南米アマゾンに移り住む著者が、知られざる謎へ体当り取材した、オモシロ体験記。
ペルーの自然豊かな大地で生まれた、古代アンデスから現代までの芸術作品と、アマゾン先住民の自然との結びつきを中心に、各分野の専門家の分かりやすい解説と多数の図版によってさまざまな角度からペルーを紹介する。
電子書籍や音楽配信、動画配信など、ここ数年のIT業界のデジタルコンテンツに関する動きを見れば、アマゾン、アップル、グーグルの3社が突出していることがわかる。従来のマスメディアが握っていた膨大なコンテンツを、どのようにネットで流通させ、収益に結び付けていくのか。ネット上の展開に苦しむ旧来のメディアを尻目に、IT業界ではすでにこれらのコンテンツをどう消費者に届け、収益を上げるかを模索している。その先頭を走る3社だが、その戦略次第ではどこかが突出し、あるいはどこかが脱落することもありえる。本書では、電子書籍を中心に3社の戦略から最新の動向を分析し、デジタルコンテンツをめぐるその「次」の動きを予測する。
日本という部族はもうすぐ滅びる。2006年6月、朝日新聞「天声人語」で絶賛された前作「アマゾン、インディオからの伝言」に続く、第2作。著者、渾身のドキュメント&エッセイ。
アマゾンが日本に進出することは、まだ絶対的な極秘事項で、だれにも知られてはいけませんー2000年11月、ネット書店のアマゾンが日本でオープン。直前まで立ち上げを隠し続けた同社の内部では何が行われていたのか?巨大なシステムの裏側を当時のスタッフが語る門外不出の成功秘話。
河口から最長源流までローカル船を乗り継いでさかのぼる、6770kmの旅。
先進国の明日を予言する衝撃のドキュメントノベルズ。
1971年、ゴムボートによる大アマゾン全流6千キロの探検行に成功した著者は、この地球規模の原始風景と太古さながらの生活形態を続けるインディオ・マチゲンガ族に惹かれ、トウチャンと命名したインディオ一家との親しい付き合いが始まった。そして13年、歳月は文明に憧れる6男2女の子供たちのうえにどのように流れたのか。アマゾンの森の奥深くからトウチャン一家は、不必要なものを身に付けすぎたわれわれ“文明人”へ警鐘を鳴らし続ける。
南米大陸の北部を大きく流れる河、アマゾン。インディオ系の案内人のもと、十二人の旅行者は船を乗り継ぎ、宿営地を目指す。酸性の水には、蚊もほとんど発生せず、魚も少ない。イガポー(水中林)に入ると、奥は深く数百メートルも続いている。夜はハンモックに揺られ、野鳥のさえずりで目が覚める。荒々しい、野生味あふれるアマゾンとは違った一面がかいまみられる。幼少期に北海道からブラジルへ移住、ブラジル生活70年の著者が、十日間のアマゾンの旅を綴った一冊。短歌付。
救世主なのか、悪魔なのか。出版業界のタブーをものともせず、急成長した要因は何か。徹底した秘密主義の裏側では何が行われているのか。元・物流業界紙編集長が覗いたネットビジネス、その裏側に広がる底辺。
創意工夫と紆余曲折を経て誕生した3人の仮面ライダー=X・アマゾン・ストロンガー。その誕生から第一期シリーズ終焉までの軌跡を辿る。
二十世紀の初頭、日本からペルーへの移住者たちの中で、過酷な労働条件に耐え切れず、ゴム景気にわく奥アマゾンに希望を求め氷雪のアンデスを越えた人たちがいた。いわゆる「ペルー下り」である。この中には「悪魔の鉄道」といわれ、熱帯の悪条件の中で多くの人々が倒れた「マデイラ・マモレ鉄道」の建設工事に従事した人たちがいたという。著者中武幹雄(宮崎県土木部技術検査課主幹兼土木情報係長)は、こうした事実が歴史の中に埋没していくのを残念に思い、1996年8月、ブラジル、ボリビアの奥アマゾンで「ペルー下り」のその後を追跡調査し、その末裔たちを取材した。著者は帰国後、病魔に冒され、このリポートを病床でまとめた後、翌97年8月死去した。本書は九カ月余にわたる闘病生活を支えた京子夫人と三人の子息が、夫の、父の、そして、日本人としての存在の証として遺稿の出版を企画したものである。社団法人日本土木学会学術振興基金平成七年度Do・Bo・Ku特派員調査報告書。
日本からみて地球のちょうど裏側にあたる緑と水の大地には、わたしたちが忘れかけている「幸せ」への手がかりがありました。丸い地球の「空気清浄機」ともいうべきアマゾンの熱帯雨林。その豊かで同時に厳しくもある大自然のなかで、たくましく生きるインディオたちから、わたしたちは何を学ぶべきか?大学卒業後、単身ブラジルに渡り、アマゾンのジャングルを探検。インディオとともに暮らした経験をベースにして、現在は、野球界で日米の架け橋として活躍する著者渾身のメッセージ。
昭和9年、16歳のとき国を出て、アマゾン開拓移民として「我、モンテクリスト伯たらん」とブラジルに渡った著者は開拓地のアマゾン河流域の大自然に翻弄され、幾多の苦難を嘗める。耕しても耕してもそれをあざ笑うかのような自然の圧倒的な力にしだいに無力感を覚える。本書はいまや81歳となった老開拓者が河畔の都市ベレンで往時を追想するアマゾン開拓移民私史である。七転び八起きの不屈の人生を痛快に綴った異色の自伝。
ダーウィンの『種の起源』執筆に多大な影響を与えたアルフレッド・R・ウォーレスはダーウィンよりもはるかに広範な分野の問題を取り扱った作品を発表している。思索的で組織的な博物学的旅行記のほかに、貿易不振の原因を論じ、土地国有化論を提唱したりもした。進化の理論とその詳細な事実に関しては疑いもなく非のうちどころのない傑出した思想の持主であった。本書は生物進化の起源を求めての旅行記である。