さまざまな事例を通して、知的障害児・者のもつ豊かな内的世界を、「関係性」をキーワードに明らかにする。
本書では、大学院およびポストドクターが“修業時代”を終えて、いよいよ一人立ちして自分自身の研究室をもつ場合に当面する問題が扱われている。この世界で成功するために必要な心構え、自分が何をしようとするのかという、いわば研究についての哲学に始まって、どのようにして人間関係をつくるかなどについて、平易に例をあげて記述している。それぞれの問題に関連して偉大な先輩の言葉が添えられているのも楽しい読み物になっている。
日本民俗学の創始者、柳田国男が旅先から家族にあてた絵葉書の全容を初公開する。国内篇は、『雪国の春』『海南小記』として結実した旅をはじめ、明治二十三年から昭和二十六年にわたって投函された一二六葉。国外篇は、大正六年の台湾・中国への旅、および大正十一年から十三年の間に国際連盟統治委員会委員として滞欧した先々から投函された一四四葉である。柳田の見た風景。関心を寄せた風物。子どもたちのために選んだ愉快な絵。絵葉書の写真と一体となって綴られた文面からは、柳田の肉声が聞こえてくる。柳田の知られざる旅や、貴族院書記官長辞任の日に書いた葉書、これまで資料の少なかった滞欧体験、戦時下の暮らしなど、新発見も多数含まれている。生前の柳田国男と親交のあった社会学者・鶴見知子氏による序文、長男為正夫人の柳田冨美子氏による証言を付す。
ヒマラヤや中央アフリカの高山帯・砂漠など極限環境への植物の適応、地球温暖化の影響や生態系と種の保存、日本の自然を形づくる多様な植生とその成因、植物分類学・生物地理学などに関わる論考を収録。
人類学はフィールドワークという実践のなにを継承すべきか。鳥瞰図が与える全能感を拒否し、権力が作用する場としての日常生活に注目する。虫瞰図にこだわるミクロ人類学の画期的論集。
近代の正義論や法理論は、二重の「主体」を前提として成り立っている。自らの自由意志によってひたすら自己の利益を追求する「主体」と、政治的共同体の公共の利益にコミットする「主体」である。しかし、両者の間の現実的なギャップは大きく、自由主義的な正義論は常に理論的矛盾を抱えてきた。現代の正義論者は、諸個人が日常的に身に付けている正義感覚から、普遍的な「正義」の原理を導き出そうとしているが、決定的な答えは見出せていない。一方で、公共的な徳を身に付けた市民を育成しようとする議論も台頭している。法の「主体」をめぐるアクチュアルな議論を概観する。
忘れてはならないもう一人の仲間・・・
完全新作でよみがえったゴーイング・メリー号との航海がDVD&Bu-rayで登場!!
<ストーリー>
新世界にたどり着いた麦わらの一味。世界最強の海を航海する為に、“サウザンド・サニー号”の
整備をするフランキーと仲間達。順調に整備を進める中ブルックが、サニー号に搭載されている
“ミニメリー2号” の名前の由来について尋ねる。
ブルックがミニメリー2号のモデルとなった「ゴーイング・メリー号」を知らなかったことに、
今さらながら気づくウソップ。故郷シロップ村でカヤから譲り受け、麦わらの一味としての
旗揚げをした船であること、そしてグランドラインに入り、満身創痍で自分たちの冒険の旅を
支えてくれた船であることを語るウソップ。そして、さらに話は核心へと入って行く・・・
ルフィたち麦わらの一味の冒険の中で感動的な物語が数多くあるが、その中でも
“最も泣ける! ”“最高に感動する! ”と、ファンの間で伝説のように語り継がれている物語が
ついにエピソード オブ シリーズで登場!
人類学的アプローチにより“イメージ=メディア=身体”の相互作用をはじめて理論化。『美術史の終焉?』の著者によるイメージ学の記念碑的著作、待望の日本語版。