幼い頃に母親を亡くして以来、血の繋がらない義父・西園寺に過保護に育てられた七瀬。若くして会社を経営する敏腕社長なのに、七瀬が寂しくないように、出来るだけ二人の時間を大事にしてくれる。そんな西園寺のひたすら甘くて、時折なぜか熱を帯びる愛情に、七瀬は同性なのに何故かドキドキしてしまう。大学生になるにあたり、自立を目指す七瀬はカフェでアルバイトを始めるが、そのバイト先に、突然七瀬の本当の父親だという男が現れ…!? 糖度200%の家庭内溺愛ロマンス!
デジタルデータのみを破壊する「情報震」が地球上で頻発している。原因はおろか震源地すら特定できない。あらゆる情報が崩壊し、機能を失った大都市からは人の影が消えた。偵察のためトウキョウに進駐した日本情報軍機動観測隊は、想定外の「敵」と出会う…。
東部中学校に5月になって転校生がやってきた。転校生の広樹は不思議な男子で、不良グループがいじめようとしても事前にわかっていたり、クラスの不良リーダーが高校生にやられると急に現れて助けてくれたり、超常現象のような事件がいくつも起こる。ところが突然、広樹は東部中学校から転校していってしまう。すると、学校を炎上させると脅迫状が届いた! さらに教師や校長に悪霊がとりつき、学校は大混乱! 悪霊にとりつかれた校長を、動物園のトラの檻の中へ入れてしまう!! 2Aとぼくらは、事件を解決し、学校の平和を取りもどす! 2Aシリーズ、つばさ文庫への書きおろし!
アンパンマンの作者が体験した戦争
2013年10月13日に94歳で亡くなった漫画家で『アンパンマン』等の絵本作家、詩人でもあるやなせたかしが自らの戦争体験を語った本。やなせは昭和15(1940)年の春に召集を受け、小倉の野戦銃砲部隊に入隊。召集期間満了直前の昭和16年12月8日の開戦により、召集延長に。その後、中国戦線に派遣され、上海郊外で終戦を迎えた。やなせは、自伝などの中で戦争のことを簡単には語っているが、戦争体験だけをまとめて語るのはこれが初めて。人殺しも団体生活も嫌だったというやなせにとって、軍隊はばかばかしいだけの世界。しかし、辛い中にも何か楽しみを見出してゆく持ち前の性格で、戦争と軍隊を内部から風刺していく。特攻に志願した弟との別れなど、辛く悲しい思い出にも持ち前のユーモアを交えながら語る笑いと涙の戦記になっている。嫌いな戦争のことはあまり語りたくないと考えていたやなせが、90歳を超え、戦争体験、軍隊体験を語り継ぐことで、過去の戦争のことが未来を生きる世代の記憶に少しでも残ればいい、と亡くなる直前まで語ったラストメッセージである。
第1章 軍隊に入ってみたら、こんなところだった
第2章 決戦のため、中国に渡ることになって
第3章 ようやく故郷に戻る日が来た
大人気『ぼく駐』シリーズ第八弾!
時は一九七〇年代。田舎町に住むヤンチャでムチャでワンパクな男子高校生と町の駐在さんが“あいかわらず”繰り広げるイタズラ合戦第八弾。
駐在にマタタビを仕掛けた罰で、駐在に集まってしまった子猫の里親探しを押しつけられたママチャリたち。
なかなかもらい手が見つからない中、彼らは「三毛猫のオスが遺伝学的に貴重で珍重される」ということに 着目し、“イカ墨”で三毛猫のオスをつくることを思いつく。
結果、もらい手は殺到するが、三毛猫のオスは、想像よりもはるかに珍しく、テレビの取材まで来る、という騒ぎに発展して……。
一方で、“カズミ”と名付けた猫を通し、ママチャリと和美ちゃんは急接近!
二人の関係性と、人造三毛猫たちの行方はいかにーー!?
「てげ、てげてげ こらぼくじゃ」とは宮崎弁である。「とても、適当 こりゃあ大変だ」という意味である。宮崎県出身者である筆者は51歳の中年男性であり某大学で教員をしている。僕は5年ほど前から仕事上のストレス過多もあり、うつ病になってしまった。何度か本気で死にたいと思ってきたし、正直に書けば数回自殺未遂をしてしまっている。うつ病という病がこれほどまでに苦しく、厄介で、怖いものとは思いもしなかった。
そんな、うつ病の「山」を迎えていたと思われる最中、僕はある人から「あなたは死のうと思っても死ねません。数多くのご先祖があなたを守ってくれていますから。どうですか、リハビリテーションと思って自分のことを文章にしてみるといいですよ。少なくない人たちに共感を促す文章をあなたは書けるはず。何より、忘れていた、いや、気づいていなかった自分自身に巡り合えるはずだから」と言われ、本書を執筆してみることにした。
幼年期から少年期、青年期、そして就職してからの現在に至る自らのライフヒストリーを振り返ってみると、数多くの「あー、そうだったなあ」と思えるエピソードが述懐できた。簡潔に書けば、わがままで甘えに満ちた僕の半生であるのだが、数多くの友人や親友、恩師、そして両親との接点を通じて、僕には「生きて来て良かったなあ」と思えるエピソードが少なからず存在していることに気づけた。
うつ病となり、「死にたいと思っている今の僕」と「生きて来てよかったなあと思えている僕」は、今まさに「人間試し」の時期にあるのかもしれない。50歳を過ぎた中年おやじには少々酷な苦行のような気もするが、そう受け止めざるを得ない。そしてきっと、うつ病を乗り越えて見せようぞと思う、少しだけ前向きになろうとしている今の僕がいそうな気がしている。なるほど、人生、たまには「立ち止まって振り返ってみること」も大切な営みなのであろう。
英治たちは、松平喜八という友だちができた。喜八のひいじいさんは、伯爵の跡継ぎとなり、ばく大な宝物をかくしていた! 閉校になった学校の秘密の部屋に、宝のかくし場所を記したものがあると喜八は言う。ぼくらは暗号を解き、ついに、宝に見つけだす!? ところが、喜八の弟が誘拐され、1億円を超える国宝級の宝が……! 宝探しに事件の連続、犯人と宝の行方は!? 大人気ぼくらシリーズ第26弾。
一章 秘密の部屋
二章 数字の暗号
三章 宝物が奪われる!?
