
誤用訂正(Error Correction)
5.2 訂正フィードバックの効果や影響
5.3 内容についてのフィードバック:
教師によるコメント(Teacher Commentary)
5.4 ピア・フィードバック(Peer Feedback)
第6章 第二言語ライティングの指導:言語能力と文章能力の統合に向けて
6.1 第二言語ライティングの指導:言語形式重視か,伝達内容重視か
6.2 技能間の統合を視野に入れたライティングタスク
6.3 自由英作文(エッセイ)のデザイン
声優を目指す人、「声」を仕事にしたい人、学校の演劇部、劇団の発声練習に欠かせない1冊。声優としての身体づくりから始まり、発声法、アクセント、リズムなどを修得していく。言葉を自在に操るための技術を写真やイラストでわかりやすく解説。ひとりでも、仲間同士でもトレーニングできる内容になっている。
ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語の4か国を駆使して世界に友達を作ろう! TwitterやFacebookといったSNSで気軽に世界とつながるためのお手軽フレーズ・表現集です。あいさつ・感謝などパッと返せるひとことや、感動・共感・未来への希望など豊かな思いを伝えるシンプルな例文をまとめました。
もやもやしたものに名前をタグ付け。「ヤバい」「超〜」じゃ伝わらない。自分で自分の弁護士になる。「論証図」でトレーニング。一文で心をつかむタイトル。聞き上手は整理上手。要約力を身につけるコボちゃん作文。論理の世界で「3」は意味がある。“検索ごっこ”で数字と仲良く。毒舌は劇薬。“英語構文的”な話し方。「パワー」は論理を凌駕する…直感と閃きを磨きながら、論理力を身につける練習帳。
本書は、生成音韻論の黎明とされるSPEの前後から、最新の実験的・統計的手法に基づく音韻理論に至るまでの音韻論の歴史・進展を、時代別・テーマ別にその概要を俯瞰できるようにまとめた「百科事典的な音韻論の総覧」である。第一線で活躍する研究者たちが、音韻論に関わる13のテーマについての研究史を紐解き、その理論の意義や価値をまとめた。音声学・音韻論に携わる研究者・学生にとって有益な論考が掲載されている。
第1章 音韻理論の歴史概説
田中伸一&還暦記念出版委員会
Part I 黎明期(50〜60年代):音韻論の形式理論化
第2章 弁別素性と規則に基づく音韻理論(SPE)
山田英二
Part II 反抗期(70年代〜):SPEへのアンチテーゼ
第3章 自然音韻論
上田 功
第4章 韻律音韻論・自律文節理論
クレメンス・ポッペ
Part III 繁栄期(80年代〜):普遍性と多様性の探求
第5章 素性階層理論・不完全指定理論
平山真奈美
第6章 語彙音韻論と形態インターフェイス
本間 猛
第7章 韻律階層と統語インターフェイス
時崎久夫
第8章 生成韻律論
岡崎正男
第9章 統率音韻論とエレメント理論
那須川訓也
Part IV 転換期(90年代〜):新たな統語理論への収束
第10章 最適性理論:古典的標準モデル
渡部直也
Part V 円熟期(2000年代〜):それぞれの専門分化と多極化
第11章 最適性理論:重みづけによる発展型
熊谷学而
第12章 事例基盤モデル
橋本大樹
第13章 神経基盤モデル
黄 竹佑
第14章 進化基盤モデル
田中伸一
『生成音韻論の歴史と展望』特別企画 座談会「音韻論はどこへゆくのか」
この本には1分から、長くても3分程度でスッキリまとめるスピーチを集めました。冠婚葬祭から会社の行事、季節の行事まで、状況別、立場別に掲載しました。