四章 犯人の目星
五章 誘拐犯をさがせ!
六章 犯人はだれだ?
七章 有季の種明かし
あとがき
ダウン症のため、17歳なのに赤んぼうのようにしかしゃべれないお姉ちゃん。そのお姉ちゃんがはじめてのお給料で、ごちそうをしてくれたお話。ほか、さまざまな障害をもった子どもにまつわる、心あたたまる物語5編。
超がつくほどの敏感体質な優月。背中を触られると洋服越しでも感じちゃって毎日の通学さえ一苦労。ところが、幼なじみの朝陽が優月の背中を守ってくれると宣言!
以来、朝陽は優月に毎日ベッタリになったけど、朝陽の狙いは『背中を守る』ことだけじゃないみたいで…?
学校に行けなくなったアスペルガーの中学生が才能を活かして焙煎士の道へ。未来に迷ったらきっとヒントになる家族のものがたり。
おかあさんぐまは、いいこのこぐまがだいすき。でも、こぐまは、いいこのときばかりじゃないみたいです。そんなとき、おかあさんぐまは、「いいこをうんだのよ」といって、こぐまが、おなかのなかにいたときのはなしをはじめます。
動画再生数250万超!! ミュージシャン・sasakure.UKの大ヒット曲に眠る世界の終末の物語を、小説家・入間人間が呼び醒ます!! 鬼才クリエイター、奇跡のコラボ再び!
中学2年の2学期、安永は、交通事故で働けない父親にかわり、肉体労働のバイトをして、学校を休んでいる。ぼくらは、安永を助けるため、お金もうけ作戦を実行。占い師や探偵になったり、教師の暴力から子どもを守るアンポ・クラブを結成したり…。ところが、本当の殺人事件に出くわし、政界をゆるがす黒い手帳を手に入れる! 大人気「ぼくら」の第8弾!!
▼第13話/加古功(1)▼第14話/加古功(2)▼第15話/加古功(3)▼第16話/加古功(4)▼第17話/本田千鶴(1)▼第18話/本田千鶴(2)●主な登場人物/【和久隆】・加古功・【矢村大一】・【小高勝】・吉川寛治・門司邦彦・宇白順・切江洋介・【半井摩子】・往住愛子・町洋子・本田千鶴・古茂田孝美・阿野万記(学習交流自然学校に参加した生徒。14人とも中1。カッコ内は既に死亡)、宇白可奈(宇白順の妹。小4。ひとりだけゲームの契約をしていない)、ココペリ(謎の宇宙人。敵ロボットとの戦闘後、死亡。その後の戦いを子供達に託す)、コエムシ(正体不明の生物。ジアースでの戦闘におけるサポート役だが、謎が多い)、ジアース(体長500メートルの巨大ロボット。これを操縦した者は戦闘後に必ず死ぬが、戦わなければ地球が滅ぶ)●あらすじ/4人目の操縦者・半井摩子が死んだ。友人を救い、全員に形見としてお手製のユニフォームを手渡して…。そんなある日、次の操縦者に選ばれた加古功が本田千鶴の家を訪れたところ、突然国防省の役人が現れ、2人は横田基地に連れて行かれることに。他のメンバーも全員集められていたその場所で、彼らはこれまで秘密にしていたジアースとの関係が、国家にバレたことを知る(第1話)。●本巻の特徴/ついにジアースとの関係が国家にばれ、少年達は全員国防軍の管理下に置かれることに。死を恐れ錯乱していく加古功だが、戦いの時間は決して待ってはくれない…。
ぼくとおにいちゃん。ぼく、なきむしじゃないよ!おにいちゃんだって、なきむしじゃない!
しっかり働ける大人になるために僕はもっと、自分のことを知らなくてはいけない。特別支援級に学ぶ8歳の男の子が本を書きました。
『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を育てたメガヒット編集者の仕事論!
なにげなく見すごしていた木の枝に、草の原に、川の岸辺に、鳥たちは、いっしょうけんめい巣をつくっていました。卵を産み、子を育て、やがて巣立ってゆく日まで…。鳥の巣の不思議と美しさを語ります。
犬が大すきなひろしは、子犬にハヤテと名前をつけて、ひみつでかいはじめる。ところが、ある雨の日、兄ちゃんの動物アレルギーがさいはつしてしまう…。ハヤテをすてることなんてできないし、兄ちゃんがくるしむのもいやだ。なやんだひろしは…。小学校低〜中学年向き。